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1章
畑を作ろう
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まったり春の陽気の下、私は小屋の近くの土をザクザクとクワで耕す、さながら農家かな?
お屋敷のビブロースさんから分けて貰った野菜を、夏に向けて植えていくのである!
トマト、ナス、あとは、ハーブ類。ハーブは気を付けないとドンドン増えていくらしいので、食べない分は乾燥させてお茶にしたり、袋に詰めて匂い袋や入浴剤にすると良いですよ。と、言われたので今から楽しみ!
畑に柵も作らなきゃいけないんだけど、早めに植えないと苗がしなっと元気が無くなり始めているので、大急ぎで苗植えになった。
幼稚園のお芋堀り以来の畑の土いじりかも?
ビブロースさんいわく、『失敗を繰り返しながら覚えていけば良いんですよ』という事で、私の好きな言葉です。
ビブロースさんとはこれからも、畑の事を聞く為にも仲良くしていきたい。
『苗が駄目になったら、イクシオン様に持たせますから』と、ケアもバッチリだ。
お屋敷は良い人が多かった。
畑に苗を植え終わったら、ジョウロで水を撒いて、一休み!
休憩中に昨日の残りのサンドイッチを食べて、「あちぃー」とメイド服のスカートをバサバサして風を通す。
体の小さなメイドさんが居なくなってからは着れる人が居なかったから、仕事着にどうぞと貰って来た。
ちょっとした中世のメイドさんみたいで、少しテンションが上がって着て作業したけど、春の陽気の前には汗が酷い……
あと、土も付いちゃうから、畑仕事はジャージに限る!
辺りを見渡して、デンちゃんが近くに居ないのを見計らって、小屋の中に入りジャージに着替えて再び外に出る。
デンちゃんは散歩に行って、ゲッちゃんも木の実を食べに行っているから、二人が居ない間に畑に柵を作りたいところ。
畑の柵は、デンちゃんが畑を荒らさない様にする為の物である。
「ワオーン!」
「しまった! 帰ってきた!」
慌てて畑に行くと、デンちゃんが興味津々の顔でフカフカに耕した土に手を入れている。
「こらーっ! デンちゃん! 立ち入り禁止!!」
「ワフ?」
「駄目―ッ!! 穴掘っちゃ駄目だからーっ!!」
「ワフフフッ!」
駄目だと言っているのに、何故興奮して穴を掘るのか!?
犬って、掘った土に鼻を突っ込んだり、掘り返したりするの好きだよね……
「もぉー! ジャーキー! ジャーキーだよ!」
「ワフッ!」
「やったー!」と言わんばかりに、飛びついてきて結局、折角着替えたジャージは泥まみれのデンちゃんのヨダレまみれになった。
まぁ、苗は無事だったからいいか……とほほ。
デンちゃんにジャーキーを上げて、泥まみれになった鼻先と手をお風呂場で洗ってから、泥だらけで残りの作業をしにまた畑に行き、木のトンカチで畑に柵を作っていく。
柵と言っても立てかけるだけで、後はロープで囲うだけ。
本当は横にも木の板を付けたいんだけど、そろそろ他の作業もしなきゃいけない。
とりあえず、お風呂に一回入って、タンクトップとパンツ……というか、ドロワーズを穿く。
この世界の下着はカボチャパンツだったよー! と、言っても、大人は丈の長いドロワーズで、短いのは子供用らしい。私は短いのにした。
まぁ、イクシオンの下着がトランクスっぽいのに、紐が通してあったことから、何となく予想はしてた。
あとね、生理用品に関しても聞いてみたんだ……
衝撃なことを言われて、ビックリしたんだけど、丸めた吸収性の悪い布で押さえて、下腹部を意識しながら、内股に力を入れて、トイレで力を抜いて一気に出すって感じらしい……
そんな事出来るの? えええ!? と、思ったんだけど、皆そうやってるらしい。
丸めた布はあくまで、意識を下腹部に集中させるための物らしい。
マジか……と、思わずつぶやいてしまった私は悪くないと思う。
私が作った生理用品をメイドの子が使ってみたいと言っていたから、紙に描いたら直ぐに手先の器用なメイドのチェチェリンってアライグマ獣人の子が作ってくれて、私が作ったのより綺麗な縫い目で、何個か作ってくれた。
あと、パンツも恥ずかしいけど、こういうの作れませんか? って見せたら、そっちは見本に一枚持って行かれて……私のパンツが二枚になった。
今度、イクシオンがこっちに来る時に持たせてくれるらしい。
男の人にパンツを運ばせるのは恥ずかしいけど、仕方がない……
まぁ、だから、こうしてドロワーズな私がいるわけだ。
タンクトップみたいな肌着はあるけど、ブラジャーは無いんだって。
胸の形崩れないかな? と言ってたら、『そういうのは殿方が整えてくれますよ』とか言われた。
多分、男の人が揉んでも、形がよくなったり、大きくなったりはしないと思う。
巨乳を作るのは家系と、お肉! って、美人なグラビアアイドルが言ってたから、牛乳よりお肉を信じてるよ!
それは置いといて、荷物の整頓がまだ終わってないから、荷物の整頓しなきゃいけないんだよね。買いすぎたから、何処に何があるかわからないの。
ただ、置き場も少し無くなってきたから、どうにかしなきゃいけない。
棚とか作ろうかな? って思ってる。これは明日の課題かな?
あとは、武器の置いてある部屋、アレを片付けて私の部屋にしようかと思ってる。
ベッドの部屋はイクシオンに使って貰って、武器の部屋に私用のベッドを作って、イクシオンが来た時にベッドの譲り合いが無くなるようにしたい。
やりたいことはいっぱいあるけど、今日は簡単な片付けだけかな?
実際やってみたら上手くいかないだろうから、少しずつやれることをしていこう。
ぐうぅ~と、お腹が鳴ったところで、本日の作業はここまで!
ご飯は、今日はパスタ!
トマトのソースをウィリアムさんがガラス瓶でくれたから、それを使うんだー。
乾燥パスタは水にさらしておけば、ふにゃふにゃになるし、まぁ、ボソボソと切れやすくもなるから、長時間は駄目なんだって。
買ってもらったソーセージを輪切りにしてフライパンで炒めて、そこにトマトソースにコンソメと氷砂糖を入れて、水でふにゃふにゃになったパスタを絡ませて、少し火を通せば、トマトパスタの完成!
「ワフッ!」
「デンちゃんは鶏肉の蒸し焼きだよ」
デンちゃんのお肉も明日は狩りに行かないといけない。
やっぱり、ここに帰って来るとやることが多い。
お屋敷のビブロースさんから分けて貰った野菜を、夏に向けて植えていくのである!
トマト、ナス、あとは、ハーブ類。ハーブは気を付けないとドンドン増えていくらしいので、食べない分は乾燥させてお茶にしたり、袋に詰めて匂い袋や入浴剤にすると良いですよ。と、言われたので今から楽しみ!
畑に柵も作らなきゃいけないんだけど、早めに植えないと苗がしなっと元気が無くなり始めているので、大急ぎで苗植えになった。
幼稚園のお芋堀り以来の畑の土いじりかも?
ビブロースさんいわく、『失敗を繰り返しながら覚えていけば良いんですよ』という事で、私の好きな言葉です。
ビブロースさんとはこれからも、畑の事を聞く為にも仲良くしていきたい。
『苗が駄目になったら、イクシオン様に持たせますから』と、ケアもバッチリだ。
お屋敷は良い人が多かった。
畑に苗を植え終わったら、ジョウロで水を撒いて、一休み!
休憩中に昨日の残りのサンドイッチを食べて、「あちぃー」とメイド服のスカートをバサバサして風を通す。
体の小さなメイドさんが居なくなってからは着れる人が居なかったから、仕事着にどうぞと貰って来た。
ちょっとした中世のメイドさんみたいで、少しテンションが上がって着て作業したけど、春の陽気の前には汗が酷い……
あと、土も付いちゃうから、畑仕事はジャージに限る!
辺りを見渡して、デンちゃんが近くに居ないのを見計らって、小屋の中に入りジャージに着替えて再び外に出る。
デンちゃんは散歩に行って、ゲッちゃんも木の実を食べに行っているから、二人が居ない間に畑に柵を作りたいところ。
畑の柵は、デンちゃんが畑を荒らさない様にする為の物である。
「ワオーン!」
「しまった! 帰ってきた!」
慌てて畑に行くと、デンちゃんが興味津々の顔でフカフカに耕した土に手を入れている。
「こらーっ! デンちゃん! 立ち入り禁止!!」
「ワフ?」
「駄目―ッ!! 穴掘っちゃ駄目だからーっ!!」
「ワフフフッ!」
駄目だと言っているのに、何故興奮して穴を掘るのか!?
犬って、掘った土に鼻を突っ込んだり、掘り返したりするの好きだよね……
「もぉー! ジャーキー! ジャーキーだよ!」
「ワフッ!」
「やったー!」と言わんばかりに、飛びついてきて結局、折角着替えたジャージは泥まみれのデンちゃんのヨダレまみれになった。
まぁ、苗は無事だったからいいか……とほほ。
デンちゃんにジャーキーを上げて、泥まみれになった鼻先と手をお風呂場で洗ってから、泥だらけで残りの作業をしにまた畑に行き、木のトンカチで畑に柵を作っていく。
柵と言っても立てかけるだけで、後はロープで囲うだけ。
本当は横にも木の板を付けたいんだけど、そろそろ他の作業もしなきゃいけない。
とりあえず、お風呂に一回入って、タンクトップとパンツ……というか、ドロワーズを穿く。
この世界の下着はカボチャパンツだったよー! と、言っても、大人は丈の長いドロワーズで、短いのは子供用らしい。私は短いのにした。
まぁ、イクシオンの下着がトランクスっぽいのに、紐が通してあったことから、何となく予想はしてた。
あとね、生理用品に関しても聞いてみたんだ……
衝撃なことを言われて、ビックリしたんだけど、丸めた吸収性の悪い布で押さえて、下腹部を意識しながら、内股に力を入れて、トイレで力を抜いて一気に出すって感じらしい……
そんな事出来るの? えええ!? と、思ったんだけど、皆そうやってるらしい。
丸めた布はあくまで、意識を下腹部に集中させるための物らしい。
マジか……と、思わずつぶやいてしまった私は悪くないと思う。
私が作った生理用品をメイドの子が使ってみたいと言っていたから、紙に描いたら直ぐに手先の器用なメイドのチェチェリンってアライグマ獣人の子が作ってくれて、私が作ったのより綺麗な縫い目で、何個か作ってくれた。
あと、パンツも恥ずかしいけど、こういうの作れませんか? って見せたら、そっちは見本に一枚持って行かれて……私のパンツが二枚になった。
今度、イクシオンがこっちに来る時に持たせてくれるらしい。
男の人にパンツを運ばせるのは恥ずかしいけど、仕方がない……
まぁ、だから、こうしてドロワーズな私がいるわけだ。
タンクトップみたいな肌着はあるけど、ブラジャーは無いんだって。
胸の形崩れないかな? と言ってたら、『そういうのは殿方が整えてくれますよ』とか言われた。
多分、男の人が揉んでも、形がよくなったり、大きくなったりはしないと思う。
巨乳を作るのは家系と、お肉! って、美人なグラビアアイドルが言ってたから、牛乳よりお肉を信じてるよ!
それは置いといて、荷物の整頓がまだ終わってないから、荷物の整頓しなきゃいけないんだよね。買いすぎたから、何処に何があるかわからないの。
ただ、置き場も少し無くなってきたから、どうにかしなきゃいけない。
棚とか作ろうかな? って思ってる。これは明日の課題かな?
あとは、武器の置いてある部屋、アレを片付けて私の部屋にしようかと思ってる。
ベッドの部屋はイクシオンに使って貰って、武器の部屋に私用のベッドを作って、イクシオンが来た時にベッドの譲り合いが無くなるようにしたい。
やりたいことはいっぱいあるけど、今日は簡単な片付けだけかな?
実際やってみたら上手くいかないだろうから、少しずつやれることをしていこう。
ぐうぅ~と、お腹が鳴ったところで、本日の作業はここまで!
ご飯は、今日はパスタ!
トマトのソースをウィリアムさんがガラス瓶でくれたから、それを使うんだー。
乾燥パスタは水にさらしておけば、ふにゃふにゃになるし、まぁ、ボソボソと切れやすくもなるから、長時間は駄目なんだって。
買ってもらったソーセージを輪切りにしてフライパンで炒めて、そこにトマトソースにコンソメと氷砂糖を入れて、水でふにゃふにゃになったパスタを絡ませて、少し火を通せば、トマトパスタの完成!
「ワフッ!」
「デンちゃんは鶏肉の蒸し焼きだよ」
デンちゃんのお肉も明日は狩りに行かないといけない。
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