美醜逆転した世界に転がり落ちたらイケメンたちに囲われました。

赤牙

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本章

155話:エルのマーキング ③

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エルの舌先でぐっちょぐちょになった後孔は、次なる刺激を求めてヒクヒクと疼く。そんな俺の蕾をペロリと舐め上げた後、エルは指をつぷりと入れる。
舌先とは違うゴツゴツした指の感触に中をキュッと締めるとエルは嬉しそうに黄金色の瞳を細める。
そして、迷いもなく俺の前立腺を見つけると指の腹優しく撫で撫でしてくれて、気持ち良さで腰はゆらゆらと揺れる。

「アルジ、キモチイイ?」
「んっ……ぁ……気持ちいぃ……」
「ウレシイ。チンチンモ、キモチヨサソウ」

エルは器用に俺のモノも扱きだすと頭の中が気持ちいいでいっぱいになり俺のチンコは、はしたなく涎を垂らす。
それを見てエルはさらに嬉しそうに笑みを浮かべて、沢山キスしてくる。
エルに三点攻めでぐっちゃぐちゃにやられた俺は、呆気なく白濁を飛ばし自分の腹とエルの指先を汚す。
エルは精液で汚れた指と俺の腹を躊躇なく舐め取り、最後は緩く勃った俺のモノも綺麗にしゃぶる。

「エル……汚いから舐めちゃダメ……」
「キタナクナイ。アルジノ、オイシイ」

うまいわけねーだろ!
なんて、可愛いエルには言えないので、舐めてくれたお礼に頭を撫でると嬉しそうに擦り寄せキスをしてくる。
何度かキスを交わすとエルは興奮した表情で俺を見つめるてくる。

「アルジ……イレタイ……」
「うん……。いいよ……」
「ウレシイ。アルジ、ダイスキ」

イケモフスマイルと直球な愛の言葉に胸キュン。
エルのポテンシャルの高さに頭がクラクラしていると、熱く猛ったモノが俺の入り口に当てられゆっくりと中に入ってくる。

「んぐ……あっ、んんぅ………」

長くて大きなエルのモノは受け入れるだけでも大変で、下唇を噛み締めながら耐えていると優しく頬を撫でられる。

「アルジ、イタイ?」
「ううん。大丈夫だよ……」
「ウン……。アルジノ、キモチイイトコロ……コスッテアゲル」

そう言ってエルは指先で撫でまくった前立腺を今度は自分の亀頭部で擦り上げる。浅く緩く突き上げられる感覚にたまらず中を締め付ける。

「あ、あ、そこ……気持ちい……んん!」
「アルジ……オレノチンチン……イッパイギュ~シテクレル……。ウレシイ」

そりゃあエルが気持ち良くしてくれるから、沢山ギュ~しちゃいますとも。
淫らに腰を振りながら俺はエルから与えられる快楽を貪る。
エルは少しずつ少しずつ俺の奥へと入っていくと、最奥の手前で腰を止める。

ん?と、思いエルを見上げれば野獣の顔したエルが俺を見下ろしている。今から食われてしまいそうな雰囲気に、ちょっぴり恐怖を覚える……。

「エ、エル? どうしたんだ?」
「アルジ……ゼンブ……イレテイイ?」
「え? 全部?」
「ウン。ゼンブ……」
「あ……うん。いいけど……」

その答えにエルは舌舐めずりすると俺の腰をガッと掴む。

「え……? んにゃっッッ!!」

ズンッッと奥へと突き刺され最奥を安易とこじ開けられると、俺の後孔の入り口はめりめりと音を立てるように開かれ何かが入り込む。
エルの『全部』というのは、亀頭球までねじ込むという意味で……その衝撃に俺は目をチカチカさせる。

ぐぽぐぽと絶えず最奥を突かれる度に目の前にお星様が飛ぶ。頭を真っ白にする快楽に、俺は狂ったような喘ぎ声を上げエルは嬉しそうに腰を振る。


「アルジ……カワイイ……。オレノ……アルジ……」
「ひぁ、や、やら……ん! アッ!! 奥……やめ……エル、と、止まって……」

たまらずエルに止まるように命令するが……エルの腰は一向に止まる気配が見られない。
それどころかエルの瞳は爛々と輝いている

「ダメ……。オクマデ……オレノモノ……」
「しょんな……あんッ! エル、エル……んぁっッッ!」

主従の契約で俺の言うこと聞くんじゃなかったのぉーー!?

ガッシリと抱きしめられ奥まで挿れ込まれたエルのモノは限界まで膨らむと、ドプドプと大量に精液を吐き出す。
亀頭球で蓋をされた俺の中はエルの精液で満たされて、腹はたぷたぷ……。
腹の中は限界なのにエルの亀頭球は膨らんだままなので抜かれる事もなく、エルは嬉しそうに俺を抱きしめる。

「エル、満足したか……?」
「ウン。アルジ、オレノニオイデ、イッパイ」
「そりゃよかった……。なぁ、エル。まだ……抜かないのか?」
「ン~……マダ、アルジトツナガッテタイ……。ダメ?」

さっきの雄々しい表情から一変、可愛らしく首を傾げるエルのお願いを断れるはずもなく「いいよ」と返事を返す。
エルは満面の笑みで俺にキスをしてきて、エルの気がすむまで俺達は繋がりあった。
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