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【番外編】二度目の人生番外編
隣国、ミャーム国編 ⑤
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執事長に連れられて、国王と王子のもとへと向かえば二人が笑顔で迎えてくれる。
二人に会釈すると、国王が口を開く。
「シャルル殿、先程ぶりだな。隣にいるのはご兄弟か?」
「はい。弟のジェイドとリエンです」
ジェイドとリエンは国王の前でも物怖じせず、いつも通りに華麗に挨拶する。
「遠いところからよく来てくれた。私の隣にいるのは息子のノアだ。今回は、私とノアの我儘に付き合ってくれ本当に感謝する。明日はよろしく頼むぞ、シャルル殿」
柔らかく微笑むマエル国王。隣では、ノア王子も嬉しそうに微笑み俺に近寄ってくる。
「シャルル様、僕のスピーチどうでしたか?」
「とても素敵でしたよ、ノア王子」
王子を褒めると、屈託のない笑顔をむけてくれる。
その笑顔に俺もつられて笑顔になる。
「明日は朝からお迎えに参りますね。一緒に朝食を食べたあとは、僕のお気に入りの場所を見ていただきたいです。そして、その後は……」
ノア王子は楽しそうに明日の予定を話す。
きらきらと水色の瞳を輝かせる様子は、アルマンとソフィアによく似ている。
身振り手振りを使って話す可愛らしいノア王子。相槌をうちながら聞いていると、手を握られる。
「明日は楽しい日にしましょうね、シャルル様」
「えぇ、そうですね」
「パーティーも楽しんで下さいね」
「はい」
互いに微笑み合い、明日の約束を交わし国王と王子のもとから離れる。国王と王子はその後も、来賓客の相手を続け忙しそうにしていた。
挨拶を終えた俺たちは、賑やかな会場から少し離れバルコニーへと向かう。
「国王もノア王子も優しそうな人達だっただろ?」
「えぇ、そうですね。ノア王子はとても可愛らしい方でしたね」
「王子はよかったけど……国王はやっぱり気になるなぁ~」
「気になる? 何かあったのか?」
含みをもったリエンの言葉に首をかしげる。
さっきの挨拶では、特に気にかかることはなかったが……。
「ん~、シャルル兄様を見つめる視線がねぇ~」
「確かにそうだったな。あの視線は、兄さんに特別な感情を持っているように思えたな」
「そうか? 俺はノア王子のことを微笑ましく見ていたように感じたけど……」
ノア王子と話している最中、マエル国王に視線を向ければ目を細め微笑まれた。それは、息子を想う父の顔に見えたのだが……。
「とりあえず、兄さんは明日ノア王子と離れないように心がけて下さい。国王とは二人きりにならないこと。いいですね」
「あ……うん」
「ジェイド兄様、それだけじゃやっぱり不安だよ。シャルル兄様が僕たちのものだって、分かるようにしておかないと」
「確かにそうだな……」
二人は不穏な顔してぶつぶつと話し合う。
そして、ノア王子のパーティーが終わり、部屋へ帰り着くなり俺は二人に囲まれ、寝室へ連れ込まれる。
「え? ど、どうしたんだ二人とも……」
「国王と会う前に、シャルル兄さんに私たちの証を残しておこうと思いまして」
「証……?」
「そうだよ~」
ジェイドとリエンによって、服が脱がされていく。
シャツのボタンが外され、胸元が露わに。
ベッドになだれ込むように押し倒され、二人の嫉妬に満ちた瞳が俺を見つめた。
二人に会釈すると、国王が口を開く。
「シャルル殿、先程ぶりだな。隣にいるのはご兄弟か?」
「はい。弟のジェイドとリエンです」
ジェイドとリエンは国王の前でも物怖じせず、いつも通りに華麗に挨拶する。
「遠いところからよく来てくれた。私の隣にいるのは息子のノアだ。今回は、私とノアの我儘に付き合ってくれ本当に感謝する。明日はよろしく頼むぞ、シャルル殿」
柔らかく微笑むマエル国王。隣では、ノア王子も嬉しそうに微笑み俺に近寄ってくる。
「シャルル様、僕のスピーチどうでしたか?」
「とても素敵でしたよ、ノア王子」
王子を褒めると、屈託のない笑顔をむけてくれる。
その笑顔に俺もつられて笑顔になる。
「明日は朝からお迎えに参りますね。一緒に朝食を食べたあとは、僕のお気に入りの場所を見ていただきたいです。そして、その後は……」
ノア王子は楽しそうに明日の予定を話す。
きらきらと水色の瞳を輝かせる様子は、アルマンとソフィアによく似ている。
身振り手振りを使って話す可愛らしいノア王子。相槌をうちながら聞いていると、手を握られる。
「明日は楽しい日にしましょうね、シャルル様」
「えぇ、そうですね」
「パーティーも楽しんで下さいね」
「はい」
互いに微笑み合い、明日の約束を交わし国王と王子のもとから離れる。国王と王子はその後も、来賓客の相手を続け忙しそうにしていた。
挨拶を終えた俺たちは、賑やかな会場から少し離れバルコニーへと向かう。
「国王もノア王子も優しそうな人達だっただろ?」
「えぇ、そうですね。ノア王子はとても可愛らしい方でしたね」
「王子はよかったけど……国王はやっぱり気になるなぁ~」
「気になる? 何かあったのか?」
含みをもったリエンの言葉に首をかしげる。
さっきの挨拶では、特に気にかかることはなかったが……。
「ん~、シャルル兄様を見つめる視線がねぇ~」
「確かにそうだったな。あの視線は、兄さんに特別な感情を持っているように思えたな」
「そうか? 俺はノア王子のことを微笑ましく見ていたように感じたけど……」
ノア王子と話している最中、マエル国王に視線を向ければ目を細め微笑まれた。それは、息子を想う父の顔に見えたのだが……。
「とりあえず、兄さんは明日ノア王子と離れないように心がけて下さい。国王とは二人きりにならないこと。いいですね」
「あ……うん」
「ジェイド兄様、それだけじゃやっぱり不安だよ。シャルル兄様が僕たちのものだって、分かるようにしておかないと」
「確かにそうだな……」
二人は不穏な顔してぶつぶつと話し合う。
そして、ノア王子のパーティーが終わり、部屋へ帰り着くなり俺は二人に囲まれ、寝室へ連れ込まれる。
「え? ど、どうしたんだ二人とも……」
「国王と会う前に、シャルル兄さんに私たちの証を残しておこうと思いまして」
「証……?」
「そうだよ~」
ジェイドとリエンによって、服が脱がされていく。
シャツのボタンが外され、胸元が露わに。
ベッドになだれ込むように押し倒され、二人の嫉妬に満ちた瞳が俺を見つめた。
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