21 / 29
一章 兵器化編
約16話 物色楽しい
しおりを挟む
「食っいもっの、食っいもっの、らららら~ん♪」
海音は上機嫌に歌い(?)ながら、お腹が痛くなった時に投げ捨てた食べ物をかき集めていた。
「ふふふっふふ~ん♪あー、これはこっちの袋で~、これはこっち~♪」
携帯食料や飲み物、そこらへんにあったライトとかを袋に詰める。
「はっはは~ん♪ふんふんふ~~ん♪ふっふ…うわ!危なっ!ビンから謎の液体がっ!?」
さっきからちょいちょい変な薬剤が落ちてたりするので心臓に悪い。
まったく、ドルクさんはもう少し部屋を綺麗にしたほうがいいぞ!
「…痛っ!─ったくも~、さっそくなんか踏んじゃったじゃないか。」
これだから散らかった部屋は……え?なんか踏んだって…。
俺はすぐさまその場を離脱した。この部屋には得たいの知れないものがゴロゴロ転がっているのだ。
すわっ!怪しい科学物質でも踏んじまったか!?と思ってそれを見てみると、指輪が落ちていた。
自分の指を確認するが、ララinの指輪はしっかりと指にフィットしている。
「なんだよ、驚かしやがって。ただの指輪じゃん。」
俺は指輪を手に取るも、銀色のフォルムに装飾も何もない指輪に安堵する。
そして指輪の内側を見てギョッとする。
「魔法陣……と、値札シールか?」
内側には極小の魔法陣が刻まれていた。
…あと、商品に貼るタイプの値札。3000って書いてあるので恐らく3000円だ。
なんだろう、すごく大したことなさそうだ。だって3000円だよ?お小遣いで買えるレベルですよ?絶対大したことないよねこの指輪!
…とまあ、こんなこと思ってても仕方ないのでさっそく嵌めてみる。
「……………」
待てども何も起きない。不良品か?…それか、壊れたから床にほっぽってたのか?
それでも床に物ほったらかすのはダメだと思うけどね!
【失礼します、マスター。】
うわっ!ビックリしたっ!急にどうしたんだろう。
「…なんだ?ララ。…ってか、俺が呼びかけなくても話せるんだな。」
【はい、常時起動型ですので。
それで本題ですが……マスター、魔法陣は魔力を流さなければ発動できません。その指輪も魔力を通せば魔法陣が効果を発揮するかと。】
「え、魔法陣って触ったら勝手に魔力吸い取ってくんじゃないの?」
【…なんですか、それ。怖い魔法陣ですね。そのような魔法陣は聞いたことがないです。】
うん、そうだね!確かに今思うとなんかすっごく怖いね!
【…恐らく創造主がマスターが万が一魔力を使えなくても発動できるよう、魔法陣に細工をしたのでしょう。普通は出来ないことですが、創造主は魔法陣に関しては天才的でしたので。】
なるほど。ドルクさん、なんだかんだ言ってやっぱ凄い人だったんだな。
……って!ということは、まさか!!
「ね、ねえ、つまり俺は普通の魔法陣は発動出来ないってこと?」
そんなバカな…とうなだれていると。
【いえ、そうではありません。さっきも言いましたが、魔力を流せば発動するんです。例え魔法適性が無い方でも、コツさえ掴めば誰でも発動出来ます。そもそも魔法適性が無くても魔法を扱えるようにするのが道具に魔法を付与する意義ですから。】
「…ってことは、俺にも魔力はあるってことでいいのか?」
【はい。『魔力は誰でも持っているもので、魔法が使えるかどうかとは関係ない』と創造主から聞きました。】
よかった、よかった。
魔法の使い方はさっぱり分からんからまだ良いとして、魔力さえ無いとかなったらどーしようかと…。
「んじゃ、魔力ってどうやって使うんだ?」
【そうですね、体内のエネルギーを魔法陣に流し込むイメージをしてください。マスターは既にバイオウェポンを使いこなしているので、簡単に出来ると思いますよ。変形よりは幾分簡単で単純な作業ですので。】
俺はさっそく指輪に意識を集中する。すると、指輪付近の何もない空間が歪んだように揺らめいた。
そのまま少し待ってみるも、空間がゆらゆらしているだけで何も起きないので恐る恐る触ってみると…
「うわっ…なんじゃこれ」
空間に触れた指が何かの中に入っていく感覚と共に見えなくなった。
本当はもっと驚くべきなのかも知れないけど、俺は直感的にこのアイテムが何なのかを理解した。
ここが魔法の存在する異世界で、何も無い空間に物を入れられる道具。
多分これは…
「アイテムボックス…か?」
【はい、それは市販のアイテムボックスです。選定者が作った魔道具の中で、最も人気が高かったアイテムですね。創造主が所持していたものは小型のアイテムボックスだったはずなので、恐らく一般家庭にあるクローゼット一つ分程の物が入るかと。】
どうやら正解みたい。…それは良いんだけど、アイテムボックスやっすっ!アイテムボックスって異次元収納の一種だよね?!
ラノベとかだとそこそこチートなアイテムだったと思うんだけど…、まさかの3000円!チートアイテムどころか超お手軽でお買い得じゃねーか!
俺なら10個くらいまとめ買いするわ多分!一家に一個じゃ済まさんわっ!
「…ん、ありがとうララ。」
【どういたしまして、マスター。またご用があればお呼び下さいませ。】
またーって、今回は俺が呼んだんじゃない─上に呼ばなくても常時起動型じゃないすか。
…まあいいや。3000円でも量産型でもアイテムボックスはアイテムボックス。めちゃんこ便利なアイテムなのには変わりないのでしっかりと貰っておく。
さっそく食料袋やら水やらライトやらをアイテムボックスに突っ込み、部屋を見回す。
因みにアイテムボックスから物を出すときは、出したいと思った物をピンポイントで出せるようだ。素直にありがたい。
「んーー…、よし、だいたい終わったな。」
部屋の隅々まで物色したので、俺は満足気に伸びをした。
さんざん物色したので泥棒が入った後みたいになってるが、もはや悪霊のドルクももう成仏したから別に良いだろう。後片付けの出来る俺は今はお休みタイムだ。
この研究所でやることは終わったので、俺はさっさと部屋を出ようとして──激しい目眩に襲われた。と同時に体の疲れや猛烈な眠気が襲いかかる。
「─っ!そういや何日も寝てなかったな…。そりゃこうなるか。」
俺は眠気のままに敷きっぱなしの布団に倒れこむ。
そして意識をシャットダウンさせるのを我慢して、辺りを見回した。
「…もう何も起きないよな?」
魔法陣も何もないが、一応の確認をする。
(ヤバい。俺、ドルクのせいで人間不信になりそう。あと、このオフトゥンまじ気持ちいい)
そんなこと思いながら海音は眠りについた。
海音は上機嫌に歌い(?)ながら、お腹が痛くなった時に投げ捨てた食べ物をかき集めていた。
「ふふふっふふ~ん♪あー、これはこっちの袋で~、これはこっち~♪」
携帯食料や飲み物、そこらへんにあったライトとかを袋に詰める。
「はっはは~ん♪ふんふんふ~~ん♪ふっふ…うわ!危なっ!ビンから謎の液体がっ!?」
さっきからちょいちょい変な薬剤が落ちてたりするので心臓に悪い。
まったく、ドルクさんはもう少し部屋を綺麗にしたほうがいいぞ!
「…痛っ!─ったくも~、さっそくなんか踏んじゃったじゃないか。」
これだから散らかった部屋は……え?なんか踏んだって…。
俺はすぐさまその場を離脱した。この部屋には得たいの知れないものがゴロゴロ転がっているのだ。
すわっ!怪しい科学物質でも踏んじまったか!?と思ってそれを見てみると、指輪が落ちていた。
自分の指を確認するが、ララinの指輪はしっかりと指にフィットしている。
「なんだよ、驚かしやがって。ただの指輪じゃん。」
俺は指輪を手に取るも、銀色のフォルムに装飾も何もない指輪に安堵する。
そして指輪の内側を見てギョッとする。
「魔法陣……と、値札シールか?」
内側には極小の魔法陣が刻まれていた。
…あと、商品に貼るタイプの値札。3000って書いてあるので恐らく3000円だ。
なんだろう、すごく大したことなさそうだ。だって3000円だよ?お小遣いで買えるレベルですよ?絶対大したことないよねこの指輪!
…とまあ、こんなこと思ってても仕方ないのでさっそく嵌めてみる。
「……………」
待てども何も起きない。不良品か?…それか、壊れたから床にほっぽってたのか?
それでも床に物ほったらかすのはダメだと思うけどね!
【失礼します、マスター。】
うわっ!ビックリしたっ!急にどうしたんだろう。
「…なんだ?ララ。…ってか、俺が呼びかけなくても話せるんだな。」
【はい、常時起動型ですので。
それで本題ですが……マスター、魔法陣は魔力を流さなければ発動できません。その指輪も魔力を通せば魔法陣が効果を発揮するかと。】
「え、魔法陣って触ったら勝手に魔力吸い取ってくんじゃないの?」
【…なんですか、それ。怖い魔法陣ですね。そのような魔法陣は聞いたことがないです。】
うん、そうだね!確かに今思うとなんかすっごく怖いね!
【…恐らく創造主がマスターが万が一魔力を使えなくても発動できるよう、魔法陣に細工をしたのでしょう。普通は出来ないことですが、創造主は魔法陣に関しては天才的でしたので。】
なるほど。ドルクさん、なんだかんだ言ってやっぱ凄い人だったんだな。
……って!ということは、まさか!!
「ね、ねえ、つまり俺は普通の魔法陣は発動出来ないってこと?」
そんなバカな…とうなだれていると。
【いえ、そうではありません。さっきも言いましたが、魔力を流せば発動するんです。例え魔法適性が無い方でも、コツさえ掴めば誰でも発動出来ます。そもそも魔法適性が無くても魔法を扱えるようにするのが道具に魔法を付与する意義ですから。】
「…ってことは、俺にも魔力はあるってことでいいのか?」
【はい。『魔力は誰でも持っているもので、魔法が使えるかどうかとは関係ない』と創造主から聞きました。】
よかった、よかった。
魔法の使い方はさっぱり分からんからまだ良いとして、魔力さえ無いとかなったらどーしようかと…。
「んじゃ、魔力ってどうやって使うんだ?」
【そうですね、体内のエネルギーを魔法陣に流し込むイメージをしてください。マスターは既にバイオウェポンを使いこなしているので、簡単に出来ると思いますよ。変形よりは幾分簡単で単純な作業ですので。】
俺はさっそく指輪に意識を集中する。すると、指輪付近の何もない空間が歪んだように揺らめいた。
そのまま少し待ってみるも、空間がゆらゆらしているだけで何も起きないので恐る恐る触ってみると…
「うわっ…なんじゃこれ」
空間に触れた指が何かの中に入っていく感覚と共に見えなくなった。
本当はもっと驚くべきなのかも知れないけど、俺は直感的にこのアイテムが何なのかを理解した。
ここが魔法の存在する異世界で、何も無い空間に物を入れられる道具。
多分これは…
「アイテムボックス…か?」
【はい、それは市販のアイテムボックスです。選定者が作った魔道具の中で、最も人気が高かったアイテムですね。創造主が所持していたものは小型のアイテムボックスだったはずなので、恐らく一般家庭にあるクローゼット一つ分程の物が入るかと。】
どうやら正解みたい。…それは良いんだけど、アイテムボックスやっすっ!アイテムボックスって異次元収納の一種だよね?!
ラノベとかだとそこそこチートなアイテムだったと思うんだけど…、まさかの3000円!チートアイテムどころか超お手軽でお買い得じゃねーか!
俺なら10個くらいまとめ買いするわ多分!一家に一個じゃ済まさんわっ!
「…ん、ありがとうララ。」
【どういたしまして、マスター。またご用があればお呼び下さいませ。】
またーって、今回は俺が呼んだんじゃない─上に呼ばなくても常時起動型じゃないすか。
…まあいいや。3000円でも量産型でもアイテムボックスはアイテムボックス。めちゃんこ便利なアイテムなのには変わりないのでしっかりと貰っておく。
さっそく食料袋やら水やらライトやらをアイテムボックスに突っ込み、部屋を見回す。
因みにアイテムボックスから物を出すときは、出したいと思った物をピンポイントで出せるようだ。素直にありがたい。
「んーー…、よし、だいたい終わったな。」
部屋の隅々まで物色したので、俺は満足気に伸びをした。
さんざん物色したので泥棒が入った後みたいになってるが、もはや悪霊のドルクももう成仏したから別に良いだろう。後片付けの出来る俺は今はお休みタイムだ。
この研究所でやることは終わったので、俺はさっさと部屋を出ようとして──激しい目眩に襲われた。と同時に体の疲れや猛烈な眠気が襲いかかる。
「─っ!そういや何日も寝てなかったな…。そりゃこうなるか。」
俺は眠気のままに敷きっぱなしの布団に倒れこむ。
そして意識をシャットダウンさせるのを我慢して、辺りを見回した。
「…もう何も起きないよな?」
魔法陣も何もないが、一応の確認をする。
(ヤバい。俺、ドルクのせいで人間不信になりそう。あと、このオフトゥンまじ気持ちいい)
そんなこと思いながら海音は眠りについた。
0
お気に入りに追加
115
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる