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2章
夏強化任務へ ※R18 イクシオン視点
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朝日が昇って、体を繋げたままのリトに潤んだ瞳で見つめられた。
意識は飛んでいるのか、小さく「ぁ、ぁ」と、少し身じろぐたびに声と小さな体を震わせている。
このままずっと抱き続けていたいが、少しは寝ておかないと、落馬などしては部下に示しがつかない。リトの額の結婚印に唇を落として、彼女の体から腰を引くと、ポッカリと口を開いたままの蜜口から子種が溢れてヒクヒクと 戦慄いてた。
ゴクリと喉を鳴らして、これ以上はリトの負担になると、濡れた布巾を手に取る。
何より、昨日の昼過ぎからずっと抱き合っていたから、いい加減にしないと屋敷の者に『殿下は鬼畜ですか!』と、リトが大好きで堪らないらしい使用人たちに非難されてしまいかねない。
いや、もう既にされているかもしれないが……
「ィ、クスぅ……好きぃ……ふぁ……」
「……ッ! リト、それはワザとなのか? 本当に、君は可愛い人だ」
「んぅ……、ぁ、ぅ、好き、なの……」
「オレも誰よりも好きで、愛してるよ。オレが落馬したら、リトが世話してくれよ?」
リトの唇を丹念に味わって、もう一度戦慄いて誘っている秘所へ、自身の肉欲を滾らせた竿を挿入れると、先程の子種がぐちゅりと粘膜質な音を出す。
リトの隘路の狭さも昨日から散々しているせいで、オレの形を覚えたのか柔らかく解れて、ヒクつくたびに奥へ奥へと誘う様に媚肉がうごめいている。
「ぁ、んんっ、やはぁ、そこ、トントンされる、と……弱いぃ、んくぅ」
「このさっきから、オレをやたらと締め付けてくるココか?」
腰をグイッと押し付けると、リトがビクンッと仰け反って膣内がギュウギュウと締めてくる。
リトの可愛いところは、気持ちいい場所を素直に口に出して教えてくれるところと、体も素直に反応を返してくれるところだろうか?
容姿に関しては文句なしで世界一可愛いし、他の女性など眼中にも入らない。
こんなに可愛い番が、自分の腕の中で、可愛く乱れて喘いでいるのかと思うと、今日はもう出尽くしたと思っても、勝手に下半身に熱が溜まって、気付けばリトの体の中に欲望を吐き出しているのだから、不思議なものだ。
「ふあぁっんっ、トントン駄目、駄目ったらぁ、あんっんんっ、イイの、そこイイッ」
「気に入った? リトの悦い場所を沢山教えてくれて、ありがとう。帰ってきたら、もっと教えて?」
「んくぅ、あっ、あっ、イイの、頭、真っ白になっちゃ、あああっ」
リトの蜜壺の中の締め付けがキツくなって、愛液がトロッと流れ出すとリトが呼吸を乱して小さく喘いで、達してしまったらしい。ヒクヒクと媚肉が最後に絞り出そうと誘いをかけてきて、リトを味わい尽くそうと腰を深く沈めて、最奥に竿の先端を押し当てたまま腰を動かして、果てた。
流石にこれ以上は本当にスッカラカン状態で、リトも気を失ったのか荒い息遣いも、いつの間にか寝息に変わっていた。
「ふぅー……流石に、少し腰にきたな」
やり過ぎた。獣騎にこれから二日以上乗って移動……今回は馬車で行くかな? リトに王都で色々と土産も積んで帰りたいし、何より、部下に揶揄われてしまうのは避けたいところだ。
リトの体を濡れた布巾で清めて、あと少しだけ寝ようと、リトを抱きしめて目を閉じた。
まぁ、一時も寝れないまま、アーデルカに叩き起こされて、朝食を食べると直ぐに出掛ける時間になり、寝ているリトにキスをしてから出掛けた。
公爵家の馬車を使っての移動に、ガリュウ含め部下達が半目で見てきたが、馬車の中で移動中は寝て過ごせるのだから気にしないでいよう。
誤算もあったが、陽が高くなると馬車の中は暑く、寝るどころでは無くなったのだ。
「王都の馬車屋に窓を付けさせよう……」
窓はあるが、開かない窓はこの時期は意味が無い。
今まで馬車での移動はほぼしなかった為に、こうした所に気付けなかった事に気付けただけ、収穫だと思えば良いか?
窓の外の部下を見れば、今年もまたリトの作ったネッククーラーを首に巻き、氷を入れて貰った魔法の瓶で水分補給をしながら獣騎で駆けている。
いつの間にか、リトは至る所で物づくりをして、軍部にも広く受け入れられている。
今年は、ゼキキノコの飲み薬が夏場には無い為に、リトが『包丁を水に入れて掻き回すと氷が出来るから、今年は氷を皆に配って回るよ!』と、元気に言っていた。
リトの事だ。きっと夏強化の任務が終わる頃には、また何か発案していそうな気がする。
オレの番は可愛い上に、想像もつかない事をして、オレを含め周りを驚かせる。そこもリトの魅力で目が離せないところだ。
まぁ、若干……人が良過ぎて、やる事が大きくなり、兄に目を付けられそうではあるから、そこら辺は気を付けさせなくてはいけないが、森に帰ると言っていたし、何かない限りは安全だろう。
「リトへの土産は、何にするかな?」
普通の少女に贈るような物でも、昔は少女だったから喜んだが、十八歳……成人。
年頃の妻に何を贈るのが良いか、少し悩む所でもある。
まだ任務地にも着いていないが、さっさと帰ってリトとまたのんびりと過ごしたいものだ。
意識は飛んでいるのか、小さく「ぁ、ぁ」と、少し身じろぐたびに声と小さな体を震わせている。
このままずっと抱き続けていたいが、少しは寝ておかないと、落馬などしては部下に示しがつかない。リトの額の結婚印に唇を落として、彼女の体から腰を引くと、ポッカリと口を開いたままの蜜口から子種が溢れてヒクヒクと 戦慄いてた。
ゴクリと喉を鳴らして、これ以上はリトの負担になると、濡れた布巾を手に取る。
何より、昨日の昼過ぎからずっと抱き合っていたから、いい加減にしないと屋敷の者に『殿下は鬼畜ですか!』と、リトが大好きで堪らないらしい使用人たちに非難されてしまいかねない。
いや、もう既にされているかもしれないが……
「ィ、クスぅ……好きぃ……ふぁ……」
「……ッ! リト、それはワザとなのか? 本当に、君は可愛い人だ」
「んぅ……、ぁ、ぅ、好き、なの……」
「オレも誰よりも好きで、愛してるよ。オレが落馬したら、リトが世話してくれよ?」
リトの唇を丹念に味わって、もう一度戦慄いて誘っている秘所へ、自身の肉欲を滾らせた竿を挿入れると、先程の子種がぐちゅりと粘膜質な音を出す。
リトの隘路の狭さも昨日から散々しているせいで、オレの形を覚えたのか柔らかく解れて、ヒクつくたびに奥へ奥へと誘う様に媚肉がうごめいている。
「ぁ、んんっ、やはぁ、そこ、トントンされる、と……弱いぃ、んくぅ」
「このさっきから、オレをやたらと締め付けてくるココか?」
腰をグイッと押し付けると、リトがビクンッと仰け反って膣内がギュウギュウと締めてくる。
リトの可愛いところは、気持ちいい場所を素直に口に出して教えてくれるところと、体も素直に反応を返してくれるところだろうか?
容姿に関しては文句なしで世界一可愛いし、他の女性など眼中にも入らない。
こんなに可愛い番が、自分の腕の中で、可愛く乱れて喘いでいるのかと思うと、今日はもう出尽くしたと思っても、勝手に下半身に熱が溜まって、気付けばリトの体の中に欲望を吐き出しているのだから、不思議なものだ。
「ふあぁっんっ、トントン駄目、駄目ったらぁ、あんっんんっ、イイの、そこイイッ」
「気に入った? リトの悦い場所を沢山教えてくれて、ありがとう。帰ってきたら、もっと教えて?」
「んくぅ、あっ、あっ、イイの、頭、真っ白になっちゃ、あああっ」
リトの蜜壺の中の締め付けがキツくなって、愛液がトロッと流れ出すとリトが呼吸を乱して小さく喘いで、達してしまったらしい。ヒクヒクと媚肉が最後に絞り出そうと誘いをかけてきて、リトを味わい尽くそうと腰を深く沈めて、最奥に竿の先端を押し当てたまま腰を動かして、果てた。
流石にこれ以上は本当にスッカラカン状態で、リトも気を失ったのか荒い息遣いも、いつの間にか寝息に変わっていた。
「ふぅー……流石に、少し腰にきたな」
やり過ぎた。獣騎にこれから二日以上乗って移動……今回は馬車で行くかな? リトに王都で色々と土産も積んで帰りたいし、何より、部下に揶揄われてしまうのは避けたいところだ。
リトの体を濡れた布巾で清めて、あと少しだけ寝ようと、リトを抱きしめて目を閉じた。
まぁ、一時も寝れないまま、アーデルカに叩き起こされて、朝食を食べると直ぐに出掛ける時間になり、寝ているリトにキスをしてから出掛けた。
公爵家の馬車を使っての移動に、ガリュウ含め部下達が半目で見てきたが、馬車の中で移動中は寝て過ごせるのだから気にしないでいよう。
誤算もあったが、陽が高くなると馬車の中は暑く、寝るどころでは無くなったのだ。
「王都の馬車屋に窓を付けさせよう……」
窓はあるが、開かない窓はこの時期は意味が無い。
今まで馬車での移動はほぼしなかった為に、こうした所に気付けなかった事に気付けただけ、収穫だと思えば良いか?
窓の外の部下を見れば、今年もまたリトの作ったネッククーラーを首に巻き、氷を入れて貰った魔法の瓶で水分補給をしながら獣騎で駆けている。
いつの間にか、リトは至る所で物づくりをして、軍部にも広く受け入れられている。
今年は、ゼキキノコの飲み薬が夏場には無い為に、リトが『包丁を水に入れて掻き回すと氷が出来るから、今年は氷を皆に配って回るよ!』と、元気に言っていた。
リトの事だ。きっと夏強化の任務が終わる頃には、また何か発案していそうな気がする。
オレの番は可愛い上に、想像もつかない事をして、オレを含め周りを驚かせる。そこもリトの魅力で目が離せないところだ。
まぁ、若干……人が良過ぎて、やる事が大きくなり、兄に目を付けられそうではあるから、そこら辺は気を付けさせなくてはいけないが、森に帰ると言っていたし、何かない限りは安全だろう。
「リトへの土産は、何にするかな?」
普通の少女に贈るような物でも、昔は少女だったから喜んだが、十八歳……成人。
年頃の妻に何を贈るのが良いか、少し悩む所でもある。
まだ任務地にも着いていないが、さっさと帰ってリトとまたのんびりと過ごしたいものだ。
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