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本章
66話:リオくんはお怒りです ①
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昨日はキースに色々と振り回されたが、ちゃんと話をすれば割といい奴だと分かった。
最後は自分の行動を反省していたし、これからは人の嫌がる事はしないと言っていた。
これからキースも少しずついい方向に変わっていくといいな…
そう思いながら今日も朝食を食べに食堂へ行き、いつも座る席へと向かうと俺の隣の席には誰かが座っていて…
「カオル!おはよう!」
俺の気配に気付いたのか後ろをパッと振り向いてキラッキラの笑顔を振りまくキース。
……おい。なんでお前がいるんだよ!
「お前ぇぇ…昨日反省したばかりだろ!」
「カオルに言われた通り付き纏ってないぞ?今日は食事をしに来ただけだ!」
キースは何が悪いんだと口を尖らせるが、そうゆうのも付き纏うのと一緒なんだよ!
近くにいたディランさんは俺達の言い合いを見て……苦笑い。
俺はブツブツとキースに文句を言いながら朝食を食べるとキースも俺の小言など気にせず隣で食事を食べだす。
「カオル美味しいか?」
「あぁうまいよ」
「そうか…。俺もカオルと食事ができて嬉しい」
キースはニコニコと嬉しそうな顔を浮かべる。
そんな顔されたら強く怒れないじゃないか…。
でも、まぁ…食事くらい一緒でもいいか。
俺も気にせずに食事を食べているとリオが焼きたてのパンを席へと持ってきた。
「カオル。パンできたぞ」
「リオありがとう!」
あぁ…俺の大好きなパン~♡
ここの焼きたてパンめっちゃ美味いんだよ~♡
俺はパンに夢中になり頬張っていると、リオはじぃーっとキースを見つめている。
「なぁカオル…。隣の奴って…知り合いか?」
「ふぐっ!?こいふはさいひんへあったやふて…」
そうだ…そうだったー!!汗
リオとキースはお互いに嫌いあってるじゃん!
呑気にパンなんて食ってる場合じゃない!!
キースは外見はすっかり変わってしまったからリオも今のところ気付いていない。
バレないようにしないと…なんて言ったら…
「リオ。久しぶりだな」
そんな俺の考えなど無視するようにリオに気付いたキースが声をかける。
青ざめる俺…。
「……ん?まさかその声…あのモウルーネ男爵の息子か?」
バレたよぉ……。
リオは一瞬誰だ?と悩むが声で分かったようで、分かった瞬間眉間に皺を寄せる。
「そうだ。リオすまないがカオルは俺のモノになった。だから諦めてくれ」
いきなりとんでもない爆弾発言を言い隣にいる俺をギュッと抱きしめてくるキース。
リオの顔…今までに見た事がない位におっかない顔をしているんですけど…
そしてディランさんの方からも凄い視線を感じて怖くて振り向けない…。
「キース!誤解を生むような言い方するな!」
「だって昨日はあんなに愛し合って…一緒にいてくれるって約束したじゃないか!」
「たまに遊んでやるって言っただけだろ!!」
俺とキースがギャーギャー言い合っているとリオが俺の肩をガシっと掴みニッコリ笑いかけてくる。
「今日の夜仕事終わったら詳しく話聞くから」
「……はい」
俺はリオの怖いくらいの笑顔にビビりコクコクと頷く。
キースはブーブーと文句を言っていたので睨みつけると少しふてくされながら「すまない…」と一応反省する。
ディランさんにも食事中に騒いでごめんなさいと謝ると「気にするな」と言ってくれたが…
なんだかいつもより雰囲気が怖かった…
最後は自分の行動を反省していたし、これからは人の嫌がる事はしないと言っていた。
これからキースも少しずついい方向に変わっていくといいな…
そう思いながら今日も朝食を食べに食堂へ行き、いつも座る席へと向かうと俺の隣の席には誰かが座っていて…
「カオル!おはよう!」
俺の気配に気付いたのか後ろをパッと振り向いてキラッキラの笑顔を振りまくキース。
……おい。なんでお前がいるんだよ!
「お前ぇぇ…昨日反省したばかりだろ!」
「カオルに言われた通り付き纏ってないぞ?今日は食事をしに来ただけだ!」
キースは何が悪いんだと口を尖らせるが、そうゆうのも付き纏うのと一緒なんだよ!
近くにいたディランさんは俺達の言い合いを見て……苦笑い。
俺はブツブツとキースに文句を言いながら朝食を食べるとキースも俺の小言など気にせず隣で食事を食べだす。
「カオル美味しいか?」
「あぁうまいよ」
「そうか…。俺もカオルと食事ができて嬉しい」
キースはニコニコと嬉しそうな顔を浮かべる。
そんな顔されたら強く怒れないじゃないか…。
でも、まぁ…食事くらい一緒でもいいか。
俺も気にせずに食事を食べているとリオが焼きたてのパンを席へと持ってきた。
「カオル。パンできたぞ」
「リオありがとう!」
あぁ…俺の大好きなパン~♡
ここの焼きたてパンめっちゃ美味いんだよ~♡
俺はパンに夢中になり頬張っていると、リオはじぃーっとキースを見つめている。
「なぁカオル…。隣の奴って…知り合いか?」
「ふぐっ!?こいふはさいひんへあったやふて…」
そうだ…そうだったー!!汗
リオとキースはお互いに嫌いあってるじゃん!
呑気にパンなんて食ってる場合じゃない!!
キースは外見はすっかり変わってしまったからリオも今のところ気付いていない。
バレないようにしないと…なんて言ったら…
「リオ。久しぶりだな」
そんな俺の考えなど無視するようにリオに気付いたキースが声をかける。
青ざめる俺…。
「……ん?まさかその声…あのモウルーネ男爵の息子か?」
バレたよぉ……。
リオは一瞬誰だ?と悩むが声で分かったようで、分かった瞬間眉間に皺を寄せる。
「そうだ。リオすまないがカオルは俺のモノになった。だから諦めてくれ」
いきなりとんでもない爆弾発言を言い隣にいる俺をギュッと抱きしめてくるキース。
リオの顔…今までに見た事がない位におっかない顔をしているんですけど…
そしてディランさんの方からも凄い視線を感じて怖くて振り向けない…。
「キース!誤解を生むような言い方するな!」
「だって昨日はあんなに愛し合って…一緒にいてくれるって約束したじゃないか!」
「たまに遊んでやるって言っただけだろ!!」
俺とキースがギャーギャー言い合っているとリオが俺の肩をガシっと掴みニッコリ笑いかけてくる。
「今日の夜仕事終わったら詳しく話聞くから」
「……はい」
俺はリオの怖いくらいの笑顔にビビりコクコクと頷く。
キースはブーブーと文句を言っていたので睨みつけると少しふてくされながら「すまない…」と一応反省する。
ディランさんにも食事中に騒いでごめんなさいと謝ると「気にするな」と言ってくれたが…
なんだかいつもより雰囲気が怖かった…
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