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2章
蜂蜜農園とリト
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麦わら帽子にメイド服姿で、ヴァンハロー領より少し上にあるメミッサ領の蜂蜜農園in李都です!
わぁ~パチパチ。と、自分自身で盛り上げてみたり。
アンゾロさんにお願いしていた蜂蜜農家さんを紹介してもらって、念願叶ってやってきましたよ~。
ふっふっふっ。我が野望に蜂蜜農園さんのご協力は欠かせない!
「今日は、宜しくお願いいたします!」
「はぁーい。暑い中わざわざ、ありがとうねぇ」
おっとりした熊獣人のお婆ちゃんに挨拶をして、無口な木人という種族のお爺さんにも頭を下げる。
木人は字の通り、木をそのまま人にした様な種族の人で、ドリアード族とかって呼ばれている人達のこと。
花や木に関しては、この種族の人達はスペシャリストなので、こうした農園には欠かせない人達だったりするんだって。
蜂の好む花を用意したりする事が、美味しい蜂蜜を作るのにとても良いからなんだそうです。
「じゃあ、お嬢さんの欲しい物を作りましょうかねぇ」
「はい! 是非お願いします!」
「とりあえず、蜂蜜の作り方からやっていくかい?」
「いいんですか? では、お手伝いします!」
お婆ちゃんとお爺さんに連れられて、麦わら帽子に網をかけて貰い、手袋をはめる。
そして、蜂の入っている四角い木箱に煙をもくもくと炊いて、蜂を追い払い、四角い網目に蜂が巣を作っている物をブラシで、蜂をポイポイと落としていく。
蜂は大事な蜂蜜づくりのパートナーだから殺したりはしないんだって、あくまで追い払って、巣を貰うだけ。
私も、おっかなびっくり蜂をブラシで優しくポンポンと落としていく。
ブブブブという羽音にビクビクしつつ、刺されても大丈夫な蜂だから平気だと自分に言い聞かせての恐怖作業だったよ……チキンな私、頑張ったー!!
そして、次は、蜂蜜を巣から出す作業。
丸い樽の中に五枚ほど巣の板を縦に並べて、上から見たら、扇風機の縦バージョン? って感じかな? んーっ、遠心分離機、あんな感じ! ああいう感じので、上にある棒で回していく。
そうすると、樽の中に蜂蜜がべちゃべちゃーって飛び散って、下の方に付いているコルク栓を外すと蜂蜜がとろーりと出てくる。
最後に、不純物を取り除いて、美しい黄金色の蜂蜜が完成!!
「わぁー、初めて見ました! 甘い香り~」
「あとでスコーンに付けて食べてみましょうねぇ」
「楽しみです~。ふあぁ~凄い~蜂蜜きれいですね」
お婆ちゃんとお爺ちゃんが蜂蜜を運んで、私は私の目的の物を作るのである!
私が必要なのは、蜂蜜が取れた後の巣が必要なので、有り難く貰ってしまう。メチャクチャ暑い中の作業なんだけど、熱くないと出来ない作業なので、我が野望の為に~!!
「さぁ、お嬢さんやっちゃいましょうか」
「はい! お願いします」
蜂の巣を布巾を袋にした物の中に入れて、大きなお鍋にお湯を張り、その上にボウルを用意。
そしてボウルの中に袋を入れる。つまりはチョコレート作りと一緒の湯煎だね。
袋から滲み出てくるもの……それは『蜜蝋』!!
この農園では蜜蝋は捨てちゃうらしくて、勿体ないから私の試作品が上手くいけば、公爵家で買い取りという形で専属契約してしまうつもり。
溶けだした蜜蝋は少し不純物も混じっているから、それをまた 取り除いて、不純物が無い様に仕上げていく。
これ大事。むしろここが一番のポイント!
溶けだした蜜蝋は冷やしていくと山吹色の塊になっていく。
「はい。お嬢さんの目的の物が出来上がったよ」
「ありがとうございます~!」
さてさて、ここからは、私一人の作業になる。
まずは、蜜蝋を瓶に入れて、湯煎で溶かし、植物オイル……まぁ、オリーブオイルなんだけど、これと混ぜて、この間の化粧品でも使った香りつけの精油を少し入れる。
今回もフローラルとラベンダーとバニラの三種類。
そして、ここに私の手持ちの口紅を入れて、よく混ぜ合わせたら……冷やして固まり始めたら、五百円玉より少し大きいサイズの平たいガラス瓶に入れていく。
これで、色付きリップクリームの完成!!
まぁ、結果から言うと、少し失敗しちゃって、オリーブオイルは少しべたつくから、木人のお爺さんにバターっぽい植物性オイルが無いかな? と聞いたら、ココナッツバターとシアバターを出してもらえて、こっちは程よい感じで出来ました!!
ちなみに同じ要領で、ハンドクリームも作ったよ。
こっちは口紅抜きで作って、少し大きめの平たい瓶に入れて、冬の女性の手のケアもバッチリ!
「まぁ、お化粧品なんて初めてだわぁ」
「お婆ちゃんとお爺ちゃんの蜂蜜で作った物だから、安心安全の自然派化粧品だよ」
お婆ちゃんにもリップとハンドクリームを渡して、これなら商品化しても大丈夫そう。
それにね、オリーブオイルがべたつくって、思ったけど、お婆ちゃんには丁度いいみたいで、年齢の上の人にはオリーブオイルの方が良いのかも?
「これからもいっぱい作りたいので、ヴァンハロー公爵家で蜜蝋の買い取りしても良いですか?」
「ええ、どうせ捨てちゃうものだから、好きに買い取ってちょうだいな」
「えへへ。ありがとうございます。後でお迎えの馬車が来たら、契約書類書きますね」
「口約束でも構わないわよぉ?」
「駄目だよ。ちゃんとしなきゃ! ねっ、お爺ちゃん」
お爺さんもコクコクと頷いて、お婆ちゃんの作ったスコーンに蜂蜜とバターをつけながら、まったりと夏のオヤツタイムを満喫して、お迎えに来たアンゾロさんに契約書類を出してもらって、無事に蜜蝋を買い付けることに成功。
ちなみに、ロウソクなんかも作れるんだけど、それはまぁ、余裕があればアロマキャンドルとか考えてはいる。
ただ、アンゾロさんに言うと、書類を書きなさいって、言われるから言わない。
お屋敷に帰って、アンゾロさんが不思議そうに私を見つめる。
「それは何なのですか?」
「リップとハンドクリームです」
「ハンドクリームは分かりますが、リップとは?」
「口紅みたいな物でしょうか? お化粧品です。冬になると唇がカサカサになっちゃうから、今のうちに作って、秋口から売り出せば丁度良くないですか?」
「なるほど、先程のゴミ……失礼、材料はこの為の原料なのですね?」
「はい。捨てるなんて勿体ないんですよ?」
「では、試作品をメイド達に使わせてから、販売を確立していきますか?」
「そうですね。皆、喜んでくれると良いなぁ」
今日は、夏の終わりが近付いてきている為に、ヴァンハロー領の中央通りに立てた、お店用テントの引き上げを全員にしてもらっていて、私は一人で蜂蜜農園に行っていたんだよね。
ちなみにゲッちゃんやボン助達はテントの涼しい場所から出てこなかった。
まぁ、私から離れて、ヴァンハロー領の人達にも馴れて来たと思えばいいんだけど、少し寂しかったり……
「リト様、はい。登録書類ですよ」
「うん……わかってましたよ……」
書類を書きながら、あと少しで夏が終わり、イクシオンがヴァンハロー領に帰って来るんだなぁと、まだ少し明るい空を見つめて思っていた。
早く、帰って来ると良いなぁ。
わぁ~パチパチ。と、自分自身で盛り上げてみたり。
アンゾロさんにお願いしていた蜂蜜農家さんを紹介してもらって、念願叶ってやってきましたよ~。
ふっふっふっ。我が野望に蜂蜜農園さんのご協力は欠かせない!
「今日は、宜しくお願いいたします!」
「はぁーい。暑い中わざわざ、ありがとうねぇ」
おっとりした熊獣人のお婆ちゃんに挨拶をして、無口な木人という種族のお爺さんにも頭を下げる。
木人は字の通り、木をそのまま人にした様な種族の人で、ドリアード族とかって呼ばれている人達のこと。
花や木に関しては、この種族の人達はスペシャリストなので、こうした農園には欠かせない人達だったりするんだって。
蜂の好む花を用意したりする事が、美味しい蜂蜜を作るのにとても良いからなんだそうです。
「じゃあ、お嬢さんの欲しい物を作りましょうかねぇ」
「はい! 是非お願いします!」
「とりあえず、蜂蜜の作り方からやっていくかい?」
「いいんですか? では、お手伝いします!」
お婆ちゃんとお爺さんに連れられて、麦わら帽子に網をかけて貰い、手袋をはめる。
そして、蜂の入っている四角い木箱に煙をもくもくと炊いて、蜂を追い払い、四角い網目に蜂が巣を作っている物をブラシで、蜂をポイポイと落としていく。
蜂は大事な蜂蜜づくりのパートナーだから殺したりはしないんだって、あくまで追い払って、巣を貰うだけ。
私も、おっかなびっくり蜂をブラシで優しくポンポンと落としていく。
ブブブブという羽音にビクビクしつつ、刺されても大丈夫な蜂だから平気だと自分に言い聞かせての恐怖作業だったよ……チキンな私、頑張ったー!!
そして、次は、蜂蜜を巣から出す作業。
丸い樽の中に五枚ほど巣の板を縦に並べて、上から見たら、扇風機の縦バージョン? って感じかな? んーっ、遠心分離機、あんな感じ! ああいう感じので、上にある棒で回していく。
そうすると、樽の中に蜂蜜がべちゃべちゃーって飛び散って、下の方に付いているコルク栓を外すと蜂蜜がとろーりと出てくる。
最後に、不純物を取り除いて、美しい黄金色の蜂蜜が完成!!
「わぁー、初めて見ました! 甘い香り~」
「あとでスコーンに付けて食べてみましょうねぇ」
「楽しみです~。ふあぁ~凄い~蜂蜜きれいですね」
お婆ちゃんとお爺ちゃんが蜂蜜を運んで、私は私の目的の物を作るのである!
私が必要なのは、蜂蜜が取れた後の巣が必要なので、有り難く貰ってしまう。メチャクチャ暑い中の作業なんだけど、熱くないと出来ない作業なので、我が野望の為に~!!
「さぁ、お嬢さんやっちゃいましょうか」
「はい! お願いします」
蜂の巣を布巾を袋にした物の中に入れて、大きなお鍋にお湯を張り、その上にボウルを用意。
そしてボウルの中に袋を入れる。つまりはチョコレート作りと一緒の湯煎だね。
袋から滲み出てくるもの……それは『蜜蝋』!!
この農園では蜜蝋は捨てちゃうらしくて、勿体ないから私の試作品が上手くいけば、公爵家で買い取りという形で専属契約してしまうつもり。
溶けだした蜜蝋は少し不純物も混じっているから、それをまた 取り除いて、不純物が無い様に仕上げていく。
これ大事。むしろここが一番のポイント!
溶けだした蜜蝋は冷やしていくと山吹色の塊になっていく。
「はい。お嬢さんの目的の物が出来上がったよ」
「ありがとうございます~!」
さてさて、ここからは、私一人の作業になる。
まずは、蜜蝋を瓶に入れて、湯煎で溶かし、植物オイル……まぁ、オリーブオイルなんだけど、これと混ぜて、この間の化粧品でも使った香りつけの精油を少し入れる。
今回もフローラルとラベンダーとバニラの三種類。
そして、ここに私の手持ちの口紅を入れて、よく混ぜ合わせたら……冷やして固まり始めたら、五百円玉より少し大きいサイズの平たいガラス瓶に入れていく。
これで、色付きリップクリームの完成!!
まぁ、結果から言うと、少し失敗しちゃって、オリーブオイルは少しべたつくから、木人のお爺さんにバターっぽい植物性オイルが無いかな? と聞いたら、ココナッツバターとシアバターを出してもらえて、こっちは程よい感じで出来ました!!
ちなみに同じ要領で、ハンドクリームも作ったよ。
こっちは口紅抜きで作って、少し大きめの平たい瓶に入れて、冬の女性の手のケアもバッチリ!
「まぁ、お化粧品なんて初めてだわぁ」
「お婆ちゃんとお爺ちゃんの蜂蜜で作った物だから、安心安全の自然派化粧品だよ」
お婆ちゃんにもリップとハンドクリームを渡して、これなら商品化しても大丈夫そう。
それにね、オリーブオイルがべたつくって、思ったけど、お婆ちゃんには丁度いいみたいで、年齢の上の人にはオリーブオイルの方が良いのかも?
「これからもいっぱい作りたいので、ヴァンハロー公爵家で蜜蝋の買い取りしても良いですか?」
「ええ、どうせ捨てちゃうものだから、好きに買い取ってちょうだいな」
「えへへ。ありがとうございます。後でお迎えの馬車が来たら、契約書類書きますね」
「口約束でも構わないわよぉ?」
「駄目だよ。ちゃんとしなきゃ! ねっ、お爺ちゃん」
お爺さんもコクコクと頷いて、お婆ちゃんの作ったスコーンに蜂蜜とバターをつけながら、まったりと夏のオヤツタイムを満喫して、お迎えに来たアンゾロさんに契約書類を出してもらって、無事に蜜蝋を買い付けることに成功。
ちなみに、ロウソクなんかも作れるんだけど、それはまぁ、余裕があればアロマキャンドルとか考えてはいる。
ただ、アンゾロさんに言うと、書類を書きなさいって、言われるから言わない。
お屋敷に帰って、アンゾロさんが不思議そうに私を見つめる。
「それは何なのですか?」
「リップとハンドクリームです」
「ハンドクリームは分かりますが、リップとは?」
「口紅みたいな物でしょうか? お化粧品です。冬になると唇がカサカサになっちゃうから、今のうちに作って、秋口から売り出せば丁度良くないですか?」
「なるほど、先程のゴミ……失礼、材料はこの為の原料なのですね?」
「はい。捨てるなんて勿体ないんですよ?」
「では、試作品をメイド達に使わせてから、販売を確立していきますか?」
「そうですね。皆、喜んでくれると良いなぁ」
今日は、夏の終わりが近付いてきている為に、ヴァンハロー領の中央通りに立てた、お店用テントの引き上げを全員にしてもらっていて、私は一人で蜂蜜農園に行っていたんだよね。
ちなみにゲッちゃんやボン助達はテントの涼しい場所から出てこなかった。
まぁ、私から離れて、ヴァンハロー領の人達にも馴れて来たと思えばいいんだけど、少し寂しかったり……
「リト様、はい。登録書類ですよ」
「うん……わかってましたよ……」
書類を書きながら、あと少しで夏が終わり、イクシオンがヴァンハロー領に帰って来るんだなぁと、まだ少し明るい空を見つめて思っていた。
早く、帰って来ると良いなぁ。
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