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本章
45話:ご主人様と俺 ① 〜ディランSide〜
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~ディランSide~
カオルを助けだし洗脳の魔道具を回収した事を国王である兄アルバンへ報告を入れる。
洗脳された者達の治療法を見つける為にも魔道具の解析は急ぐ必要がある為すぐに王室専属の魔道具師に持っていく事となった。
カオルは私から離れたくないと言っていたがバルドに任せすぐに戻ると伝えた。
転移の魔道具を使い早々と用事を済ませてギルドにある私の部屋へと帰るとカオルが元気に出迎えてくれた。
バルドは少し疲れた様子だったが…まぁ大きな問題はなかったのだろう。
「ご主人様!俺いい子にしてましたよ!」
カオルはそう言うと私の腕を抱きしめて目をキラキラさせて見上げてくる。
あまりの可愛さに頬が緩む…
「困ったことはなかったかい?」
カオルの頭を撫でながら質問すると「あります!」とカオルは即答してくる。
「俺……性奴隷として頑張りたいのに誰も相手してくれない事です…。だからご主人様!早くエッチしましょう!」
「いや…カオル…ここは私の部屋ではなく職場なんだ。だから…また後でな?」
「そんなぁ……」
悲しむカオルをどうにか宥める。
しかし、これからカオルをどうするか…
この状態のカオルを一人にできる訳もなく…私から離れたくないと言うカオルに根負けして結局は私の家へと連れて行く事になった。
「ここがご主人様の家ですか?」
カオルは楽しそうに家の中を見て回っている。
夜も更けてきたので私はカオルの寝衣などを準備しているとカオルが後ろから抱きついてくる。
「ご主人様…約束覚えていますか?」
「ん…あぁ…。カオル…まずは風呂に入ってきなさい」
「お風呂…そうですね!体綺麗にしないといけませんよね!ご主人様も一緒に入りましょう!」
「わ、私は一人で入るのが好きなんだ!だから一人で入ってきなさい」
「えぇ~~」
ブーブーと文句を言うカオルを浴室へと連れていき私はハァ…と深いため息をつく。
この状態がいつまで続くのか…
カオルの可愛さに思わず手を出したくなってしまう。
しかし、こんな状況でカオルに手を出すなんて…
でもカオルが望むのならば…
私の心の中は絶えず欲望が渦巻いていた。
なんとか心の中の欲望を沈めてカオルへの対策を考える。
まずは一晩乗り越えなければいけない。
カオルの洗脳具合からして私がいくら説得しても諦めないだろう…
ここは眠ってもらうしかないよな…
そう思いギルドからコッソリと持ってきていた睡眠薬をポケット取り出す。
最終手段に…と思い準備していたが早くも出番のようだ。
薬を盛るのは忍びないが……許してくれカオル。
そうこうしているとカオルが入浴を終えてこちらへとやってくる。
………。
どうしてTシャツ一枚なんだ…
下のズボンはどこにやったんだカオルっっ!涙
少し大きめのTシャツ一枚に生足を出したまま現れたカオルの格好に、せっかく抑えていた欲望がふつふつと湧き上がってくる。
「カオル…何故下を履いていないんだ…」
「え?パンツは履いてますよ?」
ホラっ。と言ってシャツをまくりあげ見せようとするので必死に止める。
「ズボンは今から脱ぐのに必要ないかと思って」
そう言って私の元へ小走りで近寄ってきて腕に抱きつきニコニコと笑うカオルの笑顔に流されそうになる…
耐えるんだ…耐えるんだ…。
私の理性は限界だ。
「風呂から上がったばかりだから…お茶を飲むといい」
そう言って睡眠薬の入ったお茶を出す。
カオルは美味しそうにお茶を飲み10分程するとウトウトとしだす。
「ん…ふぁ……」
「カオル…今日は色々あったから疲れただろう?早く寝なさい」
「んん~でもぉ…ご主人さまと……」
カオルは眠たい目を擦りながら私の腕を離さないようにギュッと抱きしめてくる。
……可愛いぃ。
「じゃあ…とりあえず一緒にベッドへ行こう」
「はぃ…ご主人さま…」
睡眠薬のせいで眠気と戦うカオルの手を引きベッドへと連れていく。
ベッドへと寝かせば眠そうな顔をしたカオルが両手を広げてくる。
「どうしたカオル?」
「ご主人さまぁ…ぎゅってして下さい…」
「………。」
…ハグくらいは許されるだろうか?
そう思いカオルをぎゅっと抱きしめると、エヘヘと嬉しそうに笑いすぐにスースーと可愛らしい寝息が耳元に聞こえてきた。
「おやすみカオル…」
私はカオルの頭を撫で寝室を出て行った。
カオルを助けだし洗脳の魔道具を回収した事を国王である兄アルバンへ報告を入れる。
洗脳された者達の治療法を見つける為にも魔道具の解析は急ぐ必要がある為すぐに王室専属の魔道具師に持っていく事となった。
カオルは私から離れたくないと言っていたがバルドに任せすぐに戻ると伝えた。
転移の魔道具を使い早々と用事を済ませてギルドにある私の部屋へと帰るとカオルが元気に出迎えてくれた。
バルドは少し疲れた様子だったが…まぁ大きな問題はなかったのだろう。
「ご主人様!俺いい子にしてましたよ!」
カオルはそう言うと私の腕を抱きしめて目をキラキラさせて見上げてくる。
あまりの可愛さに頬が緩む…
「困ったことはなかったかい?」
カオルの頭を撫でながら質問すると「あります!」とカオルは即答してくる。
「俺……性奴隷として頑張りたいのに誰も相手してくれない事です…。だからご主人様!早くエッチしましょう!」
「いや…カオル…ここは私の部屋ではなく職場なんだ。だから…また後でな?」
「そんなぁ……」
悲しむカオルをどうにか宥める。
しかし、これからカオルをどうするか…
この状態のカオルを一人にできる訳もなく…私から離れたくないと言うカオルに根負けして結局は私の家へと連れて行く事になった。
「ここがご主人様の家ですか?」
カオルは楽しそうに家の中を見て回っている。
夜も更けてきたので私はカオルの寝衣などを準備しているとカオルが後ろから抱きついてくる。
「ご主人様…約束覚えていますか?」
「ん…あぁ…。カオル…まずは風呂に入ってきなさい」
「お風呂…そうですね!体綺麗にしないといけませんよね!ご主人様も一緒に入りましょう!」
「わ、私は一人で入るのが好きなんだ!だから一人で入ってきなさい」
「えぇ~~」
ブーブーと文句を言うカオルを浴室へと連れていき私はハァ…と深いため息をつく。
この状態がいつまで続くのか…
カオルの可愛さに思わず手を出したくなってしまう。
しかし、こんな状況でカオルに手を出すなんて…
でもカオルが望むのならば…
私の心の中は絶えず欲望が渦巻いていた。
なんとか心の中の欲望を沈めてカオルへの対策を考える。
まずは一晩乗り越えなければいけない。
カオルの洗脳具合からして私がいくら説得しても諦めないだろう…
ここは眠ってもらうしかないよな…
そう思いギルドからコッソリと持ってきていた睡眠薬をポケット取り出す。
最終手段に…と思い準備していたが早くも出番のようだ。
薬を盛るのは忍びないが……許してくれカオル。
そうこうしているとカオルが入浴を終えてこちらへとやってくる。
………。
どうしてTシャツ一枚なんだ…
下のズボンはどこにやったんだカオルっっ!涙
少し大きめのTシャツ一枚に生足を出したまま現れたカオルの格好に、せっかく抑えていた欲望がふつふつと湧き上がってくる。
「カオル…何故下を履いていないんだ…」
「え?パンツは履いてますよ?」
ホラっ。と言ってシャツをまくりあげ見せようとするので必死に止める。
「ズボンは今から脱ぐのに必要ないかと思って」
そう言って私の元へ小走りで近寄ってきて腕に抱きつきニコニコと笑うカオルの笑顔に流されそうになる…
耐えるんだ…耐えるんだ…。
私の理性は限界だ。
「風呂から上がったばかりだから…お茶を飲むといい」
そう言って睡眠薬の入ったお茶を出す。
カオルは美味しそうにお茶を飲み10分程するとウトウトとしだす。
「ん…ふぁ……」
「カオル…今日は色々あったから疲れただろう?早く寝なさい」
「んん~でもぉ…ご主人さまと……」
カオルは眠たい目を擦りながら私の腕を離さないようにギュッと抱きしめてくる。
……可愛いぃ。
「じゃあ…とりあえず一緒にベッドへ行こう」
「はぃ…ご主人さま…」
睡眠薬のせいで眠気と戦うカオルの手を引きベッドへと連れていく。
ベッドへと寝かせば眠そうな顔をしたカオルが両手を広げてくる。
「どうしたカオル?」
「ご主人さまぁ…ぎゅってして下さい…」
「………。」
…ハグくらいは許されるだろうか?
そう思いカオルをぎゅっと抱きしめると、エヘヘと嬉しそうに笑いすぐにスースーと可愛らしい寝息が耳元に聞こえてきた。
「おやすみカオル…」
私はカオルの頭を撫で寝室を出て行った。
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