黒狼の可愛いおヨメさま

ろいず

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4章

金の目 ※微R18

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シャラっと朱里の耳飾りが振り子の様に揺れて、乱れた髪に小さく絡まる。


「ひぅんっ・・・もぉっ、お願いっ」
後ろから胸を揉まれながら秘部に押し込まれたルーファスの肉塊が奥へ突き上げて、天井から帯紐で縛られた手首が小さく揺れる。
「っ、はぁ・・・んっ、どうして、イカしてくれないの?」
朱里が気持ちいいと思うと、一番奥で動きを止めてという事を先程から繰り返されている。

「アカリが1人で出掛けるからだ」
ルーファスにバッサリ言い切られるが、胎内の欲望の熱の収まらない朱里は身悶えして首を振る。
「ちゃんと、皆に伝言した、よ・・・んっ、あっ」
「伝言しても誰かに同行をお願いすべきだろ?」

胸を強く握られて朱里が痛さに涙をにじませて身を固くするが、身を固くするとルーファスの硬い物がダイレクトに伝わりギュウっと締め付けてしまうので朱里は痛さと快感の板挟みに合うだけの拷問状態に陥る。

「____っ!あうっ、だって、ミミリーさんの所だから近いし・・・もぅ、これ、いやぁ」
身をくねらせると、ルーファスに腰をガッチリ掴まれ動きを封じられる。

「勝手に腰を動かすな、まったく。近くても今回みたいな目に遭ったら後悔しても遅い。解ってるか?」
コクコクと首を上下させる朱里にルーファスは小さくため息を吐く。
恐らくは早く解放してほしくて頷いているだけなのだろう。
自分の番は割りと危険な事を軽視している時がある。と、ルーファスは思っている。
危険な目に遭ったばかりなのに、1人で行くのは何故なのかと説教をかましてやりたいところではある。


「今回の事についてはオレも責任があるが、アカリあいつには脅えなくていい」
ビクリと朱里の体が震える。
「竜人、こわぃ・・・んっ、いやぁ」
ふるふると頭を振って縛り上げた手首が揺れる。

手首の紐を解き、朱里を後ろから抱き留めてゆっくりと布団に降ろし、挿れたまま朱里の片足を持って仰向けにさせる。

「あいつが怖いか?」
コクリと頷いて涙をポロポロ流す朱里の目尻に唇を這わせて涙を吸い上げる。
「ルーファス、こわい」
ふるりと震えた朱里にルーファスは少し申し訳なさそうな顔をする。
そして、少し緩んだ締め付けにルーファスは腰を動かす。
「やぁっ、ああっ、動いちゃ、んっ、あっ」
キュウキュウと再び朱里の肉壁が締め付けうねり始める。

「アカリ、あいつはアルビーといってな。竜人じゃない」
「んっあっ、だって、竜だよ?喋ってた・・・んっ、くぅっ」
また動きを止めるルーファスに朱里が涙目で訴える。
ルーファスはそんな朱里に困った顔で笑う。

朱里への罰でもあるし、自分への罰でもある。
なにより、また朱里が竜人の事を思い出して脅えて倒れない様に気を紛らわせながら話をした方が良いだろうとの判断である。
恐怖で雁字搦がんじがらめになるより、快感に翻弄されていた方がまだマシと思うが、結構お互いにキツイものがあるとルーファスは理性を総動員させる。

「あいつはドラゴンだ。全然違う生き物だ一緒にしてやるな」
「違うの?んっ、はぁ・・・っ」
「ああ、オレは狼に獣化できるが、野生の狼とは別なのと一緒だ」
朱里は少し、うーん。と頭をひねる。
納得できるような出来ないような微妙な所に考えがまとまらない。

「アルビーの事を思い出してみて怖いか?」
「少し・・・怖い」
「そうか」
ゆっくり腰を引くと朱里がピクピクと震えて膣内がヒクつく。
「あいつの目はオレと同じで金色なのを思い出せるか?」
「金色・・・ふぁあっ、やんっ、そこだめぇ」
反応のあった内壁の場所に緩く先端を上下させると朱里が声を上げる。
「だめぇ・・・あっ、んっ、そこ、やぁっ!!」
朱里の体が強張り、ビクビクと震えると力が緩む。
くったりとした朱里の胎内は脈打つように痙攣を繰り返しルーファスを誘う。

「達ったのか。仕方がないな」
朱里の腰を少し浮かせて、両足を肩に担ぐ様に二つ折りにすると腰を深く突き上げる。
達ったばかりの朱里の敏感になった体は抗う事を忘れて快感を受け入れてしまう。
「やあぁぁっ、イッたばかりなの!だめぇっ!あああっ」
腰の動きを加速させたルーファスに、朱里の耳飾りがシャラシャラとリズミカルな音を立てる。
「アカリ、オレも達かせてもらうからな」
ズンズンと突き上げられて膣壁がギュウギュウ締め付け始めると、最奥に突き上げ、子宮口にピタリと押し付けルーファスがブルリと震えると、子宮が飛沫で満たされて朱里が嬌声を上げる。

「ひゃぁあああんっ、やっ、ああぁぁぁ・・・っ」
呼吸を乱す朱里の膣内はまだビクビク痙攣してルーファスの男根を奥へと誘うが、名残惜しそうにゆっくりと出て行ってしまう。
「あっ・・・」
「アカリ、そんなもの欲しそうな顔をするな」
ちゅっと音を立てて朱里の唇に軽く唇を押し当てて、ルーファスは笑う。
布団に横になり朱里に腕枕をすると、朱里がルーファスの顔を覗いてくる。
朱里の黒い目の中にルーファスの金色の目が映る。

「アカリ、オレの目を見て怖いか?」

朱里はルーファスの目を見ながら首を振る。

「なら、アルビーの目を思い出せ。怖いか?」

少し考えてから朱里は首を振る。

「竜人の目より愛嬌のある目をしてた・・・かな?」
そう答える朱里にルーファスは口元を緩ませる。

「アルビーはオレの弟みたいなものでな。なるべくアカリにも好きでいて欲しいんだ。勿論、無理強いはしないし、徐々に馴れて行ってくれたらで良いんだが」
朱里は小さく頷くとルーファスに寄りかかる。

怖かったといえ、さすがに初対面の人・・・ドラゴンに対して話も聞かずに脅えて、迷惑を掛けた上に病院にまで連れて行ってもらったのだから、悪いドラゴンではないのだろう。
声も穏やかだったし、目もルーファスに似た金の目は優しげだった。


「怖がっちゃって悪い事しちゃった・・・」
「アルビーもアカリに悪い事をしたとショゲていたから、人型の時にでも話してやってくれ」
「うん。早めに謝りにいくね」

ルーファスは朱里の髪を撫でつけながら「ああ」と声を出す。

「謝りに行くのは良いが、1人で行くんじゃないぞ?」
笑顔の中にルーファスの笑わない金の目を見て、朱里は勢いよく頷いた。
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