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本章
130話:イケメン護衛の事情 ②〜ランスSide〜
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湖からの帰り道、カオル様は歩き疲れたのか戻ってきた時にはクリストファー王子の腕の中で眠られていた。
そのまま離れの塔へと帰っている途中、近衛騎士がクリストファー王子に声をかける。
「クリストファー王子すみません…。陛下がお呼びです…。すぐに来て欲しいと…」
何やら急いでいる様子の騎士を見てクリストファー王子は「分かった」と言いカオル様を私に手渡す。
「疲れているからベッドに寝かせてやってくれ」
「分かりました…」
そう言われ受け取ったカオル様の体はとても柔らかく…意識してしまうと体が反応してしまいそうだった。
何も考えるな…無だ…無になるんだ…
自分に言い聞かせながら長い廊下を歩き、なんとか部屋へ辿り着く。
後はベッドに寝かせるだけだな…
そう思った時に、カオル様が「んっ……」と私の腕の中で体を捩ると…カオル様が履いていたハーフパンツの隙間から足をつたってドロリと何かの液体が垂れてくる…。
抱いていた腕を濡らす生温い液体…。
尿にしてはドロドロしていて青臭く…これはまるで…
そこで私は気づく。
あの時二人は愛し合っていたのだと…。
その事を想像してしまうと顔がカァァ…と熱くなる。
私の腕の中でスヤスヤと眠るカオル様の寝顔を見ながら私は妄想を止められずにいた。
こんなに溢れ出してしまうまでクリストファー王子に注がれるなんて…
外で二人はどのように行為を…
カオル様はどんな顔で…どんな声でクリストファー王子を求められたのだろうか…
そんな事を考えながら汚れたままのカオル様をこのままにはしておけないと思った私はベッドを汚さないようにタオルを敷きカオル様を寝かす。
…綺麗にしなくては気持ちが悪いよな。
「カオル様…着替えますね…」
今だにスヤスヤと眠るカオル様にそっと声をかけて履いていたハーフパンツを脱がし…濡れた下着へと手をかける。
一瞬だけ理性が顔を覗かせるが、白くほっそりとした生足を目の前に理性は弾け飛んだ。
下着をスル…と下げればカオル様の可愛らしい性器が目の前に…。
ゴクリ…と唾を飲み込み準備したタオルで汚れた場所を拭っていく。
カオル様が目覚めないように…優しく…丁寧に…
クリストファー王子の精液で汚れた柔らかな太腿を拭き…溢れ出している蕾をそっと拭うとカオル様はピクンッと体を震わせる。
そして、また蕾からはタラリと精液が垂れ落ち、敷いていたタオルを汚す…。
その卑猥な光景を目にした瞬間、私の頭の中でプツリ…と何かが切れる音がした。
あぁ…もう拭うだけではダメなんだ。
ベッドを汚さないように…掻き出してあげないと…
理性という言葉は姿形を無くし私はカオル様の蕾へそっと指先を這わせる。
濡れたその場所に触れるとカオル様はまたピクンと身体を揺らす。
「今…綺麗にしますからね…」
蕾は私の指先を拒否するどころか歓迎してくれるように嬉々と絡みついてくる。中にはまだクリストファー王子の残骸が残っておりゆっくりと外に掻き出してあげる。
私の指先の動きに合わせてカオル様は少し体を捩らせ始める。
「んっ…あっ…ぁぁ…」
あぁ…なんて可愛らしい声なんだ…
小さな口から漏れてくる耳障りの良い声を聞きながら指を動かしていく。
掻き出す度にくちゅくちゅと卑猥な音とカオル様の気持ち良さそうな吐息が混ざり合って部屋の中に響き渡る。
クリストファー王子にこんな場面を見られたら私はその場で斬り殺されてしまうだろうな…
自分の生死がかかっているのに私は呑気にそんな事を考えてしまう。
今は自分の指先で可愛らしく喘ぐカオル様を見ている事以外はどうでもよかった。
丁寧に優しく精液を掻き出していると、カオル様の性器が少しずつ頭を起こし始める。しばらくすると、ピンっと上を向いて中に入っている指先の動きに合わせてプルプルと震えだす。
「んっ…くりすぅ…チンコも…」
目を閉じたまま辛そうな表情を見せ、私をクリストファー王子だと勘違いしたカオル様は私の手をとり可愛らしい性器に触れさせる。
私の手が…カオル様の…カオル様の…
小さく勃ち上がった性器を手で包み込み緩く扱いていけばカオル様はさらに甘い声で鳴き腰を必死に揺らしている…。
なんて愛らしい姿なんだ…
先端を親指の腹で擦るとぶるっと体を震わせて中に入れていた指をきゅぅぅっと締め付けながら軽くイッてしまわれる…
「もっと…気持ち良くなりましょうね…」
「んっ…ぁ…ぁ…」
前と後ろを同時に刺激していけばカオル様の性器は再度硬さを取り戻していく。
そして、カオル様の呼吸はだんだんと荒くなりグッと性器の硬さが増し射精の準備に入ったのが分かる。
あぁ…射精してしまうと服もベッドが汚れてしまうな…
そう思った私は…カオル様の性器を口で包み込んであげ、ピュクピュクと吹き出してくる熱い飛沫を受け止めた…。
理性が戻ってきたのは、カオル様のモノを飲み込んだ後だった。
………わ、私は…私は…なんてことをしてしまったんだぁぁあ!!
頬をピンクに染め、ハァハァ…と呼吸を荒げ、ピクピクと小刻みに体を震わせているカオル様のあられもない姿を見て私は猛烈に反省する。
それから私は急いでカオル様の体を再度清め服を着せベッドで休んでもらうと、それからすぐにクリストファー王子が帰ってこられる。
「ランス。遅くなってすまない。カオルは寝ているか?」
「はい…。お召し物が濡れて汚れていたので着替えもしています」
「……そうか。ありがとう。もう下がっていいぞ」
「はっ」
クリストファー王子に一礼をして私は部屋を後にする。どうやらバレてはいない様子に私はホッ…とため息をつく。
申し訳ありませんカオル様…。
今回の過ちは…私の一生をかけて償わせていただきます…。
心の中でそう呟き私はカオル様のいる部屋へ頭を下げる。
こうして私は誰にも言えない最低な秘密を抱えたのだった…。
そのまま離れの塔へと帰っている途中、近衛騎士がクリストファー王子に声をかける。
「クリストファー王子すみません…。陛下がお呼びです…。すぐに来て欲しいと…」
何やら急いでいる様子の騎士を見てクリストファー王子は「分かった」と言いカオル様を私に手渡す。
「疲れているからベッドに寝かせてやってくれ」
「分かりました…」
そう言われ受け取ったカオル様の体はとても柔らかく…意識してしまうと体が反応してしまいそうだった。
何も考えるな…無だ…無になるんだ…
自分に言い聞かせながら長い廊下を歩き、なんとか部屋へ辿り着く。
後はベッドに寝かせるだけだな…
そう思った時に、カオル様が「んっ……」と私の腕の中で体を捩ると…カオル様が履いていたハーフパンツの隙間から足をつたってドロリと何かの液体が垂れてくる…。
抱いていた腕を濡らす生温い液体…。
尿にしてはドロドロしていて青臭く…これはまるで…
そこで私は気づく。
あの時二人は愛し合っていたのだと…。
その事を想像してしまうと顔がカァァ…と熱くなる。
私の腕の中でスヤスヤと眠るカオル様の寝顔を見ながら私は妄想を止められずにいた。
こんなに溢れ出してしまうまでクリストファー王子に注がれるなんて…
外で二人はどのように行為を…
カオル様はどんな顔で…どんな声でクリストファー王子を求められたのだろうか…
そんな事を考えながら汚れたままのカオル様をこのままにはしておけないと思った私はベッドを汚さないようにタオルを敷きカオル様を寝かす。
…綺麗にしなくては気持ちが悪いよな。
「カオル様…着替えますね…」
今だにスヤスヤと眠るカオル様にそっと声をかけて履いていたハーフパンツを脱がし…濡れた下着へと手をかける。
一瞬だけ理性が顔を覗かせるが、白くほっそりとした生足を目の前に理性は弾け飛んだ。
下着をスル…と下げればカオル様の可愛らしい性器が目の前に…。
ゴクリ…と唾を飲み込み準備したタオルで汚れた場所を拭っていく。
カオル様が目覚めないように…優しく…丁寧に…
クリストファー王子の精液で汚れた柔らかな太腿を拭き…溢れ出している蕾をそっと拭うとカオル様はピクンッと体を震わせる。
そして、また蕾からはタラリと精液が垂れ落ち、敷いていたタオルを汚す…。
その卑猥な光景を目にした瞬間、私の頭の中でプツリ…と何かが切れる音がした。
あぁ…もう拭うだけではダメなんだ。
ベッドを汚さないように…掻き出してあげないと…
理性という言葉は姿形を無くし私はカオル様の蕾へそっと指先を這わせる。
濡れたその場所に触れるとカオル様はまたピクンと身体を揺らす。
「今…綺麗にしますからね…」
蕾は私の指先を拒否するどころか歓迎してくれるように嬉々と絡みついてくる。中にはまだクリストファー王子の残骸が残っておりゆっくりと外に掻き出してあげる。
私の指先の動きに合わせてカオル様は少し体を捩らせ始める。
「んっ…あっ…ぁぁ…」
あぁ…なんて可愛らしい声なんだ…
小さな口から漏れてくる耳障りの良い声を聞きながら指を動かしていく。
掻き出す度にくちゅくちゅと卑猥な音とカオル様の気持ち良さそうな吐息が混ざり合って部屋の中に響き渡る。
クリストファー王子にこんな場面を見られたら私はその場で斬り殺されてしまうだろうな…
自分の生死がかかっているのに私は呑気にそんな事を考えてしまう。
今は自分の指先で可愛らしく喘ぐカオル様を見ている事以外はどうでもよかった。
丁寧に優しく精液を掻き出していると、カオル様の性器が少しずつ頭を起こし始める。しばらくすると、ピンっと上を向いて中に入っている指先の動きに合わせてプルプルと震えだす。
「んっ…くりすぅ…チンコも…」
目を閉じたまま辛そうな表情を見せ、私をクリストファー王子だと勘違いしたカオル様は私の手をとり可愛らしい性器に触れさせる。
私の手が…カオル様の…カオル様の…
小さく勃ち上がった性器を手で包み込み緩く扱いていけばカオル様はさらに甘い声で鳴き腰を必死に揺らしている…。
なんて愛らしい姿なんだ…
先端を親指の腹で擦るとぶるっと体を震わせて中に入れていた指をきゅぅぅっと締め付けながら軽くイッてしまわれる…
「もっと…気持ち良くなりましょうね…」
「んっ…ぁ…ぁ…」
前と後ろを同時に刺激していけばカオル様の性器は再度硬さを取り戻していく。
そして、カオル様の呼吸はだんだんと荒くなりグッと性器の硬さが増し射精の準備に入ったのが分かる。
あぁ…射精してしまうと服もベッドが汚れてしまうな…
そう思った私は…カオル様の性器を口で包み込んであげ、ピュクピュクと吹き出してくる熱い飛沫を受け止めた…。
理性が戻ってきたのは、カオル様のモノを飲み込んだ後だった。
………わ、私は…私は…なんてことをしてしまったんだぁぁあ!!
頬をピンクに染め、ハァハァ…と呼吸を荒げ、ピクピクと小刻みに体を震わせているカオル様のあられもない姿を見て私は猛烈に反省する。
それから私は急いでカオル様の体を再度清め服を着せベッドで休んでもらうと、それからすぐにクリストファー王子が帰ってこられる。
「ランス。遅くなってすまない。カオルは寝ているか?」
「はい…。お召し物が濡れて汚れていたので着替えもしています」
「……そうか。ありがとう。もう下がっていいぞ」
「はっ」
クリストファー王子に一礼をして私は部屋を後にする。どうやらバレてはいない様子に私はホッ…とため息をつく。
申し訳ありませんカオル様…。
今回の過ちは…私の一生をかけて償わせていただきます…。
心の中でそう呟き私はカオル様のいる部屋へ頭を下げる。
こうして私は誰にも言えない最低な秘密を抱えたのだった…。
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