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本章
28話:友達と恋人ごっこ ①
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「それでは第1回恋人らしさを身につけよう!会議を始める」
「カオル…なんだよその変な会議名」
「変じゃねーよ!真面目に考えたんだからな!」
4日前に出会ったデブ男1号と2号はあのまま引き下がる事はなく…次の日に今度はリオの食堂にやってきた。
どうやら本当に俺達が付き合っているのか確認しにきたようで店に着くなりリオに「お前の恋人は来てないのか?」と言ってきて俺が昼飯を食べに来るまでグチグチとリオに文句を言いながら待っていたらしい。
俺が来るなり「お前はリオに脅されて付き合ってるんだろう?」と訳のわからん事を1号が言い出したので
「あのなぁ…リオの事が好きで付き合ってるに決まってるだろ!」
と、言ってやると泣きそうな顔で1号は食堂を出て行き、その後を追うように「兄さん待って!」と2号も走り去っていった。
それから食堂の辺りをウロウロするデブ男達は会う度に同じ事を聞いてきて俺は何度も何度も「リオが好きだ!」と公開告白をやらされている。
もういい加減にしてほしい…
そんなこんなでリオを俺の部屋に呼びデブ男達を納得させる方法を考える為に作戦会議を開いている。
「だから、見ただけで『あ。コイツら付き合ってる…』って思わせるようにしたいんだよ。リオなんか考えない?」
「えー…そうだなぁ…一緒に歩く時は手を繋いだり腕を組むとかは?」
「まぁ、見た感じ分かりやすいな。よし!次の案!」
「アイツらの前で抱きしめ合う」
「それは凄く恋人っぽいな!はい!次の案!」
「…またキスして見せる」
「え?えぇぇぇ…」
「道端で俺にキスしてきた奴が何狼狽てんだよ」
「うっ……」
「はは。冗談だよ!」
リオは意地悪そうに「冗談だ」と言い笑っているが、よくよく考えてみると……意外にありなのかもしれない。
この辺りじゃ『挨拶のキス』は誰もしていない。
友達になったからリオにしたら驚かれて「こんな事他の奴に絶対するな!」と何故か説教された。
地域によって挨拶の文化が違う所はどの世界も同じなんだな。
だからもう一度アイツらの前でキスしたらリオを童貞だのなんだのバカにしてこなくなるかもしれない…恥ずかしいけど。
「やっぱリオが言ったみたいに…いや…もっと分かりやすくやって見せた方がいいのかも…」
「もっと分かりやすくって?」
「んー……抱き合って恋人キス?」
「………マジでするのかよ」
俺の提案に顔がみるみる赤くなっていくリオ。
こんなに恥ずかしがってたら本番では付き合ってるのが嘘だとバレてしまうな…
「リオ……練習だ…」
「は?」
「恋人キスの練習だ!!そんなんじゃアイツらいつまで経ってもいなくならないぞ!」
リオの肩をガシっと掴み逃げられないようにして唇を重ねる。
チラッとリオを見ると顔を赤くしたまま目を閉じてプルプルと震えている。
これじゃあ俺がリオを襲ってるみたいじゃないか……いや襲ってるのか。
「リオ~恥ずかしがってたら恋人っぽくないぞ」
「…分かったよ」
そのまま2回目のキスをすると、まだ少し恥ずかしそうにしているがさっきよりは断然マシだ。
何度かちゅっちゅとキスをして慣れていくと自然に抱きしめ合うようになった。
「んっ…リオも慣れてきたし、なんかいい感じになってきたな」
「……まだ練習したい」
「いいよ。いっぱい練習しよ」
抱きしめ合ったままずっとキスをしているとリオが俺の下唇をペロっと舐めてくる。
ちょっと驚いてリオを見ると興奮した面持ちで見つめてきて俺もドキドキしてしまう。
これは練習…練習なんだ…
そう思いながらも俺も少しずつ興奮してきて、リオがまた下唇を舐めてきた時に舌を唇でパクっと捕まえて俺の舌で絡めとる。
抱きしめていたリオの体がピクっと反応するが、俺の舌の動きに合わせてリオも舌を動かしてくる。
「んっ…ん……ん…んはぁっ…」
少し息苦しくなって唇を離すと互いにハァハァと荒い呼吸をしながら見つめ合う。
リオは蕩けた顔していた。
俺はというと……下半身が反応してしまい罪悪感が半端ない。
友達相手にキスで興奮して舌絡めてアソコを硬くするなんて俺最低…
一人で猛反省しているとリオがグイっと顔を近づけてくる。
「なぁ…さっきのが恋人キス?」
「えぇっと…そう…かな?」
いつもの癖でキスに興奮して舌絡めました。なんて純情リオくんには言えないので俺は適当に返事をしてしまう。
「そっか…これが恋人キス…凄いな恋人キスって…」
「う、うん…そうだね…」
「俺、恋人キスができるように頑張るから」
「え?」
「ほらカオル…もう一回やろ?じゃないとアイツらの前でちゃんと出来ないよ…」
「お、おぅ…」
それから何度も何度もリオはキスの練習をしてくるので…
俺はやっぱりリオとのキスで感じてしまい硬くなる下半身を鎮めるが凄く大変だった…
「カオル…なんだよその変な会議名」
「変じゃねーよ!真面目に考えたんだからな!」
4日前に出会ったデブ男1号と2号はあのまま引き下がる事はなく…次の日に今度はリオの食堂にやってきた。
どうやら本当に俺達が付き合っているのか確認しにきたようで店に着くなりリオに「お前の恋人は来てないのか?」と言ってきて俺が昼飯を食べに来るまでグチグチとリオに文句を言いながら待っていたらしい。
俺が来るなり「お前はリオに脅されて付き合ってるんだろう?」と訳のわからん事を1号が言い出したので
「あのなぁ…リオの事が好きで付き合ってるに決まってるだろ!」
と、言ってやると泣きそうな顔で1号は食堂を出て行き、その後を追うように「兄さん待って!」と2号も走り去っていった。
それから食堂の辺りをウロウロするデブ男達は会う度に同じ事を聞いてきて俺は何度も何度も「リオが好きだ!」と公開告白をやらされている。
もういい加減にしてほしい…
そんなこんなでリオを俺の部屋に呼びデブ男達を納得させる方法を考える為に作戦会議を開いている。
「だから、見ただけで『あ。コイツら付き合ってる…』って思わせるようにしたいんだよ。リオなんか考えない?」
「えー…そうだなぁ…一緒に歩く時は手を繋いだり腕を組むとかは?」
「まぁ、見た感じ分かりやすいな。よし!次の案!」
「アイツらの前で抱きしめ合う」
「それは凄く恋人っぽいな!はい!次の案!」
「…またキスして見せる」
「え?えぇぇぇ…」
「道端で俺にキスしてきた奴が何狼狽てんだよ」
「うっ……」
「はは。冗談だよ!」
リオは意地悪そうに「冗談だ」と言い笑っているが、よくよく考えてみると……意外にありなのかもしれない。
この辺りじゃ『挨拶のキス』は誰もしていない。
友達になったからリオにしたら驚かれて「こんな事他の奴に絶対するな!」と何故か説教された。
地域によって挨拶の文化が違う所はどの世界も同じなんだな。
だからもう一度アイツらの前でキスしたらリオを童貞だのなんだのバカにしてこなくなるかもしれない…恥ずかしいけど。
「やっぱリオが言ったみたいに…いや…もっと分かりやすくやって見せた方がいいのかも…」
「もっと分かりやすくって?」
「んー……抱き合って恋人キス?」
「………マジでするのかよ」
俺の提案に顔がみるみる赤くなっていくリオ。
こんなに恥ずかしがってたら本番では付き合ってるのが嘘だとバレてしまうな…
「リオ……練習だ…」
「は?」
「恋人キスの練習だ!!そんなんじゃアイツらいつまで経ってもいなくならないぞ!」
リオの肩をガシっと掴み逃げられないようにして唇を重ねる。
チラッとリオを見ると顔を赤くしたまま目を閉じてプルプルと震えている。
これじゃあ俺がリオを襲ってるみたいじゃないか……いや襲ってるのか。
「リオ~恥ずかしがってたら恋人っぽくないぞ」
「…分かったよ」
そのまま2回目のキスをすると、まだ少し恥ずかしそうにしているがさっきよりは断然マシだ。
何度かちゅっちゅとキスをして慣れていくと自然に抱きしめ合うようになった。
「んっ…リオも慣れてきたし、なんかいい感じになってきたな」
「……まだ練習したい」
「いいよ。いっぱい練習しよ」
抱きしめ合ったままずっとキスをしているとリオが俺の下唇をペロっと舐めてくる。
ちょっと驚いてリオを見ると興奮した面持ちで見つめてきて俺もドキドキしてしまう。
これは練習…練習なんだ…
そう思いながらも俺も少しずつ興奮してきて、リオがまた下唇を舐めてきた時に舌を唇でパクっと捕まえて俺の舌で絡めとる。
抱きしめていたリオの体がピクっと反応するが、俺の舌の動きに合わせてリオも舌を動かしてくる。
「んっ…ん……ん…んはぁっ…」
少し息苦しくなって唇を離すと互いにハァハァと荒い呼吸をしながら見つめ合う。
リオは蕩けた顔していた。
俺はというと……下半身が反応してしまい罪悪感が半端ない。
友達相手にキスで興奮して舌絡めてアソコを硬くするなんて俺最低…
一人で猛反省しているとリオがグイっと顔を近づけてくる。
「なぁ…さっきのが恋人キス?」
「えぇっと…そう…かな?」
いつもの癖でキスに興奮して舌絡めました。なんて純情リオくんには言えないので俺は適当に返事をしてしまう。
「そっか…これが恋人キス…凄いな恋人キスって…」
「う、うん…そうだね…」
「俺、恋人キスができるように頑張るから」
「え?」
「ほらカオル…もう一回やろ?じゃないとアイツらの前でちゃんと出来ないよ…」
「お、おぅ…」
それから何度も何度もリオはキスの練習をしてくるので…
俺はやっぱりリオとのキスで感じてしまい硬くなる下半身を鎮めるが凄く大変だった…
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