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4章
東国の招待
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「そういえば、従業員の買い出しに付き合ったと聞いたが、よくポーションを作る時間があったな」
ルーファスが【刻狼亭】の着物から、藍色の浴衣に着替え直しながら聞いてきた。
「途中でアルビーとポーション作りたいって話になって、帰ってきちゃったの」
従業員の方には買い出しに誘ってもらったのに悪いなぁとは思ったんだけどね。
「あ、荷物はちゃんとハガネが私達の代わりに運んでくれたよ」
買い出しにもハガネが付いてきたのでこれ幸いと押し付けたのは内緒だけど。
「ハガネには随分と世話になってるようだな」
ルーファスが腰帯を巻き終わり、私の頭を撫でてくる。
「ここを出ていく理由が無くなったから、借金終わるまでは小遣い稼ぎに私達に付き合うんだって」
宿舎で火事を出した時の借金を従業員さん達に返している最中らしいんだよね。
詳しくは教えてくれないけど、金庫盗んだとか言ってたし借金凄そう。
「ふむ。今度詳しくハガネから聞き出すか」
ルーファスに手を引かれながら縁側に座って、お昼間に打ち水して冷えた空気の中で寄り添って夜空を見上げる。
久々に早く帰ってきたルーファスとさっきまでアルビーと3人で食事して今日は楽しかったなぁって1人口元を緩ませていると、ルーファスが手を握ってきた。
「明日から5日程留守にする。その間【刻狼亭】を頼んだぞ」
ルーファスがそう言って唇を重ねてきたから言葉は口の中で出せなかった。
はむっとルーファスの唇を軽く吸って頷くと、お返しとばかり舌を入れられて味わう様に口内を舐られる。
相変わらずトロトロに甘い口の中に直ぐにウットリしてしまうから困ってしまう。
番同士ってどうしてこんなに気持ちいいんだろう?
まぁ、私、他の人知らないんだけどね。
「あふっ、んっ、ルーファス、何処に行くの?んっ」
途切れ途切れの隙間で聞きたいことを聞けるくらいにはキスにも慣れてきた。
「んっ、東国に招待された。実質、2日間船で1日滞在のまた2日船だ」
唇が離れて、ルーファスが首筋を舐めてくる。
首筋が一番脈打つたびに番の匂い?フェロモン?が出て興奮するんだとか言ってたけど、首筋ぞわぞわするから少し手加減をしてほしいんだよね。
「急だね?東国って【勇者】のカイナ君が居るとこだね。ひゃっんっ」
首筋を甘噛みされて、ぞわぞわと体が震えてルーファスが小さく笑った気配がする。
首筋をキツク吸われて私は慌てて身をよじる。
「駄目。浴衣だから首筋見えるの!」
「だからだ。5日後までちゃんと痕を残して、見る度にアカリが寂しくない様にしないとな」
寂しくないのでやめていただきたい~っ!!!
絶対、従業員の人達に生暖かい目で見られる・・・。
「うーっ、じゃあ私もルーファスに付ける」
私がルーファスを睨むとルーファスは嬉しそうに首筋を寄せてきた。
これはこれで恥ずかしいものがあるかもしれない・・・私、早まった?
ルーファスの首に唇を付けてチューっと吸い付いたんだけど、結構難しい。
「あんまりつかない・・・」
薄く赤くなるだけでルーファスが付けるみたいに濃くならない。
もう一度強く吸い付いて力一杯吸ってようやく少し濃くついた。
「はぁ、ふぅー・・・結構、酸素不足」
ルーファスがクククッと喉で笑い、楽しそうに私を見つめる。
不慣れですいませんとは思うけど、これ、大変だよ?
「アカリは可愛いな」
ルーファスに頬を撫でられながら耳をふにふにといじられる。
「ルーファス、私の事子供扱いしてない?」
むぅっとして見せればルーファスは楽しそうに見つめ返してくる。
「していないが?普通にオレの番が可愛いとは思うが」
「じゃあ私の事、小さい子だとか思ってないよね?」
ルーファスが首をかしげて少し眉をひそめる。
「アカリは背は低いがアルビーより年上だろう?16から19の間くらいだとは思うが、最近の姿を見ているとアルビーと同じぐらいかと思っている」
さすがルーファス。
でも、アルビーにつられて子供っぽいって最近言われている気がしないでもない。
うーん・・・アルビーに妹や弟を重ねているせいでついはしゃいでしまう。
考え事にトリップした私にルーファスの指がおでこを軽く押してくる。
「しかし、どうして今更、年齢なんか気にするんだ?誕生日でも近いのか?」
「ううん。誕生日はこの世界に来る前の日だったから、当分は先だよ。それよりもね、ハガネやアルビーが私を12歳くらいだと思ってたらしくて・・・従業員の人達もそう思ってるらしいの!私、16歳なのに酷いと思わない?」
ルーファスは苦笑いしながら私の頭をよしよししてくる。
子供扱いされている様な気はするのだけど、気持ちいので良しとしておく。
「困った奴等だな。まぁ、アカリは可愛いから庇護欲をそそられるのもあって幼くは見えるな」
嬉しいやら悲しいやらなんだけどなぁ・・・うーん。
でも私まだ16歳だし、成長期だから少しは背が伸びたりして、あと少し経てば大人っぽくなると思うんだけどな。
胸に関してはまぁまぁ大きいと思うから良いんだけど、でもうちの母方の一族の中じゃ小さいんだよね。
母方の一族・・・Iカップとか化け物いたし・・・しかも背丈もあるから迫力凄かった。
父方のお婆ちゃんが背丈小さくて、私の背丈はお婆ちゃんの遺伝だと思う・・・身長欲しい。
「アカリ、また考え事か?出会った時から色々考えこむ癖は直らないな」
ルーファスに声を掛けられてトリップ状態から戻って首をかしげて見せる。
私はそんなに考え事多いかな?
「最初の頃のアカリは無口でそれもそれで可愛かったが、最近はよく喋ってくれるが考え事にすぐ気がいっている」
「ううっ、申し訳ないです」
「悪いとは思わないが、一緒に居る時はオレに集中して欲しいな」
そういってルーファスにキスで口を塞がれて、甘い雰囲気にそのまま流された。
縁側で致すのはどうかと思ったんだけど、やはりこれも雰囲気に流されてしまいました。
ルーファスを受け入れながら、ルーファスの後ろで光る月が、ルーファスの瞳の色みたいに金色で綺麗だったなぁって思いながら意識が飛んじゃったから、私が覚えているのはここまでなんだよね。
朝、目が覚めたらルーファスが出掛ける準備をしてた。
「おはよう。アカリ」
ほっぺたにキスをされながら、私は目をこすって服を着替えようとしたら、ルーファスに風呂敷きを渡された。
「これなぁに?」
「アカリがデザインさせた服だ。出来上がったようだから今日からオレが帰ってくるまで着て過ごすといい」
「わぁ!ほんとに。楽しみにしてたの」
風呂敷きから服を取り出して一番着たかった服をすぐさま着ると、ルーファスの前でくるくる回って見せた。
「どうかな?」
「可愛いな。オレの小さな狼は」
浴衣の模様をデザインしている時に、他にもこういう服があったらなぁって、パーカー付きのひざ下までの長いトレーナーとかも頼んだんだよね。
パーカー部分が狼の耳付きでお尻には狼尻尾付き。
我ながら可愛いと思う。
布地も厳選したから良い肌触り。
コンコンとノックがして白い着物を着た黒髪の綺麗な女性が部屋に入ってきた。
「旦那様、そろそろ出発です」
「ああ、わかった。アカリ、行ってくる」
ルーファスはいつもの優しい笑顔を向けてくれたけど、私は固まったままだった。
白い着物は【刻狼亭】ではルーファスの番の私だけの色で・・・【刻狼亭】で白を着れるのは若女将だけ。
どういう・・・こと?
ルーファスが私の頭を撫でて部屋から出て行って、私はぺたりとその場で座り込んで呆然としていた。
私、【刻狼亭】のお仕事させてもらえなくなったけど、白い着物着てたのにな・・・
ハッとして着物のしまってある桐ダンスを開けて、私はまたショックを受ける。
白い着物が箪笥から無くなっていた。
ルーファスが【刻狼亭】の着物から、藍色の浴衣に着替え直しながら聞いてきた。
「途中でアルビーとポーション作りたいって話になって、帰ってきちゃったの」
従業員の方には買い出しに誘ってもらったのに悪いなぁとは思ったんだけどね。
「あ、荷物はちゃんとハガネが私達の代わりに運んでくれたよ」
買い出しにもハガネが付いてきたのでこれ幸いと押し付けたのは内緒だけど。
「ハガネには随分と世話になってるようだな」
ルーファスが腰帯を巻き終わり、私の頭を撫でてくる。
「ここを出ていく理由が無くなったから、借金終わるまでは小遣い稼ぎに私達に付き合うんだって」
宿舎で火事を出した時の借金を従業員さん達に返している最中らしいんだよね。
詳しくは教えてくれないけど、金庫盗んだとか言ってたし借金凄そう。
「ふむ。今度詳しくハガネから聞き出すか」
ルーファスに手を引かれながら縁側に座って、お昼間に打ち水して冷えた空気の中で寄り添って夜空を見上げる。
久々に早く帰ってきたルーファスとさっきまでアルビーと3人で食事して今日は楽しかったなぁって1人口元を緩ませていると、ルーファスが手を握ってきた。
「明日から5日程留守にする。その間【刻狼亭】を頼んだぞ」
ルーファスがそう言って唇を重ねてきたから言葉は口の中で出せなかった。
はむっとルーファスの唇を軽く吸って頷くと、お返しとばかり舌を入れられて味わう様に口内を舐られる。
相変わらずトロトロに甘い口の中に直ぐにウットリしてしまうから困ってしまう。
番同士ってどうしてこんなに気持ちいいんだろう?
まぁ、私、他の人知らないんだけどね。
「あふっ、んっ、ルーファス、何処に行くの?んっ」
途切れ途切れの隙間で聞きたいことを聞けるくらいにはキスにも慣れてきた。
「んっ、東国に招待された。実質、2日間船で1日滞在のまた2日船だ」
唇が離れて、ルーファスが首筋を舐めてくる。
首筋が一番脈打つたびに番の匂い?フェロモン?が出て興奮するんだとか言ってたけど、首筋ぞわぞわするから少し手加減をしてほしいんだよね。
「急だね?東国って【勇者】のカイナ君が居るとこだね。ひゃっんっ」
首筋を甘噛みされて、ぞわぞわと体が震えてルーファスが小さく笑った気配がする。
首筋をキツク吸われて私は慌てて身をよじる。
「駄目。浴衣だから首筋見えるの!」
「だからだ。5日後までちゃんと痕を残して、見る度にアカリが寂しくない様にしないとな」
寂しくないのでやめていただきたい~っ!!!
絶対、従業員の人達に生暖かい目で見られる・・・。
「うーっ、じゃあ私もルーファスに付ける」
私がルーファスを睨むとルーファスは嬉しそうに首筋を寄せてきた。
これはこれで恥ずかしいものがあるかもしれない・・・私、早まった?
ルーファスの首に唇を付けてチューっと吸い付いたんだけど、結構難しい。
「あんまりつかない・・・」
薄く赤くなるだけでルーファスが付けるみたいに濃くならない。
もう一度強く吸い付いて力一杯吸ってようやく少し濃くついた。
「はぁ、ふぅー・・・結構、酸素不足」
ルーファスがクククッと喉で笑い、楽しそうに私を見つめる。
不慣れですいませんとは思うけど、これ、大変だよ?
「アカリは可愛いな」
ルーファスに頬を撫でられながら耳をふにふにといじられる。
「ルーファス、私の事子供扱いしてない?」
むぅっとして見せればルーファスは楽しそうに見つめ返してくる。
「していないが?普通にオレの番が可愛いとは思うが」
「じゃあ私の事、小さい子だとか思ってないよね?」
ルーファスが首をかしげて少し眉をひそめる。
「アカリは背は低いがアルビーより年上だろう?16から19の間くらいだとは思うが、最近の姿を見ているとアルビーと同じぐらいかと思っている」
さすがルーファス。
でも、アルビーにつられて子供っぽいって最近言われている気がしないでもない。
うーん・・・アルビーに妹や弟を重ねているせいでついはしゃいでしまう。
考え事にトリップした私にルーファスの指がおでこを軽く押してくる。
「しかし、どうして今更、年齢なんか気にするんだ?誕生日でも近いのか?」
「ううん。誕生日はこの世界に来る前の日だったから、当分は先だよ。それよりもね、ハガネやアルビーが私を12歳くらいだと思ってたらしくて・・・従業員の人達もそう思ってるらしいの!私、16歳なのに酷いと思わない?」
ルーファスは苦笑いしながら私の頭をよしよししてくる。
子供扱いされている様な気はするのだけど、気持ちいので良しとしておく。
「困った奴等だな。まぁ、アカリは可愛いから庇護欲をそそられるのもあって幼くは見えるな」
嬉しいやら悲しいやらなんだけどなぁ・・・うーん。
でも私まだ16歳だし、成長期だから少しは背が伸びたりして、あと少し経てば大人っぽくなると思うんだけどな。
胸に関してはまぁまぁ大きいと思うから良いんだけど、でもうちの母方の一族の中じゃ小さいんだよね。
母方の一族・・・Iカップとか化け物いたし・・・しかも背丈もあるから迫力凄かった。
父方のお婆ちゃんが背丈小さくて、私の背丈はお婆ちゃんの遺伝だと思う・・・身長欲しい。
「アカリ、また考え事か?出会った時から色々考えこむ癖は直らないな」
ルーファスに声を掛けられてトリップ状態から戻って首をかしげて見せる。
私はそんなに考え事多いかな?
「最初の頃のアカリは無口でそれもそれで可愛かったが、最近はよく喋ってくれるが考え事にすぐ気がいっている」
「ううっ、申し訳ないです」
「悪いとは思わないが、一緒に居る時はオレに集中して欲しいな」
そういってルーファスにキスで口を塞がれて、甘い雰囲気にそのまま流された。
縁側で致すのはどうかと思ったんだけど、やはりこれも雰囲気に流されてしまいました。
ルーファスを受け入れながら、ルーファスの後ろで光る月が、ルーファスの瞳の色みたいに金色で綺麗だったなぁって思いながら意識が飛んじゃったから、私が覚えているのはここまでなんだよね。
朝、目が覚めたらルーファスが出掛ける準備をしてた。
「おはよう。アカリ」
ほっぺたにキスをされながら、私は目をこすって服を着替えようとしたら、ルーファスに風呂敷きを渡された。
「これなぁに?」
「アカリがデザインさせた服だ。出来上がったようだから今日からオレが帰ってくるまで着て過ごすといい」
「わぁ!ほんとに。楽しみにしてたの」
風呂敷きから服を取り出して一番着たかった服をすぐさま着ると、ルーファスの前でくるくる回って見せた。
「どうかな?」
「可愛いな。オレの小さな狼は」
浴衣の模様をデザインしている時に、他にもこういう服があったらなぁって、パーカー付きのひざ下までの長いトレーナーとかも頼んだんだよね。
パーカー部分が狼の耳付きでお尻には狼尻尾付き。
我ながら可愛いと思う。
布地も厳選したから良い肌触り。
コンコンとノックがして白い着物を着た黒髪の綺麗な女性が部屋に入ってきた。
「旦那様、そろそろ出発です」
「ああ、わかった。アカリ、行ってくる」
ルーファスはいつもの優しい笑顔を向けてくれたけど、私は固まったままだった。
白い着物は【刻狼亭】ではルーファスの番の私だけの色で・・・【刻狼亭】で白を着れるのは若女将だけ。
どういう・・・こと?
ルーファスが私の頭を撫でて部屋から出て行って、私はぺたりとその場で座り込んで呆然としていた。
私、【刻狼亭】のお仕事させてもらえなくなったけど、白い着物着てたのにな・・・
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