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12章
真夜中の騒動 ※R18
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『女将亭』のリビングで小さなグラスを合わせてチビチビと朱里がアルコール分のあまり無いお酒を口にしながら、ルーファスとお酒を楽しんでいる。
子供達も寝静まり、大人達だけの静かな夜になるとグリムレインは元気に冬の風物詩として冬を振りまきに外出してしまった。日中はミルアとナルアの相手をして夜はこうして冬を振りまきに行く元気は何処から出ているのやら?である。
ほんのりと頬を桜色に染めて、ふにゃりとした笑顔で砕けている。
「今日は楽しかったですね。花魁道中のおひねりが、ふふふっ、胸にすとんって落ちて」
「まぁ楽しくはあったが、あの後大変な騒ぎになっただろう?」
「それを含めて面白かったです。ふふっ」
朱里がミルアやナルアの様な軟体動物オクトパ状態でルーファスの膝の上にのしっと乗って、絡みついてくる。
にこーっと笑いながら、夜着のボタンを外して胸元を肌けさせると、ルーファスの手を取って胸の谷間に挟むと、クスクスと笑いながら「おひねり~」と楽しそうに言う。
「アカリは度数の少ない酒でも酔うんだな」
グラス半分が限界地点のようだとルーファスが心の中にメモしておく。次に酒に誘われたら小さなグラスで飲ませるしかない。半分飲み切る前までは楽しく飲んでいたのだが、限界を超えた途端、この状態になったしまった。
朱里から酒の入ったグラスを取り上げて残りを飲み干すと「あー・・・」と、残念そうな恨みがましそうな声が上がり、少し怒った顔の朱里がガシッと両頬を掴んでくると唇を重ねてきてチュゥッと舌に吸い付いてくる。
「ふぅっ。参りましたか?んふっ」
唇を離してニッと朱里が得意そうに笑い、ふにゃっと体の力を抜くとルーファスの胸に顔を押し付けてウトウトとまどろみ始める。
「笑い上戸で絡み酒とは・・・悪い酒癖だな」
酒の味は嫌いではないらしく、飲みたがるが耐性が低いせいで酔いが直ぐに回って潰れてしまうのは可哀想なものがあるが、本人はケロッと忘れてしまう困った酒飲みなのである。
自分のグラスの酒も飲み干すと朱里を抱きかかえてリビングを出てると寝室のベッドの上に朱里を座らせ、夜着の前ボタンを留め直すと、イヤイヤと首を振るが「風邪をひくぞ」と言い聞かせると朱里が頬を膨らませる。
「体がぽかぽかする~。熱い」
朱里が夜着を脱ぎ捨ててコロンとベッドの上で機嫌良さそうに鼻歌交じりに脱ぎ捨てた夜着をたたんでいる。
前に酒を飲んで服を脱ぎだした従業員が居たが、朱里もそのタイプかとやれやれと今日買った製薬部隊の露店で出ていた新商品を取り出す。
酔いに任せて事に及ぼうとして、そのまま寝てしまい出来ず仕舞いという事をやらかさない為の酔いざましの薬を新商品だからと取り敢えず購入したが、購入したその日に使うとは・・・。
朱里に飲ませようと朱里を見れば、すでに何も着ていない状態で下着もキチンとたたんでベッドの上に置いていた。
何故たたんでいるのやら?という感じではある。
「アカリ、熱いならこれを飲んでおけ」
「美味しい?」
朱里がコテンと首を傾げて薬の瓶を手に取りキュッと一気飲みする。
直後、朱里が「あぐっ!なっ!!エフッ、ケフッ」と変な声を上げた後、咳き込み恨みがましい目でルーファスを見上げてきた。
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃないです!すっごく、酸っぱかったー!!!」
「まぁ、酔いが冷めたようだから良かったじゃないか」
「酔い・・・?」
朱里が自分の恰好を見下ろし、顔を赤くして「ひゃぁ!」と自分の体を手で隠して、ルーファスを見ながら首を振る。
「オレを疑っている様だが、ベッドの上に服があるだろ?オレは流石に女性用の下着まではたためない」
朱里がベッドの上の自分の夜着とたたまれた下着を見て自分のたたみ方だと判り、コクリと頷く。
「えーと・・・ご迷惑を、お掛けしました・・・はうぅっ」
「アカリは酔うと服をたたむらしいから、洗濯物をたたまずに置いておくと良いかもしれないな」
「ううっ・・・苛めないでください」
朱里が少しムゥッと膨れるとルーファスにキスをして口の中の酸っぱさを味合わせようと試みたが、唇を重ねて舌を絡めると酸っぱさが番の甘い体液の味と絡まり、少し酸っぱい白桃のキャンディの様な味に変わる。
「んっうっ・・・」
こんなハズではなかったのに、味が懐かしい元の世界のキャンディの味に似ていてつい長く味を求めてしまったせいで、ルーファスの下半身が張り詰めているのが解り、朱里が少し身じろいで腰を引くと逃がさないとばかりに腰が引き寄せられて、深く唇が合わさりお互いの喉に唾液が流れ飲み込む音が聞こえる。
「る・・・ルーファス、今日は露店回って疲れた、でしょ?」
はぁはぁと息を吐いて、明日も忙しいから今日はここまでにしましょう?と、目で訴えればルーファスが目で笑う。
「その為にマグノリア達の露店で色々買ったんだから大丈夫だ」
「ぅ・・・しまったぁ・・・」
朱里が小さく呟いてから「お手柔らかにおねがいしますぅ・・・」と涙目で訴えると、ニッコリと笑顔で返される。
ルーファスの大きくて優しい手が慣れた手順で体を解して、触られる度に甘ずった声が口から洩れては息を乱していく。
自分の体の中に好きな人の指が入る行為が恥ずかしくてたまらない。それでも気持ちよさと前戯をしなければ自分の狭さでは傷つくのは自分の体だと判っているので身を任せているのもある。
「あうっ、そこは、もぅいいよ・・・んっ、やぁん」
蜜口の上部を指でぐりぐりと擦られてジンジンと子宮の奥が疼いて、嫌だと告げれば別の場所に指が動きホッと高みに上り詰めずに済んだ快感に息をつけば、うずうずとした物足りなさが湧いてくる。
自分の体が自分では思ってはいない所で裏切ってくる。
「ルーファス、んっ、あっ、キス・・・して、ほし・・・んっ」
ルーファスがフッと笑い唇を重ねながら、手淫の手は止まらず、キスをしながらやわやわと解される内部は蜜壺から愛液を溢れさせて、自分でも太腿が濡れる程溢れているのが判る。
唇を重ねたまま、胸を揉まれて胸の尖りがぷくりと起き上がれば、指で摘ままれてくぐもった声が交わした口の中に消えていく。
「っ、んっ」
唇が離れ透明な糸がお互いの唇から滴り落ちる。
とろんとした目で朱里がルーファスを見つめると、満足そうな顔でルーファスが朱里に覆いかぶさり、太腿の後ろから両足を広げられて、朱里が少し顔を上げれば自分の秘所とルーファスとの結合が見える体位に耳まで赤く染まる。
「アカリ、挿入れるぞ」
「ぁぅっ・・・恥ずかし・・・」
何度か見た浮き出た血管の剛直が自分の中に挿入る所をじっくり見た事は無い為に初めてとらされた体位が恥ずかしく戸惑って助けを求める様にルーファスを見上げると、ずにゅっと解された蜜口にルーファスのモノが入る音と瞬間を目で見て、朱里が小さく悲鳴を上げる。
「きゃううっ、無理ぃ」
「大丈夫だ。ちゃんとアカリの胎内は受け入れ準備が出来ているからな」
朱里がふるふると物理的にどうやって?と深く挿入っていく結合部分を見ながら、涙目になる。
「ううっ・・・挿入ってる・・・」
「アカリ、キツイか?」
「キツいのはキツいけど・・・何で、おっきいの挿入ってるの・・・んっ」
「子供を産むぐらい広がるんだから不思議はないだろう?」
「きゃぅぅっ・・・だって、ふっ、あっ」
朱里は獣化して小さくなって生まれてきた子供達しか産んだ事が無い為にリリスが生まれた時にリリスを見た時、凄い大きいっ!と、思ったぐらいなのだから、無茶を言わないで欲しいという感じである。
それでも子供達は普通に産む時は痛かったので人型で生まれていたら、きっと裂けるし、気絶しているとは思っている。
「何度もアカリの中に入れているんだがなぁ・・・」
「んっ、あぅ、だって繋がってるとこ見るのは、あっ、うっ、初めてで」
ぐっと太腿をまた押されて押し広げられると最奥までみっちりと挿入り、はぁはぁとどちらともつかない吐息が漏れる。
「そうだったか?んっ、キツイな」
「あうっ、まだ動いちゃダメ。んっ、騎乗位ならあるけど、このおしめ取り換えるポーズみたいなのは初めてだよ」
「いつもは押しつぶしそうで怖いからしないんだが、マンネリも飽きられるかと思ってな」
朱里がブンブンと頭を左右にふって顔を真っ赤にさせる。
余計な気は使わなくても良いのです!と、声を大にして言いたいが、子宮口を亀頭に押されて喋るのも苦しい。
目を閉じて朱里が口をはくはくさせているのを見て腰を動かせば、朱里の胸が動きに合わせて揺れて動くのを見るともっと動いてるのを見たくて少し激しく腰を打ち付ければ、朱里の目からポロポロと涙が出て少しだけ反省しつつ、朱里の反応の良い角度に変えて動き、朱里が小さく喘ぎ始める。
「んっ、くぅ、んっ、あんっ」
獣人ではない朱里に激しい動きは苦痛だというのを、たまに忘れてしまうのは自分の悪い癖だとルーファスは思いながら、小さな体で自分を包み込もうとする番の可愛さにいつも理性はギリギリで働いている感じだ。
「あっく・・・っ、もう、イキそう・・・っ」
朱里が快感に達しそうになると蜜壺がキュウキュウと締まり、ルーファスも締め付けに限界を迎え、2人で同時に達くと、息も整わないまま唇を重ねて、朱里が酸素不足でくらくらとしながら目を閉じると、唇が離れて体もようやく離れる。
ベッドの上で2人で寝転がり、くったりとしながらルーファスの腕の中で息を整えていると、ルーファスの耳がピクッと動いて、身を起こす。
「・・・?どうしたの・・・」
「誰か、近付いてきている。これは・・・子供の足音だな」
1階の扉を叩く音がし、ルーファスがガウンを着ると朱里にここに居るように言い、寝室を出ていく。
朱里がベッドから起き上がり、トロッと流れ落ちるまだ熱を持った白い体液を拭き取って軽く汗ばんだ体を拭いて服を着るとヨタヨタとしながら寝室を出て廊下に出ると、リュエールとシュトラールも寝ぼけた顔をしながら廊下に出ていた。
ルーファスが2階へ戻ってくるとシュトラールに着替える様に言い、リュエールにミルアとナルアの様子を見てくるように言う。
「何があったんですか?」
「アリスが産気づいたらしい。焦ったリロノスが階段から落ちて足の骨を折ったらしくてな、リリスが助けを求めに来た。シュトラールとリロノスの骨折を治しに行く。アカリは一応、アリスに何かあっても良い様に産院にリリスと一緒に行ってくれ」
「わかりました。ミルアとナルアはどうしましょう?」
「起きていたら連れて行ってくれ。寝ている様ならリュエールに頼んでおこう」
「はい。直ぐに着替えます」
それぞれが着替えに戻り、リュエールは家に残り妹達の部屋で一緒に留守番になり、ルーファスとシュトラールがリロノスの家へ向かい、朱里はリリスと一緒に産院へ向かうことになった。
日付は丁度変わったところだった。
子供達も寝静まり、大人達だけの静かな夜になるとグリムレインは元気に冬の風物詩として冬を振りまきに外出してしまった。日中はミルアとナルアの相手をして夜はこうして冬を振りまきに行く元気は何処から出ているのやら?である。
ほんのりと頬を桜色に染めて、ふにゃりとした笑顔で砕けている。
「今日は楽しかったですね。花魁道中のおひねりが、ふふふっ、胸にすとんって落ちて」
「まぁ楽しくはあったが、あの後大変な騒ぎになっただろう?」
「それを含めて面白かったです。ふふっ」
朱里がミルアやナルアの様な軟体動物オクトパ状態でルーファスの膝の上にのしっと乗って、絡みついてくる。
にこーっと笑いながら、夜着のボタンを外して胸元を肌けさせると、ルーファスの手を取って胸の谷間に挟むと、クスクスと笑いながら「おひねり~」と楽しそうに言う。
「アカリは度数の少ない酒でも酔うんだな」
グラス半分が限界地点のようだとルーファスが心の中にメモしておく。次に酒に誘われたら小さなグラスで飲ませるしかない。半分飲み切る前までは楽しく飲んでいたのだが、限界を超えた途端、この状態になったしまった。
朱里から酒の入ったグラスを取り上げて残りを飲み干すと「あー・・・」と、残念そうな恨みがましそうな声が上がり、少し怒った顔の朱里がガシッと両頬を掴んでくると唇を重ねてきてチュゥッと舌に吸い付いてくる。
「ふぅっ。参りましたか?んふっ」
唇を離してニッと朱里が得意そうに笑い、ふにゃっと体の力を抜くとルーファスの胸に顔を押し付けてウトウトとまどろみ始める。
「笑い上戸で絡み酒とは・・・悪い酒癖だな」
酒の味は嫌いではないらしく、飲みたがるが耐性が低いせいで酔いが直ぐに回って潰れてしまうのは可哀想なものがあるが、本人はケロッと忘れてしまう困った酒飲みなのである。
自分のグラスの酒も飲み干すと朱里を抱きかかえてリビングを出てると寝室のベッドの上に朱里を座らせ、夜着の前ボタンを留め直すと、イヤイヤと首を振るが「風邪をひくぞ」と言い聞かせると朱里が頬を膨らませる。
「体がぽかぽかする~。熱い」
朱里が夜着を脱ぎ捨ててコロンとベッドの上で機嫌良さそうに鼻歌交じりに脱ぎ捨てた夜着をたたんでいる。
前に酒を飲んで服を脱ぎだした従業員が居たが、朱里もそのタイプかとやれやれと今日買った製薬部隊の露店で出ていた新商品を取り出す。
酔いに任せて事に及ぼうとして、そのまま寝てしまい出来ず仕舞いという事をやらかさない為の酔いざましの薬を新商品だからと取り敢えず購入したが、購入したその日に使うとは・・・。
朱里に飲ませようと朱里を見れば、すでに何も着ていない状態で下着もキチンとたたんでベッドの上に置いていた。
何故たたんでいるのやら?という感じではある。
「アカリ、熱いならこれを飲んでおけ」
「美味しい?」
朱里がコテンと首を傾げて薬の瓶を手に取りキュッと一気飲みする。
直後、朱里が「あぐっ!なっ!!エフッ、ケフッ」と変な声を上げた後、咳き込み恨みがましい目でルーファスを見上げてきた。
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃないです!すっごく、酸っぱかったー!!!」
「まぁ、酔いが冷めたようだから良かったじゃないか」
「酔い・・・?」
朱里が自分の恰好を見下ろし、顔を赤くして「ひゃぁ!」と自分の体を手で隠して、ルーファスを見ながら首を振る。
「オレを疑っている様だが、ベッドの上に服があるだろ?オレは流石に女性用の下着まではたためない」
朱里がベッドの上の自分の夜着とたたまれた下着を見て自分のたたみ方だと判り、コクリと頷く。
「えーと・・・ご迷惑を、お掛けしました・・・はうぅっ」
「アカリは酔うと服をたたむらしいから、洗濯物をたたまずに置いておくと良いかもしれないな」
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「んっうっ・・・」
こんなハズではなかったのに、味が懐かしい元の世界のキャンディの味に似ていてつい長く味を求めてしまったせいで、ルーファスの下半身が張り詰めているのが解り、朱里が少し身じろいで腰を引くと逃がさないとばかりに腰が引き寄せられて、深く唇が合わさりお互いの喉に唾液が流れ飲み込む音が聞こえる。
「る・・・ルーファス、今日は露店回って疲れた、でしょ?」
はぁはぁと息を吐いて、明日も忙しいから今日はここまでにしましょう?と、目で訴えればルーファスが目で笑う。
「その為にマグノリア達の露店で色々買ったんだから大丈夫だ」
「ぅ・・・しまったぁ・・・」
朱里が小さく呟いてから「お手柔らかにおねがいしますぅ・・・」と涙目で訴えると、ニッコリと笑顔で返される。
ルーファスの大きくて優しい手が慣れた手順で体を解して、触られる度に甘ずった声が口から洩れては息を乱していく。
自分の体の中に好きな人の指が入る行為が恥ずかしくてたまらない。それでも気持ちよさと前戯をしなければ自分の狭さでは傷つくのは自分の体だと判っているので身を任せているのもある。
「あうっ、そこは、もぅいいよ・・・んっ、やぁん」
蜜口の上部を指でぐりぐりと擦られてジンジンと子宮の奥が疼いて、嫌だと告げれば別の場所に指が動きホッと高みに上り詰めずに済んだ快感に息をつけば、うずうずとした物足りなさが湧いてくる。
自分の体が自分では思ってはいない所で裏切ってくる。
「ルーファス、んっ、あっ、キス・・・して、ほし・・・んっ」
ルーファスがフッと笑い唇を重ねながら、手淫の手は止まらず、キスをしながらやわやわと解される内部は蜜壺から愛液を溢れさせて、自分でも太腿が濡れる程溢れているのが判る。
唇を重ねたまま、胸を揉まれて胸の尖りがぷくりと起き上がれば、指で摘ままれてくぐもった声が交わした口の中に消えていく。
「っ、んっ」
唇が離れ透明な糸がお互いの唇から滴り落ちる。
とろんとした目で朱里がルーファスを見つめると、満足そうな顔でルーファスが朱里に覆いかぶさり、太腿の後ろから両足を広げられて、朱里が少し顔を上げれば自分の秘所とルーファスとの結合が見える体位に耳まで赤く染まる。
「アカリ、挿入れるぞ」
「ぁぅっ・・・恥ずかし・・・」
何度か見た浮き出た血管の剛直が自分の中に挿入る所をじっくり見た事は無い為に初めてとらされた体位が恥ずかしく戸惑って助けを求める様にルーファスを見上げると、ずにゅっと解された蜜口にルーファスのモノが入る音と瞬間を目で見て、朱里が小さく悲鳴を上げる。
「きゃううっ、無理ぃ」
「大丈夫だ。ちゃんとアカリの胎内は受け入れ準備が出来ているからな」
朱里がふるふると物理的にどうやって?と深く挿入っていく結合部分を見ながら、涙目になる。
「ううっ・・・挿入ってる・・・」
「アカリ、キツイか?」
「キツいのはキツいけど・・・何で、おっきいの挿入ってるの・・・んっ」
「子供を産むぐらい広がるんだから不思議はないだろう?」
「きゃぅぅっ・・・だって、ふっ、あっ」
朱里は獣化して小さくなって生まれてきた子供達しか産んだ事が無い為にリリスが生まれた時にリリスを見た時、凄い大きいっ!と、思ったぐらいなのだから、無茶を言わないで欲しいという感じである。
それでも子供達は普通に産む時は痛かったので人型で生まれていたら、きっと裂けるし、気絶しているとは思っている。
「何度もアカリの中に入れているんだがなぁ・・・」
「んっ、あぅ、だって繋がってるとこ見るのは、あっ、うっ、初めてで」
ぐっと太腿をまた押されて押し広げられると最奥までみっちりと挿入り、はぁはぁとどちらともつかない吐息が漏れる。
「そうだったか?んっ、キツイな」
「あうっ、まだ動いちゃダメ。んっ、騎乗位ならあるけど、このおしめ取り換えるポーズみたいなのは初めてだよ」
「いつもは押しつぶしそうで怖いからしないんだが、マンネリも飽きられるかと思ってな」
朱里がブンブンと頭を左右にふって顔を真っ赤にさせる。
余計な気は使わなくても良いのです!と、声を大にして言いたいが、子宮口を亀頭に押されて喋るのも苦しい。
目を閉じて朱里が口をはくはくさせているのを見て腰を動かせば、朱里の胸が動きに合わせて揺れて動くのを見るともっと動いてるのを見たくて少し激しく腰を打ち付ければ、朱里の目からポロポロと涙が出て少しだけ反省しつつ、朱里の反応の良い角度に変えて動き、朱里が小さく喘ぎ始める。
「んっ、くぅ、んっ、あんっ」
獣人ではない朱里に激しい動きは苦痛だというのを、たまに忘れてしまうのは自分の悪い癖だとルーファスは思いながら、小さな体で自分を包み込もうとする番の可愛さにいつも理性はギリギリで働いている感じだ。
「あっく・・・っ、もう、イキそう・・・っ」
朱里が快感に達しそうになると蜜壺がキュウキュウと締まり、ルーファスも締め付けに限界を迎え、2人で同時に達くと、息も整わないまま唇を重ねて、朱里が酸素不足でくらくらとしながら目を閉じると、唇が離れて体もようやく離れる。
ベッドの上で2人で寝転がり、くったりとしながらルーファスの腕の中で息を整えていると、ルーファスの耳がピクッと動いて、身を起こす。
「・・・?どうしたの・・・」
「誰か、近付いてきている。これは・・・子供の足音だな」
1階の扉を叩く音がし、ルーファスがガウンを着ると朱里にここに居るように言い、寝室を出ていく。
朱里がベッドから起き上がり、トロッと流れ落ちるまだ熱を持った白い体液を拭き取って軽く汗ばんだ体を拭いて服を着るとヨタヨタとしながら寝室を出て廊下に出ると、リュエールとシュトラールも寝ぼけた顔をしながら廊下に出ていた。
ルーファスが2階へ戻ってくるとシュトラールに着替える様に言い、リュエールにミルアとナルアの様子を見てくるように言う。
「何があったんですか?」
「アリスが産気づいたらしい。焦ったリロノスが階段から落ちて足の骨を折ったらしくてな、リリスが助けを求めに来た。シュトラールとリロノスの骨折を治しに行く。アカリは一応、アリスに何かあっても良い様に産院にリリスと一緒に行ってくれ」
「わかりました。ミルアとナルアはどうしましょう?」
「起きていたら連れて行ってくれ。寝ている様ならリュエールに頼んでおこう」
「はい。直ぐに着替えます」
それぞれが着替えに戻り、リュエールは家に残り妹達の部屋で一緒に留守番になり、ルーファスとシュトラールがリロノスの家へ向かい、朱里はリリスと一緒に産院へ向かうことになった。
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