美醜逆転した世界に転がり落ちたらイケメンたちに囲われました。

赤牙

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本章

81話:講習会 ③

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 ✳︎✳︎無理矢理描写、少し暴力的な場面があります。ご注意下さい✳︎✳︎




「ホープさんどうします?別室に連れていきます?」
「んー…そうだな…」

男達2人はこれからどうするか話し合いを始めだす。
フィウスさんは涙を流しながら必死に俺の方へと近づいてこようとするが、鎖をグッと引かれ引き戻される。

「やだ…だめ……。カオルくん…」
「フィウスさん…」

そんな俺達を見てジリアスとホープは嬉しそうな顔を見せる。

「ここで調教するのも悪くないな…」
「ホープさん。気が合いますね。私もそう思っていたところです。互いに調教されるのを見せつけられたら…どんな表情を見せてくれるんですかねぇ~」

ジリアスは鎖を引き俺を抱き寄せると襟元から手を入れてくる。

「ひぅっっ…」
「やめて下さい!カオルくんに触らないで!」

ジリアスの行為に小さく悲鳴をあげるとフィウスさんが声を出してジリアスにやめろと訴える。

「うるさいなぁ…。ホープさん。お宅の奴隷きちんと躾けてくださいね」

ホープはそう言われると面倒くさそうに鎖をぐいっと引っ張り、フィウスさんはバランスを崩し床に倒れてしまう。

「フィウスさん!!」

ジリアスの手を振り払い駆け寄ろうとすると、今度は俺の鎖を引かれ喉が締まる。

「んぐッッ…!」
「カオルくん!!お願い…お願いします…。カオルくんには酷いことしないで下さい…」

フィウスさんは倒れた体を起こすと、膝をつき額を床へと擦り付けジリアスへと懇願する。

「フィウスさんそんな…ダメです…」
「カオルくん…僕は大丈夫だから…」

大丈夫だと言ってフィウスさんはいつもの優しく笑顔で微笑みかけてくれる。

「奴隷の土下座を見せつけられてもねぇ…。カオルくんに酷い事をしない変わりにお前が私を楽しませてくれるのか?」

ジリアスは冷たい目線で土下座するフィウスさんを見下している。

「ジリアス。まぁそう言うなって。ほらフィウス。土下座なんていいから性奴隷ならもっとする事あるだろ?ジリアスを楽しませたいなら俺に奉仕する姿を友達に見せてやればいい」
「はい…」

フィウスさんは体を起こしホープの方へと向かい床に膝をつくとズボンに手をかける。

「嘘…そんな…」

俺はそんなフィウスさんの行動を見てポロポロと泣いてしまう。
俺のせいでフィウスさんが…

たまらず目を背けるとジリアスが背後から抱きしめ俺の頬を掴みフィウスさんの方へグイっと顔を向ける。

「カオルくん。ちゃんと見てあげないと…。お友達がカオルくんの為に頑張ってるんだから…」

コイツ…

キッッと睨みつければジリアスはニヤっと口角を上げまた俺の胸へと手を伸ばしてくる。

「あっ…やめろ!触るな!」
「反抗的な子は躾けてあげないとね…。ふふ。躾けがいがあるなぁ…」

「カオルくん!」
「お前はこっちに集中しろ!」

俺の叫び声にフィウスさんが反応して俺の方へと駆け寄ろうとすると、ホープに髪をぐっと掴まれ苦痛の表情を見せる。

俺が反抗したらフィウスさんが傷ついてしまう…

俺はジリアスの行為を下唇を噛んで耐える。

「大人しくなったじゃないか。ん~可愛い可愛い…」

首筋に舌を這わせられ胸をやんわりと揉まれる。

我慢…我慢だ…。我慢…我慢…

心の中で自分に言い聞かせるが気持ち悪さと恐怖で涙は止まらずポロポロと滴が頬を伝う。
泣きながらジリアスの行為を受け入れていると、俺の反応に気をよくしたジリアスは下半身にも手を伸ばしてくる。

「ひぅっ…!!」

媚薬のせいで勃ったモノをギュッと乱暴に握られ悲鳴のような声が漏れる。

「あぁ~いいよね。その声その表情…。私がしっかり躾けてあげるから。他の奴に売るなんて勿体無いよね…」
「クソ野郎……」
「カオルくんは口が少し悪いなぁ~。帰ったら奴隷として服従の契約しなきゃいけないかなぁ?」

俺の反抗的な態度にジリアスはニコリと微笑んでそう言い放つ。

「あとは、あの廃棄奴隷をどうするかだけど…」
「っ!!エルに何する気だよ…」
「どうするかはカオルくん次第だよ?廃棄してもいいし、そのままカオルくんの側に置いてあげてもいい。私はね、可愛くて素直な子が好きなんだよ…」

俺が反抗すればエルも酷い目にあうかもしれない…

ジリアスはそう言うと今度は優しくゆるゆると俺のモノを扱きだす。歯を食いしばり抵抗したい気持ちを抑え早く終われと心の中で呟く。

しかし俺の意思とは逆に媚薬で敏感になった俺のモノは扱かれると先端からはダラッと先走りが溢れてくる。

「ペニスは素直に気持ちがいいって言っているね…。じゃあ次は下の具合も確かめておこうね…壁に手をついてお尻を突き出してごらん」
「あ…やだぁ…やだぁ!」

我慢しないと…と、思うが指先が後孔へと近づくと嫌悪感が高まり思わず抵抗してしまう。
ジリアスは舌打ちしながら首輪の鎖を上に引き上げ喉がグッと締まる。


「ほら。ジタバタしない。いい子でじっとしてなきゃ…エルがどうなってもいいの?」

エルの名前を出されハッとし俺は抵抗をやめる。
ジリアスに言われた通り壁に手をつき尻をジリアスの方へと突き出せば「いい子だ…」と尻を軽く撫でられ指先を俺の後孔へと這わせる…

いやだ…いやだ…エル…エル…エル…


「さぁ…カオルくんの中はどんな具合かな…」

涙が溢れ嗚咽をあげジリアスの行為を受け入れると、ジリアスは嬉しそうに指をぐっと挿れくる。
これから行われる行為に恐怖を感じながら俺はギュッと目をつむり覚悟を決める。



…しかしジリアスの指はすぐに抜け、聞こえてきたのは鈍い打撃音と短い叫び声。
そしてドサッと俺の背後で人が倒れる音がする。


「アルジ……」

聞き覚えのある声と優しく俺を包み込む両腕…
俺は閉じていた目を開きゆっくり後ろを振り向く。
涙で霞む視界には心配し今にも泣き出しそうなエルの顔が映る。

「アルジ…ゴメン…。オソクナッタ…」
「エル…エル……えるぅぅ…」


エルの姿に安心した俺は大泣きしながらエルの胸に飛び込んでいった。
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