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交接 ③
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エンジュの様子を見ながら指の数を増やし、ぎちぎちの後孔を広げていく。優しくしたいと思う気持ち以上に、早くエンジュの中に入り犯したいという欲求が強くなっていく……。
「ンッ、あっ……ぁ……ん……」
どうにか指を三本入れられるようになったところで、指を抜けばエンジュの蕾は何かを求めるようにヒクヒクと可愛らしい動きを見せる。
「エンジュ……もう……いいか……」
俺の問いかけにエンジュは目を細め小さく頷く。
自分の猛ったモノを取り出せばすでに涎を垂らし今にも爆発してしまいそうだ……。
はやる気持ちをどうにか抑えながらゆっくりとエンジュの後孔に先端を押し当てる。
小さな穴をグググ……と、無理矢理挿れこんでいけばエンジュは息を止めて必死に俺を受け入れてくれる。
「エンジュ……すまない……。少し……我慢……してくれ……」
「大……丈夫です……ダンテさん……。僕の中に……きてください……」
エンジュの言葉に反応して俺のモノはグンと硬さを増す。
「そんな事を言われたら……優しくできないじゃないか……」
先端をグッと押し込むとエンジュの口から悲鳴に近い声が漏れる。
優しくしないとダメだと分かっているのだが……限界はとうに超えていて……俺はそれから我を忘れ無我夢中でエンジュの体を貪った……。
エンジュの最奥まで突き立て何度も何度も奥を突き上げ、自分のモノだとマーキングするように精を吐き出す……。一度吐き出しただけでは満足できなくて、繋がったまま続きを始める。結合部からはグチュグチュと卑猥な音が聞こえ、エンジュの中で収まりきらなかった俺の精液が溢れ出してくる。
溢れ出した精液の代わりに……と、中にたっぷり注ぎ込めばエンジュの薄い腹がポコリと膨らむ。
「ひぁ……アッ、ぁ……ん……んぁ……」
「エンジュ……エンジュ……エンジュ……」
何度も……何度も……何度も……エンジュの中に俺の子種を植え付けていく。
俺たちの長い交接に付き合いきれなくなったのか、いつの間にか老人と覆面の男は姿を消していた。
老人がいなければ俺達が体を繋げる必要はないのだが……俺は意識朦朧なエンジュの体を抱き起し……一方的な交接を続けた……。
何回……
いや何十回エンジュの体を抱いたのだろうか……。
覆面の男に打たれた発情薬が切れると同時に俺も意識を失っていたようで、エンジュを抱きかかえ状態で目を覚ます。
ひどい頭痛と喉の渇きに顔をしかめながらエンジュに声をかけると、うっすらと目を開く。
「エンジュ……! 大……丈夫か……?」
「はぃ………」
掠れた声でエンジュは答えるが、体を動かすと「んっ……」と、顔をしかめる。エンジュの体を見てみれば首筋から胸へと何箇所も噛み跡が残り、太ももや腹はベッタリと俺の精液で汚れていた。
「すまない……エンジュ……。すなまい……」
「気にしないで……ください、ダンテさん……。僕は……大丈夫ですから……」
「だが……俺はお前を傷つけて……」
「傷ついてなんかいませんよ……。僕は、ダンテさんが抱いてくれて……嬉しかったです」
優しいエンジュはそう言って口元を綻ばせる。
きっと体中痛くてたまらないはずなのに……
たまらずエンジュを抱きしめると、部屋のドアが開き耳障りな車輪の音が聞こえてくる。
「やっとお目覚めかね……。昨日はいいモノを見せてもらったよ……」
老人はそう言うと皺だらけの顔をさらにくしゃくしゃにして笑顔を向けてくる。
「昨日で俺達の役目は終わりだろ……。早く自由にしてくれ……」
「何を言っておる。昨日だけで私が満足したと思うか? お前達にはまだまだ面白い事をしてもらうぞ」
「なっ!? そんなの無理だ!」
老人の言葉を拒否すれば、じろりと睨みをきかせてくる。
「そうか……。お前さんが無理ならば代わりを準備するだけだ」
「代わり……?」
「あぁ、私は獣が本能のまま人を求める姿にえらく感動したんだ。昨日のお前さんもよかったが……熊の獣人も悪くないかのぉ……。エンジュが他の獣人に無理矢理ねじ込まれて泣き叫ぶ姿を一緒に見るかい……?」
「ダメだっ……! そんなの……絶対にダメだ……」
「では、お前が私の欲求を満たしてくれるのか……ダンテ?」
老人に返す言葉が見つからずエンジュへと視線を向ければ、俺の手を掴み下唇を噛み締めながら覚悟を決めた顔付きに変わる。
「ダンテさん……。僕は……ダンテさんとなら、なんだって耐えられます……」
「ほほぉ~。エンジュはダンテよりも男らしいじゃないか。さぁダンテ……どうする?」
俺は……俺は…………エンジュを守りたい……。
エンジュの小さな手をぐっと握り返し、覚悟を決める。
俺達が行き着く先は地獄なのだろうか……それとも……。
「ンッ、あっ……ぁ……ん……」
どうにか指を三本入れられるようになったところで、指を抜けばエンジュの蕾は何かを求めるようにヒクヒクと可愛らしい動きを見せる。
「エンジュ……もう……いいか……」
俺の問いかけにエンジュは目を細め小さく頷く。
自分の猛ったモノを取り出せばすでに涎を垂らし今にも爆発してしまいそうだ……。
はやる気持ちをどうにか抑えながらゆっくりとエンジュの後孔に先端を押し当てる。
小さな穴をグググ……と、無理矢理挿れこんでいけばエンジュは息を止めて必死に俺を受け入れてくれる。
「エンジュ……すまない……。少し……我慢……してくれ……」
「大……丈夫です……ダンテさん……。僕の中に……きてください……」
エンジュの言葉に反応して俺のモノはグンと硬さを増す。
「そんな事を言われたら……優しくできないじゃないか……」
先端をグッと押し込むとエンジュの口から悲鳴に近い声が漏れる。
優しくしないとダメだと分かっているのだが……限界はとうに超えていて……俺はそれから我を忘れ無我夢中でエンジュの体を貪った……。
エンジュの最奥まで突き立て何度も何度も奥を突き上げ、自分のモノだとマーキングするように精を吐き出す……。一度吐き出しただけでは満足できなくて、繋がったまま続きを始める。結合部からはグチュグチュと卑猥な音が聞こえ、エンジュの中で収まりきらなかった俺の精液が溢れ出してくる。
溢れ出した精液の代わりに……と、中にたっぷり注ぎ込めばエンジュの薄い腹がポコリと膨らむ。
「ひぁ……アッ、ぁ……ん……んぁ……」
「エンジュ……エンジュ……エンジュ……」
何度も……何度も……何度も……エンジュの中に俺の子種を植え付けていく。
俺たちの長い交接に付き合いきれなくなったのか、いつの間にか老人と覆面の男は姿を消していた。
老人がいなければ俺達が体を繋げる必要はないのだが……俺は意識朦朧なエンジュの体を抱き起し……一方的な交接を続けた……。
何回……
いや何十回エンジュの体を抱いたのだろうか……。
覆面の男に打たれた発情薬が切れると同時に俺も意識を失っていたようで、エンジュを抱きかかえ状態で目を覚ます。
ひどい頭痛と喉の渇きに顔をしかめながらエンジュに声をかけると、うっすらと目を開く。
「エンジュ……! 大……丈夫か……?」
「はぃ………」
掠れた声でエンジュは答えるが、体を動かすと「んっ……」と、顔をしかめる。エンジュの体を見てみれば首筋から胸へと何箇所も噛み跡が残り、太ももや腹はベッタリと俺の精液で汚れていた。
「すまない……エンジュ……。すなまい……」
「気にしないで……ください、ダンテさん……。僕は……大丈夫ですから……」
「だが……俺はお前を傷つけて……」
「傷ついてなんかいませんよ……。僕は、ダンテさんが抱いてくれて……嬉しかったです」
優しいエンジュはそう言って口元を綻ばせる。
きっと体中痛くてたまらないはずなのに……
たまらずエンジュを抱きしめると、部屋のドアが開き耳障りな車輪の音が聞こえてくる。
「やっとお目覚めかね……。昨日はいいモノを見せてもらったよ……」
老人はそう言うと皺だらけの顔をさらにくしゃくしゃにして笑顔を向けてくる。
「昨日で俺達の役目は終わりだろ……。早く自由にしてくれ……」
「何を言っておる。昨日だけで私が満足したと思うか? お前達にはまだまだ面白い事をしてもらうぞ」
「なっ!? そんなの無理だ!」
老人の言葉を拒否すれば、じろりと睨みをきかせてくる。
「そうか……。お前さんが無理ならば代わりを準備するだけだ」
「代わり……?」
「あぁ、私は獣が本能のまま人を求める姿にえらく感動したんだ。昨日のお前さんもよかったが……熊の獣人も悪くないかのぉ……。エンジュが他の獣人に無理矢理ねじ込まれて泣き叫ぶ姿を一緒に見るかい……?」
「ダメだっ……! そんなの……絶対にダメだ……」
「では、お前が私の欲求を満たしてくれるのか……ダンテ?」
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「ダンテさん……。僕は……ダンテさんとなら、なんだって耐えられます……」
「ほほぉ~。エンジュはダンテよりも男らしいじゃないか。さぁダンテ……どうする?」
俺は……俺は…………エンジュを守りたい……。
エンジュの小さな手をぐっと握り返し、覚悟を決める。
俺達が行き着く先は地獄なのだろうか……それとも……。
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