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2章
初夜② ※R18
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自分でも触った事が無い奥まった部分に、夫になったとはいえ、男性に指を入れられ、あまつさえ二本目を入れられたのだから、私としてはこの行為はなんの意味があるのか説明が欲しいところである。
でも、説明を求める為の声は、指が動く度に途切れ途切れの声を出して、喘ぐだけだった。
「それいじょ、は、駄目ぇ、んくぅ、あ、あっ、あっ、頭、真っ白、なっちゃ、あっ、んんんっ、駄目、ったらぁ、やっ、あくぅーっ!」
二本の指で蜜壺を掻き混ぜられて、変にビクビクと反応してしまう場所をイクシオンに何度も擦り上げられて、また脳芯が弾けてしまうような感覚に陥って、気付けば弓なりに体を仰け反らして、体を痙攣させていた。
ぐったりした私をベッドに横に寝かせて、バサッと音がするとイクシオンの腰のタオルが床に落ちていた。
「イク、ス……___っ」
顔を少し上げて、イクシオンを見上げて、私は息を呑んだ。
何度か見たことがあるイクシオンの体は、軍人らしく引き締まって筋肉質だけど、討伐を行っている為か傷跡が大きい物から小さい物まである。
それは彼の今までの人生の歴史のような物、でも、問題は彼の下半身の方だ。
起ち上がった男性の性器を見るのは初めてだけど……マンガとかだと、こう可愛いつるんとした物では無かっただろうか?
血管の浮き上がった剛直の生々しさ……おっきい……無理。アレを私のアソコに入れるの? 無理。
指一本でヒリヒリしたのに……
って、そうか……指をアソコに入れられてた理由は、アレを入れる為の前準備だったのか。
謎は解けたけど……指二本じゃ足りなさすぎるっ!!
「リト、そろそろ限界なんだが、いいかい?」
「あぅ……はい……」
切なげな声で言われて、嫌とは言えない私のチキンっぷり……
初めては痛いって聞くけど、あれじゃ痛いよね……皆、こういうの体験してるんだ……
うーっ、でも、怖いかも……痛いの得意じゃない。
「リト、痛かったり恐かったら、しがみ付いていいから、リトの全てを貰うよ」
「んっ、ちょっと、怖いけど……優しく、してね?」
「番同士は体の相性が良いから、大丈夫だ。最初は痛いとは思うが、そのうち悦くなるからな」
「はい……っ、初めてだから、わかんないけど……お願いします」
「リト、愛してる」
ギシッとベッドが軋んで、私に覆い被さると膝裏に手をかけて両足を開き、蜜口に屹立した熱いイクシオンの先端が押し当てられた。
ぐっ……ぐっと、押しつけられ、入り口で既にヒリヒリと媚肉が引き攣った痛みに、涙がポロポロ溢れていく。
「んっ、う……っ」
「泣かないでくれ。リトと一つになりたいだけなんだ」
「ごめ、なさ、い……っ、我慢、するから、だい、じょぶ」
「すまない、リト」
ぐぐぐっと先端が蜜口に挿入っていき、圧迫感と痛さにズキズキとしながらも、狭い隘路を押し入って、途中でイクシオンの動きが止まる。
「ぁ、はぁ、んっ、痛っ、ぁ」
両手で腰を持たれて引き寄せられて、何かがグツリと押し広げられて痛みに悲鳴が出ていた。
「きゃぁうぅぅっ、い、たぁ……ぃ、んぅ、ぅ、イクス、痛い~っ」
「リト、オレの番。泣かないでくれ」
「んんっ、イクス、動いちゃ、駄目……んぅ」
少しの振動もズキンズキンとして、初めては痛いっていうけど、本当に痛かった……と、嘘じゃなかったと実感しつつ、痛みが治まるまでイクシオンに待って貰って、もう大丈夫かな? とイクシオンを見上げて、コクコクと頷くとゆっくりとまた腰を沈められて、隘路の最奥に先端が届いて子宮口が押し上げられてようやく全てが挿入ったようだった。
ギチギチに膣内が全部イクシオンで満たされている。
「んっう、もぅ、だいじょ、ぶ?」
「ああ、全部挿入った」
「良かった……これで、イクスの奥さんだよ」
「ふふっ、可愛いことを……でも、これからだぞ?」
「え? これで終わりじゃ?」
マンガとかでも女性に男性が覆い被さっている図とかで終わるよね? 最後に抱き合って終わるー……みたいな?
イクシオンが私の両手を恋人繋ぎで手を繋ぎ、腰を動かし始め、膣道を剛直が奥に来ては蜜口まで下がり、また最奥で子宮を押し上げられてを繰り返されて、痛さ以外の何かを感じて息を弾ませて喘ぐ。
「やっ、あ、あ、んっ、あっ、くぅん、駄目、奥は駄目、駄目なの、あっ」
「奥……ここら辺か?」
「きゃあんっ、やっやっ、変なの、そこ駄目なの」
「リトの駄目は『悦い』なんだな」
「駄目だったらぁ、あああんっ、変になっちゃう」
肉棒で擦られるとビクビクして駄目な場所があるみたいで、イクシオンにそこは駄目だと言っているのに、何度もそこを鈴口とカサ部分でコリコリと苛める様に、執拗に繰り返されて、何度目かの頭が真っ白状態になっていた。
多分、これが快感で達っちゃったというものなのだろう。
処女だったのに、こんな風に快感を感じるなんて、私ってばエッチな子だったんだろうか?
ぐったり力の抜けた私の体の最奥で、イクシオンの肉棒がドクドクと脈を打ち、熱い飛沫が広がって、その時、私の体がビクンと跳ねた。
キュウッと子宮の奥が熱く疼いて、ズクズクとその熱は広がり、イクシオンと口づけを交わしながら、まだ咥え込んでいた男根をヒクヒクと勝手に膣内が動いていた。
でも、説明を求める為の声は、指が動く度に途切れ途切れの声を出して、喘ぐだけだった。
「それいじょ、は、駄目ぇ、んくぅ、あ、あっ、あっ、頭、真っ白、なっちゃ、あっ、んんんっ、駄目、ったらぁ、やっ、あくぅーっ!」
二本の指で蜜壺を掻き混ぜられて、変にビクビクと反応してしまう場所をイクシオンに何度も擦り上げられて、また脳芯が弾けてしまうような感覚に陥って、気付けば弓なりに体を仰け反らして、体を痙攣させていた。
ぐったりした私をベッドに横に寝かせて、バサッと音がするとイクシオンの腰のタオルが床に落ちていた。
「イク、ス……___っ」
顔を少し上げて、イクシオンを見上げて、私は息を呑んだ。
何度か見たことがあるイクシオンの体は、軍人らしく引き締まって筋肉質だけど、討伐を行っている為か傷跡が大きい物から小さい物まである。
それは彼の今までの人生の歴史のような物、でも、問題は彼の下半身の方だ。
起ち上がった男性の性器を見るのは初めてだけど……マンガとかだと、こう可愛いつるんとした物では無かっただろうか?
血管の浮き上がった剛直の生々しさ……おっきい……無理。アレを私のアソコに入れるの? 無理。
指一本でヒリヒリしたのに……
って、そうか……指をアソコに入れられてた理由は、アレを入れる為の前準備だったのか。
謎は解けたけど……指二本じゃ足りなさすぎるっ!!
「リト、そろそろ限界なんだが、いいかい?」
「あぅ……はい……」
切なげな声で言われて、嫌とは言えない私のチキンっぷり……
初めては痛いって聞くけど、あれじゃ痛いよね……皆、こういうの体験してるんだ……
うーっ、でも、怖いかも……痛いの得意じゃない。
「リト、痛かったり恐かったら、しがみ付いていいから、リトの全てを貰うよ」
「んっ、ちょっと、怖いけど……優しく、してね?」
「番同士は体の相性が良いから、大丈夫だ。最初は痛いとは思うが、そのうち悦くなるからな」
「はい……っ、初めてだから、わかんないけど……お願いします」
「リト、愛してる」
ギシッとベッドが軋んで、私に覆い被さると膝裏に手をかけて両足を開き、蜜口に屹立した熱いイクシオンの先端が押し当てられた。
ぐっ……ぐっと、押しつけられ、入り口で既にヒリヒリと媚肉が引き攣った痛みに、涙がポロポロ溢れていく。
「んっ、う……っ」
「泣かないでくれ。リトと一つになりたいだけなんだ」
「ごめ、なさ、い……っ、我慢、するから、だい、じょぶ」
「すまない、リト」
ぐぐぐっと先端が蜜口に挿入っていき、圧迫感と痛さにズキズキとしながらも、狭い隘路を押し入って、途中でイクシオンの動きが止まる。
「ぁ、はぁ、んっ、痛っ、ぁ」
両手で腰を持たれて引き寄せられて、何かがグツリと押し広げられて痛みに悲鳴が出ていた。
「きゃぁうぅぅっ、い、たぁ……ぃ、んぅ、ぅ、イクス、痛い~っ」
「リト、オレの番。泣かないでくれ」
「んんっ、イクス、動いちゃ、駄目……んぅ」
少しの振動もズキンズキンとして、初めては痛いっていうけど、本当に痛かった……と、嘘じゃなかったと実感しつつ、痛みが治まるまでイクシオンに待って貰って、もう大丈夫かな? とイクシオンを見上げて、コクコクと頷くとゆっくりとまた腰を沈められて、隘路の最奥に先端が届いて子宮口が押し上げられてようやく全てが挿入ったようだった。
ギチギチに膣内が全部イクシオンで満たされている。
「んっう、もぅ、だいじょ、ぶ?」
「ああ、全部挿入った」
「良かった……これで、イクスの奥さんだよ」
「ふふっ、可愛いことを……でも、これからだぞ?」
「え? これで終わりじゃ?」
マンガとかでも女性に男性が覆い被さっている図とかで終わるよね? 最後に抱き合って終わるー……みたいな?
イクシオンが私の両手を恋人繋ぎで手を繋ぎ、腰を動かし始め、膣道を剛直が奥に来ては蜜口まで下がり、また最奥で子宮を押し上げられてを繰り返されて、痛さ以外の何かを感じて息を弾ませて喘ぐ。
「やっ、あ、あ、んっ、あっ、くぅん、駄目、奥は駄目、駄目なの、あっ」
「奥……ここら辺か?」
「きゃあんっ、やっやっ、変なの、そこ駄目なの」
「リトの駄目は『悦い』なんだな」
「駄目だったらぁ、あああんっ、変になっちゃう」
肉棒で擦られるとビクビクして駄目な場所があるみたいで、イクシオンにそこは駄目だと言っているのに、何度もそこを鈴口とカサ部分でコリコリと苛める様に、執拗に繰り返されて、何度目かの頭が真っ白状態になっていた。
多分、これが快感で達っちゃったというものなのだろう。
処女だったのに、こんな風に快感を感じるなんて、私ってばエッチな子だったんだろうか?
ぐったり力の抜けた私の体の最奥で、イクシオンの肉棒がドクドクと脈を打ち、熱い飛沫が広がって、その時、私の体がビクンと跳ねた。
キュウッと子宮の奥が熱く疼いて、ズクズクとその熱は広がり、イクシオンと口づけを交わしながら、まだ咥え込んでいた男根をヒクヒクと勝手に膣内が動いていた。
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