128 / 167
2章
祖父・父 VS 婿
しおりを挟む
日本から異世界へ、私の家族がお引越ししてきました。
公爵家へようこそ? アンゾロさん達が荷物をとりあえず、客間の方へ運んでくれて、お父さんと向かい合う様にテーブルに座るイクシオンと私。
お母さんとお祖父ちゃんは、ボン助と姫ちゃんを顔合わせさせていたり、ゲッちゃんをお祖父ちゃんが「ブルータス元気にしてたか」と、よしよしと撫でている。
デンちゃんはお父さんの周りをウロウロして、へっへっへっと尻尾を振っている状態。
「それで、李都……いつ結婚したんだ?」
「あ、うん。十八歳になって一ヶ月ちょっとで結婚式して、結婚したよ」
「ご招待せず、申し訳ありません。何分、そちらとこちらでは時間の流れが違う様でしたので……」
お父さんがイクシオンをチラッと見てから、アーデルカさんが入れた紅茶を静かに飲む。
うーん。お父さんの顔ってなかなか表情が読めないんだよね。
「李都、時間のズレに関しては、ブルータスが関係しとる」
「そうなの? でもお祖父ちゃん、ゲッちゃんに変な名前つけないで」
「なにを言っとる。ワシが先にブルータスと付けておったんだから、ブルータスだ」
「むぅ。ゲッちゃんはブルータスの方が良い?」
「ゲーキョ?」
小首を傾げてゲッちゃんはお祖父ちゃんの肩に乗って、何だか嬉しそう……でも、賢者を導いたり神子を導く鳥なんだから、この世界に来ていた賢者のお祖父ちゃんが、先に名前を付けててもおかしくはない。ブルータスで呼んだ方が良いのかな?
うーん。でも、もうゲッちゃんで私は定着しちゃってるし、公爵家でもゲッちゃん呼びなんだよね。
「ブルータスは、一緒に居る時は時を一緒に刻ませるが、世界が離れると賢者や神子との時間にズレを起こさせる」
「へぇー。ゲッちゃんってば、タイムウォッチみたいな鳥なんだね」
「ゲキョーゲキョー」
のんびりとゲッちゃんがお祖父ちゃんの肩を左右に移動して、私の方へ飛んでくる。
「ブルータス……」
「ゲーキョ?」
「ゲッちゃん」
「ゲキョキョ」
「うん。ゲッちゃんはゲッちゃんだよね」
「ゲーキョ」
この子はゲッちゃん。ブルータスでもあるけど、ゲッちゃんと名付けたんだから、ゲッちゃんでいい。
うん。私と一緒にサバイバルした家族なんだから、今更だよね。
本名はブルータス。愛称はゲッちゃんでいい。
「イクシオン君だったか? 君は幾つだ?」
「はい。二十七歳です。もうすぐ二十八です」
「公爵というが、若いな……」
「お父さん! もう、感じ悪いから少し言葉のトゲトゲ抜いて」
「リト、大丈夫だから」
「イクス、お父さんが失礼な感じでごめんね?」
私が一人娘なのもあるだろうけど、お父さんは少し言葉にトゲがある気がする。
まぁ、いつもこんな風と言えば、こんな風でもあるんだけどね。
ただ、デンちゃんがお父さんにべったり甘えていて、尻尾をブンブンで膝に手を乗せているし、イクシオンの尻尾も左右に揺れているんだよね。
お父さん、動物に好かれやすいんだろうか?
それはそれで少し羨ましいけど。
「李都の婿は名前からして、王家の坊ちゃんだろ? 次男坊なのか?」
お祖父ちゃんがお父さんの隣りに座って、アーデルカさんがお茶を直ぐに淹れてくれる。流石、アーデルカさんの動きは無駄が無い。
「ええ。一応、次男という事になっています」
「なんだか、含んだ言い方だな」
お父さんとお祖父ちゃんがイクシオンをジッと探る様な目を向けて、イクシオンは少し眉を下げて微笑む。
知らないとはいえ、これは凄く恥ずかしい……ちゃんと、ここに来る前にイクシオンの事情を話しておけばよかった……勝手にこういうプライベートは喋るべきじゃないとは思ってたけど、家族には打ち明けるべきだったかも。
「お父さんもお祖父ちゃんも、イクスに失礼な感じにしないで! イクスは王族だけど、イクスは王家とは関係ないの!」
「しかし、王家という時点で、李都を騙しているかもしれない」
「そうだぞ。召喚して、神子を手に入れる為に、番だと騙したかもしれんだろ?」
ダンッとテーブルをイクシオンが拳で叩き、こめかみに薄っすら青筋が浮かんで、眉間にしわを寄せてヴ―ッと小さく唸り声を口から出す。
部屋の気温が一気に下がった気がする。
「オレの番への愛を侮辱する事は、例え__賢者でも許さないッ」
イクシオンのシルバーアメジストの瞳が銀色にゆらっと光り、ゾクリと背筋に冷たいものが走る。
それと同時にキュンッと胸が高鳴ってしまったのは内緒である。うーん。イケメンの旦那様格好いい。
お父さんが、ふぅと息を吐き、お祖父ちゃんが両手をテーブルの上で組んで、その上に自分の顎を乗せる。
「なるほど、李都の婿は次男ではなく、『王』か……なんでまた、王が公爵なんてやっているんだか」
「むっ、お祖父ちゃん失礼だよ! イクスは、獣人の国は、獅子族の王様に王家を盗られたの! イクスは王家のたった一人の血筋だけど、王座に興味は無いし、お兄さんの王様に命を狙われてる様な人なの! 私の番の匂いを辿って賢者の森に入れないのに会いに来てくれたり、瀕死でも来ようとしてくれたの! 疑ったりしないで!」
私がお祖父ちゃんとお父さんを睨みつけると、イクシオンが私の頬に優しく触れる。
「リト、すまない。オレが感情を抑えきれない為に、言い争わせてしまって……泣かないでくれ」
イクシオンの手が頬を包み込むと、私は怒りながら涙を流していたらしい。涙を手で優しく拭きながら、私のおでこにキスをして、お父さんとお祖父ちゃんに「申し訳ありません」と悪く無いのに頭を下げた。
公爵家へようこそ? アンゾロさん達が荷物をとりあえず、客間の方へ運んでくれて、お父さんと向かい合う様にテーブルに座るイクシオンと私。
お母さんとお祖父ちゃんは、ボン助と姫ちゃんを顔合わせさせていたり、ゲッちゃんをお祖父ちゃんが「ブルータス元気にしてたか」と、よしよしと撫でている。
デンちゃんはお父さんの周りをウロウロして、へっへっへっと尻尾を振っている状態。
「それで、李都……いつ結婚したんだ?」
「あ、うん。十八歳になって一ヶ月ちょっとで結婚式して、結婚したよ」
「ご招待せず、申し訳ありません。何分、そちらとこちらでは時間の流れが違う様でしたので……」
お父さんがイクシオンをチラッと見てから、アーデルカさんが入れた紅茶を静かに飲む。
うーん。お父さんの顔ってなかなか表情が読めないんだよね。
「李都、時間のズレに関しては、ブルータスが関係しとる」
「そうなの? でもお祖父ちゃん、ゲッちゃんに変な名前つけないで」
「なにを言っとる。ワシが先にブルータスと付けておったんだから、ブルータスだ」
「むぅ。ゲッちゃんはブルータスの方が良い?」
「ゲーキョ?」
小首を傾げてゲッちゃんはお祖父ちゃんの肩に乗って、何だか嬉しそう……でも、賢者を導いたり神子を導く鳥なんだから、この世界に来ていた賢者のお祖父ちゃんが、先に名前を付けててもおかしくはない。ブルータスで呼んだ方が良いのかな?
うーん。でも、もうゲッちゃんで私は定着しちゃってるし、公爵家でもゲッちゃん呼びなんだよね。
「ブルータスは、一緒に居る時は時を一緒に刻ませるが、世界が離れると賢者や神子との時間にズレを起こさせる」
「へぇー。ゲッちゃんってば、タイムウォッチみたいな鳥なんだね」
「ゲキョーゲキョー」
のんびりとゲッちゃんがお祖父ちゃんの肩を左右に移動して、私の方へ飛んでくる。
「ブルータス……」
「ゲーキョ?」
「ゲッちゃん」
「ゲキョキョ」
「うん。ゲッちゃんはゲッちゃんだよね」
「ゲーキョ」
この子はゲッちゃん。ブルータスでもあるけど、ゲッちゃんと名付けたんだから、ゲッちゃんでいい。
うん。私と一緒にサバイバルした家族なんだから、今更だよね。
本名はブルータス。愛称はゲッちゃんでいい。
「イクシオン君だったか? 君は幾つだ?」
「はい。二十七歳です。もうすぐ二十八です」
「公爵というが、若いな……」
「お父さん! もう、感じ悪いから少し言葉のトゲトゲ抜いて」
「リト、大丈夫だから」
「イクス、お父さんが失礼な感じでごめんね?」
私が一人娘なのもあるだろうけど、お父さんは少し言葉にトゲがある気がする。
まぁ、いつもこんな風と言えば、こんな風でもあるんだけどね。
ただ、デンちゃんがお父さんにべったり甘えていて、尻尾をブンブンで膝に手を乗せているし、イクシオンの尻尾も左右に揺れているんだよね。
お父さん、動物に好かれやすいんだろうか?
それはそれで少し羨ましいけど。
「李都の婿は名前からして、王家の坊ちゃんだろ? 次男坊なのか?」
お祖父ちゃんがお父さんの隣りに座って、アーデルカさんがお茶を直ぐに淹れてくれる。流石、アーデルカさんの動きは無駄が無い。
「ええ。一応、次男という事になっています」
「なんだか、含んだ言い方だな」
お父さんとお祖父ちゃんがイクシオンをジッと探る様な目を向けて、イクシオンは少し眉を下げて微笑む。
知らないとはいえ、これは凄く恥ずかしい……ちゃんと、ここに来る前にイクシオンの事情を話しておけばよかった……勝手にこういうプライベートは喋るべきじゃないとは思ってたけど、家族には打ち明けるべきだったかも。
「お父さんもお祖父ちゃんも、イクスに失礼な感じにしないで! イクスは王族だけど、イクスは王家とは関係ないの!」
「しかし、王家という時点で、李都を騙しているかもしれない」
「そうだぞ。召喚して、神子を手に入れる為に、番だと騙したかもしれんだろ?」
ダンッとテーブルをイクシオンが拳で叩き、こめかみに薄っすら青筋が浮かんで、眉間にしわを寄せてヴ―ッと小さく唸り声を口から出す。
部屋の気温が一気に下がった気がする。
「オレの番への愛を侮辱する事は、例え__賢者でも許さないッ」
イクシオンのシルバーアメジストの瞳が銀色にゆらっと光り、ゾクリと背筋に冷たいものが走る。
それと同時にキュンッと胸が高鳴ってしまったのは内緒である。うーん。イケメンの旦那様格好いい。
お父さんが、ふぅと息を吐き、お祖父ちゃんが両手をテーブルの上で組んで、その上に自分の顎を乗せる。
「なるほど、李都の婿は次男ではなく、『王』か……なんでまた、王が公爵なんてやっているんだか」
「むっ、お祖父ちゃん失礼だよ! イクスは、獣人の国は、獅子族の王様に王家を盗られたの! イクスは王家のたった一人の血筋だけど、王座に興味は無いし、お兄さんの王様に命を狙われてる様な人なの! 私の番の匂いを辿って賢者の森に入れないのに会いに来てくれたり、瀕死でも来ようとしてくれたの! 疑ったりしないで!」
私がお祖父ちゃんとお父さんを睨みつけると、イクシオンが私の頬に優しく触れる。
「リト、すまない。オレが感情を抑えきれない為に、言い争わせてしまって……泣かないでくれ」
イクシオンの手が頬を包み込むと、私は怒りながら涙を流していたらしい。涙を手で優しく拭きながら、私のおでこにキスをして、お父さんとお祖父ちゃんに「申し訳ありません」と悪く無いのに頭を下げた。
29
お気に入りに追加
3,026
あなたにおすすめの小説
俺の番が見つからない
Heath
恋愛
先の皇帝時代に帝国領土は10倍にも膨れ上がった。その次代の皇帝となるべく皇太子には「第一皇太子」という余計な肩書きがついている。その理由は番がいないものは皇帝になれないからであった。
第一皇太子に番は現れるのか?見つけられるのか?
一方、長年継母である侯爵夫人と令嬢に虐げられている庶子ソフィは先皇帝の後宮に送られることになった。悲しむソフィの荷物の中に、こっそり黒い毛玉がついてきていた。
毛玉はソフィを幸せに導きたい!(仔猫に意志はほとんどありませんっ)
皇太子も王太子も冒険者もちょっとチャラい前皇帝も無口な魔王もご出演なさいます。
CPは固定ながらも複数・なんでもあり(異種・BL)も出てしまいます。ご注意ください。
ざまぁ&ハッピーエンドを目指して、このお話は終われるのか?
2021/01/15
次のエピソード執筆中です(^_^;)
20話を超えそうですが、1月中にはうpしたいです。
お付き合い頂けると幸いです💓
エブリスタ同時公開中٩(๑´0`๑)۶
獣人公爵のエスコート
ざっく
恋愛
デビューの日、城に着いたが、会場に入れてもらえず、別室に通されたフィディア。エスコート役が来ると言うが、心当たりがない。
将軍閣下は、番を見つけて興奮していた。すぐに他の男からの視線が無い場所へ、移動してもらうべく、副官に命令した。
軽いすれ違いです。
書籍化していただくことになりました!それに伴い、11月10日に削除いたします。
リス獣人のお医者さまは番の子どもの父になりたい!
能登原あめ
恋愛
* R15はほんのり、ラブコメです。
「先生、私赤ちゃんができたみたいなんです!」
診察室に入ってきた小柄な人間の女の子リーズはとてもいい匂いがした。
せっかく番が見つかったのにリス獣人のジャノは残念でたまらない。
「診察室にお相手を呼んでも大丈夫ですよ」
「相手? いません! つまり、神様が私に赤ちゃんを授けてくださったんです」
* 全4話+おまけ小話未定。
* 本編にRシーンはほぼありませんが、小話追加する際はレーディングが変わる可能性があります。
* 表紙はCanvaさまで作成した画像を使用しております。

番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。
大好きだけど、結婚はできません!〜強面彼氏に強引に溺愛されて、困っています〜
楠結衣
恋愛
冷たい川に落ちてしまったリス獣人のミーナは、薄れゆく意識の中、水中を飛ぶような速さで泳いできた一人の青年に助け出される。
ミーナを助けてくれた鍛冶屋のリュークは、鋭く睨むワイルドな人で。思わず身をすくませたけど、見た目と違って優しいリュークに次第に心惹かれていく。
さらに結婚を前提の告白をされてしまうのだけど、リュークの夢は故郷で鍛冶屋をひらくことだと告げられて。
(リュークのことは好きだけど、彼が住むのは北にある氷の国。寒すぎると冬眠してしまう私には無理!)
と断ったのに、なぜか諦めないリュークと期限付きでお試しの恋人に?!
「泊まっていい?」
「今日、泊まってけ」
「俺の故郷で結婚してほしい!」
あまく溺愛してくるリュークに、ミーナの好きの気持ちは加速していく。
やっぱり、氷の国に一緒に行きたい!寒さに慣れると決意したミーナはある行動に出る……。
ミーナの一途な想いの行方は?二人の恋の結末は?!
健気でかわいいリス獣人と、見た目が怖いのに甘々なペンギン獣人の恋物語。
一途で溺愛なハッピーエンドストーリーです。
*小説家になろう様でも掲載しています

キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、
責任を取らなくていいので溺愛しないでください
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
漆黒騎士団の女騎士であるシャンテルは任務の途中で一人の男にまんまと美味しくいただかれてしまった。どうやらその男は以前から彼女を狙っていたらしい。
だが任務のため、そんなことにはお構いなしのシャンテル。むしろ邪魔。その男から逃げながら任務をこなす日々。だが、その男の正体に気づいたとき――。
※2023.6.14:アルファポリスノーチェブックスより書籍化されました。
※ノーチェ作品の何かをレンタルしますと特別番外編(鍵付き)がお読みいただけます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる