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本章
141話:異世界人カオル ①
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「サリュイさまぁ……」
「んっ……カオル……そんなに締めるな……」
ぐちゅぐちゅと結合部が泡立つくらいにサリュイ様は俺の中に沢山の精を吐き出す。
初めてエッチをしてからサリュイ様は毎日俺の事を求めてくれるようになった。
夜はもちろん仕事の合間も暇さえあれば俺達は体を重ねる。
エッチをしている時は、サリュイ様に求められる幸せに満ち溢れて俺は常に頬を緩ませていた。
「サリュイさまぁ……好き…好き…大好きです…」
「カオル……僕も大好きだよ……」
サリュイ様はいっぱいキスをしながら、ビュクッッと俺の中に精液を与えてくれる。
お腹も心もサリュイ様でいっぱいで……幸せ…♡
流石にもうサリュイ様も全て吐き出してしまったのか、クタリと倒れこむように俺の胸に顔を埋めてくる。
「サリュイ様。疲れましたか…?」
「少しだけな……。カオルは大丈夫か?」
「はい♡俺はサリュイ様に抱かれて幸せいっぱいです」
「そうか……」
俺の言葉に優しく微笑むサリュイ様が愛おしすぎて思わずギュッと抱きしめる。
「好きです。サリュイ様……」
「僕もだよ……。あと2日で仕事も終わるから、そうしたら僕の国に帰って結婚式だよ。これから忙しくなるな」
「ふふ。結婚式凄く楽しみです」
二人でくっついて結婚式はどうするか、新婚旅行は何処に行こうか……これこらの予定を楽しく話していると珍しく部屋のドアがノックされる。
サリュイ様は楽しい時間を邪魔された事に苛ついたのか「なんだ」と、不機嫌そうな声で返事をするとドア越しに執事さんの申し訳なさそうな声が聞こえてくる。
「サリュイ様。申し訳ありません……。お客様が来ておられまして……」
「今は忙しいから帰ってもらえ」
「そ、それが……帰すわけにもいかない客人でして……。とにかく一度会っていただきたいのですが……」
「ハァ……。どこぞの王様でもやってきたような言い方だな。分かったすぐ行く」
サリュイ様はそう言うと俺の頬を優しく撫でて「少し待っててくれ」と優しく声をかけてくれる。
「サリュイ様。俺の事は気にしないで下さい。お客さんが待っているのだから早く準備をしましょう!」
「あぁ。そうだな」
俺の言葉に少し機嫌が良くなったのかサリュイ様に笑顔が戻る。それから裸だったサリュイ様に服を着せて部屋から送り出し俺も一旦服を着る。
まぁ……どうせサリュイ様が帰ってきたら脱がされてしまうのだが、裸のままでブラブラするのはなんだか慣れない。
服を着て部屋の中でぐーたらしながらサリュイ様を待つが、今日は珍しく戻ってくるのが遅い。
いつもなら面会があってもすぐに戻ってくるのに……。
何かトラブルでもあったのか心配していると、部屋のドアがノックされ愛しのサリュイ様の声が聞こえる。
「カオル。入るよ……」
自分の部屋なのにノックするなんてどうしたのだろう? と、不思議に思いながらも「はーい!」と返事をしてサリュイ様を出迎えにドアの近くまで行くとドアが開きサリュイ様と、その後ろに大きな人影が二つ……。
仮面を付けた謎のイケメン二人の姿を見て驚き固まっていると、そのうちの一人がクシャリと顔を歪め俺の方へと駆け寄ってきて……ガバッと抱きつかれる。
「カオル……! カオル…カオル…」
「あ? え? え……?」
突然イケメンに抱きつかれた俺は怒りに満ちた顔をしているサリュイ様と、その後で泣きそうな顔を見せるタレ目なイケメンと、俺をギュウギュウに抱きしめる謎のイケメンに挟まれ……キョロキョロと三人に視線を送りながら口をパクパクさせ混乱する。
一体この人達は……誰なんだ……?!
「んっ……カオル……そんなに締めるな……」
ぐちゅぐちゅと結合部が泡立つくらいにサリュイ様は俺の中に沢山の精を吐き出す。
初めてエッチをしてからサリュイ様は毎日俺の事を求めてくれるようになった。
夜はもちろん仕事の合間も暇さえあれば俺達は体を重ねる。
エッチをしている時は、サリュイ様に求められる幸せに満ち溢れて俺は常に頬を緩ませていた。
「サリュイさまぁ……好き…好き…大好きです…」
「カオル……僕も大好きだよ……」
サリュイ様はいっぱいキスをしながら、ビュクッッと俺の中に精液を与えてくれる。
お腹も心もサリュイ様でいっぱいで……幸せ…♡
流石にもうサリュイ様も全て吐き出してしまったのか、クタリと倒れこむように俺の胸に顔を埋めてくる。
「サリュイ様。疲れましたか…?」
「少しだけな……。カオルは大丈夫か?」
「はい♡俺はサリュイ様に抱かれて幸せいっぱいです」
「そうか……」
俺の言葉に優しく微笑むサリュイ様が愛おしすぎて思わずギュッと抱きしめる。
「好きです。サリュイ様……」
「僕もだよ……。あと2日で仕事も終わるから、そうしたら僕の国に帰って結婚式だよ。これから忙しくなるな」
「ふふ。結婚式凄く楽しみです」
二人でくっついて結婚式はどうするか、新婚旅行は何処に行こうか……これこらの予定を楽しく話していると珍しく部屋のドアがノックされる。
サリュイ様は楽しい時間を邪魔された事に苛ついたのか「なんだ」と、不機嫌そうな声で返事をするとドア越しに執事さんの申し訳なさそうな声が聞こえてくる。
「サリュイ様。申し訳ありません……。お客様が来ておられまして……」
「今は忙しいから帰ってもらえ」
「そ、それが……帰すわけにもいかない客人でして……。とにかく一度会っていただきたいのですが……」
「ハァ……。どこぞの王様でもやってきたような言い方だな。分かったすぐ行く」
サリュイ様はそう言うと俺の頬を優しく撫でて「少し待っててくれ」と優しく声をかけてくれる。
「サリュイ様。俺の事は気にしないで下さい。お客さんが待っているのだから早く準備をしましょう!」
「あぁ。そうだな」
俺の言葉に少し機嫌が良くなったのかサリュイ様に笑顔が戻る。それから裸だったサリュイ様に服を着せて部屋から送り出し俺も一旦服を着る。
まぁ……どうせサリュイ様が帰ってきたら脱がされてしまうのだが、裸のままでブラブラするのはなんだか慣れない。
服を着て部屋の中でぐーたらしながらサリュイ様を待つが、今日は珍しく戻ってくるのが遅い。
いつもなら面会があってもすぐに戻ってくるのに……。
何かトラブルでもあったのか心配していると、部屋のドアがノックされ愛しのサリュイ様の声が聞こえる。
「カオル。入るよ……」
自分の部屋なのにノックするなんてどうしたのだろう? と、不思議に思いながらも「はーい!」と返事をしてサリュイ様を出迎えにドアの近くまで行くとドアが開きサリュイ様と、その後ろに大きな人影が二つ……。
仮面を付けた謎のイケメン二人の姿を見て驚き固まっていると、そのうちの一人がクシャリと顔を歪め俺の方へと駆け寄ってきて……ガバッと抱きつかれる。
「カオル……! カオル…カオル…」
「あ? え? え……?」
突然イケメンに抱きつかれた俺は怒りに満ちた顔をしているサリュイ様と、その後で泣きそうな顔を見せるタレ目なイケメンと、俺をギュウギュウに抱きしめる謎のイケメンに挟まれ……キョロキョロと三人に視線を送りながら口をパクパクさせ混乱する。
一体この人達は……誰なんだ……?!
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