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ライズまでの道のり
白夜
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「カイ!それにエレンも!!どないしんたん?」
コウの声を聞き安心で倒れこみそうになる。
ようやく戻ってこれたか……マジで死ぬかと思った
「コウ、、イリアスは?」
そう言ってからエレンをそっと地面に置いて、自分もそのまま倒れこむ。
もうこれ以上は動けそうにない。
「っ、多分向こうに居ると思うから呼んでくるわ!」
そう言ってコウはどこかへ走り去った。
なんかすんごい焦ってたな…あっ、そっか今僕が血塗れだったからか…まあ、僕の血ではないんだけどね
しばらくするとコウがイリアス達を連れて戻ってきた。
「ちよっと、これどういう状態なんだ??」
イリアスは困惑しながらも僕らにヒールをかける。
あっ、骨がくっついていっている感じがしてちょっと気持ち悪い。
そう思いながら魔法鞄から入れておいた首を取り出す。
取り出した首は手から滑り落ちコウの方へと転がる。
「うわぁっっ!!……ビックリしたぁ…カイ?こういうのは先言っといてくれへん?」
ジトッとこちらを見てくるコウから眼を反らす。
まさか蹴ってしまうほどビックリするとは思わなかったんだ、許してほしい。
「アジトから少し離れた所で様子を見てたんだけど、その途中この男に襲われたんだ。エレンが倒してくれたから生きて帰ってこれたんだけど…ユウリ、エレンの瞳が金色になってオーラみたいなものも出ていたんだ。そのことについて何か心当たりはあるかな?」
「かつて白夜と呼ばれ恐れられた獣人が僕らの先祖にいると母から聞いたことがあります。たしか白夜は灰色の髪に金色の瞳だったとか…。神話の話なので嘘だと思っていたんですが、もしかしたら何か関係しているのかもしれません。」
白夜か、、たしかにそれは匂うな…
容姿の特徴も似ているしこれは何かありそうだ。
「エレンは先祖返りなのか?」
とイリアスが聞きながらエレンにもヒールをかける。
といってもエレンは僕よりも怪我をしていないように見えるが…
さすがに筋肉痛はヒールで治らないからな…
「さぁ?でも、エレンが目を覚ましたらステータスに何か書いてないか聞かないとね。何かわかるかもしれないし。…あのレベルの人間をあっさり殺せるほど強かったってことはいろいろ酷使しているだろうから数日は動けないと考えて残党は僕らでやるしかないね。」
エレンがいないとなると少し作戦を変更しなければならないな
そう考えているとユウリがハッとしたように顔をあげた。
「あっ、カイさん、例の失敗作の睡眠薬が5つと麻痺玉3つ、そして煙玉2つ作れました。麻痺玉は落ちた所の半径1mに効果があり常人なら手足を動かせません。また、煙玉は落ちた場所から半径10m程を煙で覆いますが、その中では一切見えない上効果は100秒程持続します。」
ユウリはステータスをまだ見れないのによくここまで作りあげれるな…素直に感心する
「よくこんなの造れたね。ユウリのお父さん、本当に何者なんだろ…」
実は錬金術のスキルがカンストしていますと言われても信じてしまいそうだ。
「錬金術師ならこれくらいできると思いますよ?」
そう言いながらユウリはコテンと首をかしげる。
いや、さすがに無理だと思う、と声に出そうと思ったがユウリの純粋な瞳を見てやめることにした。
「仮にそうだとしてもユウリの歳でここまで出来るのはとても凄いことだよ。…それじゃあ作戦を今から言うね。エレン不参加によってこの前言ったのとは少し違うくなるからよく聞いてね。」
そう言うと3人とも真剣な表情で僕を見た。
今夜は長くなりそうだ、と思って夜空を見ると4つほど流れ星が流れていた。
最近運任せな時が多い上、明日も運を必要としているので運気が上がるよう流れ星に祈った。
これ以上僕を怒らせないでくれ、と。
コウの声を聞き安心で倒れこみそうになる。
ようやく戻ってこれたか……マジで死ぬかと思った
「コウ、、イリアスは?」
そう言ってからエレンをそっと地面に置いて、自分もそのまま倒れこむ。
もうこれ以上は動けそうにない。
「っ、多分向こうに居ると思うから呼んでくるわ!」
そう言ってコウはどこかへ走り去った。
なんかすんごい焦ってたな…あっ、そっか今僕が血塗れだったからか…まあ、僕の血ではないんだけどね
しばらくするとコウがイリアス達を連れて戻ってきた。
「ちよっと、これどういう状態なんだ??」
イリアスは困惑しながらも僕らにヒールをかける。
あっ、骨がくっついていっている感じがしてちょっと気持ち悪い。
そう思いながら魔法鞄から入れておいた首を取り出す。
取り出した首は手から滑り落ちコウの方へと転がる。
「うわぁっっ!!……ビックリしたぁ…カイ?こういうのは先言っといてくれへん?」
ジトッとこちらを見てくるコウから眼を反らす。
まさか蹴ってしまうほどビックリするとは思わなかったんだ、許してほしい。
「アジトから少し離れた所で様子を見てたんだけど、その途中この男に襲われたんだ。エレンが倒してくれたから生きて帰ってこれたんだけど…ユウリ、エレンの瞳が金色になってオーラみたいなものも出ていたんだ。そのことについて何か心当たりはあるかな?」
「かつて白夜と呼ばれ恐れられた獣人が僕らの先祖にいると母から聞いたことがあります。たしか白夜は灰色の髪に金色の瞳だったとか…。神話の話なので嘘だと思っていたんですが、もしかしたら何か関係しているのかもしれません。」
白夜か、、たしかにそれは匂うな…
容姿の特徴も似ているしこれは何かありそうだ。
「エレンは先祖返りなのか?」
とイリアスが聞きながらエレンにもヒールをかける。
といってもエレンは僕よりも怪我をしていないように見えるが…
さすがに筋肉痛はヒールで治らないからな…
「さぁ?でも、エレンが目を覚ましたらステータスに何か書いてないか聞かないとね。何かわかるかもしれないし。…あのレベルの人間をあっさり殺せるほど強かったってことはいろいろ酷使しているだろうから数日は動けないと考えて残党は僕らでやるしかないね。」
エレンがいないとなると少し作戦を変更しなければならないな
そう考えているとユウリがハッとしたように顔をあげた。
「あっ、カイさん、例の失敗作の睡眠薬が5つと麻痺玉3つ、そして煙玉2つ作れました。麻痺玉は落ちた所の半径1mに効果があり常人なら手足を動かせません。また、煙玉は落ちた場所から半径10m程を煙で覆いますが、その中では一切見えない上効果は100秒程持続します。」
ユウリはステータスをまだ見れないのによくここまで作りあげれるな…素直に感心する
「よくこんなの造れたね。ユウリのお父さん、本当に何者なんだろ…」
実は錬金術のスキルがカンストしていますと言われても信じてしまいそうだ。
「錬金術師ならこれくらいできると思いますよ?」
そう言いながらユウリはコテンと首をかしげる。
いや、さすがに無理だと思う、と声に出そうと思ったがユウリの純粋な瞳を見てやめることにした。
「仮にそうだとしてもユウリの歳でここまで出来るのはとても凄いことだよ。…それじゃあ作戦を今から言うね。エレン不参加によってこの前言ったのとは少し違うくなるからよく聞いてね。」
そう言うと3人とも真剣な表情で僕を見た。
今夜は長くなりそうだ、と思って夜空を見ると4つほど流れ星が流れていた。
最近運任せな時が多い上、明日も運を必要としているので運気が上がるよう流れ星に祈った。
これ以上僕を怒らせないでくれ、と。
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