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本章
65話:ピロートークは説教
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キースもひとしきり『好き』と言って満足したのか少し静かになる。
俺の中に入っていたモノをズルリと抜くと中に吐き出された精液がドロッと溢れてくる…
キースは俺の尻から出てくる精液を見つめ一言…
「……このまま卵珠入れたいな」
ボソッととんでもない事を言うな!
キースが言うと冗談に聞こえないので…少し怖い。
とりあえず、さっきの言葉は聞こえないふりをしてキースへと話しかける。
「なぁキース。とりあえずは…満足したか?」
「満足した。カオルの中は凄く気持ちよかった…」
キースは俺の手を取りうっとりした顔でそう答えてくる…
このままキースを家に帰しても、また付き纏われて俺はキースの影にビクビクしながら生活しなくちゃいけない。
ここはちゃんとキースに伝えた方がいいよな。
うん。頑張れ俺!
「あのなキース。お前に話しておきたい事があるんだ」
「どうしたカオル?」
「もう俺の事を見守るのはやめて欲しいんだ…」
「………なんで?」
さっきまでニコニコしていた顔が一瞬にして真顔になる…
俺は怖くて逃げ出したくなる気持ちでいっぱいになるがなんとか声を振り絞る。
「…嫌なんだよ。自分の知らないとこで付き纏われるのは…」
俺の言葉にキースは絶句したまま固まる。
ストレートに言いすぎた気がするがキースにはそれくらいがちょうどいいと思った。
遠回しに言ってもいいように解釈されそうだし…
しかし…キースからの反応がまったく返ってこない。
俺の予想では『なんで?なんでそんな事言うんだ?』と責め立てられる予定だったんだが。
気になってチラッとキースの方を見ると…
キースはポロポロと涙を流していた。
「な、なんで泣いてるんだよ!!」
「分からない…。カオルに拒否されたと思ったら涙が止まらないんだ…」
「えっ?いやさっきのは拒否した訳じゃないんだ…」
「じゃあどうゆう事…?」
「いや、、そのままの意味で…」
「やっぱり俺の事が嫌いなんだ…。俺なんていなくなった方が…」
キースの思考がどんどんネガティブな方向に向かっていっている…
あ~~もう!!
「だからキースの事は嫌いじゃない!いなくなって欲しいとも思ってない!ただ一緒にいたいなら声かけて欲しいんだよ!」
「カオルと一緒に…いていいのか?」
「まぁ…ずっと一緒とかは無理だけど、たまには遊んだりとかなら…」
そう言うとキースはガバッと俺を抱きしめてくる。
俺もキースの背中に腕を回して「もう泣くな」と言いながら背中をポンポンと叩いてやる。
しばらくするとキースの涙は止まり表情も少し明るくなった。
「カオル…大好きだ…。これからは会いたくなったらちゃんと連絡する…」
「うんうん」
「もうこっそり後をついて行ったり、宿の周りもウロウロしない…」
「うんうん…」
「カオルが洗濯場に干していた下着も返す…」
「……もうその下着はお前にやるよ。他にどんな事やってたんだよお前…」
キースはそれから俺の知らないストーキング行為を全て白状し、また俺に説教された。
俺の中に入っていたモノをズルリと抜くと中に吐き出された精液がドロッと溢れてくる…
キースは俺の尻から出てくる精液を見つめ一言…
「……このまま卵珠入れたいな」
ボソッととんでもない事を言うな!
キースが言うと冗談に聞こえないので…少し怖い。
とりあえず、さっきの言葉は聞こえないふりをしてキースへと話しかける。
「なぁキース。とりあえずは…満足したか?」
「満足した。カオルの中は凄く気持ちよかった…」
キースは俺の手を取りうっとりした顔でそう答えてくる…
このままキースを家に帰しても、また付き纏われて俺はキースの影にビクビクしながら生活しなくちゃいけない。
ここはちゃんとキースに伝えた方がいいよな。
うん。頑張れ俺!
「あのなキース。お前に話しておきたい事があるんだ」
「どうしたカオル?」
「もう俺の事を見守るのはやめて欲しいんだ…」
「………なんで?」
さっきまでニコニコしていた顔が一瞬にして真顔になる…
俺は怖くて逃げ出したくなる気持ちでいっぱいになるがなんとか声を振り絞る。
「…嫌なんだよ。自分の知らないとこで付き纏われるのは…」
俺の言葉にキースは絶句したまま固まる。
ストレートに言いすぎた気がするがキースにはそれくらいがちょうどいいと思った。
遠回しに言ってもいいように解釈されそうだし…
しかし…キースからの反応がまったく返ってこない。
俺の予想では『なんで?なんでそんな事言うんだ?』と責め立てられる予定だったんだが。
気になってチラッとキースの方を見ると…
キースはポロポロと涙を流していた。
「な、なんで泣いてるんだよ!!」
「分からない…。カオルに拒否されたと思ったら涙が止まらないんだ…」
「えっ?いやさっきのは拒否した訳じゃないんだ…」
「じゃあどうゆう事…?」
「いや、、そのままの意味で…」
「やっぱり俺の事が嫌いなんだ…。俺なんていなくなった方が…」
キースの思考がどんどんネガティブな方向に向かっていっている…
あ~~もう!!
「だからキースの事は嫌いじゃない!いなくなって欲しいとも思ってない!ただ一緒にいたいなら声かけて欲しいんだよ!」
「カオルと一緒に…いていいのか?」
「まぁ…ずっと一緒とかは無理だけど、たまには遊んだりとかなら…」
そう言うとキースはガバッと俺を抱きしめてくる。
俺もキースの背中に腕を回して「もう泣くな」と言いながら背中をポンポンと叩いてやる。
しばらくするとキースの涙は止まり表情も少し明るくなった。
「カオル…大好きだ…。これからは会いたくなったらちゃんと連絡する…」
「うんうん」
「もうこっそり後をついて行ったり、宿の周りもウロウロしない…」
「うんうん…」
「カオルが洗濯場に干していた下着も返す…」
「……もうその下着はお前にやるよ。他にどんな事やってたんだよお前…」
キースはそれから俺の知らないストーキング行為を全て白状し、また俺に説教された。
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