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アルバード王立高等学院~新たな出会い~
初の授業
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今日の授業は午前中に魔法理論(初級)と剣術、午後に魔方陣理論学(初級)と国史だ。
とりあえず魔法理論(初級)の教室に向かう。
この学院はとても大きいため移動するのが大変面倒くさいというのを除けばかなりいいところだ。
そう思って歩いていると後ろから声がかけられる。
「カイも魔法理論なの?」
振り返るとハミルは教科書を持って後ろにいた。マジで気づかなかった…
「そうだよ。でも、ハミルも一緒だとは思わなかったよ。」
2人で当たり障りのないことを喋りながら教室へ移動する。
「授業は他の寮と合同で行うんだ。どこに座ってもいいけれど前らへんに座ったら居眠りできないから気をつけたほうがいいよ。どこに座りたい?」
優等生に見えるハミルでも居眠りするんだ…なんか親近感を覚える。
「とりあえず1番端の窓際で…」
5分程たつと続々と生徒が入ってきた。
じろじろとこちらを見るのは本当にやめてほしいものだ。僕は見せ物ではない。
「それでは皆席に着け!転入生、俺が魔法理論の初級を担当するガルダだ。これからよろしく頼む。それでは授業を始める!」
おさらいしておこう。
まず、魔力は血液と同じように体全体をまわってる。それを意図的1ヶ所に集めて使うのが魔法である。
詠唱するのが基本だが、熟練の魔法使いは無詠唱らしい。まあ僕が熟練でないのに詠唱しなくても使えるのだから、熟練度は関係ないのかもしれない。
また、魔法は適正が有るものしか使えない。
ただ適正が有ったとしてもその人の才能や努力によっては威力がかなり異なってしまう上、魔力消費にも多大な影響を及ぼす。
また、職業を魔法使いにすると魔法を覚えやすくなるらしい。
魔法の適正は火水風草闇光炎氷の8種類あり、人は平均2つか3つの適正を持っていて4つ以上だと器用貧乏になりかねないのであまり好まれない。
また、光と闇の適正を持っているものはかなりレアなのでどこでも重宝される。まあ、どれぐらい使えるかにもよるが…
魔力量はレベルアップや特殊な鍛練をすることで上がる。また、魔法使い→魔導師などといったジョブチェンジでは大幅に増えることがある。
また、ダンジョンからでるアイテムで増やすこともできるらしい。
魔法理論(初級)はこういった初歩的な知識と魔法の原理についての授業である。
正直言ってつまらない。初級程度の内容はもう頭に入っている。
隣のハミルも同じだろう。さっきから欠伸を噛み殺しているのが眼に入ってくる。
「それではここまでの内容をしっかり覚えてくるように!試験まであと1ヶ月なんだからちゃんとやれよ!!」
ちなみに1年360日でありそれぞれ
1月 光の月
2月 雪の月
3月 花の月
4月 海の月
5月 鳥の月
6月 水の月
7月 星の月
8月 火の月
9月 土の月
10月 風の月
11月 神の月
12月 闇の月
と呼ばれている。
今は水の月24日、つまり6月24日だ。この学院では7月末と12月上旬に試験を行い8月丸々1ヶ月と12月の下旬から1月上旬が大きな休みとなる。また、1月から新入生が入ってくる。これは日本とは大きなる違いだ。
ちなみに飛び級試験は7月のテスト後と12月のテスト後に行われる。
結局何が言いたいのか…。それはくどいかもしれないが試験まであと1ヶ月しかないということだ。
さっさと飛び級したいので上位をとらないといけない。
さらに僕の頭を悩ますのは特別試験のことだ。
特別試験とは不定期に行われる屋外試験のことだ。この試験は試験日のちょうど7日前に告知され、基本的には寮vs寮で行われる。
そして、星の月1日に行われる特別試験が今日発表されるのだ。
なんで知ってるのかは聞かないでほしい。
昼休みに発表されるため次の剣術の授業の場所に移動する。ちなみにハミルも偶然?一緒だった。
「ここが剣術の訓練場だよ。ところでカイは剣術が得意なの?」
「ううん、全然。」
ハミルはたしか剣術やその他武術においてたぐいまれな才能があるとか。彼と比べたら赤子のようなものだろう。
「えっ、それじゃあなんで剣術にしたの?」
「それは「おい、お前だな!公爵家の薄汚い孤児っつうのはよ!!!」」
後ろを振り返ると少し、いやだいぶ太っている男がいた。男の名前はブルース・クロード。僕の要注意人物欄のトップに載っている男だ。
「クロード卿、それは人に対して言う言葉ではないと思う。撤回を要求する。」
そう言って僕を庇うようにして前に出たのはハミルだった。予想外のことに少し思考が停止する。彼は少し臆病と聞いていたが百聞は一見に如かずだな…
「構わないよ、ハミル。彼はまだガキなんだ。」
僕がそう挑発するとソイツは直ぐに顔を真っ赤にした。
「なんだと!!もういっぺん「お前ら!とっくに休み時間は終わってるんだが?」っ」
その鶴の一声で一旦騒動は終わる。
「あー俺の名前はレイスだ。これでも一応元Aランクの冒険者だ。よろしくな、転入生。そんじゃあまずはお前の実力を確かめる。コイツと戦いたいやつはいるか?」
先生がそう言うと待っていましたと言わんばかりにクロードは手を挙げる。
恐らく剣術が苦手だという会話を聞いていたのだろう。まったく...面倒なことを…
「コイツでも構わないか?」
と遠慮げに聞かれたので無言で頷く
「それじゃあ準備しろ」
するとハミルが僕の服の袖を少し引っ張る。
「ねえ、カイ。大丈夫なの?剣術は得意じゃないんでしょ?」
ハミルが不安そうに僕に聞くがそんなことはお構い無しに
「まあ見ときなって」
と言って剣を持ち前に進んだ。
もちろん短剣だ。相手は長剣でくると思ったんだろうな、すごく虚のつかれたような顔をしてる。
生憎、長剣は使えないんだ。
「相手が膝をつくか降参する、もしくは急所に剣を寸止めした方の勝ちだ。それでは始め!!」
「死ねぇぇ!!!!」
そう言って斬りかかってくるクロードを少し心で嘲笑う。
確かに僕は剣術が苦手だ。だがそれは大きくて振り回されてしまう長剣の場合。短剣は別に不得意ではない。
不得意ではないといっても短剣使いが僕しかいなかったため教えてもらうことができなかったのだ。だから、自己流となるため授業で習うような正統派のものは知らない。ただそれだけのことだ。
それに僕がハルシャ家から引き継いだのは無尽蔵の体力だけじゃないのだ。
1番強く引き継いだのは動体視力と反射神経だ。
見えるのだ、次の攻撃が。
クロードの攻撃を最低限の動きだけで避けていく。その間一切剣を使っていない。
正気を失った人間ほど扱いやすい者はないのだ。
そして1分程たった頃、クロードは息を切らせながらこちらを睨み付けた。
「避けるだけじゃねぇか、この腰抜けが!!」
そう言われたので仕方なく攻撃することにする。
良いところの坊っちゃんよりも僕の方が明らかに実践を積んでいる。結果は火を見るよりも明らかだ。
得意の素早さを活かして相手の背後に回り込み首に短剣をあてる。たったこれだけの操作をするためだけに時間稼ぎをした。この戦法は僕と彼の実力差が大きいように見せるためのものだ。実際は相手の体力を削りとり僕の早さについていけないようにしなければ通用しない三流戦法である。
これに騙されて僕を褒め称えるものはその程度ということだ。
そうこの戦いはこの学院で僕が頭にいれておくほどの人間かを判別するため作業に他ならない。
この程度も見抜けない人間と交友関係をもっても足手まといにしかならないだろう。いや、捨て駒くらいにはなるか…
とにかく、この数年で僕と彼らを守ってくれる後ろ楯を探さなければならないのだ。
そう、全ては彼らのため。僕は彼ら以外に興味の欠片もない。
……こういう思考をどうにかするためにも有能な人間が必要なのだ。
「よくやったな、転入生!自分の長所と短所がよくわかってるな。いい戦いを見させてもらった。それじゃあいつもの基礎訓練をする。とりあえず訓練場10週だ!!」
「「「えええーーーー」」」
大ブーイングがおきるが先生は気にすることもなくさっさとしろという目つきをした。
僕はとりあえずハミルの後ろを走ったが後ろから強い殺気を感じたので後で倍にして返してやろうと心に決めた。
とりあえず魔法理論(初級)の教室に向かう。
この学院はとても大きいため移動するのが大変面倒くさいというのを除けばかなりいいところだ。
そう思って歩いていると後ろから声がかけられる。
「カイも魔法理論なの?」
振り返るとハミルは教科書を持って後ろにいた。マジで気づかなかった…
「そうだよ。でも、ハミルも一緒だとは思わなかったよ。」
2人で当たり障りのないことを喋りながら教室へ移動する。
「授業は他の寮と合同で行うんだ。どこに座ってもいいけれど前らへんに座ったら居眠りできないから気をつけたほうがいいよ。どこに座りたい?」
優等生に見えるハミルでも居眠りするんだ…なんか親近感を覚える。
「とりあえず1番端の窓際で…」
5分程たつと続々と生徒が入ってきた。
じろじろとこちらを見るのは本当にやめてほしいものだ。僕は見せ物ではない。
「それでは皆席に着け!転入生、俺が魔法理論の初級を担当するガルダだ。これからよろしく頼む。それでは授業を始める!」
おさらいしておこう。
まず、魔力は血液と同じように体全体をまわってる。それを意図的1ヶ所に集めて使うのが魔法である。
詠唱するのが基本だが、熟練の魔法使いは無詠唱らしい。まあ僕が熟練でないのに詠唱しなくても使えるのだから、熟練度は関係ないのかもしれない。
また、魔法は適正が有るものしか使えない。
ただ適正が有ったとしてもその人の才能や努力によっては威力がかなり異なってしまう上、魔力消費にも多大な影響を及ぼす。
また、職業を魔法使いにすると魔法を覚えやすくなるらしい。
魔法の適正は火水風草闇光炎氷の8種類あり、人は平均2つか3つの適正を持っていて4つ以上だと器用貧乏になりかねないのであまり好まれない。
また、光と闇の適正を持っているものはかなりレアなのでどこでも重宝される。まあ、どれぐらい使えるかにもよるが…
魔力量はレベルアップや特殊な鍛練をすることで上がる。また、魔法使い→魔導師などといったジョブチェンジでは大幅に増えることがある。
また、ダンジョンからでるアイテムで増やすこともできるらしい。
魔法理論(初級)はこういった初歩的な知識と魔法の原理についての授業である。
正直言ってつまらない。初級程度の内容はもう頭に入っている。
隣のハミルも同じだろう。さっきから欠伸を噛み殺しているのが眼に入ってくる。
「それではここまでの内容をしっかり覚えてくるように!試験まであと1ヶ月なんだからちゃんとやれよ!!」
ちなみに1年360日でありそれぞれ
1月 光の月
2月 雪の月
3月 花の月
4月 海の月
5月 鳥の月
6月 水の月
7月 星の月
8月 火の月
9月 土の月
10月 風の月
11月 神の月
12月 闇の月
と呼ばれている。
今は水の月24日、つまり6月24日だ。この学院では7月末と12月上旬に試験を行い8月丸々1ヶ月と12月の下旬から1月上旬が大きな休みとなる。また、1月から新入生が入ってくる。これは日本とは大きなる違いだ。
ちなみに飛び級試験は7月のテスト後と12月のテスト後に行われる。
結局何が言いたいのか…。それはくどいかもしれないが試験まであと1ヶ月しかないということだ。
さっさと飛び級したいので上位をとらないといけない。
さらに僕の頭を悩ますのは特別試験のことだ。
特別試験とは不定期に行われる屋外試験のことだ。この試験は試験日のちょうど7日前に告知され、基本的には寮vs寮で行われる。
そして、星の月1日に行われる特別試験が今日発表されるのだ。
なんで知ってるのかは聞かないでほしい。
昼休みに発表されるため次の剣術の授業の場所に移動する。ちなみにハミルも偶然?一緒だった。
「ここが剣術の訓練場だよ。ところでカイは剣術が得意なの?」
「ううん、全然。」
ハミルはたしか剣術やその他武術においてたぐいまれな才能があるとか。彼と比べたら赤子のようなものだろう。
「えっ、それじゃあなんで剣術にしたの?」
「それは「おい、お前だな!公爵家の薄汚い孤児っつうのはよ!!!」」
後ろを振り返ると少し、いやだいぶ太っている男がいた。男の名前はブルース・クロード。僕の要注意人物欄のトップに載っている男だ。
「クロード卿、それは人に対して言う言葉ではないと思う。撤回を要求する。」
そう言って僕を庇うようにして前に出たのはハミルだった。予想外のことに少し思考が停止する。彼は少し臆病と聞いていたが百聞は一見に如かずだな…
「構わないよ、ハミル。彼はまだガキなんだ。」
僕がそう挑発するとソイツは直ぐに顔を真っ赤にした。
「なんだと!!もういっぺん「お前ら!とっくに休み時間は終わってるんだが?」っ」
その鶴の一声で一旦騒動は終わる。
「あー俺の名前はレイスだ。これでも一応元Aランクの冒険者だ。よろしくな、転入生。そんじゃあまずはお前の実力を確かめる。コイツと戦いたいやつはいるか?」
先生がそう言うと待っていましたと言わんばかりにクロードは手を挙げる。
恐らく剣術が苦手だという会話を聞いていたのだろう。まったく...面倒なことを…
「コイツでも構わないか?」
と遠慮げに聞かれたので無言で頷く
「それじゃあ準備しろ」
するとハミルが僕の服の袖を少し引っ張る。
「ねえ、カイ。大丈夫なの?剣術は得意じゃないんでしょ?」
ハミルが不安そうに僕に聞くがそんなことはお構い無しに
「まあ見ときなって」
と言って剣を持ち前に進んだ。
もちろん短剣だ。相手は長剣でくると思ったんだろうな、すごく虚のつかれたような顔をしてる。
生憎、長剣は使えないんだ。
「相手が膝をつくか降参する、もしくは急所に剣を寸止めした方の勝ちだ。それでは始め!!」
「死ねぇぇ!!!!」
そう言って斬りかかってくるクロードを少し心で嘲笑う。
確かに僕は剣術が苦手だ。だがそれは大きくて振り回されてしまう長剣の場合。短剣は別に不得意ではない。
不得意ではないといっても短剣使いが僕しかいなかったため教えてもらうことができなかったのだ。だから、自己流となるため授業で習うような正統派のものは知らない。ただそれだけのことだ。
それに僕がハルシャ家から引き継いだのは無尽蔵の体力だけじゃないのだ。
1番強く引き継いだのは動体視力と反射神経だ。
見えるのだ、次の攻撃が。
クロードの攻撃を最低限の動きだけで避けていく。その間一切剣を使っていない。
正気を失った人間ほど扱いやすい者はないのだ。
そして1分程たった頃、クロードは息を切らせながらこちらを睨み付けた。
「避けるだけじゃねぇか、この腰抜けが!!」
そう言われたので仕方なく攻撃することにする。
良いところの坊っちゃんよりも僕の方が明らかに実践を積んでいる。結果は火を見るよりも明らかだ。
得意の素早さを活かして相手の背後に回り込み首に短剣をあてる。たったこれだけの操作をするためだけに時間稼ぎをした。この戦法は僕と彼の実力差が大きいように見せるためのものだ。実際は相手の体力を削りとり僕の早さについていけないようにしなければ通用しない三流戦法である。
これに騙されて僕を褒め称えるものはその程度ということだ。
そうこの戦いはこの学院で僕が頭にいれておくほどの人間かを判別するため作業に他ならない。
この程度も見抜けない人間と交友関係をもっても足手まといにしかならないだろう。いや、捨て駒くらいにはなるか…
とにかく、この数年で僕と彼らを守ってくれる後ろ楯を探さなければならないのだ。
そう、全ては彼らのため。僕は彼ら以外に興味の欠片もない。
……こういう思考をどうにかするためにも有能な人間が必要なのだ。
「よくやったな、転入生!自分の長所と短所がよくわかってるな。いい戦いを見させてもらった。それじゃあいつもの基礎訓練をする。とりあえず訓練場10週だ!!」
「「「えええーーーー」」」
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