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【番外編】〜嫌われ者の兄はやり直しの義弟達の愛玩人形になる〜
狂った義弟たち 〜シャルルSide〜
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父が連れてきた、継母と息子たち。
父から裏切られたと思うと同時に俺から父を奪う三人が憎くて憎くてたまらなかった。
だから、三人に向けて『卑しい奴ら』なんて言葉をぶつけたが……義弟——ジェイドとリエンは、そんな俺を見て微笑んだ。
出会った時に感じた義弟たちへの違和感は徐々に強くなっていく。
どんなに酷い言葉を投げかけても、顔色一つ変わらない二人。
俺を見る視線は冷めていて、あの仄暗いアメジストの瞳にとらえられると息が詰まりそうになる。
幼く体の小さな義弟たちに『怖い』と思うことさえあった。
———あいつらは一体なんなんだ……。
おかしいと思いはじめた頃から、屋敷の中も少しずつおかしくなっていった。
長年、侯爵家に支えてくれていた使用人たちが次々と解雇されていき、俺と親しい者たちが皆いなくなってしまう。
父に何故だと聞いたが、義弟たちを虐げたからだと言われた。
その事実に苛立ち、義弟たちに調子に乗るなと言うが……あいつらは俺が侯爵家の息子として相応しくないと言い出す。
睨みつけるが、淡々とした言葉で俺を否定してくるジェイド。
『父から愛されていない』
『いずれ兄さんは父から捨てられる』
自分たちは俺の代わりだと、義弟たちは気味の悪い笑顔を浮かべて俺を見つめてくる。
仄暗い二つの瞳に、俺は恐怖を感じた。
それから、俺は義弟たちを避けるようになった。
あいつらと関わってはいけない。本能的にそう思った。
だが、しつこく俺に付き纏う二人が煩わしかった。
関わりたくないと拒否すると、二人は無邪気にかくれんぼしようと言ってくる。
かくれんぼで負けた方は、勝った方の言うことを聞くと言ってきたので……俺はお前たちがでていくのならと答えれば二人は笑って頷いた。
不利な状況なはずなのに、二人の微笑みが怖かった。
だが、この勝負は絶対に負けることはない。
屋敷の東側にある物置部屋に向かい、隠し扉を開ける。この場所を知っているのは、今では父と俺くらいだ。
絶対に見つかりっこない。
この、かくれんぼが終わったら、あいつらを追い出してやるんだ。
そう……思っていたが、物置部屋のドアが開く音が聞こえ、小さな足音が二つ。
クスクスとおかしそうに笑う幼い声が聞こえたと思うと、開くはずのない扉が開いた。
「兄様、みーつけた」
赤暗い部屋の中で輝くアメジスト色の不気味な瞳。
その時、俺はこの瞳から逃れることはできないと感じた。
父から裏切られたと思うと同時に俺から父を奪う三人が憎くて憎くてたまらなかった。
だから、三人に向けて『卑しい奴ら』なんて言葉をぶつけたが……義弟——ジェイドとリエンは、そんな俺を見て微笑んだ。
出会った時に感じた義弟たちへの違和感は徐々に強くなっていく。
どんなに酷い言葉を投げかけても、顔色一つ変わらない二人。
俺を見る視線は冷めていて、あの仄暗いアメジストの瞳にとらえられると息が詰まりそうになる。
幼く体の小さな義弟たちに『怖い』と思うことさえあった。
———あいつらは一体なんなんだ……。
おかしいと思いはじめた頃から、屋敷の中も少しずつおかしくなっていった。
長年、侯爵家に支えてくれていた使用人たちが次々と解雇されていき、俺と親しい者たちが皆いなくなってしまう。
父に何故だと聞いたが、義弟たちを虐げたからだと言われた。
その事実に苛立ち、義弟たちに調子に乗るなと言うが……あいつらは俺が侯爵家の息子として相応しくないと言い出す。
睨みつけるが、淡々とした言葉で俺を否定してくるジェイド。
『父から愛されていない』
『いずれ兄さんは父から捨てられる』
自分たちは俺の代わりだと、義弟たちは気味の悪い笑顔を浮かべて俺を見つめてくる。
仄暗い二つの瞳に、俺は恐怖を感じた。
それから、俺は義弟たちを避けるようになった。
あいつらと関わってはいけない。本能的にそう思った。
だが、しつこく俺に付き纏う二人が煩わしかった。
関わりたくないと拒否すると、二人は無邪気にかくれんぼしようと言ってくる。
かくれんぼで負けた方は、勝った方の言うことを聞くと言ってきたので……俺はお前たちがでていくのならと答えれば二人は笑って頷いた。
不利な状況なはずなのに、二人の微笑みが怖かった。
だが、この勝負は絶対に負けることはない。
屋敷の東側にある物置部屋に向かい、隠し扉を開ける。この場所を知っているのは、今では父と俺くらいだ。
絶対に見つかりっこない。
この、かくれんぼが終わったら、あいつらを追い出してやるんだ。
そう……思っていたが、物置部屋のドアが開く音が聞こえ、小さな足音が二つ。
クスクスとおかしそうに笑う幼い声が聞こえたと思うと、開くはずのない扉が開いた。
「兄様、みーつけた」
赤暗い部屋の中で輝くアメジスト色の不気味な瞳。
その時、俺はこの瞳から逃れることはできないと感じた。
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