美醜逆転した世界に転がり落ちたらイケメンたちに囲われました。

赤牙

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本章

109話:お香 ①

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グレイスさんとの話しが終わり、しばらく一人部屋で過ごしているとクリスが昼食を持ってきてくれる。
今日の昼食もクリスの美味しい手作り料理。
なんでクリスは王子なのにこんなに料理上手いんだろ?

そんな事を思いながら昼食も完食してお茶を飲んでいると、クリスは俺が色々と疑問に思ってるだろうから…と今の状況を話してくれる。


今、俺がいる場所は城から少し離れた場所に建っている高い塔の最上階。
この場所は王妃様が身篭った時に使うらしい。 
ここには俺とクリスと塔を警備している兵士さん達しかいないけれど、警備は厳重で城と同じかそれ以上らしくクリスがここで過ごしても問題ないようにしているらしい。

…なんかいろんな意味で凄い場所で生活してんだな俺。

いずれは俺に護衛をつける予定らしく、今はまだ一人で外には出ない方がいいと言われたので、部屋を出る時はクリスかグレイスさんと一緒に出ていくようになった。


「そういえばさ…エルに連絡ついた?」
「あぁ。エルくんに話せる範囲で状況を伝えると、カオルの望みを叶えて欲しいと言っていたよ」
「そっか…。エル寂しがってなかっか?」
「そうだね…少し寂しそうな感じがしたかな…。そうだ!エルくんに手紙を書いたらどうだい?」
「え!?手紙はいいの?」

クリスの提案に俺は驚いて思わず大きな声で聞き返してしまう。

「研究の事や今いる場所などを書かなければ大丈夫だよ。元気に過ごしてるとか書いてあげると安心するんじゃないかな?」
「うん!ありがとうクリス!」

クリスから連絡してもらったけどやっぱり自分からもエルに色々と伝えたかったから手紙が書けるだけでも凄く嬉しい!

「ありがとうと言うのは私の方だよ。カオルが研究に協力してくれて…嬉しいんだ」
「だってこれは俺が日本に帰るためでもあるからさ…。今回の研究って異世界に行くためだけなの?」
「いや…それ以外にも過去や未来にも飛べるようになるんではないかと考え研究しているよ」
「へぇ~過去や未来にも行けたら凄いよなぁ~。なぉクリスは行くならどっちに行きたい?」
「そうだね…私は過去かな。そして、カオルを傷つけるような事をしないようにする」
「クリス…」
「ごめんね。嫌な事思い出させて…」
「いいって!あの時は…色々あってお互いおかしかったんだよ。それにもう仲直りしただろ?」
「そうだね。…ありがとうカオル」

そう言うと、向かい合っていたクリスは俺の手をギュッと握りしめ微笑んだ。

✳︎

それからはずっとクリスと過ごして夕飯も済ませると今日も一緒に風呂に入り、風呂から上がればクリスが俺の髪を乾かしてくれる。

相変わらず王子に何させてんだ俺。

そして寝る前にリラックスできるようにとクリスがお香を焚いてくれる。

「うわぁ~凄くいい匂いだね!」
「そうだね。このお香はよく眠れるようになるんだ…」
「へぇ~」

俺はお香へと近づいて匂いを嗅ぎ甘い香りを堪能する。
お香の香りが肺を満たすとなんだかポワポワした感じになり…ちょっと気持ちいい。

「じゃあ明日からは研究の手伝いも始まるから、もう寝ようか」
「うん…」

お香に気を取られているとクリスに寝るよと声をかけられて、おやすみのキスをする。
ポワポワ状態でキスをするとキスが気持ち良く感じていつもより長くキスしてしまう。

ベッドに入った後はポワポワした体はだんだん熱くなってきて………なんだこれ!眠れないっ!
でも隣にいるクリスはスヤスヤ寝てるし…。

眠れないし起き上がろう思うが今日もクリスに抱きしめられているのであまり身動きとれない…。
とりあえず目を閉じてみるが、身体がジンジンと疼いてくる。ドクドクと自分の鼓動が分かるくらいに脈打っていて…下半身の様子もおかしい感じが…。

あぁぁ…どうしよぅ…
意識しだしたらチンコ勃ってきちゃったよ…。
昨日もヌけなかったし、勃ちやすくなってんのかな…。

俺はゴソゴソと手を股間へと伸ばし久しぶりに自分で慰め始める。
普通ならクリスが寝てる目の前でこんな事しないけど頭ポワポワしてるせいか…手が止められない。
どんどんチンコは硬くなり痛いくらいにギンギンだ…。

パンツの中に手を突っ込んでシコシコとチンコを扱く。気持ち良さで漏れる声を少しでも小さくする為に、目の前で寝ているクリスの首筋に顔を埋める。
バレちゃいけない背徳感なども相まって無茶苦茶興奮する!

「ぁ…ん……ふぁ……」

お香の香りとクリスからも香る石鹸のいい香りが混ざり合って興奮が抑えきれない。

あぁ…もう出そう。

先端をヌチヌチといじりながらラストスパートといわんばかりに陰茎を触っていると…… 俺よりも大きな手がパンツの中へと入ってきて俺の手は動きを封じ込められる。

「ふぇ…?」

思わず間抜け声をあげ首筋に埋めていた顔をあげるとクリスと目が合い優しい顔して微笑まれる。

「ねぇ…カオル。何をしてるの?」
「え……。あの…チンコ勃っちゃってヌこうと思って…」

いきなりの事だったので思わず素直に答えるアホな俺。
クリスはその答えを聞くと封じ込めていた俺の手を解いてくれるが、代わりに俺のチンコを触り始める。
イク手前でパンパンに張った亀頭部を撫でられ、クリスのゴツゴツした指で扱かれるのは凄く気持ちがいい…

「んっ!?あっ…クリス…やだぁ……」

いつものように、もっとやってくれという意味も込めて『やだ』と言うとクリスの手が止まる。

「やはり私に触られるのは嫌かな…?」

眉をハの字に下げ悲しそうな顔を見せるクリス。

…嫌じゃないです。嫌じゃないから触ってイカせておくれクリスさーーん!!

「嫌じゃない…。だからもっと触って?もうイキたい…」
「本当に?」
「うん!本当っっ!ねぇクリス…早く…チンコ触ってよぉ…」

俺はとにかく射精したくて最後は懇願しながら腰をヘコヘコと動かす。
クリスはそんな俺を見てニンマリとした笑顔を浮かべチュッと軽くキスをして止めていた指先を動かし始めた。
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