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冒険者の街アルクィンにて
祝福
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「おお!ここがアルクィンか!めっちゃでかいやん」
コウが興奮気味に言うのも無理はない。だが、僕らが住んでいた所もかなり大きな都市だったんだけどね。
「まあ、シェナード王国の中でも有名な都市だからね。てゆうかこんなに待つのか…」
僕らはの目の前には大勢の冒険者や商人がいたが疲れた顔をしていない者はいなかった。
「1列に並んで!あっちの門は冒険者こっちの門はそれ以外だからな!」
衛兵のような人が大声で呼びかける
「あっ、でも人数にしてはすぐに動くね。もうすぐだ。」
予想とは裏腹に身分証を持っているものが多かったのかすぐに僕らの番になった。
「次!おい、坊主ら親はどうした?」
まあそう来るだろう。12歳の子供が2人でこんなとこにいるのは少し場違いだからね。
「僕達はハールーン帝国から来たんです。僕達の街は少し前にスタンピードに襲われて、命からがら逃げてきました。僕らの親は多分モンスターに食べられて死んでいます。」
まあそれは本当のことだろう。コウの家族については知らないが…
「そうか、あの街から来たのか。よく頑張ったな。お金は持っているか?身分証がない者がここを通るには1人青銅貨5枚、500リビアが必要なんだ。」
「大丈夫だよ!はい、1000リビア」
「確かに受け取ったよ。ようこそ、冒険者の街アルクィンへ!」
あ、そうだ。聞いておかなくちゃいけないことがあったんだ。
「衛兵さん、神殿はどこにあるか知ってる?」
「ああ。この道をまっすぐ行って突き当たりを右に行けば着くよ」
「ありがとう!じゃあ行こうか」
「にしても活気が凄いな。あ、あれちゃう?」
コウが指を指した方を見ると立派な神殿が建っていた。
「あれだね。ようやくステータスが見れる!!」
神殿に入るととても優しそうな神父様がやって来た。
「どうされましたか?」
少し微笑みながら聞かれた。
「祝福を受けたいんですけど、今できますか?」
「祝福ですか。どうぞこちらに。」
神父様について奥に入っていくと祭壇があった。
「ではお二方ここに来て膝をついてお祈りをしてください」
言われた通り祭壇に上がり膝をつく。
「では始めますよ。…ああ、神よ、二人の少年を誘いたまへ。」
神父様がそう言うと祭壇が一瞬パァーっと輝いた
「これでステータスは見れるようになっているはずです。ステータスオープンと言えば他の人にも見せられるようになりますよ。」
「ありがとうございます。コウ、宿を見つけてから確認しよう」
「わかった。神父さん、この街で安いけど安全な宿知らん?」
たしかに神父様なら知っているかもしれないな
「安くて安全ですか…。それなら時計塔のある広場の近くにある鳥ノ木という宿はどうでしょう?1泊3000リビアで泊まれたと思いますよ。」
「ありがとうございます。1回行ってみます。」
そして僕らは宿を目指して歩いた。
「ここじゃない?」
看板に鳥ノ木と書いてあるのでそうだろう。
「ここやな。入ってみるか~。」
「いらっしゃい!お泊まりですか、それとも食事だけですか?」
ハキハキと言う小さい女の子に少し驚いてその問いに答える。
「泊まりだよ。とりあえず二人部屋で一泊まりたいんだけど…空いてる?」
「はい、あいてますよ。前払いで1泊1人3000リビアになりますがよろしいですか?」
「問題ないよ。はい、6000リビア」
「ちょうどお預かりします!お2人の部屋は2階の1番奥の部屋です。部屋の中に鍵がありますので無くさないよう気をつけてください。」
「ああ、わかったよ。」
言われた通り2階に上がる。
「それにしても彼女僕らより年下なのに偉いね。僕なんて家の手伝いなんかしたこと無かったよ。」
「カイんところは家が家やもん、しゃあないで。あ、ここちゃう?」
部屋の中に入るとベッドと机と椅子が2つずつ置いているだけの簡素な部屋だったが、思ったよりも清潔感があった。
「それじゃステータスを確認しますか」
僕はベットに座りながらコウの返事を待った。
コウが興奮気味に言うのも無理はない。だが、僕らが住んでいた所もかなり大きな都市だったんだけどね。
「まあ、シェナード王国の中でも有名な都市だからね。てゆうかこんなに待つのか…」
僕らはの目の前には大勢の冒険者や商人がいたが疲れた顔をしていない者はいなかった。
「1列に並んで!あっちの門は冒険者こっちの門はそれ以外だからな!」
衛兵のような人が大声で呼びかける
「あっ、でも人数にしてはすぐに動くね。もうすぐだ。」
予想とは裏腹に身分証を持っているものが多かったのかすぐに僕らの番になった。
「次!おい、坊主ら親はどうした?」
まあそう来るだろう。12歳の子供が2人でこんなとこにいるのは少し場違いだからね。
「僕達はハールーン帝国から来たんです。僕達の街は少し前にスタンピードに襲われて、命からがら逃げてきました。僕らの親は多分モンスターに食べられて死んでいます。」
まあそれは本当のことだろう。コウの家族については知らないが…
「そうか、あの街から来たのか。よく頑張ったな。お金は持っているか?身分証がない者がここを通るには1人青銅貨5枚、500リビアが必要なんだ。」
「大丈夫だよ!はい、1000リビア」
「確かに受け取ったよ。ようこそ、冒険者の街アルクィンへ!」
あ、そうだ。聞いておかなくちゃいけないことがあったんだ。
「衛兵さん、神殿はどこにあるか知ってる?」
「ああ。この道をまっすぐ行って突き当たりを右に行けば着くよ」
「ありがとう!じゃあ行こうか」
「にしても活気が凄いな。あ、あれちゃう?」
コウが指を指した方を見ると立派な神殿が建っていた。
「あれだね。ようやくステータスが見れる!!」
神殿に入るととても優しそうな神父様がやって来た。
「どうされましたか?」
少し微笑みながら聞かれた。
「祝福を受けたいんですけど、今できますか?」
「祝福ですか。どうぞこちらに。」
神父様について奥に入っていくと祭壇があった。
「ではお二方ここに来て膝をついてお祈りをしてください」
言われた通り祭壇に上がり膝をつく。
「では始めますよ。…ああ、神よ、二人の少年を誘いたまへ。」
神父様がそう言うと祭壇が一瞬パァーっと輝いた
「これでステータスは見れるようになっているはずです。ステータスオープンと言えば他の人にも見せられるようになりますよ。」
「ありがとうございます。コウ、宿を見つけてから確認しよう」
「わかった。神父さん、この街で安いけど安全な宿知らん?」
たしかに神父様なら知っているかもしれないな
「安くて安全ですか…。それなら時計塔のある広場の近くにある鳥ノ木という宿はどうでしょう?1泊3000リビアで泊まれたと思いますよ。」
「ありがとうございます。1回行ってみます。」
そして僕らは宿を目指して歩いた。
「ここじゃない?」
看板に鳥ノ木と書いてあるのでそうだろう。
「ここやな。入ってみるか~。」
「いらっしゃい!お泊まりですか、それとも食事だけですか?」
ハキハキと言う小さい女の子に少し驚いてその問いに答える。
「泊まりだよ。とりあえず二人部屋で一泊まりたいんだけど…空いてる?」
「はい、あいてますよ。前払いで1泊1人3000リビアになりますがよろしいですか?」
「問題ないよ。はい、6000リビア」
「ちょうどお預かりします!お2人の部屋は2階の1番奥の部屋です。部屋の中に鍵がありますので無くさないよう気をつけてください。」
「ああ、わかったよ。」
言われた通り2階に上がる。
「それにしても彼女僕らより年下なのに偉いね。僕なんて家の手伝いなんかしたこと無かったよ。」
「カイんところは家が家やもん、しゃあないで。あ、ここちゃう?」
部屋の中に入るとベッドと机と椅子が2つずつ置いているだけの簡素な部屋だったが、思ったよりも清潔感があった。
「それじゃステータスを確認しますか」
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