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22話:僕はペット?
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カバンの中に参考書とパソコンを詰め込み、部屋を飛び出したのはいいけれど、どこで時間を潰そう。
寮を出てとぼとぼと歩き、気がつけば入学式のあとにアランと行ったお店にたどり着いた。
昼間はカフェがメインだが、夜になるとお店の半分がお酒も提供するオシャレなバーになっていた。
薄暗い店内に入り、店内でも明るいカフェスペースに向かう。
窓際に並べられた長テーブルは、課題をしている学生で埋まっていたが、どうにか一箇所だけ空いていた。
左端から二番目の席に腰かけて、とりあえず残っていた課題を終わらせようとパソコンを開く。
パソコンの電源を入れたあたりで、視線を感じて辺りを見渡した。
学生たちが、なぜか僕の方をチラチラ見ている。
何か変なのだろうかと、とりあえず頭の上をはたいて何か付いていないか確認していると、左側に座っていた人が声をかけてくる。
「おい、ちんちくりん」
不機嫌で威圧的な声。
そして、僕を『ちんちくりん』なんて呼ぶのはただ一人……
恐る恐る視線を左側に向けると、声色と同じく怪訝な顔の人物が目に入る。
ーー綾瀬くん!?
アルファ特有の威圧感を今更感じ、僕は背筋を正す。
怪訝そうに僕を見つめる顔は、入学式が終わった時にアルファかどうか問われた時と同じだった。
あの日以来、綾瀬くんとは度々顔を合わせる機会があった。
綾瀬くんが会いにきていたのは、もちろん僕ではなくてアランだ。
アランと同じ学部の彼は、いつもアランの隣にいる僕を見ては『なんでお前がアランと一緒にいるんだ』と言いたげな視線を向けてくる。
自己紹介もしてみたものの、呼ばれる時は『ちんちくりん』か『おい』だ。
アランがいない時は、いつも僕をからかってきて、髪の毛がボサボサになるまで頭をわしゃわしゃされる。
だからなるべくアランがいない時には綾瀬くんに近づかないようにしている。
今になって、なんでこの席がポツンと空いていたのか理解したが、時すでに遅し。
不機嫌な声と威圧的な綾瀬くんの黒い瞳に、逃げ出したい気持ちをどうにか抑えて返事をする。
「こん、ばんは」
「アランはどこだ」
挨拶も無視して、綾瀬くんはカフェを見渡しアランを探している。
いつも一緒にいたから、今日も一緒だと思ったんだろう。
「アランは……家にいるよ」
「ふ~ん、ついにアランに愛想尽かされたのか?」
意地悪に微笑みながら放った綾瀬くんの言葉が的確に胸をえぐってくる。
なんと答えようかと迷っていると、彼は僕のパソコンを覗きこんできた。
「一人で課題か?」
「う、うん」
綾瀬くんは頬杖をつき、なぜか僕の方をじっと見つめてくる。
目を合わせないようにパソコンと向かい合うが、視線が気になって課題に集中できない。
無言の圧をかけられて、張り詰めた空気が漂う。
気を紛らすようにカフェオレをちびちび飲みながら、課題に集中しようと頑張ってみるが綾瀬くんが気になってしょうがなかった。
チラリと視線を綾瀬くんに向けると目が合う。
「おい、全然進んでないぞ」
「は、はい!」
なぜか怒られて、またパソコンに向きなおるが、やっぱり綾瀬くんが気になる。
そして、なんだか気まずい雰囲気に徐々に耐えられなくなる。
ーー違う場所に行ったほうがいいかな……
そう思い、必死になって課題を終わらせて、ちびちび飲んでいたカフェオレを飲み干し、広げた参考書とパソコンを片付ける。
一応、綾瀬くんにもさよならを言った方がいいよなと思い横を向くと、彼もカフェを出ようとしているのか片付けをしているところだった。
慌てて僕は綾瀬くんに声をかける。
「綾瀬くん、お先に失礼します」
先輩に挨拶するように丁寧に伝えると、何故だか綾瀬くんはムッとした顔をする。
「俺も帰るところだ」
「あ……そ、そうなんだ」
先に出ようと思ったけれど、綾瀬くんにそう言われると一人で先に出てはいけない気がして、綾瀬くんの片付けが終わるまで待ってしまう。
彼が先頭を歩き、なぜか僕はその後ろに。
なんで綾瀬くんの後ろをついて行くように歩いているのか自分でも分からないけれど、そうしなくちゃいけない気がした。
カフェを出ると、外は真っ暗闇に包まれていた。
噴水公園へと向かう歩道を無言のまま二人で歩く。
しばらくすると、目の前を歩いていた綾瀬くんが振りむいて、真面目な顔をして問いかけてくる。
「……アランと喧嘩したのか?」
「え? いや……喧嘩じゃ、ないよ。僕がお節介で言った言葉で、アランを嫌な気分にしちゃったみたい……」
そう伝えると、あの時のアランの顔を思い出す。
アランは露骨に嫌な顔をしていた。
でも、僕は幸せになってほしかっただけなんだ……
思い返すと、また胸が痛くなってリュックのヒモを握りしめる。
「珍しいこともあるんだな。お前から何をされてもアイツは嫌な顔しそうにないのにな」
「そんなこと、ないよ」
「ちなみにアイツに、なんて言ったら嫌な顔されたんだ?」
「えっと……友達を、紹介しようと思って……」
言葉を濁して伝えると、綾瀬くんはプッと吹き出す。
「ハハ、そりゃアイツが嫌な顔するはずだ。俺様とお前以外には、声をかけられるだけでも怪訝な顔をして、近寄るなと露骨な態度をとるんだぞ」
「アラン、が?」
綾瀬くんの言葉に驚いて目を瞬かせる。
すると、綾瀬くんはふっと目を細める。
街灯に照らされて、淡いオレンジに包まれているせいか、いつもよりも表情が柔らかく感じた。
「ベータのお前は知らないだろうけど、アランはアルファの中でも別格だ。だから、誰それ構わず友人なんて作らない。釣り合う相手じゃないと一緒にいても退屈だから。まぁ、この大学で釣り合うのはアイツと同じく別格の俺くらいだ」
綾瀬くんは自身満々にそう言ってくるけれど、それじゃあなんでアランは僕と仲良くしてくれるのか分からない。
アルファでもないベータの僕は、アランの一体何なんだろうか?
首を傾げながら綾瀬くんを見上げていると、その疑問に答えてくれる。
「お前は……まぁ、ペットみたいなもんだろうな」
ーーペット……
アランの周りを喜んで走り回る犬になった自分の姿を思い浮かべていると、綾瀬くんはいつものように僕の頭を大きな手でくしゃくしゃにする。
「ペットが泣きそうな顔すんな」
意地悪く笑う綾瀬くんになんだか勇気づけられた気がして、僕は「ありがとう」と笑顔を向けた。
それから綾瀬くんから、大学でのアランの様子を教えてもらった。
一番驚いたのは、アランは一人で過ごしているか、綾瀬くんと一緒にいることが多くて友人といえる人は少ないらしい。
寡黙なタイプだと聞いた時は、家でよく話すアランを思い出して正反対だと思った。
綾瀬くんにそれを話すと、へぇと驚いた顔をされた。
気がつけば一時間ほど綾瀬くんとおしゃべりしてしまう。
夜も遅くなり、明日は朝一番の講義だからと言って綾瀬くんと別れ部屋へ戻る。玄関の前に立つと、ふぅと一呼吸おいてドアノブを握る。
綾瀬くんとおしゃべりして、気持ちは少し軽くなったけれど、まだ少し不安だ。
アランがまだ怒っていたらどうしようとか、なんて謝ろうかとか脳内でグルグルと不安がめぐる。
考えていてもしょうがないので、勢いに任せてえいっとドアを開けると、玄関前でうずくまっているアランの姿が目に入る。
「アラン?」
思わず声をかけてしまうと、アランがゆっくりと顔を上げて不安げな顔で僕を見つめてくる。
そして、駆け寄ってきて、ぎゅっと抱きついてくると震える声で謝ってくる。
「ケイ、ごめん。オレ、ケイに酷い態度とってた……」
その言葉に、自分が悪いのに申し訳ないという気持ちと同時に、アランが怒っていなくてよかったという安堵感が混じる。
「ううん、僕の方こそごめんね。アランの気持ちを考えず色々と言っちゃって……」
僕もアランの大きな背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめる。
アランの甘い香りに包まれるとホッとしてしまう。
しばらく仲直りのハグをしていると、クンッとアランが僕の頭あたりの匂いを嗅いで首を傾げる。
「……なんで、綾瀬の匂いがするの?」
「あ、ぁ~カフェでたまたま会ったんだ。それでお話して……」
「匂いがうつるくらい一緒にいたの? 触られたの?」
「へ?」
アランはそう言うと、また鋭い視線を向けてくる。
「ねぇ、触られたの?」
怒気のこもった声に、僕は思わず息を呑んだ。
寮を出てとぼとぼと歩き、気がつけば入学式のあとにアランと行ったお店にたどり着いた。
昼間はカフェがメインだが、夜になるとお店の半分がお酒も提供するオシャレなバーになっていた。
薄暗い店内に入り、店内でも明るいカフェスペースに向かう。
窓際に並べられた長テーブルは、課題をしている学生で埋まっていたが、どうにか一箇所だけ空いていた。
左端から二番目の席に腰かけて、とりあえず残っていた課題を終わらせようとパソコンを開く。
パソコンの電源を入れたあたりで、視線を感じて辺りを見渡した。
学生たちが、なぜか僕の方をチラチラ見ている。
何か変なのだろうかと、とりあえず頭の上をはたいて何か付いていないか確認していると、左側に座っていた人が声をかけてくる。
「おい、ちんちくりん」
不機嫌で威圧的な声。
そして、僕を『ちんちくりん』なんて呼ぶのはただ一人……
恐る恐る視線を左側に向けると、声色と同じく怪訝な顔の人物が目に入る。
ーー綾瀬くん!?
アルファ特有の威圧感を今更感じ、僕は背筋を正す。
怪訝そうに僕を見つめる顔は、入学式が終わった時にアルファかどうか問われた時と同じだった。
あの日以来、綾瀬くんとは度々顔を合わせる機会があった。
綾瀬くんが会いにきていたのは、もちろん僕ではなくてアランだ。
アランと同じ学部の彼は、いつもアランの隣にいる僕を見ては『なんでお前がアランと一緒にいるんだ』と言いたげな視線を向けてくる。
自己紹介もしてみたものの、呼ばれる時は『ちんちくりん』か『おい』だ。
アランがいない時は、いつも僕をからかってきて、髪の毛がボサボサになるまで頭をわしゃわしゃされる。
だからなるべくアランがいない時には綾瀬くんに近づかないようにしている。
今になって、なんでこの席がポツンと空いていたのか理解したが、時すでに遅し。
不機嫌な声と威圧的な綾瀬くんの黒い瞳に、逃げ出したい気持ちをどうにか抑えて返事をする。
「こん、ばんは」
「アランはどこだ」
挨拶も無視して、綾瀬くんはカフェを見渡しアランを探している。
いつも一緒にいたから、今日も一緒だと思ったんだろう。
「アランは……家にいるよ」
「ふ~ん、ついにアランに愛想尽かされたのか?」
意地悪に微笑みながら放った綾瀬くんの言葉が的確に胸をえぐってくる。
なんと答えようかと迷っていると、彼は僕のパソコンを覗きこんできた。
「一人で課題か?」
「う、うん」
綾瀬くんは頬杖をつき、なぜか僕の方をじっと見つめてくる。
目を合わせないようにパソコンと向かい合うが、視線が気になって課題に集中できない。
無言の圧をかけられて、張り詰めた空気が漂う。
気を紛らすようにカフェオレをちびちび飲みながら、課題に集中しようと頑張ってみるが綾瀬くんが気になってしょうがなかった。
チラリと視線を綾瀬くんに向けると目が合う。
「おい、全然進んでないぞ」
「は、はい!」
なぜか怒られて、またパソコンに向きなおるが、やっぱり綾瀬くんが気になる。
そして、なんだか気まずい雰囲気に徐々に耐えられなくなる。
ーー違う場所に行ったほうがいいかな……
そう思い、必死になって課題を終わらせて、ちびちび飲んでいたカフェオレを飲み干し、広げた参考書とパソコンを片付ける。
一応、綾瀬くんにもさよならを言った方がいいよなと思い横を向くと、彼もカフェを出ようとしているのか片付けをしているところだった。
慌てて僕は綾瀬くんに声をかける。
「綾瀬くん、お先に失礼します」
先輩に挨拶するように丁寧に伝えると、何故だか綾瀬くんはムッとした顔をする。
「俺も帰るところだ」
「あ……そ、そうなんだ」
先に出ようと思ったけれど、綾瀬くんにそう言われると一人で先に出てはいけない気がして、綾瀬くんの片付けが終わるまで待ってしまう。
彼が先頭を歩き、なぜか僕はその後ろに。
なんで綾瀬くんの後ろをついて行くように歩いているのか自分でも分からないけれど、そうしなくちゃいけない気がした。
カフェを出ると、外は真っ暗闇に包まれていた。
噴水公園へと向かう歩道を無言のまま二人で歩く。
しばらくすると、目の前を歩いていた綾瀬くんが振りむいて、真面目な顔をして問いかけてくる。
「……アランと喧嘩したのか?」
「え? いや……喧嘩じゃ、ないよ。僕がお節介で言った言葉で、アランを嫌な気分にしちゃったみたい……」
そう伝えると、あの時のアランの顔を思い出す。
アランは露骨に嫌な顔をしていた。
でも、僕は幸せになってほしかっただけなんだ……
思い返すと、また胸が痛くなってリュックのヒモを握りしめる。
「珍しいこともあるんだな。お前から何をされてもアイツは嫌な顔しそうにないのにな」
「そんなこと、ないよ」
「ちなみにアイツに、なんて言ったら嫌な顔されたんだ?」
「えっと……友達を、紹介しようと思って……」
言葉を濁して伝えると、綾瀬くんはプッと吹き出す。
「ハハ、そりゃアイツが嫌な顔するはずだ。俺様とお前以外には、声をかけられるだけでも怪訝な顔をして、近寄るなと露骨な態度をとるんだぞ」
「アラン、が?」
綾瀬くんの言葉に驚いて目を瞬かせる。
すると、綾瀬くんはふっと目を細める。
街灯に照らされて、淡いオレンジに包まれているせいか、いつもよりも表情が柔らかく感じた。
「ベータのお前は知らないだろうけど、アランはアルファの中でも別格だ。だから、誰それ構わず友人なんて作らない。釣り合う相手じゃないと一緒にいても退屈だから。まぁ、この大学で釣り合うのはアイツと同じく別格の俺くらいだ」
綾瀬くんは自身満々にそう言ってくるけれど、それじゃあなんでアランは僕と仲良くしてくれるのか分からない。
アルファでもないベータの僕は、アランの一体何なんだろうか?
首を傾げながら綾瀬くんを見上げていると、その疑問に答えてくれる。
「お前は……まぁ、ペットみたいなもんだろうな」
ーーペット……
アランの周りを喜んで走り回る犬になった自分の姿を思い浮かべていると、綾瀬くんはいつものように僕の頭を大きな手でくしゃくしゃにする。
「ペットが泣きそうな顔すんな」
意地悪く笑う綾瀬くんになんだか勇気づけられた気がして、僕は「ありがとう」と笑顔を向けた。
それから綾瀬くんから、大学でのアランの様子を教えてもらった。
一番驚いたのは、アランは一人で過ごしているか、綾瀬くんと一緒にいることが多くて友人といえる人は少ないらしい。
寡黙なタイプだと聞いた時は、家でよく話すアランを思い出して正反対だと思った。
綾瀬くんにそれを話すと、へぇと驚いた顔をされた。
気がつけば一時間ほど綾瀬くんとおしゃべりしてしまう。
夜も遅くなり、明日は朝一番の講義だからと言って綾瀬くんと別れ部屋へ戻る。玄関の前に立つと、ふぅと一呼吸おいてドアノブを握る。
綾瀬くんとおしゃべりして、気持ちは少し軽くなったけれど、まだ少し不安だ。
アランがまだ怒っていたらどうしようとか、なんて謝ろうかとか脳内でグルグルと不安がめぐる。
考えていてもしょうがないので、勢いに任せてえいっとドアを開けると、玄関前でうずくまっているアランの姿が目に入る。
「アラン?」
思わず声をかけてしまうと、アランがゆっくりと顔を上げて不安げな顔で僕を見つめてくる。
そして、駆け寄ってきて、ぎゅっと抱きついてくると震える声で謝ってくる。
「ケイ、ごめん。オレ、ケイに酷い態度とってた……」
その言葉に、自分が悪いのに申し訳ないという気持ちと同時に、アランが怒っていなくてよかったという安堵感が混じる。
「ううん、僕の方こそごめんね。アランの気持ちを考えず色々と言っちゃって……」
僕もアランの大きな背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめる。
アランの甘い香りに包まれるとホッとしてしまう。
しばらく仲直りのハグをしていると、クンッとアランが僕の頭あたりの匂いを嗅いで首を傾げる。
「……なんで、綾瀬の匂いがするの?」
「あ、ぁ~カフェでたまたま会ったんだ。それでお話して……」
「匂いがうつるくらい一緒にいたの? 触られたの?」
「へ?」
アランはそう言うと、また鋭い視線を向けてくる。
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