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本章
121話:湖 ①
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「ほらカオル。着いたよ」
「や、やっと着いた…」
クリスの腕の中でぐったりしながら窓の外へと視線を向けると広々とした湖が広がっていた。
「わぁ…凄く綺麗だな…」
「さぁ、もっと近くに見に行こう」
クリスに手を引かれて馬車から降り青々と広がる柔らかな草の上を歩いていく。
湖の水面は穏やかに揺れ、波をキラキラ輝かせる太陽。水際を小魚が泳ぎ遠くでは湖の水を飲みにきたシカも見える。
ルリ色の湖はとても神秘的で思わず見入ってしまう。
そして、そんな素敵な風景にお似合いのイケメン達の爽やかな笑顔。
普通さ、こんな素敵な状況ならば真ん中にいるのは美少女でイケメン達とアハハウフフと笑い合う微笑ましい場面なのに、現実は残念ながら素朴で真っ平らな顔した俺がアハハウフフとイケメン達へと笑顔を振りまいている。
「あぁ…癒される~」
フードを外して木陰でゴロンと転がり青空を見つめる。
久しぶりの外はとても開放的な気持ちにさせてくれた。
「どう?気分転換になったかな?」
「うん!最高だよここ!」
ゴロンと寝転んだままクリスへと返事をするとランスさんの鋭い眼差しが光る。
ヤバ…。王子に対して寝転んだまま返事するなんて失礼だって怒ってるなこりゃ…。
ランスさんの視線に慌てて起き上がりクリスと向き合うように正座する。
「どうしたのカオル?そんなに畏って」
「ん…べ、別に普通だよ…」
「そう?」
俺の態度を不思議に思ったクリスは首を傾げているが苦笑いしながら誤魔化した。
それからクリスはお気に入りの場所を案内してくれると言って林の方へと歩いていく。
もちろんランスさんも護衛として後ろをついて来るのだが…
「ランス。しばらくカオルと二人きりにしてもらっていいかな?あまり遠くには行かないからさ」
「しかし…」
「すぐに戻ってくる。何かあれば呼ぶから」
強引にランスさんを説得するとクリスは「さぁ行こう!」と、俺を林の奥へと連れていく。
背の高い木に囲まれた林の奥に入って行くと少しひんやりしていて葉擦れの音や鳥のさえずりなどが聞こえてくる。
「湖もいいけどこっちも緑が綺麗だね」
「でしょ?たまに来ると嫌な事も忘れられるんだ…」
大きな木を見上げながらスーハーと深呼吸をしてマイナスイオンを体に取り込めば体が浄化されている気分になる。
「クリスありがとうな!こんな素敵なところに連れてきてくれて」
クリスへとお礼を言うと嬉しそうに微笑まれ優しくキスされる。
「い、いきなりどうしたの?」
「ん?キスしたくなったからしただけだよ?」
そう言うとクリスはまたキスをしてきて…
今度は舌を絡ませる深いキスに…。
静かな林の中では、くちゅくちゅと舌を絡め合う音はいつもより大きな音に聞こえてしまう。
「ん…ぁ……。クリス…?マジでどうしたの?」
こんな濃厚なキスはエッチの時くらいしかしない。
エッチの時しか……まさか…
ハッと、クリスを見上げると少し興奮した顔で俺に熱を孕んだ視線を向けてくる。
「カオル…」
「い、嫌だぞ…こんなとこでしないからな…」
クリスにおねだりされる前に釘を刺すと少し拗ねた顔をして俺の腕を掴む。
「でも…私のはこんなになってしまったんだけど…」
取られた腕をクリスの下半身へと誘導されるとバッキバキのクリスのモノを握らされる。
「ねっ?」
クリスを見上げたまま固まっている俺に満面の笑みを向けられるが、青姦なんてハードルが高いものは流石に…
フルフルと顔を横に振ってはみるが興奮しきったクリスを止められるはずもなく、再度落とされた唇を受け入れた瞬間、青姦開始のゴングが頭の中で鳴り響いた。
「や、やっと着いた…」
クリスの腕の中でぐったりしながら窓の外へと視線を向けると広々とした湖が広がっていた。
「わぁ…凄く綺麗だな…」
「さぁ、もっと近くに見に行こう」
クリスに手を引かれて馬車から降り青々と広がる柔らかな草の上を歩いていく。
湖の水面は穏やかに揺れ、波をキラキラ輝かせる太陽。水際を小魚が泳ぎ遠くでは湖の水を飲みにきたシカも見える。
ルリ色の湖はとても神秘的で思わず見入ってしまう。
そして、そんな素敵な風景にお似合いのイケメン達の爽やかな笑顔。
普通さ、こんな素敵な状況ならば真ん中にいるのは美少女でイケメン達とアハハウフフと笑い合う微笑ましい場面なのに、現実は残念ながら素朴で真っ平らな顔した俺がアハハウフフとイケメン達へと笑顔を振りまいている。
「あぁ…癒される~」
フードを外して木陰でゴロンと転がり青空を見つめる。
久しぶりの外はとても開放的な気持ちにさせてくれた。
「どう?気分転換になったかな?」
「うん!最高だよここ!」
ゴロンと寝転んだままクリスへと返事をするとランスさんの鋭い眼差しが光る。
ヤバ…。王子に対して寝転んだまま返事するなんて失礼だって怒ってるなこりゃ…。
ランスさんの視線に慌てて起き上がりクリスと向き合うように正座する。
「どうしたのカオル?そんなに畏って」
「ん…べ、別に普通だよ…」
「そう?」
俺の態度を不思議に思ったクリスは首を傾げているが苦笑いしながら誤魔化した。
それからクリスはお気に入りの場所を案内してくれると言って林の方へと歩いていく。
もちろんランスさんも護衛として後ろをついて来るのだが…
「ランス。しばらくカオルと二人きりにしてもらっていいかな?あまり遠くには行かないからさ」
「しかし…」
「すぐに戻ってくる。何かあれば呼ぶから」
強引にランスさんを説得するとクリスは「さぁ行こう!」と、俺を林の奥へと連れていく。
背の高い木に囲まれた林の奥に入って行くと少しひんやりしていて葉擦れの音や鳥のさえずりなどが聞こえてくる。
「湖もいいけどこっちも緑が綺麗だね」
「でしょ?たまに来ると嫌な事も忘れられるんだ…」
大きな木を見上げながらスーハーと深呼吸をしてマイナスイオンを体に取り込めば体が浄化されている気分になる。
「クリスありがとうな!こんな素敵なところに連れてきてくれて」
クリスへとお礼を言うと嬉しそうに微笑まれ優しくキスされる。
「い、いきなりどうしたの?」
「ん?キスしたくなったからしただけだよ?」
そう言うとクリスはまたキスをしてきて…
今度は舌を絡ませる深いキスに…。
静かな林の中では、くちゅくちゅと舌を絡め合う音はいつもより大きな音に聞こえてしまう。
「ん…ぁ……。クリス…?マジでどうしたの?」
こんな濃厚なキスはエッチの時くらいしかしない。
エッチの時しか……まさか…
ハッと、クリスを見上げると少し興奮した顔で俺に熱を孕んだ視線を向けてくる。
「カオル…」
「い、嫌だぞ…こんなとこでしないからな…」
クリスにおねだりされる前に釘を刺すと少し拗ねた顔をして俺の腕を掴む。
「でも…私のはこんなになってしまったんだけど…」
取られた腕をクリスの下半身へと誘導されるとバッキバキのクリスのモノを握らされる。
「ねっ?」
クリスを見上げたまま固まっている俺に満面の笑みを向けられるが、青姦なんてハードルが高いものは流石に…
フルフルと顔を横に振ってはみるが興奮しきったクリスを止められるはずもなく、再度落とされた唇を受け入れた瞬間、青姦開始のゴングが頭の中で鳴り響いた。
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