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4章
交渉成立 ※微R18
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「アカリっちマジでありがとね」
ありすが朱里の手を取りながら元気に笑う。
「私の方もこれで【病魔】でも、病気になっても安心ですから、お互い様です」
リロノスと番になった事で駄々洩れ状態の浄化能力が抑えられ、ありすの能力が安定しポーションの交渉が進み、本日無事交渉成立となった。
月に1本飲めば能力で損なわれた【聖女】の力を修復出来ると予測計算が製薬担当の責任者マグノリアから報告され、月ごとに1本+予備2本のポーションをお互いに交換する。
そんな物々交換の様な交渉。
製薬者の名前はお互いに秘匿する事を誓約に入れ、魔族の国エグザドルと温泉大陸【刻狼亭】の定期船も出る事になり、温泉街へ魔族のお客が気軽に行き来できる算段もついた。
収穫と言えば、このぐらいでしかないが、お互いの番の健康面の改善へと繋がった取引になった。
___温泉街の港。
「トカゲちゃん。どうよ!うちのニオイ!」
アルビーにありすが胸を張って前に出ると、アルビーは胡散臭そうな者を見る目でありすのニオイを嗅ぐ。
「普通に甘ったるい。でも前みたいに腐る前の果実のニオイじゃないからマシ」
そう言って朱里の後ろに来て、朱里の髪の中に鼻を突っ込む。
「ひゃあ!アルビーくすぐったい!」
「アカリのニオイが一番良い」
朱里が驚いた声を上げた後に、ありすがアルビーを追いかけまわす。
「トカゲちゃんマジ可愛くないんですけどー!」
「私は正直に言っただけだよ!アカリ、助けてー!」
朱里の周りを2人が駆け回り騒いでいると、2人の長身の男が近づいてくる。
黒狼の獣人ルーファスと金髪で白角の魔王リロノス。
「シノノメ、帰るよ」
「うん。アカリっちとトカゲちゃんまたね!」
ありすがリロノスの手を取って、朱里達に手を振りながら海面を歩く様に走ると、海面から白いクジラ、ホエールデビルが現れ、2人を乗せてゆっくり沈んでいく。
「世話なった。今度是非、エグザドルにも来てくれ」
「アカリっち、エグザドルに来たら、うちが遊びに連れて行くかんね!」
海面に沈んで見えなくなるまでありすは手を振り続け帰っていった。
暫くして沖の方でホエールデビルの上げる水柱が上がり虹のアーチをつくって北西に消えた。
「騒がしいくらい元気だったね」
「そうだな。当分アルビーが寂しがりそうだな」
朱里とルーファスがアルビーを見るとアルビーはツンッとそっぽを向く。
「アルビー素直じゃないんだから」
朱里が笑うとアルビーが頬をふくらませる。
「私はあんな甘ったるいニオイが嫌いなだけ」
そう言うとアルビーは地面を蹴って空に飛び立つ。
空の上で旋回しながら北西の方を見て、直ぐ【刻狼亭】の別館の最上階にある自分の借りている部屋へ飛んで行ってしまう。
「アルビー、何だかんだでありすさん気に入ってたね」
「光竜は【聖】属性持ちに魅かれやすいからな」
海風に髪を乱されて朱里が髪を撫でつけながら、ルーファスに手を引かれて海辺を歩く。
サクサクと砂浜を歩くと下駄に砂がザクザク入っていく。
「夏なのに海の中で遊んでる人っていないね」
「異世界人はよく海に入ると聞くが、アカリも海に入るタイプなのか?」
ルーファスが不思議そうに朱里を見る。
「海って海水浴で泳ぎに来るものじゃないの?」
「いや、普通に海は海獣が居るから泳ぐなんて危険行為早々しないと思うが・・・」
「私の居た世界では海獣が居なかったから、普通に泳いでも平気だったんだよ」
朱里は海の方を見て「あんなに綺麗に澄んだ色の海なのに勿体無い」と言うと、ルーファスが小さく笑う。
海辺の崖の多い場所に入っていくと鍾乳洞の様な場所が広がる。
「滑りやすいから気を付けろ」
「うん。ルーファスここは?」
「ここは海と間欠泉とが融合したような場所でな。海水温泉がある」
しばらく歩くとぽっかりと開けた場所があり、日の光が差し込み、その下が丸い皿のような形の温泉がいくつも沸いている。
「この温泉は、透明度が高く底が見えて浅そうに見えるが、実はそれなりの深さがあるから気を付けろ」
ルーファスが着物を濡れない場所に置くと朱里にも脱げと着物を置く場所を指さす。
後ろを向きつつ帯紐を外して脱いでいくと後ろからチリチリとした視線が背中に刺さる。
朱里が後ろを向くとルーファスが温泉に浸かりつつ凝視している。
「ルーファスの・・・えっち」
ルーファスの耳が言葉に反応し動き、透明度の高い温泉で下半身の反応も見え、朱里は慌てて知らん顔して着物を脱ぐ。
朱里が着物を置き、温泉に足をつけると熱くもなく冷たくもない何とも言えない湯加減だった。
「微妙な温度だね」
「ああ、夏場だけ入る様な所だからな。まぁもう少し奥に行けば熱くはなるが、のぼせても困るからこのぐらいが丁度いい」
指を舐めると少し塩辛い味が口に広がる。
「海の味だね。あと、妙に体が浮くから塩の濃度が高め?」
「この受け皿の様な岩は全部塩と岩が融合した物だからな。外の海より濃度が高いんだ」
朱里が仰向けで手足の力を抜くと温泉にぷかぷかと浮いてルーファスが慌てて捕まえる。
「アカリ、何やってるんだ」
「浮くかなって思って」
「まったく、子供みたいな所があるな」
苦笑いするルーファスに朱里が抱きつくと、ルーファスが朱里の唇にキスを落とす。
「んっ、しょっぱいな」
「うん。海の味すごいね」
ルーファスが向き合いながら朱里の胸を揉むと、朱里がルーファスの唇に軽く吸い付いて舐める。
舌をルーファスの歯列になぞらせると犬歯にあたり、犬歯を小さく舌で舐めるとルーファスの舌が絡み、吸い寄せられる。
「んっ・・・!」
チューッと強く舌を吸われて朱里の舌が身動きが取れずにルーファスの肩を朱里が軽く爪で引っ掻くと、ルーファスの口が離れる。
「ふぁぅ・・・ルーファスなに?」
「オレの牙を舐めるからだ。危うく噛むところだった」
朱里が目を輝かせながらルーファスの口元を見つめると、ルーファスが朱里の胸を形が変わる程強く握り、朱里が顔をしかめる。
「んあっ、痛いっ!」
「まったく、痛い目をみないと判らないのか?」
胸をやわやわと揉まれながら朱里が恨めしそうな顔をしてむくれる。
朱里の表情に仕方がない奴だ。と、言う顔でルーファスが見つめて朱里のおでこにキスを落とす。
ルーファスに片胸を持ち上げられて先端を口に含まれると朱里の頬が赤くなる。
舌で転がされて硬く立ち上がる先端に犬歯を突き立てられ朱里の喉の奥で悲鳴が上がり、小刻みに震える。
「ひぅっ・・・噛んじゃだめ・・・っ」
少し涙目で脅える朱里のもう片方の胸の先端を指で弄ると、朱里がルーファスを引き離そうと身を引くと、余計に強く噛みながら吸われ、片方の乳首を指でグリッとねじ上げられる。
「やぁ・・・っ」
自分の指を噛みながら朱里が痛さにこらえると、ルーファスが胸から口を離し、朱里の咥えている指を口から引き離す。
「悪い。意地悪しすぎたな」
「痛いのは、嫌・・・です」
涙の溜まった目でルーファスを見つめると、ルーファスが段差のある場所に座り直し、朱里を引き寄せて膝の上に乗せて抱き直す。
「朱里が可愛くて、つい虐めたくなった」
「もう、優しくしてください」
「悪い。でも朱里が可愛いのがいけない」
朱里にキスをしながらルーファスが笑うと朱里がつられて笑う。
ルーファスの首筋に唇を這わせて小さくリップ音を立てると、お返しとばかりにルーファスが朱里の首筋に軽く吸い付きリップ音を立てて唇を離す。
「やっぱり、しょっぱいな」
「そうだね。それに喉がヒリヒリするね」
「場所を移動するか」
朱里を抱き上げたままルーファスが立ち上がり日の差し込んでいない場所の岩陰にある小さな滝の出来ている所に来て朱里ごと滝の中に入る。
「冷たっ!」
朱里が驚いて声を上げるとルーファスがクククッと喉で笑う。
滝の水を浴びながらルーファスが目を閉じると朱里がブルッと震える。
「この水は湧き水で冷たいが、海水よりかはいいだろう」
「飲めるの?」
「飲めるぞ。冷たいだけのただの水だからな」
朱里が舌を出して滝の水を口に入れるとビクビクと体を小刻みに震わせる。
「やっ・・・何、これ・・・」
「んっ?どうしたアカリ?」
朱里が顔を赤くしてルーファスの首に抱き着きながら、息を荒くする。
「この水、変・・・っ、あふっ」
ゴクリと朱里が小さく喉を鳴らし、体温の高くなる体をルーファスに押し付ける。
朱里の様子にルーファスが朱里を下ろそうとするが、朱里が嫌がり、無理やり下ろすと自分の体を抱きしめながら朱里が小刻みに震える。
「アカリ、大丈夫か?」
「んっ、あぅっ・・・はぁ、お腹がじんじんするぅ・・・はぁ、んっ」
ルーファスを見上げる朱里の体から発情した番のキツイ匂いが立ち込め、ルーファスが口元を押さえる。
朱里が唇を噛みしめながら息を上げてルーファスに手を伸ばす。
「ルーファス、体、熱い・・・どうにかしてぇ・・・んっ」
「アカリ、惜しいが原因を調べるのが先だ。帰るぞ!」
朱里を抱き上げると急いで自分の着物を着て、朱里の着もので朱里の体を巻き付け、ルーファスは【刻狼亭】まで朱里を抱えて走った。
ありすが朱里の手を取りながら元気に笑う。
「私の方もこれで【病魔】でも、病気になっても安心ですから、お互い様です」
リロノスと番になった事で駄々洩れ状態の浄化能力が抑えられ、ありすの能力が安定しポーションの交渉が進み、本日無事交渉成立となった。
月に1本飲めば能力で損なわれた【聖女】の力を修復出来ると予測計算が製薬担当の責任者マグノリアから報告され、月ごとに1本+予備2本のポーションをお互いに交換する。
そんな物々交換の様な交渉。
製薬者の名前はお互いに秘匿する事を誓約に入れ、魔族の国エグザドルと温泉大陸【刻狼亭】の定期船も出る事になり、温泉街へ魔族のお客が気軽に行き来できる算段もついた。
収穫と言えば、このぐらいでしかないが、お互いの番の健康面の改善へと繋がった取引になった。
___温泉街の港。
「トカゲちゃん。どうよ!うちのニオイ!」
アルビーにありすが胸を張って前に出ると、アルビーは胡散臭そうな者を見る目でありすのニオイを嗅ぐ。
「普通に甘ったるい。でも前みたいに腐る前の果実のニオイじゃないからマシ」
そう言って朱里の後ろに来て、朱里の髪の中に鼻を突っ込む。
「ひゃあ!アルビーくすぐったい!」
「アカリのニオイが一番良い」
朱里が驚いた声を上げた後に、ありすがアルビーを追いかけまわす。
「トカゲちゃんマジ可愛くないんですけどー!」
「私は正直に言っただけだよ!アカリ、助けてー!」
朱里の周りを2人が駆け回り騒いでいると、2人の長身の男が近づいてくる。
黒狼の獣人ルーファスと金髪で白角の魔王リロノス。
「シノノメ、帰るよ」
「うん。アカリっちとトカゲちゃんまたね!」
ありすがリロノスの手を取って、朱里達に手を振りながら海面を歩く様に走ると、海面から白いクジラ、ホエールデビルが現れ、2人を乗せてゆっくり沈んでいく。
「世話なった。今度是非、エグザドルにも来てくれ」
「アカリっち、エグザドルに来たら、うちが遊びに連れて行くかんね!」
海面に沈んで見えなくなるまでありすは手を振り続け帰っていった。
暫くして沖の方でホエールデビルの上げる水柱が上がり虹のアーチをつくって北西に消えた。
「騒がしいくらい元気だったね」
「そうだな。当分アルビーが寂しがりそうだな」
朱里とルーファスがアルビーを見るとアルビーはツンッとそっぽを向く。
「アルビー素直じゃないんだから」
朱里が笑うとアルビーが頬をふくらませる。
「私はあんな甘ったるいニオイが嫌いなだけ」
そう言うとアルビーは地面を蹴って空に飛び立つ。
空の上で旋回しながら北西の方を見て、直ぐ【刻狼亭】の別館の最上階にある自分の借りている部屋へ飛んで行ってしまう。
「アルビー、何だかんだでありすさん気に入ってたね」
「光竜は【聖】属性持ちに魅かれやすいからな」
海風に髪を乱されて朱里が髪を撫でつけながら、ルーファスに手を引かれて海辺を歩く。
サクサクと砂浜を歩くと下駄に砂がザクザク入っていく。
「夏なのに海の中で遊んでる人っていないね」
「異世界人はよく海に入ると聞くが、アカリも海に入るタイプなのか?」
ルーファスが不思議そうに朱里を見る。
「海って海水浴で泳ぎに来るものじゃないの?」
「いや、普通に海は海獣が居るから泳ぐなんて危険行為早々しないと思うが・・・」
「私の居た世界では海獣が居なかったから、普通に泳いでも平気だったんだよ」
朱里は海の方を見て「あんなに綺麗に澄んだ色の海なのに勿体無い」と言うと、ルーファスが小さく笑う。
海辺の崖の多い場所に入っていくと鍾乳洞の様な場所が広がる。
「滑りやすいから気を付けろ」
「うん。ルーファスここは?」
「ここは海と間欠泉とが融合したような場所でな。海水温泉がある」
しばらく歩くとぽっかりと開けた場所があり、日の光が差し込み、その下が丸い皿のような形の温泉がいくつも沸いている。
「この温泉は、透明度が高く底が見えて浅そうに見えるが、実はそれなりの深さがあるから気を付けろ」
ルーファスが着物を濡れない場所に置くと朱里にも脱げと着物を置く場所を指さす。
後ろを向きつつ帯紐を外して脱いでいくと後ろからチリチリとした視線が背中に刺さる。
朱里が後ろを向くとルーファスが温泉に浸かりつつ凝視している。
「ルーファスの・・・えっち」
ルーファスの耳が言葉に反応し動き、透明度の高い温泉で下半身の反応も見え、朱里は慌てて知らん顔して着物を脱ぐ。
朱里が着物を置き、温泉に足をつけると熱くもなく冷たくもない何とも言えない湯加減だった。
「微妙な温度だね」
「ああ、夏場だけ入る様な所だからな。まぁもう少し奥に行けば熱くはなるが、のぼせても困るからこのぐらいが丁度いい」
指を舐めると少し塩辛い味が口に広がる。
「海の味だね。あと、妙に体が浮くから塩の濃度が高め?」
「この受け皿の様な岩は全部塩と岩が融合した物だからな。外の海より濃度が高いんだ」
朱里が仰向けで手足の力を抜くと温泉にぷかぷかと浮いてルーファスが慌てて捕まえる。
「アカリ、何やってるんだ」
「浮くかなって思って」
「まったく、子供みたいな所があるな」
苦笑いするルーファスに朱里が抱きつくと、ルーファスが朱里の唇にキスを落とす。
「んっ、しょっぱいな」
「うん。海の味すごいね」
ルーファスが向き合いながら朱里の胸を揉むと、朱里がルーファスの唇に軽く吸い付いて舐める。
舌をルーファスの歯列になぞらせると犬歯にあたり、犬歯を小さく舌で舐めるとルーファスの舌が絡み、吸い寄せられる。
「んっ・・・!」
チューッと強く舌を吸われて朱里の舌が身動きが取れずにルーファスの肩を朱里が軽く爪で引っ掻くと、ルーファスの口が離れる。
「ふぁぅ・・・ルーファスなに?」
「オレの牙を舐めるからだ。危うく噛むところだった」
朱里が目を輝かせながらルーファスの口元を見つめると、ルーファスが朱里の胸を形が変わる程強く握り、朱里が顔をしかめる。
「んあっ、痛いっ!」
「まったく、痛い目をみないと判らないのか?」
胸をやわやわと揉まれながら朱里が恨めしそうな顔をしてむくれる。
朱里の表情に仕方がない奴だ。と、言う顔でルーファスが見つめて朱里のおでこにキスを落とす。
ルーファスに片胸を持ち上げられて先端を口に含まれると朱里の頬が赤くなる。
舌で転がされて硬く立ち上がる先端に犬歯を突き立てられ朱里の喉の奥で悲鳴が上がり、小刻みに震える。
「ひぅっ・・・噛んじゃだめ・・・っ」
少し涙目で脅える朱里のもう片方の胸の先端を指で弄ると、朱里がルーファスを引き離そうと身を引くと、余計に強く噛みながら吸われ、片方の乳首を指でグリッとねじ上げられる。
「やぁ・・・っ」
自分の指を噛みながら朱里が痛さにこらえると、ルーファスが胸から口を離し、朱里の咥えている指を口から引き離す。
「悪い。意地悪しすぎたな」
「痛いのは、嫌・・・です」
涙の溜まった目でルーファスを見つめると、ルーファスが段差のある場所に座り直し、朱里を引き寄せて膝の上に乗せて抱き直す。
「朱里が可愛くて、つい虐めたくなった」
「もう、優しくしてください」
「悪い。でも朱里が可愛いのがいけない」
朱里にキスをしながらルーファスが笑うと朱里がつられて笑う。
ルーファスの首筋に唇を這わせて小さくリップ音を立てると、お返しとばかりにルーファスが朱里の首筋に軽く吸い付きリップ音を立てて唇を離す。
「やっぱり、しょっぱいな」
「そうだね。それに喉がヒリヒリするね」
「場所を移動するか」
朱里を抱き上げたままルーファスが立ち上がり日の差し込んでいない場所の岩陰にある小さな滝の出来ている所に来て朱里ごと滝の中に入る。
「冷たっ!」
朱里が驚いて声を上げるとルーファスがクククッと喉で笑う。
滝の水を浴びながらルーファスが目を閉じると朱里がブルッと震える。
「この水は湧き水で冷たいが、海水よりかはいいだろう」
「飲めるの?」
「飲めるぞ。冷たいだけのただの水だからな」
朱里が舌を出して滝の水を口に入れるとビクビクと体を小刻みに震わせる。
「やっ・・・何、これ・・・」
「んっ?どうしたアカリ?」
朱里が顔を赤くしてルーファスの首に抱き着きながら、息を荒くする。
「この水、変・・・っ、あふっ」
ゴクリと朱里が小さく喉を鳴らし、体温の高くなる体をルーファスに押し付ける。
朱里の様子にルーファスが朱里を下ろそうとするが、朱里が嫌がり、無理やり下ろすと自分の体を抱きしめながら朱里が小刻みに震える。
「アカリ、大丈夫か?」
「んっ、あぅっ・・・はぁ、お腹がじんじんするぅ・・・はぁ、んっ」
ルーファスを見上げる朱里の体から発情した番のキツイ匂いが立ち込め、ルーファスが口元を押さえる。
朱里が唇を噛みしめながら息を上げてルーファスに手を伸ばす。
「ルーファス、体、熱い・・・どうにかしてぇ・・・んっ」
「アカリ、惜しいが原因を調べるのが先だ。帰るぞ!」
朱里を抱き上げると急いで自分の着物を着て、朱里の着もので朱里の体を巻き付け、ルーファスは【刻狼亭】まで朱里を抱えて走った。
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