美醜逆転した世界に転がり落ちたらイケメンたちに囲われました。

赤牙

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90話:セシリオとフィウス ② 〜Sideセシリオ〜 

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「あっ、ぁ、あぁ…せしりぉ…ふぁ…んんっ…」

俺に触られながら何度目かの絶頂を迎えたフィウスは俺の胸に寄り掛かりぐったりしているがまだ辛そうに体をよじる。


「フィウスどうだ?少しは楽になったか?」
「まだぁ……。セシリオに…もっと触って欲しぃ…」

フィウスに蕩けた顔でこちらを見上げながら今まで聞いた事のない甘えた声でお願いされる。
たまらずギュッと抱きしめてしまうとフィウスは俺の首筋にちゅっとキスをしてくる。

驚いてフィウスの方を見ると悪戯が成功したような無邪気な顔をして嬉しそうに微笑んでいる。


「セシリオ…好き……」
「っっ……!?」

思いがけない言葉に驚き固まっていると、フィウスの顔が近づいてきて今度は唇に軽くキスをされる。

「好きだよ…セシリオ…」

そしてまた、ふにゃりと微笑むフィウスに今までずっと我慢していた気持ちが溢れ返り返事をする前にフィウスの唇を乱暴に貪ってしまう。

「ふぁっ…ん…ぁ……」

無理矢理フィウスの口の中をこじ開けて舌を絡ませていく。唾液の味も舌の柔らかさも想像していたよりも甘く柔らかくて全てが愛しかった。
キスとは言い難い行為に夢中になっているとフィウスからドンドンと胸を叩かれる。

そこで口を離すとフィウスは顔を真っ赤にしてハァハァと息を荒げていた。

「もぅ…息できなかった…」
「すまん…。つい夢中になって…」
「ねぇ…。セシリオの気持ち…聞いてないよ」

俺の気持ち…
そんなの『好き』以外に答えようがない。
フィウスの柔らかな頬を撫でながら愛おしい気持ちを隠さずに俺は返事をする。

「フィウス。好きだ…大好きだ…」
「嬉しい…。僕も大好き…」


互いに『好きだ』と何度も言い合いながら、今度は優しく口付けをしていく。
ずっと触れたくてたまらなかったフィウスの体を堪能しながら首筋や頸を舐めたり甘噛みしていく。

恥ずかしそうに俺の行為を受け入れながらフィウスも気持ち良さそうに息を漏らす。
抱きしめていた腕をほどいて媚薬で敏感になった胸へと手を伸ばす。乳首はぽってりと腫れていて触れただけでフィウスの体は跳ねるように反応する。

「あっ!やぁ!そこ…やだぁ…」
「嫌じゃないだろ…?赤くなってて…舐めて欲しそうだ…」

背後から抱きしめていたフィウスの体をヒョイと抱え上げ俺と対面するように座らせる。
目の前に可愛らしいフィウスの乳首が現れ俺は迷わず舌で舐めとる。

「ひぁっっ!んっ、ぁ、あぁ…しょこ、だめ…んっ、あっ…ぁぁあ…」

舌先で乳首の先端を弾くように舐めた後、優しくコリコリと転がしてやるとフィウスは体を震わせて薄くなった精液を俺の腹に飛ばす。

「乳首だけでイケたな…。可愛い…」
「ふっ…ん…いじわる……」

惚けた顔で睨まれても、ただただ可愛いだけだ。


「ねぇ…セシリオ…。こっちも…辛いんだ…」

フィウスはそう言うと誇張している俺の下半身に腰をすり寄せてくる。

「フィウス…いいのか?」
「うん…。セシリオを中で感じたいんだ…」

とんでもない殺し文句をフィウスに言われて俺の理性は吹き飛ぶ。
ベロッと自分の指を舐めて濡らしフィウスの後孔へと指を挿れていく。

フィウスの中は物欲しげに俺の指をきゅうきゅうと締めつけてくる。
内壁を優しく撫でながら前立腺を見つけコリコリと触ってやるとフィウスは気持ち良さそうに鳴き始める。

「ひゃっ!ん…あぁ…そこ…ふぁ…ぁ…」

徐々に指を増やしていきながらフィウスの気持ち良さそうな顔を見ていると、それだけで俺の下半身は爆発しそうだった…

「なぁ…フィウス…。俺、もう…」
「あっ…ん…。セシリオ…きてぇ……」

そう言われると俺はフィウスをベッドへと寝かせる。
フィウスは恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて俺の事を見上げてくるが、その表情がやけに艶かしくて俺のモノはさらに硬さを増す。
腰を持ち上げるとフィウスの蕾はパクパクと口を開けて俺の事を待っているようだった。

「フィウス…挿れるぞ…」
「うん……。んっ!あっ、あぁぁ……」

自分の猛ったモノをゆっくりとフィウスの中へと挿れていく。
中はとても熱くて…嬉しそうに俺のモノに絡みついてくる。

挿れただけでイキそうだ…

そう思いながら俺も必死に我慢しながら奥に進んでいく。
途中、前立腺をかすめるとフィウスは短く絶叫して中がきゅぅと締まる。
足先を丸めピクピクと痙攣する姿を見てフィウスがイッたのが分かった。

「フィウス…気持ちいいか?」
「ふっ、ん、あぁ…きもちいい…。セシリオ…きもちいぃ…」

素直に答えるフィウスが可愛くて前立腺をゴリゴリと擦ってやる。

俺の名前を呼びながら喘ぐ姿がたまらない…。
もっと奥まで俺のモノにしたい…

腰を進め奥をゆっくりと開いていく。
最奥まで入ったのか先端に内壁が当たる。
奥を突いてやるとフィウスはまた中をギュウギュウに締めつけながらイッてしまう。

あぁ…もう限界だ…

「なぁフィウス…。俺…もうイキそう…」
「ふっ、あっ!んっ…ぁ…ぼくも…またイクぅ……」
「中…出していいか…?」
「うん…。なか…ほしい…。セシリオのほしい…」

俺はフィウスの腰をさらに持ち上げるとゴチュゴチュと奥を突き上げ最奥へと捻じ込み熱い白濁をフィウスの中へと注ぎ込む。
フィウスはピクピクと体を震わせ透明な液体を吐き出していた。

フィウスの中から抜いてしまうのが惜しくて、そのまま覆いかぶさり首筋や胸元にキスをしていく。

愛おしくてたまらない…俺だけのフィウス…


「せしりお…」
「ん?どうしたフィウス」

名前を呼ばれたので顔を上げるとフィウスはいつもの優しい笑顔を見せ俺を抱きしめてくれる。


「セシリオ…大好き……」
「俺も大好きだよ。フィウス…」



それから俺達は何度も互いの想いを確かめ合うように愛を囁き合い体を重ねていった。


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