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1章
番ーツガイー
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「えーと、イクシオンは『まだ見ぬ君』さんが好きなんだよね?」
イクシオンは目を細めて「ああ、もしかして……」と、口元を緩めると、寝室から出て行き暫くして戻ってくると、手紙を持って帰ってきた。
「これは、全部、リトへ書いた手紙だ」
「え、だって、私、イクシオンと会ったこと無いし、それにイクシオン手紙だと一人称「私」で、大人な書き方で丁寧だし……」
「一人称に関しては、身分を表す文章でない限り、誰が書いても、オレでも僕でもワシでも、「私」と読める」
なるほど、英語の「I」と一緒なのか。
私でも僕でも一人称は基本「I」で変わらないもんねぇ。
自動翻訳機能でも、それは変らないようで、私が一人、紳士だとはしゃいでたんだね。納得。
あ、でも私へ書いた手紙?
つまり、私が『まだ見ぬ君』さん?
どーいう事だ!? 訳が分からないんだけど……
「なんで、会った事もなくて、こんな手紙が書けるの?」
イクシオンは私の頭を撫でながら、目を細める。
だから、その顔は恋人にでも向けなさい。十四歳に向ける物じゃないよ?
なんだか恥かしくて頬が熱くなる。本当に、そういう顔は困る。
「リトは『ツガイ』は判るか?」
何度も「オレノツガイ」とか「ツガイ」って言ってるけど、この世界の何かの固有名詞なのかな?
首を横にふるふる振ると、イクシオンはコップに残ったゼキキノコの赤い汁を指に付けて、手紙の上に字を書く。
自動翻訳が勝手にされるとツガイは『番』と漢字変換された。
あ、なるほど、動物のカップリングの事を番っていう意味と同じなんだ。
でも、それがどう関係あるんだろう?
「番というのは、簡単に言えば本来一緒に居るべき夫婦の事だ。たった一人の運命の相手を探すのは難しい」
「好きな人を好きってだけじゃ、いけないの?」
「好きな相手と一生添い遂げる意志があるならば、それもいい。でも、番というものは自分の気持ちも何もかも含めて、愛おしくて自分の全てだと求めてしまうものなんだ」
それは好きな人と何が違うんだろう? 首を傾げると、イクシオンはまた目を細めて嬉しそうな顔で、私の頬を両手で包み込むように触れる。
「獣人は鼻が良い。自分の番の匂いが分かる。オレは、それがリトだった」
ううん?
いやいや、それはどうなんだろう?
「えーと、私十四歳なんですが? イクシオンは二十五歳でしょ? 年齢的におかしくない?」
「番は同じ年齢というわけじゃない」
「そう、ですか……はぁ……うん、まぁ歳の差婚とかあるよねぇ……」
って、そうじゃない。私、しっかりして!?
私がイクシオンの番って事は、本来いるべき夫婦って、ああ、頭が混乱してきた~!!
「でも、私は結婚出来ないよ?」
「……それは、誰か心に決めた相手でも居るということか?」
なんでイクシオンがそんな切なそうな顔をするのか……
耳まで下げないで欲しい。私より大人なんだから、分かると思うんだけどなぁ?
私はふぅと息を吐いてから、説明をする。
「まだ、初恋もまだなので、そういうのでは無いですが、私は未成年なので、まず無理。十六歳になっても親の承諾が無い限り駄目だし、それにね、私はここの世界の人じゃないから、いつかは帰るし」
「今すぐどうこうの話ではなく、リトが十八になるまでは待つつもりだ」
「なんで十八歳?」
「この国では十八歳からが成人だからだ。大抵皆、十八歳までに自分の番を探し出す。探せなければ独り身か、番でなくとも一生共に居ると約束した者と一緒になる」
日本だと二十歳からだけど、異世界は少し成人の概念が違うみたい。
でも、前に十八歳から成人にする法案とか騒いでいたことがあるし、大昔は十四か五で成人とか言っていたのだから、それ程変わりないのかな?
「って、だから、どうして結婚する話になってるのー!?」
「それは、オレはリトの番だから離れられない。オレはリトのモノだ」
「いやいや、イクシオンはイクシオンのモノだよ? 第一、私は家に帰るんだってばっ!」
そう、私はいつかはこの世界から自分の世界に帰る。
だって、間違いでこんな所に来たんだから、間違えたら正されなきゃいけない。
いや、まぁ、間違いなのかどうかもわかんないけど、私を待ってくれている家族が居るし……
多分、待ってくれてる。
「多分、リトは帰れないと思う……」
「!? なんで?」
眉を下げて、言葉を探すようなイクシオンのシャツを掴んで、ジッと見つめると、少し目をそらされた。
「リトがまず、この森の中で暮らしている事、ここは賢者に認められた者しか入れない場所だ。リトの気配は初夏に突然現れた。オレはここへは入れなかったが、リトが一緒なら入れた。と、いう事は、リトは賢者の資格を持っているという事だ」
「私は賢者なんて人に、会ったこともないよ?」
だって、ここは誰も初めから居なかった。
この小屋以外は人の存在感のある物なんて無かった。
「それはオレにも分からない。ただ、リトがゲッちゃんと呼んでいる鳥、あれは『聖鳥』という賢者を導く鳥だ。あの鳥は本来『聖堂教会』という場所で管理され、動くことの無い時を止めた鳥。それがこうして生きた状態で動き回っている事が一つ」
「ゲッちゃんは……ただのオウムだよ……」
まぁ、とてもお役立ちな鳥ではあるけれど、聖鳥なんて名前のご立派な鳥とは似てるだけの、私の家族……だよね?
「二つ目は、リトがデンちゃんと呼んでいる白い獣だ。あれはおそらく、『守護獣』だ。賢者や神子といった者には、守護獣という白い獣が現れて、外敵から守ってくれる」
「違うよ? だって、デンちゃんは拾った時子犬で怪我してた! 私を守るどころか、私がデンちゃんを守ったんだよ? 私は、賢者とか神子とかそういう、変なものじゃないよ!」
「混乱するのは、無理もないと思うが……」
「私は……私は、いつか、家に帰るんだよ・・・‥っ、ふっ、えっえぐっ」
反論したくても、薄々は帰れないかも? と思ったり、ゲッちゃんやデンちゃんの不思議な動物から、目をそらしていたことは私自身が一番わかってて、知りたくなかった。
お父さんとお母さんとボン助の居る家に、私は帰りたい。
私を探している家族がいるのに、帰れないのはあんまりだと思う。
ワッと泣き出した私を、イクシオンが抱き寄せて胸を貸してくれるけど、涙は止まらなかった。
イクシオンは目を細めて「ああ、もしかして……」と、口元を緩めると、寝室から出て行き暫くして戻ってくると、手紙を持って帰ってきた。
「これは、全部、リトへ書いた手紙だ」
「え、だって、私、イクシオンと会ったこと無いし、それにイクシオン手紙だと一人称「私」で、大人な書き方で丁寧だし……」
「一人称に関しては、身分を表す文章でない限り、誰が書いても、オレでも僕でもワシでも、「私」と読める」
なるほど、英語の「I」と一緒なのか。
私でも僕でも一人称は基本「I」で変わらないもんねぇ。
自動翻訳機能でも、それは変らないようで、私が一人、紳士だとはしゃいでたんだね。納得。
あ、でも私へ書いた手紙?
つまり、私が『まだ見ぬ君』さん?
どーいう事だ!? 訳が分からないんだけど……
「なんで、会った事もなくて、こんな手紙が書けるの?」
イクシオンは私の頭を撫でながら、目を細める。
だから、その顔は恋人にでも向けなさい。十四歳に向ける物じゃないよ?
なんだか恥かしくて頬が熱くなる。本当に、そういう顔は困る。
「リトは『ツガイ』は判るか?」
何度も「オレノツガイ」とか「ツガイ」って言ってるけど、この世界の何かの固有名詞なのかな?
首を横にふるふる振ると、イクシオンはコップに残ったゼキキノコの赤い汁を指に付けて、手紙の上に字を書く。
自動翻訳が勝手にされるとツガイは『番』と漢字変換された。
あ、なるほど、動物のカップリングの事を番っていう意味と同じなんだ。
でも、それがどう関係あるんだろう?
「番というのは、簡単に言えば本来一緒に居るべき夫婦の事だ。たった一人の運命の相手を探すのは難しい」
「好きな人を好きってだけじゃ、いけないの?」
「好きな相手と一生添い遂げる意志があるならば、それもいい。でも、番というものは自分の気持ちも何もかも含めて、愛おしくて自分の全てだと求めてしまうものなんだ」
それは好きな人と何が違うんだろう? 首を傾げると、イクシオンはまた目を細めて嬉しそうな顔で、私の頬を両手で包み込むように触れる。
「獣人は鼻が良い。自分の番の匂いが分かる。オレは、それがリトだった」
ううん?
いやいや、それはどうなんだろう?
「えーと、私十四歳なんですが? イクシオンは二十五歳でしょ? 年齢的におかしくない?」
「番は同じ年齢というわけじゃない」
「そう、ですか……はぁ……うん、まぁ歳の差婚とかあるよねぇ……」
って、そうじゃない。私、しっかりして!?
私がイクシオンの番って事は、本来いるべき夫婦って、ああ、頭が混乱してきた~!!
「でも、私は結婚出来ないよ?」
「……それは、誰か心に決めた相手でも居るということか?」
なんでイクシオンがそんな切なそうな顔をするのか……
耳まで下げないで欲しい。私より大人なんだから、分かると思うんだけどなぁ?
私はふぅと息を吐いてから、説明をする。
「まだ、初恋もまだなので、そういうのでは無いですが、私は未成年なので、まず無理。十六歳になっても親の承諾が無い限り駄目だし、それにね、私はここの世界の人じゃないから、いつかは帰るし」
「今すぐどうこうの話ではなく、リトが十八になるまでは待つつもりだ」
「なんで十八歳?」
「この国では十八歳からが成人だからだ。大抵皆、十八歳までに自分の番を探し出す。探せなければ独り身か、番でなくとも一生共に居ると約束した者と一緒になる」
日本だと二十歳からだけど、異世界は少し成人の概念が違うみたい。
でも、前に十八歳から成人にする法案とか騒いでいたことがあるし、大昔は十四か五で成人とか言っていたのだから、それ程変わりないのかな?
「って、だから、どうして結婚する話になってるのー!?」
「それは、オレはリトの番だから離れられない。オレはリトのモノだ」
「いやいや、イクシオンはイクシオンのモノだよ? 第一、私は家に帰るんだってばっ!」
そう、私はいつかはこの世界から自分の世界に帰る。
だって、間違いでこんな所に来たんだから、間違えたら正されなきゃいけない。
いや、まぁ、間違いなのかどうかもわかんないけど、私を待ってくれている家族が居るし……
多分、待ってくれてる。
「多分、リトは帰れないと思う……」
「!? なんで?」
眉を下げて、言葉を探すようなイクシオンのシャツを掴んで、ジッと見つめると、少し目をそらされた。
「リトがまず、この森の中で暮らしている事、ここは賢者に認められた者しか入れない場所だ。リトの気配は初夏に突然現れた。オレはここへは入れなかったが、リトが一緒なら入れた。と、いう事は、リトは賢者の資格を持っているという事だ」
「私は賢者なんて人に、会ったこともないよ?」
だって、ここは誰も初めから居なかった。
この小屋以外は人の存在感のある物なんて無かった。
「それはオレにも分からない。ただ、リトがゲッちゃんと呼んでいる鳥、あれは『聖鳥』という賢者を導く鳥だ。あの鳥は本来『聖堂教会』という場所で管理され、動くことの無い時を止めた鳥。それがこうして生きた状態で動き回っている事が一つ」
「ゲッちゃんは……ただのオウムだよ……」
まぁ、とてもお役立ちな鳥ではあるけれど、聖鳥なんて名前のご立派な鳥とは似てるだけの、私の家族……だよね?
「二つ目は、リトがデンちゃんと呼んでいる白い獣だ。あれはおそらく、『守護獣』だ。賢者や神子といった者には、守護獣という白い獣が現れて、外敵から守ってくれる」
「違うよ? だって、デンちゃんは拾った時子犬で怪我してた! 私を守るどころか、私がデンちゃんを守ったんだよ? 私は、賢者とか神子とかそういう、変なものじゃないよ!」
「混乱するのは、無理もないと思うが……」
「私は……私は、いつか、家に帰るんだよ・・・‥っ、ふっ、えっえぐっ」
反論したくても、薄々は帰れないかも? と思ったり、ゲッちゃんやデンちゃんの不思議な動物から、目をそらしていたことは私自身が一番わかってて、知りたくなかった。
お父さんとお母さんとボン助の居る家に、私は帰りたい。
私を探している家族がいるのに、帰れないのはあんまりだと思う。
ワッと泣き出した私を、イクシオンが抱き寄せて胸を貸してくれるけど、涙は止まらなかった。
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