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そして、二人は一つに。 ① 【R】

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俺の言葉に先輩は目をまん丸くする。
ちょっと大胆だったかな……と、恥ずかしくて俯くとベッドに押し倒される。

「千景、最後まで……していいのか?」

頬を赤く染め真面目に問いかけてくる先輩につられて、俺も少し緊張して頷く。

「は、はい! 大丈夫です!」

俺の様子に、先輩は目を細めてちゅっと優しくおデコにキスしてくる。
それを合図に、先輩を求めて腕を伸ばし、自分から先輩にキスをする。
薄いけど柔らかい先輩の唇は、何度キスしてしたりないくらいに気持ちがいい。
そして、俺のことを気持ちよくしてくれる、この舌も大好きだ……。

ぬるりと先輩の舌が俺の口の中に入り込み、上顎を舐められる。ゾクンッとして、俺も先輩の舌をチロチロと舐めると舌を絡めてくれる。
くちゅくちゅとキスして、指先を絡め恋人繋ぎすると心がすごくあったかくなる。
苳也先輩と触れ合う時間は、あたたかですごく幸せで……この時間が永遠に続けばいいなぁ、なんて考えてしまう。

ぎゅっと手を握りしめて、先輩の切長の目を見つめる。
俺と視線が合うと、細く弧を描きその表情に胸はキュンキュンだ。

「すき……とうや……すき……」

興奮した俺は、心の声をダダ漏らす。
その言葉に反応して、苳也先輩はTシャツを脱ぎ捨て俺の服も剥ぎ取られる。
少し荒々しい先輩の唇が首や鎖骨に触れ、大きな手は俺の胸を包み込む。
やわやわと無い胸をもまれ、先端をきゅっと摘まれればひくひくと下半身が反応する。
というか、すでにキスの時点で俺の下半身は興奮を隠せず半勃ち。
胸の刺激で、ピンと上を向く。
くりくりと指先で先端を転がされ、あぅぅ……と情けない声を漏らす。
俺の反応に、先輩は意地悪くニンマリと目を細め胸の先端を吸われる。

「ひぁっ! ん、ぁ……そこ、やぁ……」
「いやじゃねーだろ。ここ、こんなにしといて」

苳也先輩の気持ちいい愛撫に、下半身は素直に反応を見せ完勃ち。
元気に勃った俺のモノをピンッと弾かれ、体が跳ねる。
先輩はそんな俺のことを見て、クスクスと楽しそうに笑う。

「うぅ……、とうや、いじわるだぁ」
「ハハ、ごめんごめん。ちぃがめちゃくちゃ可愛くて意地悪したくなんだよ」
「意地悪は……嬉しくないっす」
「うん、知ってる。優しい俺が大好きなんだもんなぁ~」
「———なっ! そんなこと言ったことないですよ!」
「それがあるんだよなぁ~。酔っ払ったちぃは素直だから、優しい俺が大好きだって嬉しそうに告白してきたぞ」

くぅぅ。酔っ払いの俺のバカ!

先輩の意地悪な笑顔に、ちょっぴりムカついた俺は油断している先輩の下半身に手を伸ばす。
俺と同じように先輩のモノもすでに硬くなっていて、意地悪く先端を撫でる。

「——っ! あ、バカ……そんないきなり……」
「とうやはどっちの俺が好き? 意地悪な俺? それとも、優しい俺?」

先輩のモノをなでなでしながら、ニンマリ顔で問いかける。

「……どっちも好き」
「えぇ!? その答えずるい!」
「だって、どっちも好きなんだから仕方ねえだろ。なぁ、ちぃ。もっと俺に意地悪なことしてくんないの?」
「意地悪……します」
「へぇ~どんな意地悪してくれるの? もしかして……ココ、舐めてくれる?」

先輩はそう言って、俺の手に猛ったモノを擦り付けてくる。
こすこすと俺の手のひらで気持ち良さそうに腰を振る先輩の姿にカァァッと頬が熱くなる。

「んにゃ!? な、舐め……なめ……なめるのって意地悪なんすか?」
「そりゃ~とっても。大好きなちぃに舐められたら、すっごく意地悪だなぁ~って思うよ」
「……嘘だ」
「嘘じゃねぇよ。なぁ……ちぃ。舐めてよ」

俺の事を誘うように低い声が耳元で響く。
物欲しげな瞳が俺を捉えて、優しくキスされながらのおねだり。

ズルい。ズルすぎる。
そんな顔でおねだりされたら、断られないの分かってるだろぉぉ。

ドキドキと胸を高鳴らせながら、俺は体を起こしあぐらをかいた先輩の腰もとへ顔をうずめる。
おっきくて硬い先輩のモノ。
俺が触れるとピクンと揺れてほんの少し可愛い。
先端に何度かキスをして、チラリと先輩を見上げると、じっと俺の行為を見つめてくる。

大きめな先輩の先端を丁寧に舐めて、口の中に含む。
狭い口の中で必死に舌先を這わせ舐めれば、口の中でビクビクと反応する。
『気持ちいいですか?』と問いかけるように目尻を細め微笑めば、優しく頭を撫でられる。

「ちぃの意地悪は、すっごく気持ちいい。俺も意地悪してあげるな」
「ふぇ?」

そう言うと苳也先輩は自分の指を舐めて、俺の後孔に触れてきた。
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