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5章
ドラゴン・ハーフ
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金色の目が4つ怒りに震えて激しく尾を揺らしていた。
ビタンビタンと地面を叩きつける様に何度も尾は威嚇を繰り返す。
「アカリに近付くことは許さない!」
「汚らわしいドラゴン・ハーフ共め!」
怒り狂っているのはアルビーとネルフィームのドラゴン2匹だった。
2匹の目の前には南国ミシリマーフの神官テルトワイト・ジスと彼の息子の従者エスタークとダリドアの3人が怒れる2匹のドラゴンを前にたじろいでいる。
彼らは朱里の最後の治療の為に灯台に訪れたのだが、朱里の目から包帯が取れると聞いて駆け付けたアルビーとネルフィームと初めて間近で顔を合わせた。
その途端この状況に陥ってしまった。
「どうか心を静めて欲しい。彼らの先祖の罪は彼等のせいではないのです」
テルトワイトが2匹の前に従者2人を庇う様に出るが、2匹は鼻息を荒くするだけだった。
「どうした?!アルビー、ネルフィーム!」
騒ぎに気付き灯台から出てきたハガネが2匹を止めに入ると2匹は少しだけ怒りを収める。
グルルルルと喉から威嚇声を出しながらハガネに当たらない様に尻尾の揺れを抑える。
「こいつら赤い髪と青い髪の男は『ドラゴン・ハーフ』だよ!」
「我らの仲間の血肉を食らい、仲間の生を終わらせた罪人だ!」
興奮する2匹にハガネが眉を下げる。
「ドラゴン・ハーフって何なんだ?」
ハガネが2匹に聞けば、2匹は「言葉の通りだ!」と怒る。
「ドラゴンは死んだら『卵』に生まれ変わるんだ。肉体は消えても、前の生で得た知識はそのまま引き継がれて残るから、ドラゴンは永久の命とか、知識が豊富と言われる所以。でもその『生』を終わらせてしまう方法がある」
「我らドラゴンが死ぬ時に残す『卵』を食べる事だ。こいつ等は我らの仲間を、知識を食った!許しがたい罪人達だ!」
アルビーとネルフィームが再び尻尾で地面を叩きつけ、怒りを再発させる。
ハガネが困り顔で2匹に落ち着く様に促すが、2匹の怒りは静まらない。
「お前達いい加減にしろ!物音にアカリが脅える!」
ルーファスが灯台の窓から顔を出し2匹に怒鳴ると、2匹も朱里の事を持ち出されては尻尾の動きを止めるしかない。アルビーが少し頬を膨らませながらルーファスの元へ羽を広げて飛んでいく。
「ルーファス、ごめんなさい。アカリは大丈夫?」
「結界を張って音を遮断した。まったく、何をしてるんだお前達は」
ベッドの上で白い包帯を目に巻いたまま朱里が首をかしげている。
ルーファスが指を鳴らし結界を解くと、朱里が手を伸ばして彷徨わせているのを見てルーファスが朱里の手を取って近くに居る事を知らせる。
「今、音が・・・」
「ああ、少し騒がしかったから声を上げるのに音を遮断した。先に言わなくてすまなかったな」
「ごめんねアカリ・・・」
朱里が首を振るとアルビーが体を小さく変化させて部屋の中に入り、朱里の膝の上に飛んでいく。
アルビーの花の香りに朱里が口元をほころばせるとアルビーも尻尾を振りながら朱里に抱き着く。
「アルビー今日も良い香りだね」
「うん。今日は朱里の包帯が取れる日だからいっぱいニオイ集めて来たよ」
朱里とアルビーが抱き合っていると、ハガネがテルトワイトを連れて部屋に戻ってくる。
テルトワイトは少し申し訳なさそうにしながらハガネに補助をしてもらい椅子に座る。
「うちの息子の従者がお騒がせして申し訳ありません」
テルトワイトの言葉に朱里が首をひねり、ルーファスが威嚇しているアルビーの口を指で摘まんでねめつける。
「何かあったんですか?」
「少し、従者の祖先の血が光竜様と黒竜様を怒らせてしまった様で・・・気を付けるべきでした」
朱里が聞くとテルトワイトはますます恐縮してしまう。
「あんな罪人を神官が従者にしてる事自体、私達への冒涜だよ!」
「アルビー、やめろ」
朱里の膝の上で憤慨するアルビーにルーファスがアルビーを朱里の膝から持ち上げるとアルビーがムッとした顔でふくれっ面で顔をプイッと背ける。
「すまない。テルトワイト神官」
「いえ、本来ならば竜を信仰している私達が彼らを側に置くことは考えられませんからね」
テルトワイトが申し訳なさそうな声を出し俯くのをルーファスはアルビーと目線で交互に見てから、困惑顔の朱里を見てとりあえずは朱里の目を優先させることにした。
「色々あるとは思うが、まずはアカリの治療を頼む」
「はい。では今日で最後ですが治療させていただきます」
「よろしくお願いします・・・」
少し身を固くする朱里にルーファスが寄り添ってベットの縁に座らせ、テルトワイトが手をかざすと朱里の目にいつもと同じ温かい光が溢れる。
じわりと治癒魔法が目に広がり、テルトワイトの手が下におろされる。
「これでもう大丈夫のはずです。包帯を外して光に馴れたら目を開けて下さい」
シュルシュルとルーファスが朱里の包帯を外し、朱里が目を閉じたまま眼球だけを動かして大丈夫か確かめている。
薄く目を開いては部屋の中の明るさに眉をひそめて目を閉じる事を繰り返し、ようやく目を開けるとぼやけた視界が段々とハッキリしていく。
「アカリ、大丈夫そうか?」
「うん。ちゃんと見えてるよ」
心配そうに朱里の顔を覗き込むルーファスに朱里が笑うと釣られるようにルーファスも口元に笑みを浮かべる。
アルビーがルーファスの後ろでウロウロと視界に入ろうと羽をバタつかせて飛び回って朱里がそれを見て手を伸ばすと、アルビーが朱里の腕の中に入っていく。
「アカリ、私の事見える?治った?」
「うん。ちゃんとアルビーが見えてるよ」
ギュウッとアルビーを抱きしめた後、朱里がテルトワイトを見る。
そして少し驚いた表情になる。
神官で治癒魔法持ちと聞いていたのに、目の前に居る人物が目に包帯をしてまるでテルトワイトの方が重病患者に見えたからだった。
痩せた体は何処か弱々しく頼りなげだった。
「見えている様なら大丈夫ですね。良かったです」
テルトワイトの声はいつも聞いていた優しく穏やかな声でテルトワイト本人だと朱里も理解する。
『復興祈願ジュース』で体調が良くなったと言っていたが、まだ治療が必要な気が朱里はしてルーファスを見上げると、ルーファスは朱里を見つめ返して小さく目を閉じる。
以前の朱里なら特殊ポーションを作れたが、今では魔法は使えず、もし作るとしたら血を使ったポーションしか出来ない。しかし、それはあまりしてはいけないと製薬部隊のマグノリアやルーファスにも言われている。
「あの、テルトワイトさん・・・ありがとうございました」
朱里にはお礼しかいう事が出来ない。
テルトワイトが口元だけを笑って見せて立ち上がる。
「私も貴女に癒していただいたのでお役に立てて良かったです」
ルーファスがテルトワイトの手を取り、部屋から出ていくと朱里は窓辺に行き、テルトワイトを見送ろうと窓から顔を出す。
ヒュオオオ・・・
「ひゃぁあ!!」
朱里がアルビーを抱いたまま床に尻もちを付き、顔を引きつらせる。
「アカリ、どうしたの?大丈夫?」
「わ・・・私、高い所、ダメ・・・」
アルビーの声に朱里が震える声で答えた。
灯台の一番上の所を部屋にしていたことを朱里は初めて知り、自分の高所恐怖症を再確認した。
ネルフィームやアルビーの背中に乗って飛ぶのは大丈夫なのに、建物の中から下を覗くのはダメらしい。
ビタンビタンと地面を叩きつける様に何度も尾は威嚇を繰り返す。
「アカリに近付くことは許さない!」
「汚らわしいドラゴン・ハーフ共め!」
怒り狂っているのはアルビーとネルフィームのドラゴン2匹だった。
2匹の目の前には南国ミシリマーフの神官テルトワイト・ジスと彼の息子の従者エスタークとダリドアの3人が怒れる2匹のドラゴンを前にたじろいでいる。
彼らは朱里の最後の治療の為に灯台に訪れたのだが、朱里の目から包帯が取れると聞いて駆け付けたアルビーとネルフィームと初めて間近で顔を合わせた。
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「どうか心を静めて欲しい。彼らの先祖の罪は彼等のせいではないのです」
テルトワイトが2匹の前に従者2人を庇う様に出るが、2匹は鼻息を荒くするだけだった。
「どうした?!アルビー、ネルフィーム!」
騒ぎに気付き灯台から出てきたハガネが2匹を止めに入ると2匹は少しだけ怒りを収める。
グルルルルと喉から威嚇声を出しながらハガネに当たらない様に尻尾の揺れを抑える。
「こいつら赤い髪と青い髪の男は『ドラゴン・ハーフ』だよ!」
「我らの仲間の血肉を食らい、仲間の生を終わらせた罪人だ!」
興奮する2匹にハガネが眉を下げる。
「ドラゴン・ハーフって何なんだ?」
ハガネが2匹に聞けば、2匹は「言葉の通りだ!」と怒る。
「ドラゴンは死んだら『卵』に生まれ変わるんだ。肉体は消えても、前の生で得た知識はそのまま引き継がれて残るから、ドラゴンは永久の命とか、知識が豊富と言われる所以。でもその『生』を終わらせてしまう方法がある」
「我らドラゴンが死ぬ時に残す『卵』を食べる事だ。こいつ等は我らの仲間を、知識を食った!許しがたい罪人達だ!」
アルビーとネルフィームが再び尻尾で地面を叩きつけ、怒りを再発させる。
ハガネが困り顔で2匹に落ち着く様に促すが、2匹の怒りは静まらない。
「お前達いい加減にしろ!物音にアカリが脅える!」
ルーファスが灯台の窓から顔を出し2匹に怒鳴ると、2匹も朱里の事を持ち出されては尻尾の動きを止めるしかない。アルビーが少し頬を膨らませながらルーファスの元へ羽を広げて飛んでいく。
「ルーファス、ごめんなさい。アカリは大丈夫?」
「結界を張って音を遮断した。まったく、何をしてるんだお前達は」
ベッドの上で白い包帯を目に巻いたまま朱里が首をかしげている。
ルーファスが指を鳴らし結界を解くと、朱里が手を伸ばして彷徨わせているのを見てルーファスが朱里の手を取って近くに居る事を知らせる。
「今、音が・・・」
「ああ、少し騒がしかったから声を上げるのに音を遮断した。先に言わなくてすまなかったな」
「ごめんねアカリ・・・」
朱里が首を振るとアルビーが体を小さく変化させて部屋の中に入り、朱里の膝の上に飛んでいく。
アルビーの花の香りに朱里が口元をほころばせるとアルビーも尻尾を振りながら朱里に抱き着く。
「アルビー今日も良い香りだね」
「うん。今日は朱里の包帯が取れる日だからいっぱいニオイ集めて来たよ」
朱里とアルビーが抱き合っていると、ハガネがテルトワイトを連れて部屋に戻ってくる。
テルトワイトは少し申し訳なさそうにしながらハガネに補助をしてもらい椅子に座る。
「うちの息子の従者がお騒がせして申し訳ありません」
テルトワイトの言葉に朱里が首をひねり、ルーファスが威嚇しているアルビーの口を指で摘まんでねめつける。
「何かあったんですか?」
「少し、従者の祖先の血が光竜様と黒竜様を怒らせてしまった様で・・・気を付けるべきでした」
朱里が聞くとテルトワイトはますます恐縮してしまう。
「あんな罪人を神官が従者にしてる事自体、私達への冒涜だよ!」
「アルビー、やめろ」
朱里の膝の上で憤慨するアルビーにルーファスがアルビーを朱里の膝から持ち上げるとアルビーがムッとした顔でふくれっ面で顔をプイッと背ける。
「すまない。テルトワイト神官」
「いえ、本来ならば竜を信仰している私達が彼らを側に置くことは考えられませんからね」
テルトワイトが申し訳なさそうな声を出し俯くのをルーファスはアルビーと目線で交互に見てから、困惑顔の朱里を見てとりあえずは朱里の目を優先させることにした。
「色々あるとは思うが、まずはアカリの治療を頼む」
「はい。では今日で最後ですが治療させていただきます」
「よろしくお願いします・・・」
少し身を固くする朱里にルーファスが寄り添ってベットの縁に座らせ、テルトワイトが手をかざすと朱里の目にいつもと同じ温かい光が溢れる。
じわりと治癒魔法が目に広がり、テルトワイトの手が下におろされる。
「これでもう大丈夫のはずです。包帯を外して光に馴れたら目を開けて下さい」
シュルシュルとルーファスが朱里の包帯を外し、朱里が目を閉じたまま眼球だけを動かして大丈夫か確かめている。
薄く目を開いては部屋の中の明るさに眉をひそめて目を閉じる事を繰り返し、ようやく目を開けるとぼやけた視界が段々とハッキリしていく。
「アカリ、大丈夫そうか?」
「うん。ちゃんと見えてるよ」
心配そうに朱里の顔を覗き込むルーファスに朱里が笑うと釣られるようにルーファスも口元に笑みを浮かべる。
アルビーがルーファスの後ろでウロウロと視界に入ろうと羽をバタつかせて飛び回って朱里がそれを見て手を伸ばすと、アルビーが朱里の腕の中に入っていく。
「アカリ、私の事見える?治った?」
「うん。ちゃんとアルビーが見えてるよ」
ギュウッとアルビーを抱きしめた後、朱里がテルトワイトを見る。
そして少し驚いた表情になる。
神官で治癒魔法持ちと聞いていたのに、目の前に居る人物が目に包帯をしてまるでテルトワイトの方が重病患者に見えたからだった。
痩せた体は何処か弱々しく頼りなげだった。
「見えている様なら大丈夫ですね。良かったです」
テルトワイトの声はいつも聞いていた優しく穏やかな声でテルトワイト本人だと朱里も理解する。
『復興祈願ジュース』で体調が良くなったと言っていたが、まだ治療が必要な気が朱里はしてルーファスを見上げると、ルーファスは朱里を見つめ返して小さく目を閉じる。
以前の朱里なら特殊ポーションを作れたが、今では魔法は使えず、もし作るとしたら血を使ったポーションしか出来ない。しかし、それはあまりしてはいけないと製薬部隊のマグノリアやルーファスにも言われている。
「あの、テルトワイトさん・・・ありがとうございました」
朱里にはお礼しかいう事が出来ない。
テルトワイトが口元だけを笑って見せて立ち上がる。
「私も貴女に癒していただいたのでお役に立てて良かったです」
ルーファスがテルトワイトの手を取り、部屋から出ていくと朱里は窓辺に行き、テルトワイトを見送ろうと窓から顔を出す。
ヒュオオオ・・・
「ひゃぁあ!!」
朱里がアルビーを抱いたまま床に尻もちを付き、顔を引きつらせる。
「アカリ、どうしたの?大丈夫?」
「わ・・・私、高い所、ダメ・・・」
アルビーの声に朱里が震える声で答えた。
灯台の一番上の所を部屋にしていたことを朱里は初めて知り、自分の高所恐怖症を再確認した。
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