【完結】幼馴染みが勇者になり何故か俺は勇者の番になりました

赤牙

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番外編:片想い勇者の恋の行方

勇者と魔王のお留守番 ⑩ ♡

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小さくため息を吐き、乗り気ではない自分のモノに視線を落とす。

魔王の前で……まさか自慰をするなんて……。

ベッドに腰をかける僕の目の前にはウキウキ顔の魔王があぐらをかいて座っている。その笑顔にげんなりしていると魔王は急かす様な言葉を投げてくる。

「さぁヨルダ。私はここで大人しく待っているから早くしろ。自分ですると言ったのはヨルダだぞ~」
「……分かってるよ。萎えるから少し黙ってろ……」
「はいはい~」

ひらひらと軽く手を上げ軽い返事が返ってくると僕は何度目かの大きなため息を吐き自分のモノへと手を伸ばす。流石にこんな状況では元気はなく……下着の中でモゾモゾと手を動かしミシェルさんの事を考えながら自慰を始める。

ミシェルさん……ミシェルさん……ミシェルさん……

魔王の事など忘れ、ミシェルさんからの口淫を思い出しながら自分のモノを扱いていけば徐々に硬く張り詰めてくる。
この調子ならあと数分で………

「なぁヨルダ~。下着をつけたままじゃやりにくくないかぁ~?」
「………大丈夫だよ。集中してるんだから話しかけるな」
「ふ~ん……」

せっかくいい感じだったのに魔王に話しかけられ集中力が途切れれば僕のモノは硬さを失う。
魔王を軽く睨みつけまた手を動かし始めるが……今度は魔王の存在がチラつきなかなか集中できない。
少し焦った僕は無理矢理にでも勃たせようと手を荒く動かすが、それはかえって逆効果だったようで僕のモノはヘニャリと頭を下げたままだった。

どうしよう……と、考えていると僕の股間に魔王の真っ白な指先が伸びてくる。

「緊張しているのか? どれ。少し手伝ってやろう」
「はっ!? あ、ちょっと……」

魔王はそう言うと下着越しに僕のモノを優しく撫で始める。やめろと拒否しようとしたが……何故か僕の息子は魔王が触れた瞬間から反応し始め、ものの数秒でムクリと頭をもたげ始める。

「あ……」
「ふふ。どうやら私の指を気に入ってくれたようだな……」

魔王は嬉しそうに人差し指で膨らんだ先端をグリグリと触れてきて……その刺激にビクンと体を揺らしてしまう。

「も、もう後はできるから……」
「そうか? もう少し手伝ってやってもいいんだぞ?」
「大丈夫……」

僕の言葉を魔王は素直に受け入れ指が離れると、僕はまた自慰を再開する。
またミシェルさんの事を考えながらしようかと思ったが……チラリと魔王を見れば目を細め僕の行為を楽しそうに見ていて……この状況に僕の下半身はズクリと興奮を示す。

魔王で興奮するなんて……最悪だ……。

そう思う気持ちとは裏腹に下着の中で僕のモノは硬く張り詰め、先端からはヌルリと先走りが漏れはじめていた。扱くたびにヌチヌチと音が聞こえだすと大人しく座っていた魔王がズイっと近づいてくる。

「な、なんだよ……」
「ん~……勿体ないなと思ってな……」
「勿体ない……?」

言葉の意味が分からずに首を傾げると魔王はグイっと下着を下げ、そそり立ったモノが勢いよく飛び出してしまう。

「わっ! 何やってんだよ!」
「ほらみろ。もう先端から溢れ出てるじゃないか……。下着にシミまで付けて……これはもう食べ頃だな……」
「ふぇ? あっ、うそ……ま、待てって! んぁ!」

魔王はペロリと舌舐めずりすると僕のモノを躊躇なく咥える……。思ってもいなかった魔王の行動に僕は混乱してしまう。
魔王は先端を美味しそうに舐めると口の中に含み優しく口淫を始める。舌の動きや時折チュッ……と吸われる刺激で僕のモノはグンっと魔王の口の中で硬さを増す……。

「気持ちいいかヨルダ……?」

長い黒髪を耳にかけながら魔王は僕の方を見上げてくる……。その仕草と妖艶な表情に思わずドキッとしてしまう……。

って、何ドキドキしてるんだ! 相手はあのヘタレ魔王だぞ!

「………普通だ」
「ふふ。そうか? その割にはココからは甘い蜜が溢れ出てきているぞ?」

魔王はそう言うと鈴口に指先をグッ…と入れてきて思わず腰が跳ねる。

「ひぁっ! バカ! そんなとこ刺激するな!」
「ハハッ。ヨルダは敏感だな~。よしよし優しく舐めてやるから怒るな怒るな」

魔王の舌先は鈴口や先端をチロチロと舐め始め、もどかしい刺激に僕のモノはピクピクと震える。それから数分間……優しい口淫が執拗に続きイクにイケない状態が続く。

くそっ……。
こんなんじゃいつまで経っても終わらないか。

「……魔王。そんなんじゃイケない……」
「そうか……。ヨルダはどうして欲しいのだ?」

どうしたいかなんて……そんなの……。

魔王は意地悪そうな笑顔を浮かべ、答えを知っているのにワザと僕にどうしたいのか尋ねてくる。

「………もっと深く咥えて欲しい」
「ふ~ん。それだけでいいのか? それでイケるのか」
「っっ! ………舌でも沢山舐めてほしい」
「了解した。素直で可愛いヨルダには沢山ご褒美やらないとなぁ……」

魔王におねだりなんて……。
恥ずかしさのあまり頬が熱くなるのが分かる。
そんな僕を魔王は可愛い可愛いと言いながら、僕の希望通り性器を愛撫し始める……。

深く咥えられ喉の奥に先端部が擦れると気持ち良さに腰が揺れる。そして魔王の長い舌が僕の陰茎を包み込み裏筋や先端などありとあらゆる場所を刺激してくる……。

「んっ、ふっ……ぁ……あんっ、ん……、ンッ……」

あまりの気持ち良さに下半身に急激に熱が溜まり射精感が高まり始める。僕の様子を見ながら魔王は喉をグッと締め先端部をキュゥゥと締め付けられれば……僕は呆気なく魔王の口の中に精を吐き出してしまう……。

ビュクビュクと脈打つように放たれる精液を魔王はトロンとした顔をしたまま飲み込んでいく……。普段の小憎たらしい表情とはあまりにもかけ離れた綺麗で可愛らしい顔に思わず見惚れてしまう。
出し終えた後もまだ物足りなさそうに僕のモノを丁寧に舐める魔王を惚けた頭で見ていると……いつの間にか僕は魔王の頭を優しく撫でていた。

撫でる度にサラサラした美しい黒髪が指の間を通り抜け、その感触が気持ちよくて何度も撫でていると魔王が僕の手に頭をすり寄せてくる。

「ヨルダに頭を撫でられるのはいいな……」

魔王の言葉に我に返った僕はカァァ……と頬が熱くなり撫でていた手を止めてしまう。

僕は一体何を……。

動揺した僕を見て魔王は嬉しそうに口元を綻ばせると、顔が近づいてきて……そのまま優しく口付けされる。

「よし。なんだか私も可愛いヨルダを見ているとムラムラしてきたし……食事ついでにヨルダの童貞も喰らってやろう」
「は……? あ、え? えぇぇぇ!?!?」

そう言って魔王は再度僕をベッドへと押し倒した……。
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