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【番外編】ジェイドとリエンのやり直し
ジェイドとリエンのやり直しの人生 〜リエンSide〜
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ジェイド兄様が抜け駆けした夜。
僕は枕と小さな毛布を両脇に抱えてシャルル兄様の部屋へと向かう。
目的?
そんなのシャルル兄様にキスをしに行く以外にないじゃないか!
僕だけシャルル兄様とキスしてないなんて納得できないし、僕にだってドキドキしてほしい……。
でも、5歳時のちびっこの僕にシャルル兄様がドキドキしてくれるかは分からない……。
そんな事を考えながら、シャルル兄様のドアをノックすると返事が聞こえドアが開かれる。
兄様は僕を見下ろすと少し驚いた顔をする。
「リエン、どうしたの?」
「あのね……シャルル兄様。僕、怖い話を聞いて一人じゃ眠れなくて……一緒に寝てもいい?」
僕の言葉に兄様は目尻を下げ優しい顔で「いいよ」と承諾してくれる。
シャルル兄様の部屋は凄くシンプルで無駄なものは少ない。壁に飾ってあるシャルル兄様の亡くなった母様の肖像画は、シャルル兄様によく似ていていつ見ても素敵だ。
僕は兄様のベッドへ近づくと、持ってきた枕をシャルル兄様の枕の隣に置く。毛布も置きいつでも寝る準備は万端だ。
僕がいそいそと寝床の準備をしていると、シャルル兄様はやりかけの課題の本を閉じこちらにやってくる。
「あれ? 兄様、まだ課題があったんじゃないの?」
「リエンが来ているのに課題なんてやらないよ。それに、今やってるのはまだ提出は先なんだ」
シャルル兄様はそう言うと、部屋を照らしていた大きなランプを消してベッドへ……。枕元の小さな灯りだけがゆらゆらと揺れ、シャルル兄様が早くおいでと手招きしてくれる。
その光景はすっっっごく妖艶で僕はゴクリと生唾を飲み込みながら、飛びつくようにシャルル兄様の元へと向かう。
「ハハ。リエンは凄く元気だな」
「うぅ……シャルル兄様……エロすぎだよぉ(ボソ」
「ん? 何か言ったかリエン?」
「なんでもないよ~」
僕はシャルル兄様に抱きつくと、胸いっぱいに兄様の匂いを吸い込む。
シャルル兄様は、なんだかくすぐったそうに笑う。きっと、僕が戯れてると思っているんだろう。
そんな可愛らしく笑うシャルル兄様を見つめ、顔をぐっと近づける。
「ねぇ、シャルル兄様。兄様は『キス』ってした事ある?」
「えぇっ!? あ……ある……けど……」
僕からの突然の質問にたじろぐ兄様。素直にキスしたことがあると返答してくれたので、僕は次の質問にうつる。
「すご~い! さすがシャルル兄様。兄様のキスは好きな人としたの?」
「あ、いや……どうなんだろうな……。好きというか……大事な人というか……」
シャルル兄様はなんだか答えにくそうに話してくれる。
まぁ、鈍感シャルル兄様は一度目でも僕達の気持ちに気付くのに10年以上かかったから期待はこれっぽっちもしてない。
きっとジェイド兄様のキスも兄弟間の愛情表現だなんて思っているんだろう。
だけど……二度目は少し違うよ、シャルル兄様。
「そうなんだ~。ねぇ、シャルル兄様。僕は兄様にとって大事な弟?」
「え? そうだけど……」
「じゃあ、僕もシャルル兄様とキスできるの?」
「えぇっ!? いや……それは……」
「だって僕は大事な弟なんでしょ?」
慌てるシャルル兄様が可愛らしくてクスっと笑い頬にキスをする。
「シャルル兄様は僕の大事な兄様で……大好きな人だよ」
寝転がったまま兄様を見つめて大好きだと囁けば、兄様は恥ずかしそうにちょっぴり困った顔をする。
「兄様は僕のこと嫌い?」
「嫌いなわけ……ないだろ……」
「じゃあ、好き?」
「……うん」
半ば強引にシャルル兄様に僕が好きだと認めさせ、僕はニンマリ顔でシャルル兄様の唇に僕の小さな唇を重ねる。
シャルル兄様は僕のキスに驚き固まってしまう。
「シャルル兄様……好きだよ。大好き……」
固まる兄様にチュッ……チュッと何度かキスをすると、耐えられなくなったシャルル兄様はフイッと顔を背ける。
「リエン! これ以上キスしちゃダメだ……」
「じゃあ、今度はいつキスしていいの?」
「いつって……キスはいつするかなんて決められる事じゃないんだ。それにキスは……兄弟どうしでするものじゃないんだぞ。キスは好きな人と……」
「僕の好きな人はシャルル兄様だよ……」
シャルル兄様の頬を撫でながら目を細め微笑めば、シャルル兄様は顔を赤くして言葉を詰まらせる。
これ以上シャルル兄様を困らせると避けられちゃいそうなので、僕は5歳時リエンに戻り無邪気に抱きつく。
「兄様大大大好き~!」
「リエン……」
僕の雰囲気が変わった事にシャルル兄様はホッとした様子を見せる。
これで少しは僕のことも意識してくれるかな?
なんて考えながら、シャルル兄様を抱きしめる。
本当に大好きだよ……。シャルル兄様。
—————————
リエンとシャルルの初キス回を載せておりませんでしたね。汗
リエンにめちゃ怒られるとこでしたw
次からは大人シャルル番外編で~す!
僕は枕と小さな毛布を両脇に抱えてシャルル兄様の部屋へと向かう。
目的?
そんなのシャルル兄様にキスをしに行く以外にないじゃないか!
僕だけシャルル兄様とキスしてないなんて納得できないし、僕にだってドキドキしてほしい……。
でも、5歳時のちびっこの僕にシャルル兄様がドキドキしてくれるかは分からない……。
そんな事を考えながら、シャルル兄様のドアをノックすると返事が聞こえドアが開かれる。
兄様は僕を見下ろすと少し驚いた顔をする。
「リエン、どうしたの?」
「あのね……シャルル兄様。僕、怖い話を聞いて一人じゃ眠れなくて……一緒に寝てもいい?」
僕の言葉に兄様は目尻を下げ優しい顔で「いいよ」と承諾してくれる。
シャルル兄様の部屋は凄くシンプルで無駄なものは少ない。壁に飾ってあるシャルル兄様の亡くなった母様の肖像画は、シャルル兄様によく似ていていつ見ても素敵だ。
僕は兄様のベッドへ近づくと、持ってきた枕をシャルル兄様の枕の隣に置く。毛布も置きいつでも寝る準備は万端だ。
僕がいそいそと寝床の準備をしていると、シャルル兄様はやりかけの課題の本を閉じこちらにやってくる。
「あれ? 兄様、まだ課題があったんじゃないの?」
「リエンが来ているのに課題なんてやらないよ。それに、今やってるのはまだ提出は先なんだ」
シャルル兄様はそう言うと、部屋を照らしていた大きなランプを消してベッドへ……。枕元の小さな灯りだけがゆらゆらと揺れ、シャルル兄様が早くおいでと手招きしてくれる。
その光景はすっっっごく妖艶で僕はゴクリと生唾を飲み込みながら、飛びつくようにシャルル兄様の元へと向かう。
「ハハ。リエンは凄く元気だな」
「うぅ……シャルル兄様……エロすぎだよぉ(ボソ」
「ん? 何か言ったかリエン?」
「なんでもないよ~」
僕はシャルル兄様に抱きつくと、胸いっぱいに兄様の匂いを吸い込む。
シャルル兄様は、なんだかくすぐったそうに笑う。きっと、僕が戯れてると思っているんだろう。
そんな可愛らしく笑うシャルル兄様を見つめ、顔をぐっと近づける。
「ねぇ、シャルル兄様。兄様は『キス』ってした事ある?」
「えぇっ!? あ……ある……けど……」
僕からの突然の質問にたじろぐ兄様。素直にキスしたことがあると返答してくれたので、僕は次の質問にうつる。
「すご~い! さすがシャルル兄様。兄様のキスは好きな人としたの?」
「あ、いや……どうなんだろうな……。好きというか……大事な人というか……」
シャルル兄様はなんだか答えにくそうに話してくれる。
まぁ、鈍感シャルル兄様は一度目でも僕達の気持ちに気付くのに10年以上かかったから期待はこれっぽっちもしてない。
きっとジェイド兄様のキスも兄弟間の愛情表現だなんて思っているんだろう。
だけど……二度目は少し違うよ、シャルル兄様。
「そうなんだ~。ねぇ、シャルル兄様。僕は兄様にとって大事な弟?」
「え? そうだけど……」
「じゃあ、僕もシャルル兄様とキスできるの?」
「えぇっ!? いや……それは……」
「だって僕は大事な弟なんでしょ?」
慌てるシャルル兄様が可愛らしくてクスっと笑い頬にキスをする。
「シャルル兄様は僕の大事な兄様で……大好きな人だよ」
寝転がったまま兄様を見つめて大好きだと囁けば、兄様は恥ずかしそうにちょっぴり困った顔をする。
「兄様は僕のこと嫌い?」
「嫌いなわけ……ないだろ……」
「じゃあ、好き?」
「……うん」
半ば強引にシャルル兄様に僕が好きだと認めさせ、僕はニンマリ顔でシャルル兄様の唇に僕の小さな唇を重ねる。
シャルル兄様は僕のキスに驚き固まってしまう。
「シャルル兄様……好きだよ。大好き……」
固まる兄様にチュッ……チュッと何度かキスをすると、耐えられなくなったシャルル兄様はフイッと顔を背ける。
「リエン! これ以上キスしちゃダメだ……」
「じゃあ、今度はいつキスしていいの?」
「いつって……キスはいつするかなんて決められる事じゃないんだ。それにキスは……兄弟どうしでするものじゃないんだぞ。キスは好きな人と……」
「僕の好きな人はシャルル兄様だよ……」
シャルル兄様の頬を撫でながら目を細め微笑めば、シャルル兄様は顔を赤くして言葉を詰まらせる。
これ以上シャルル兄様を困らせると避けられちゃいそうなので、僕は5歳時リエンに戻り無邪気に抱きつく。
「兄様大大大好き~!」
「リエン……」
僕の雰囲気が変わった事にシャルル兄様はホッとした様子を見せる。
これで少しは僕のことも意識してくれるかな?
なんて考えながら、シャルル兄様を抱きしめる。
本当に大好きだよ……。シャルル兄様。
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リエンとシャルルの初キス回を載せておりませんでしたね。汗
リエンにめちゃ怒られるとこでしたw
次からは大人シャルル番外編で~す!
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