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連載
【番外編】ダンジョン ⑥ 〜ノルンSide〜
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ダンジョン内に突如現れた謎の魔物。
スライムのような見た目だが、地中に隠れ攻撃してくるスライムなど聞いたことがない。
それに、知性が高いのか攻撃をしてくる相手を見極めミハルさんやキアルなどに狙いを定めている。
キアルは地中に引きずり込まれた時に足を負傷。
ミハルさんも、なんとかダッチが助け出してくれた。
しかし、私たちにとって不利な戦況は続いている。
ガリウス団長に視線を向ければ、同じことを考えていたのか、来た道を指差す。
「撤退するぞ!」
逃げ道を確保し、負傷した者たちを優先にサポートをしていく。
アンジェロ様たちも、こちらに駆け寄ってくる。
恐怖でおぼつかない足どりのアンジェロ様に手を伸ばそうとした時、頭上の壁が崩れ落ちてくる。
彼の姿が瓦礫で消え、次に現れた時には魔物に取り込まれていた……
アンジェロ様を救い出すため、魔物の中に飛び込む触手が邪魔をする。
そして、魔物本体がまとう粘液が皮膚に付着し、掴んでいた指先が滑る。
ようやく掴んだ手を離すまいと力を込めるが、アンジェロ様の指先の力が徐々になくなっていく。
「アンジェロ様! すぐに助けます!」
アンジェロ様を励まし体を手繰り寄せるが少しずつ引き離されていく。
薄らと開いた彼の瞳から光が消え、小さな口が私の名前を呟いたあと手が離れ……アンジェロ様は私の目の前から姿を消した。
魔物はアンジェロ様を連れ去ると、洞窟内からも姿を消す。
居ても立っても居られず私は魔物が向かった先、ダンジョンの奥へと走り出すとガリウス団長が声を上げる。
「ノルン、待て!一人で向かうのは無謀だぞ」
「アンジェロ様を助け出すのに、時間がありません。団長たちは先に出口へ向かって下さい。必ず、アンジェロ様を助け出してきます」
そう言って、風魔法を使い加速し洞窟内を進む。
途中、騒動に気づき魔獣と対峙するが力任せに倒し進む。
ーー早く助けださなければ。アンジェロ様……どうかご無事で……
脳裏に浮かぶアンジェロ様の最後の姿。
あのまま、魔物に取り込まれてしまったらと考えると絶望感で胸が張り裂けそうだった。
アンジェロ様を目の前でさらわれたとは、今回で二度目。
一度目の時、どんなことがあっても守り抜くと誓ったのに、私はなんて不甲斐ないんだと自分を罰したくなる。
だが、今はそんなことを考えている場合ではない。
苦しんでいる彼をすぐにでも助け出し、この腕に抱きしめたい。
そう願いながら、進んでいくと薄らと青白い光が奥の方で見える。
急いでその場に向かうと、アンジェロ様の姿が目に入る。
そして、魔物がアンジェロ様を今にも捕食しようとしていた。
下半身まで、スライム状の魔物におおわれたアンジェロ様は、微笑みながら何故か魔物を撫でている。
そして、つぶやいた一言。
「ノルンさん、愛しています」
目の前の魔物を見つめ呟いたのは私への愛の言葉。
アンジェロ様には、あの魔物が私に見えているようだ。つまり、あの魔物は彼に幻覚を見せている……
人形を模した魔物は、顔を寄せアンジェロ様を喰らおうとしている。
私の形をして彼の心と体を喰らおうとする魔物に、今まで感じたことのないほどの憎悪が湧き上がり、手をかざし魔法を放つ。
首をはね飛ばし、魔物がアンジェロ様を離しその間に助けだすと、混乱した様子のアンジェロ様を抱きしめる。
ーーどんなに辛く苦しい思いをしたのだろう……。魔物に幻覚を見せられ、心を操られた苦しみは、きっと計り知れないはずだ。
アンジェロ様の名を呼ぶと、目尻を下げていつもの笑顔を見せてくれる。
本当ならば護衛として不甲斐ない私に文句の一つでも言いたいはずなのに、彼はいつも何も言わずに耐えてくれる。
自分の情けなさが胸いっぱいに広がるが、今はやるべきことがある。
アンジェロ様を岩陰に隠すように寝かせ風魔法で彼の体を包み込む。
そして、全ての元凶である魔物と対峙する。
魔物はまだアンジェロ様を諦めていないようで、触手をこちらに伸ばしてくる。
触手を風魔法で切り刻むと、また根本から再生するが、全て再生し終わる前にまた魔法で切り刻んでいく。
「……簡単に死ねると思うなよ」
私の姿に似せた魔物は必死に抵抗してくるが、怒りに任せて攻撃を繰り出していく。
魔物は徐々に再生するスピードが遅くなり、どんどん形を小さくしていく。
すると、拳ほどの大きさの核が現れ、剣で真っ二つに割り足元に落ちた核を粉々に踏み砕くと、魔物は弾け破裂した。
戦いを終え、アンジェロ様のもとへ向かうと、穏やかな顔で眠りについていた。
その寝顔を見ると、少し安心する。
だが、魔物に幻覚を見せられていたことを考えると毒に侵されている可能性も考えられアンジェロ様を抱き上げると、急いでミハルさんたちの元へと駆けていく。
ダンジョンの入り口では、ガリウス団長が神妙な面持ちで私たちの帰りを待っており、姿をあらわすと同時に安心した表情を見せる。
「ただいま戻りました」
「あぁ。お前のその様子だと、アンジェロも無事だったんだな」
「とりあえずは……。魔物に幻覚を見せられており、すぐにミハルさんに見せたいのですが、ミハルさんの怪我の具合はどうでしたか?」
「ミハルはかすり傷程度で問題ない。アンジェロのことをずっと心配していたから、診察がてら顔を見せてやれ」
ガリウス団長の言葉に頷きミハルさんの待つ場所へ向かう。
ミハルさんは、他の兵士の手当てをしていたが、私とアンジェロ様を見つけると、くしゃりと顔を歪め駆け寄ってくる。
アンジェロ様の状態を伝えると、ミハルさんはすぐに脈をとり瞳孔を確認し診察をしていく。
「脈も正常ですし、瞳孔の大きさも問題ありません。幻覚作用が含まれた毒の症状は今のところ見られませんが、アンジェロ様が目を覚まされた時に普段と違う時はまた教えてください」
「ありがとうございます」
アンジェロ様は診察中も目を覚ますことなく、深い眠りについている。
それからは、眠るアンジェロ様を抱えたままキャンプ地に戻り、ようやくベッドに寝かせてあげることができた。
土埃で汚れた服を脱がせ、体に傷がないか確認していく。
ところどころ皮膚が赤く擦れたような跡があり、触手に締め付けられていた映像が蘇る。
ミハルさんから渡されていた軟膏を跡が残らぬようにと願いながら塗り込んでいると、ピクリと体が動く。
「———っ! アンジェロ様」
顔を覗き込むと、澄んだ碧色の瞳と目が合う。
「ノルン、さん」
名を呼ばれただけで嬉しくて胸が締め付けられる。
抱きしめたい気持ちを抑え、頬を優しく撫でると彼は嬉しそうに笑う。
「ご気分は? 痛むところはありませんか?」
そう問いかけるとアンジェロ様は、照れた笑みを浮かべる。
「痛いところなんてありませんよ。沢山気持ちよくしてもらったんですから」
ーー気持ちよく……した?
アンジェロ様の言葉に困惑してしまう。
あの魔物は、私の形をしてアンジェロ様の体をもてあそんだのか?
怒りで言葉がでず、無言で見つめているとアンジェロ様は申し訳なさそうに口を開く。
「また途中で気を失ってしまったみたいですね。迷惑をかけてしまい申し訳ありません」
「い、いえ……その、アンジェロ様……」
「どうしました?」
首をかしげるアンジェロ様に、思い切って問いかける。
「気持ちよく、とは……誰、に?」
「誰? ハハ、ノルンさん以外にいるわけないじゃないですか」
そう言って、アンジェロ様は照れた笑顔を見せる。
その笑顔を見ていると安堵するが……複雑な気分になった。
魔物に襲われた記憶がないことは良いことだ。
あんな記憶が残っていれば、アンジェロ様の心がどれだけ傷ついたことか……
だがしかし。
私の形で、あの魔物がアンジェロ様を気持ちよくしたというのは許し難い大罪だ。
アンジェロ様は私だけのものだ。
私の愛する大切な人。私のすべて……
考えを巡らせ、魔物が私に見せつけるように残した跡を見つめ指先で触れる。
腹部に残った跡をそっと撫でると、アンジェロ様は体を捩らせ下唇を噛む。
今、アンジェロ様は、私の偽物との行為を思い浮かべているのだろうか。
ーーその記憶を消してしまいたい……
そう思い、私は締め付けられた際にできた跡に唇をあて舌をはわせる。
「———っ! ノルンさん? どう、したんですか?」
困惑した表情のアンジェロ様を見つめ、今誰が何をしているのかを見せつけた。
ーーーー
次回は久しぶりの上書きエチで~す!
スライムのような見た目だが、地中に隠れ攻撃してくるスライムなど聞いたことがない。
それに、知性が高いのか攻撃をしてくる相手を見極めミハルさんやキアルなどに狙いを定めている。
キアルは地中に引きずり込まれた時に足を負傷。
ミハルさんも、なんとかダッチが助け出してくれた。
しかし、私たちにとって不利な戦況は続いている。
ガリウス団長に視線を向ければ、同じことを考えていたのか、来た道を指差す。
「撤退するぞ!」
逃げ道を確保し、負傷した者たちを優先にサポートをしていく。
アンジェロ様たちも、こちらに駆け寄ってくる。
恐怖でおぼつかない足どりのアンジェロ様に手を伸ばそうとした時、頭上の壁が崩れ落ちてくる。
彼の姿が瓦礫で消え、次に現れた時には魔物に取り込まれていた……
アンジェロ様を救い出すため、魔物の中に飛び込む触手が邪魔をする。
そして、魔物本体がまとう粘液が皮膚に付着し、掴んでいた指先が滑る。
ようやく掴んだ手を離すまいと力を込めるが、アンジェロ様の指先の力が徐々になくなっていく。
「アンジェロ様! すぐに助けます!」
アンジェロ様を励まし体を手繰り寄せるが少しずつ引き離されていく。
薄らと開いた彼の瞳から光が消え、小さな口が私の名前を呟いたあと手が離れ……アンジェロ様は私の目の前から姿を消した。
魔物はアンジェロ様を連れ去ると、洞窟内からも姿を消す。
居ても立っても居られず私は魔物が向かった先、ダンジョンの奥へと走り出すとガリウス団長が声を上げる。
「ノルン、待て!一人で向かうのは無謀だぞ」
「アンジェロ様を助け出すのに、時間がありません。団長たちは先に出口へ向かって下さい。必ず、アンジェロ様を助け出してきます」
そう言って、風魔法を使い加速し洞窟内を進む。
途中、騒動に気づき魔獣と対峙するが力任せに倒し進む。
ーー早く助けださなければ。アンジェロ様……どうかご無事で……
脳裏に浮かぶアンジェロ様の最後の姿。
あのまま、魔物に取り込まれてしまったらと考えると絶望感で胸が張り裂けそうだった。
アンジェロ様を目の前でさらわれたとは、今回で二度目。
一度目の時、どんなことがあっても守り抜くと誓ったのに、私はなんて不甲斐ないんだと自分を罰したくなる。
だが、今はそんなことを考えている場合ではない。
苦しんでいる彼をすぐにでも助け出し、この腕に抱きしめたい。
そう願いながら、進んでいくと薄らと青白い光が奥の方で見える。
急いでその場に向かうと、アンジェロ様の姿が目に入る。
そして、魔物がアンジェロ様を今にも捕食しようとしていた。
下半身まで、スライム状の魔物におおわれたアンジェロ様は、微笑みながら何故か魔物を撫でている。
そして、つぶやいた一言。
「ノルンさん、愛しています」
目の前の魔物を見つめ呟いたのは私への愛の言葉。
アンジェロ様には、あの魔物が私に見えているようだ。つまり、あの魔物は彼に幻覚を見せている……
人形を模した魔物は、顔を寄せアンジェロ様を喰らおうとしている。
私の形をして彼の心と体を喰らおうとする魔物に、今まで感じたことのないほどの憎悪が湧き上がり、手をかざし魔法を放つ。
首をはね飛ばし、魔物がアンジェロ様を離しその間に助けだすと、混乱した様子のアンジェロ様を抱きしめる。
ーーどんなに辛く苦しい思いをしたのだろう……。魔物に幻覚を見せられ、心を操られた苦しみは、きっと計り知れないはずだ。
アンジェロ様の名を呼ぶと、目尻を下げていつもの笑顔を見せてくれる。
本当ならば護衛として不甲斐ない私に文句の一つでも言いたいはずなのに、彼はいつも何も言わずに耐えてくれる。
自分の情けなさが胸いっぱいに広がるが、今はやるべきことがある。
アンジェロ様を岩陰に隠すように寝かせ風魔法で彼の体を包み込む。
そして、全ての元凶である魔物と対峙する。
魔物はまだアンジェロ様を諦めていないようで、触手をこちらに伸ばしてくる。
触手を風魔法で切り刻むと、また根本から再生するが、全て再生し終わる前にまた魔法で切り刻んでいく。
「……簡単に死ねると思うなよ」
私の姿に似せた魔物は必死に抵抗してくるが、怒りに任せて攻撃を繰り出していく。
魔物は徐々に再生するスピードが遅くなり、どんどん形を小さくしていく。
すると、拳ほどの大きさの核が現れ、剣で真っ二つに割り足元に落ちた核を粉々に踏み砕くと、魔物は弾け破裂した。
戦いを終え、アンジェロ様のもとへ向かうと、穏やかな顔で眠りについていた。
その寝顔を見ると、少し安心する。
だが、魔物に幻覚を見せられていたことを考えると毒に侵されている可能性も考えられアンジェロ様を抱き上げると、急いでミハルさんたちの元へと駆けていく。
ダンジョンの入り口では、ガリウス団長が神妙な面持ちで私たちの帰りを待っており、姿をあらわすと同時に安心した表情を見せる。
「ただいま戻りました」
「あぁ。お前のその様子だと、アンジェロも無事だったんだな」
「とりあえずは……。魔物に幻覚を見せられており、すぐにミハルさんに見せたいのですが、ミハルさんの怪我の具合はどうでしたか?」
「ミハルはかすり傷程度で問題ない。アンジェロのことをずっと心配していたから、診察がてら顔を見せてやれ」
ガリウス団長の言葉に頷きミハルさんの待つ場所へ向かう。
ミハルさんは、他の兵士の手当てをしていたが、私とアンジェロ様を見つけると、くしゃりと顔を歪め駆け寄ってくる。
アンジェロ様の状態を伝えると、ミハルさんはすぐに脈をとり瞳孔を確認し診察をしていく。
「脈も正常ですし、瞳孔の大きさも問題ありません。幻覚作用が含まれた毒の症状は今のところ見られませんが、アンジェロ様が目を覚まされた時に普段と違う時はまた教えてください」
「ありがとうございます」
アンジェロ様は診察中も目を覚ますことなく、深い眠りについている。
それからは、眠るアンジェロ様を抱えたままキャンプ地に戻り、ようやくベッドに寝かせてあげることができた。
土埃で汚れた服を脱がせ、体に傷がないか確認していく。
ところどころ皮膚が赤く擦れたような跡があり、触手に締め付けられていた映像が蘇る。
ミハルさんから渡されていた軟膏を跡が残らぬようにと願いながら塗り込んでいると、ピクリと体が動く。
「———っ! アンジェロ様」
顔を覗き込むと、澄んだ碧色の瞳と目が合う。
「ノルン、さん」
名を呼ばれただけで嬉しくて胸が締め付けられる。
抱きしめたい気持ちを抑え、頬を優しく撫でると彼は嬉しそうに笑う。
「ご気分は? 痛むところはありませんか?」
そう問いかけるとアンジェロ様は、照れた笑みを浮かべる。
「痛いところなんてありませんよ。沢山気持ちよくしてもらったんですから」
ーー気持ちよく……した?
アンジェロ様の言葉に困惑してしまう。
あの魔物は、私の形をしてアンジェロ様の体をもてあそんだのか?
怒りで言葉がでず、無言で見つめているとアンジェロ様は申し訳なさそうに口を開く。
「また途中で気を失ってしまったみたいですね。迷惑をかけてしまい申し訳ありません」
「い、いえ……その、アンジェロ様……」
「どうしました?」
首をかしげるアンジェロ様に、思い切って問いかける。
「気持ちよく、とは……誰、に?」
「誰? ハハ、ノルンさん以外にいるわけないじゃないですか」
そう言って、アンジェロ様は照れた笑顔を見せる。
その笑顔を見ていると安堵するが……複雑な気分になった。
魔物に襲われた記憶がないことは良いことだ。
あんな記憶が残っていれば、アンジェロ様の心がどれだけ傷ついたことか……
だがしかし。
私の形で、あの魔物がアンジェロ様を気持ちよくしたというのは許し難い大罪だ。
アンジェロ様は私だけのものだ。
私の愛する大切な人。私のすべて……
考えを巡らせ、魔物が私に見せつけるように残した跡を見つめ指先で触れる。
腹部に残った跡をそっと撫でると、アンジェロ様は体を捩らせ下唇を噛む。
今、アンジェロ様は、私の偽物との行為を思い浮かべているのだろうか。
ーーその記憶を消してしまいたい……
そう思い、私は締め付けられた際にできた跡に唇をあて舌をはわせる。
「———っ! ノルンさん? どう、したんですか?」
困惑した表情のアンジェロ様を見つめ、今誰が何をしているのかを見せつけた。
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