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11章
鬼払い③
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鬼払いが終わり、参加賞という名目で朱里とグリムレインが鈴を配り無事にイベントを完了させた。
例年に比べ鈴の量は多く残った事もあり、グリムレインと朱里の鬼役2人には本来、鈴を奪うと鈴の色に合わせた金一封卯が出るのだが、今回は少額で終わった為に2人に金一封の金額が支給された。
「ここは焼肉に行くしかあるまい」
「あっ、俺等も協力したんだから連れて行けよ!」
「賛成です。ねぇ小鬼」
「僕も賛成ですっ!」
グリムレインにハガネとテンと小鬼が焼肉に賛成し、朱里は製薬部隊にも協力費としてお金を渡し、製薬部隊も焼肉参加になった。
それを見た他の従業員が「来年は俺達も鬼役になって鈴を守ってやる!」と騒いだり、朱里に来年は協力します!と言ってきたりして騒がしくしながらも撤収となった。
子供達をそれぞれの家に送り届け、朱里がそれぞれの家で「息子さんの動きの良さは親御さんの教え方が上手いおかげなんでしょうね。すごかったです」「息子さんの計算力の高さは親御さんの教え方が上手いお蔭なんですね。凄かったです」等、子供達を褒めつつ親を褒めて回った。
「母上、なんでほめてまわってるの?」
「あれじゃ母上のいう学校より親が勉強教えてそれでお終いって感じじゃない?」
リュエールとシュトラールが朱里を見上げて「なんで?」と首をかしげ耳を片方ずつ下げると、2人の手を左右で繋いだまま朱里が大きくブンブン振って「ふふふ」と楽しそうに笑う。
「母上も少し考えたんです。今日の鬼払いで皆の言う『遊びながらお勉強する』ってこういう感じなんだなぁって、だったら学校に拘らずに、母上はこうして行事ごとに何か皆を試しながら、皆が自動的にお勉強をする様にしていけば良いかなって」
「え?今日みたいなのこれからも続ける気なの?!」
「オレは普通に楽しみたいよ!」
「アカリ、オレもヒヤヒヤするからこういう事は程々で頼む・・・」
「なーい!」
「なんなー!」
双子とルーファスが耳を下げながら朱里に眉を下げて言えば、朱里は「でもミルアとナルアは喜んでるから3対3だね!グリムレインが居れば多数決で私の勝ちです」と答え、ルーファスが腕の中の娘達2人に「そんな事はないよな?」と聞き、娘二人に首をこてんと左右に傾げられる。
「ふふ。ルーファスも言ってたけど、いきなり変えるのは難しいと思ったの。だから、徐々にやっていくつもり。まずはこの温泉大陸の子供の数を調べて『子供会』みたいなのを開こうと思うの」
ルーファスとリュエールとシュトラールが眉根をしかめて「子供会?」と聞き返し朱里が「そっ。『子供会』です」と楽しそうに声を出す。
「その『子供会』というのは何をする気なんだ?」
「今日みたいな事ですよ。こうした行事に子供を呼んで、温泉街の子供達同士を顔見知りにしていけば、自然と友達が出来そうでしょ?」
「まぁ、そういうのも悪くはないかもしれないが、大人の中には子供が騒ぐのを良しとしない者も居るんだぞ?」
「だからこそ、『子供会』なんです。子供達中心の行事を用意して、大人はそれをサポートするだけ。学校は難しいならせめてお友達作りをしてあげたいじゃない?」
ルーファスが「ふむ」と考えながら、また朱里が妙な提案をしてきたかもしれないと少し思うものの、学校までの規模に話が広がらないのならば、それもいいのか?と考えに行く。
「具体的にはどういうのをするの母上?」
「オレは体を動かせるならなんでもいいよー」
「そうねぇ。今2月だから鬼払いは今日終わっちゃったし、3月は『ひな祭り』とか『お彼岸』とかがあるから・・・」
朱里の言葉に双子が首をかしげルーファスを見上げればルーファスも首を傾げている。
「アカリ、それは異世界の行事だろうか?」
「あれ?『ひな祭り』とか『お彼岸』とかないの?」
「聞いた事がないが、それはどんな行事なんだ?」
「『ひな祭り』は女の子の成長をお祝いする行事だよ。ひな人形っていうお人形を飾って女の子に降りかかる厄をそのお人形が代わりに引き受けてくれる物で、健康に健やかに美しく幸せに成長しますようにってお願いするものなの。飾っておくと災いが避けられるんだよ。まぁ、行事が終わったらサッと片付けないとその子がお嫁に行き遅れるって言われてるけど」
「アカリ、その人形はどうやって手に入れるんだ?」
「この世界には無さそうだから手作りになっちゃうかな?」
「いい物を作ろう。アカリとミルアとナルアの分を」
「えええー!ルーファス、一家に1つあれば十分な物なんだよ?すごい数の多い物だから」
「ふむ。詳しく聞きたい。帰ったら紙に描いてくれ」
「うわぁー・・・ルーファスが本気だ・・・」
朱里がルーファスの食いつきの良さに目を丸くすると、リュエールとシュトラールが朱里の手を引っ張る。
「母上、女の子の行事じゃ僕らは関係ないよ?」
「母上、男の子の行事はないの?」
「あるよー。男の子の日は『端午の節句』って言って5月5日にある行事だよ。五月人形っていうお人形を飾るんだけど、女の子の人形と違って鎧を着てたり、兜だけのとかあるんだよ。男の子が病気や怪我をしないで健やかに伸びやかに立派な大人に成長しますようにってお願いを掛ける人形なの」
リュエールとシュトラールが「鎧の人形?!」と声を上げてルーファスを見ると、ルーファスが頷いて「それもアカリに後で絵を描いてもらって作るとしよう」と言い2人がわーいと声を上げて、朱里の手を握ったまま飛んだり跳ねたりするので、朱里が「ひぇぇ」と声を上げて、振り回されていた。
「それで、『お彼岸』はどんな行事なんだ?」
「んーっ、ご先祖様に感謝する日かな?午前中にお墓参りに行って、おはぎを食べたりする日かな?」
「先祖の霊に感謝するのは狩りの時に獲物の息を止める時に行っているな」
「そうなんだ。いつもお肉になるまで見てないから、そんな事してるの知らなかったよ」
「まぁ、命を奪って食べるのだから、これぐらいはしておかないとな」
うんうん。と、頷きながら朱里が「お肉・・・お肉食べたいねー」と言うと、リュエールとシュトラールは「おはぎ食べたくなった!」と声を揃えて言う。
「あーん。グリムレイン達と焼肉行けばよかったー」
「なら、今からでも焼き肉屋に行くか?」
「えー、【もんふぇ】でおはぎ食べようよ?」
「おはぎがいいー」
「にゃーと」
「にゃーく」
「はい!ミルアとナルアもお肉と言ってます!焼肉です!」
「母上、ずるい!」
「母上ミルアとナルアはお肉まだ食べれないんだから無理だよ!」
「いいのー!母上が食べればミルアもナルアもお肉味のお乳なんだから!」
朱里が「焼肉!焼肉!」と声を弾ませて、リュエール達が「もうー!」と声を上げながら笑って食堂の連なる道に入り、焼き肉屋【ぎゅっと】の扉を開くと、すでに出来上がっている集団がいた。
『鬼払い』に参加していたグリムレインとそのご一行様である。
店員が申し訳なさそうな顔で「あちらのお客様の分まででお肉が終わっておりまして・・・」と告げる。
「私のお肉ぅぅぅ!!!」
朱里の叫びが店にこだましたのであった。
例年に比べ鈴の量は多く残った事もあり、グリムレインと朱里の鬼役2人には本来、鈴を奪うと鈴の色に合わせた金一封卯が出るのだが、今回は少額で終わった為に2人に金一封の金額が支給された。
「ここは焼肉に行くしかあるまい」
「あっ、俺等も協力したんだから連れて行けよ!」
「賛成です。ねぇ小鬼」
「僕も賛成ですっ!」
グリムレインにハガネとテンと小鬼が焼肉に賛成し、朱里は製薬部隊にも協力費としてお金を渡し、製薬部隊も焼肉参加になった。
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「あれじゃ母上のいう学校より親が勉強教えてそれでお終いって感じじゃない?」
リュエールとシュトラールが朱里を見上げて「なんで?」と首をかしげ耳を片方ずつ下げると、2人の手を左右で繋いだまま朱里が大きくブンブン振って「ふふふ」と楽しそうに笑う。
「母上も少し考えたんです。今日の鬼払いで皆の言う『遊びながらお勉強する』ってこういう感じなんだなぁって、だったら学校に拘らずに、母上はこうして行事ごとに何か皆を試しながら、皆が自動的にお勉強をする様にしていけば良いかなって」
「え?今日みたいなのこれからも続ける気なの?!」
「オレは普通に楽しみたいよ!」
「アカリ、オレもヒヤヒヤするからこういう事は程々で頼む・・・」
「なーい!」
「なんなー!」
双子とルーファスが耳を下げながら朱里に眉を下げて言えば、朱里は「でもミルアとナルアは喜んでるから3対3だね!グリムレインが居れば多数決で私の勝ちです」と答え、ルーファスが腕の中の娘達2人に「そんな事はないよな?」と聞き、娘二人に首をこてんと左右に傾げられる。
「ふふ。ルーファスも言ってたけど、いきなり変えるのは難しいと思ったの。だから、徐々にやっていくつもり。まずはこの温泉大陸の子供の数を調べて『子供会』みたいなのを開こうと思うの」
ルーファスとリュエールとシュトラールが眉根をしかめて「子供会?」と聞き返し朱里が「そっ。『子供会』です」と楽しそうに声を出す。
「その『子供会』というのは何をする気なんだ?」
「今日みたいな事ですよ。こうした行事に子供を呼んで、温泉街の子供達同士を顔見知りにしていけば、自然と友達が出来そうでしょ?」
「まぁ、そういうのも悪くはないかもしれないが、大人の中には子供が騒ぐのを良しとしない者も居るんだぞ?」
「だからこそ、『子供会』なんです。子供達中心の行事を用意して、大人はそれをサポートするだけ。学校は難しいならせめてお友達作りをしてあげたいじゃない?」
ルーファスが「ふむ」と考えながら、また朱里が妙な提案をしてきたかもしれないと少し思うものの、学校までの規模に話が広がらないのならば、それもいいのか?と考えに行く。
「具体的にはどういうのをするの母上?」
「オレは体を動かせるならなんでもいいよー」
「そうねぇ。今2月だから鬼払いは今日終わっちゃったし、3月は『ひな祭り』とか『お彼岸』とかがあるから・・・」
朱里の言葉に双子が首をかしげルーファスを見上げればルーファスも首を傾げている。
「アカリ、それは異世界の行事だろうか?」
「あれ?『ひな祭り』とか『お彼岸』とかないの?」
「聞いた事がないが、それはどんな行事なんだ?」
「『ひな祭り』は女の子の成長をお祝いする行事だよ。ひな人形っていうお人形を飾って女の子に降りかかる厄をそのお人形が代わりに引き受けてくれる物で、健康に健やかに美しく幸せに成長しますようにってお願いするものなの。飾っておくと災いが避けられるんだよ。まぁ、行事が終わったらサッと片付けないとその子がお嫁に行き遅れるって言われてるけど」
「アカリ、その人形はどうやって手に入れるんだ?」
「この世界には無さそうだから手作りになっちゃうかな?」
「いい物を作ろう。アカリとミルアとナルアの分を」
「えええー!ルーファス、一家に1つあれば十分な物なんだよ?すごい数の多い物だから」
「ふむ。詳しく聞きたい。帰ったら紙に描いてくれ」
「うわぁー・・・ルーファスが本気だ・・・」
朱里がルーファスの食いつきの良さに目を丸くすると、リュエールとシュトラールが朱里の手を引っ張る。
「母上、女の子の行事じゃ僕らは関係ないよ?」
「母上、男の子の行事はないの?」
「あるよー。男の子の日は『端午の節句』って言って5月5日にある行事だよ。五月人形っていうお人形を飾るんだけど、女の子の人形と違って鎧を着てたり、兜だけのとかあるんだよ。男の子が病気や怪我をしないで健やかに伸びやかに立派な大人に成長しますようにってお願いを掛ける人形なの」
リュエールとシュトラールが「鎧の人形?!」と声を上げてルーファスを見ると、ルーファスが頷いて「それもアカリに後で絵を描いてもらって作るとしよう」と言い2人がわーいと声を上げて、朱里の手を握ったまま飛んだり跳ねたりするので、朱里が「ひぇぇ」と声を上げて、振り回されていた。
「それで、『お彼岸』はどんな行事なんだ?」
「んーっ、ご先祖様に感謝する日かな?午前中にお墓参りに行って、おはぎを食べたりする日かな?」
「先祖の霊に感謝するのは狩りの時に獲物の息を止める時に行っているな」
「そうなんだ。いつもお肉になるまで見てないから、そんな事してるの知らなかったよ」
「まぁ、命を奪って食べるのだから、これぐらいはしておかないとな」
うんうん。と、頷きながら朱里が「お肉・・・お肉食べたいねー」と言うと、リュエールとシュトラールは「おはぎ食べたくなった!」と声を揃えて言う。
「あーん。グリムレイン達と焼肉行けばよかったー」
「なら、今からでも焼き肉屋に行くか?」
「えー、【もんふぇ】でおはぎ食べようよ?」
「おはぎがいいー」
「にゃーと」
「にゃーく」
「はい!ミルアとナルアもお肉と言ってます!焼肉です!」
「母上、ずるい!」
「母上ミルアとナルアはお肉まだ食べれないんだから無理だよ!」
「いいのー!母上が食べればミルアもナルアもお肉味のお乳なんだから!」
朱里が「焼肉!焼肉!」と声を弾ませて、リュエール達が「もうー!」と声を上げながら笑って食堂の連なる道に入り、焼き肉屋【ぎゅっと】の扉を開くと、すでに出来上がっている集団がいた。
『鬼払い』に参加していたグリムレインとそのご一行様である。
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