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【番外編】〜嫌われ者の兄はやり直しの義弟達の愛玩人形になる〜
プロローグ 【R】
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「シャルル兄さん。早くこちらに来てください」
「……うん」
部屋のソファーに腰掛けシャルル兄さんの名前を呼べば躊躇いながら私の近くにやって来る。私が手に持っている物へと一瞬視線を向けると表情が少し強張る。
「まだ慣れませんか? もう何度も付けているのに」
「そんな物をつけられるのに慣れる奴なんて……いないだろう……」
「そうですか? 素直で覚えのいいシャルル兄さんの事だから、もう慣れてしまったのかと思っていましたよ」
シャルル兄さんは慣れないと言いつつも私の前で膝をつく。
きっちりと止められたシャツのボタンを外し、真っ白な首が私に見えるように開襟してくれる。
兄さんの従順な姿に笑みを溢しながら、真っ白な首に黒のレザーの首輪をはめる。
この部屋にいる時、シャルル兄さんには首輪をつけるように命じている。私達がシャルル兄さんの飼い主なんだと分からせる為に……。
首輪にリードをつければ、可愛い可愛い私の玩具が完成する。
「よく似合っていますよ、シャルル兄さん」
首を優しく撫でればビクッと体を揺らし私を見上げる。
今から何をさせられるのか不安そうに水色の瞳を揺らしながら……
あぁ、やはりこの表情はいつ見てもいい……
満足して優しく頭を撫でてやると体を震わせながらも私の手を受け入れる。
「さぁ兄さん。昨日教えた事……覚えてますか?」
「あ、あれは……もう嫌だ……」
「嫌……?」
私が強い視線をシャルル兄さんに向けると、表情は青ざめる。
「本当に嫌ですか? シャルル兄さん……?」
「嫌……、じゃない。ごめん……」
シャルル兄さんはそう言うと、躊躇いがちに私の足の間に入り込み、スラックス越しに私の下半身を慣れない手つきで触れ始める。
「そんな手つきじゃ夜になってしまいますよ? 私たちの姿が見えないと心配して、父上と母上がやってくるかもしれませんね……。兄さんは、父上にこんな情けない姿を見てもらいたいですか? 義理の弟のペットになった姿を……」
そこまで言うと兄さんは下唇を噛み締め、小さく首を振る。スラックスをゆっくり下にさげ直接触れてくる。
震える手で私のペニスを握ると、恐る恐る先端を口に含み一生懸命奉仕を始める。
たどたどしい淫口だが……まぁそれも悪くはない。
目尻に涙を溜めながら必死に私のモノを舐める兄さんを見つめていると、部屋のドアが開きその音にシャルル兄さんは体を震わせる。
「あ~! もうジェイド兄様! 僕が来るまで待っててっていったのにぃ~」
頬を膨らませながらこちらにやってくる弟のリエン。私に近づき、シャルル兄さんの方へと視線を向ける。
兄さんは、リエンがやってきたことに驚いたまま固まっていた。
「シャルル兄様~。お口が止まってるよ? ダメじゃない。ジェイド兄様を気持ち良くしてあげないと」
リエンに見られ恥ずかしそうに俯く兄さんは、再度止まっていた口を動かし必死に口淫を行う。
リエンはそんな兄さんの姿を楽しそうに見つめながら、優しく頭を撫でる。
「上手にできるようになったね、兄様。これからはもっと色んな事ができるように頑張ろうね」
リエンはクスクスと笑いながら、これから何をさせようかと楽しげな表情を見せる。
私の部屋で繰り広げられる歪な関係。
その原因を作ったシャルル兄さんを私たち兄弟は許すことなどできずにいる。
たとえ、罪を犯す前の兄さんだとしても……。
「……うん」
部屋のソファーに腰掛けシャルル兄さんの名前を呼べば躊躇いながら私の近くにやって来る。私が手に持っている物へと一瞬視線を向けると表情が少し強張る。
「まだ慣れませんか? もう何度も付けているのに」
「そんな物をつけられるのに慣れる奴なんて……いないだろう……」
「そうですか? 素直で覚えのいいシャルル兄さんの事だから、もう慣れてしまったのかと思っていましたよ」
シャルル兄さんは慣れないと言いつつも私の前で膝をつく。
きっちりと止められたシャツのボタンを外し、真っ白な首が私に見えるように開襟してくれる。
兄さんの従順な姿に笑みを溢しながら、真っ白な首に黒のレザーの首輪をはめる。
この部屋にいる時、シャルル兄さんには首輪をつけるように命じている。私達がシャルル兄さんの飼い主なんだと分からせる為に……。
首輪にリードをつければ、可愛い可愛い私の玩具が完成する。
「よく似合っていますよ、シャルル兄さん」
首を優しく撫でればビクッと体を揺らし私を見上げる。
今から何をさせられるのか不安そうに水色の瞳を揺らしながら……
あぁ、やはりこの表情はいつ見てもいい……
満足して優しく頭を撫でてやると体を震わせながらも私の手を受け入れる。
「さぁ兄さん。昨日教えた事……覚えてますか?」
「あ、あれは……もう嫌だ……」
「嫌……?」
私が強い視線をシャルル兄さんに向けると、表情は青ざめる。
「本当に嫌ですか? シャルル兄さん……?」
「嫌……、じゃない。ごめん……」
シャルル兄さんはそう言うと、躊躇いがちに私の足の間に入り込み、スラックス越しに私の下半身を慣れない手つきで触れ始める。
「そんな手つきじゃ夜になってしまいますよ? 私たちの姿が見えないと心配して、父上と母上がやってくるかもしれませんね……。兄さんは、父上にこんな情けない姿を見てもらいたいですか? 義理の弟のペットになった姿を……」
そこまで言うと兄さんは下唇を噛み締め、小さく首を振る。スラックスをゆっくり下にさげ直接触れてくる。
震える手で私のペニスを握ると、恐る恐る先端を口に含み一生懸命奉仕を始める。
たどたどしい淫口だが……まぁそれも悪くはない。
目尻に涙を溜めながら必死に私のモノを舐める兄さんを見つめていると、部屋のドアが開きその音にシャルル兄さんは体を震わせる。
「あ~! もうジェイド兄様! 僕が来るまで待っててっていったのにぃ~」
頬を膨らませながらこちらにやってくる弟のリエン。私に近づき、シャルル兄さんの方へと視線を向ける。
兄さんは、リエンがやってきたことに驚いたまま固まっていた。
「シャルル兄様~。お口が止まってるよ? ダメじゃない。ジェイド兄様を気持ち良くしてあげないと」
リエンに見られ恥ずかしそうに俯く兄さんは、再度止まっていた口を動かし必死に口淫を行う。
リエンはそんな兄さんの姿を楽しそうに見つめながら、優しく頭を撫でる。
「上手にできるようになったね、兄様。これからはもっと色んな事ができるように頑張ろうね」
リエンはクスクスと笑いながら、これから何をさせようかと楽しげな表情を見せる。
私の部屋で繰り広げられる歪な関係。
その原因を作ったシャルル兄さんを私たち兄弟は許すことなどできずにいる。
たとえ、罪を犯す前の兄さんだとしても……。
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