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日常3
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「おう、ラス。どうだった」
「巡回中、崩落のために通行が困難になっている箇所を見つけたため、がれきを除去してきました。それ以外は特出すべき事柄はありません」
「こいつ細腕に似合わずやたら力持ちだな! 感心したぜ」
今日の相棒だった探掘屋が感嘆しながらラスの肩を叩くのも気にせず、ラスは続けた。
「任務終了しました。待機してもいいですか」
「いいぞ、お疲れさん」
ラスがムジカの隣に座ったとたん、採掘婦たちがこぞって食べ物を持ち寄ってきた。
「ラス君、今日は何を食べる? コテージパイがあるぞ」
「サンドイッチも用意してきたんだ。わたし得意なの」
「紅茶も淹れよう」
「すべていただきます」
「さすが! ムジカも食べなよ。あんただって肉つけなきゃ」
「助かる」
黄色い歓声の上がる採掘婦たちによく続くなと思いつつ、テーブルに並べられたサンドイッチやコテージパイを食べ始めるラスを見やった。
たしかに、表向きは人間らしく振る舞うようにといっていたから、ムジカもラスの分の食事を持ってきている。だがそれでも彼女たちのお裾分けで一人前以上を摂取しているのだ。
奇械であるが故に満腹という概念がないのだろうが、必要ないと断らないのが不思議だった。
ついでに言えばラスが目を閉じているところをよく見るようになった。家ではムジカが声をかけるまで、隣室に設けた待機場所から現れない。質問責めにされないのは快適だとは思いつつ、少々気になる。
覚えていたら聞いてみようと思いつつ、ムジカは彼女たちの昼食のご相伴にあずかった。
なにせ、ムジカが用意したサンドウィッチよりもずっと豪華なので。
ムジカは小麦で作られたペストリー生地に挽肉と野菜を詰め込んだパスティをかじった。坑道内で汚れた手でさわるため、端っこは残すのが常識だ。
タマネギとジャガイモが挽肉のうまみを吸い込んでいる。
自分で作るには時間のかかるひと品のため、久しぶりの味を楽しんでいればラスが問いかけてきた。
「ムジカ、本日の帰宅ルートに市場での物資の補充を提案します」
「補充? 何を買うんだ」
「食料品です。テッサに実例を提示して相談したところ、ムジカの食事環境はきわめて良くないとの返答を得たため、改善すべきと考えます」
「あーもう、別に良いって言ったのに」
げんなりとした顔をしてみせたが、ラスがその程度のことで引き下がることはない。
後ろでは、にやにやとおもしろげな表情で見守るテッサたちがいる。
「お前ら面白いなあ、ムジカが面倒を見てるのかと思えば、ラスがあんたのフォローに回る」
「あたしがいつフォローされたって?」
「生活面。聞いたよ、洗濯から料理まで任せてるんだって?」
「ラス!?」
「ムジカの生活向上のために、情報提供を求めました。対比が必要と考えたので部分的に開示いたしました」
「おーまーえーはー!」
ムジカはしれっと告げるラスに対する怒りと羞恥でわなわなと震える。
テッサは打って変わって肩をすくめた。
「まっ。あんたらは恋人って言うより、親鳥とそれにひっつくひな鳥だな。どっちが上かはその都度変わる」
「そうかよ」
不本意な評価に唸りつつも、ムジカはパスティを乱暴にかじった。
実際、このところのラスの変化はめざましい。未だに表情は乏しくとも、こうして人間と混ざって対話する姿は、初期の頃よりずっとなめらかだ。
こうして見る分には表情が表に出ないなんだかわからないやつ、の範疇に収まっていた。ムジカですら、時々人間なのではと錯覚するくらいに。
ラスが自ら腕を外し、自己メンテナンスをする光景を見ていなければ、わからなくなっていたかも知れない。
彼が自律兵器だと知っているムジカは、いまさらながらこの人形がどういう意図で作られたのかと疑問に思った。実際にあるからには作った人間がいるはずなのに、様式から理由を垣間見ることができないのだ。
高度な判断能力は単機での行軍を想定しているからだろう。
ムジカが命じなくても行動することができるのも、それが理由だ。
けれど、兵器としての威力が必要ならこれほどまでに人間に似せる必要があったのかと感じてしまうのだ。ついでに顔が良い理由がわからない。
ともあれ次は、デリカシーというものを覚えてもらいたいものだと思いつつ、ムジカは紅茶を傾けながら思い出す。
「あーでも日が暮れてからじゃ市場にはろくなものないな。お前だけ先に上がらせてもらえないか交渉してみるか。最近は被害も落ち着いているみたいだし」
生鮮食品の市場は、日が暮れると同時に閉まるのが当たり前だ。
最近ははぐれ奇械の出没も落ち着いてきているし、ほかの探掘屋も対処の仕方を覚えたため問題ないだろう。
しかしラスが難色を示した。
「では、俺も残ります」
「ばっか、それじゃあ飯食えねえだろ。あたしが行ったって面倒くさくて適当なもんを買って帰るし。ウォースターさんと奇械侵入対策の話をする約束してたんだ」
奇械が侵入してくる可能性の高い場所に、警報装置をつけられないかと算段しているのだ。
だから奇械が通りやすい場所や、反応しやすい条件を熟知しているムジカに相談が持ちかけられた。別途相談料が手に入る予定なので、にんまりしているのだ。
新調したいものを脳裏にリストアップしていれば、ラスのもの言いたげなまなざしに気づく。
「どうした」
「……いえ。では物資調達後にこちらに戻ります」
「んなめんどくさいことしなくていい。あたしはガキか。一人で帰れるっての」
言い返してもなお不服そうなラスをいぶかしく思ったムジカだが、テッサ達の生ぬるい視線に顔を引きつらせた。
「ほんとまあ、仲のよろしいこって」
「うるせえ、何も言うんじゃねえ! ラス金は渡すから一人で行きやがれ!」
「……了解しました」
決まり悪さをごまかすためにムジカはラスにお金を押しつける。
そうして、言い訳のようにテッサ達に設定を繰り返したのだった。
「巡回中、崩落のために通行が困難になっている箇所を見つけたため、がれきを除去してきました。それ以外は特出すべき事柄はありません」
「こいつ細腕に似合わずやたら力持ちだな! 感心したぜ」
今日の相棒だった探掘屋が感嘆しながらラスの肩を叩くのも気にせず、ラスは続けた。
「任務終了しました。待機してもいいですか」
「いいぞ、お疲れさん」
ラスがムジカの隣に座ったとたん、採掘婦たちがこぞって食べ物を持ち寄ってきた。
「ラス君、今日は何を食べる? コテージパイがあるぞ」
「サンドイッチも用意してきたんだ。わたし得意なの」
「紅茶も淹れよう」
「すべていただきます」
「さすが! ムジカも食べなよ。あんただって肉つけなきゃ」
「助かる」
黄色い歓声の上がる採掘婦たちによく続くなと思いつつ、テーブルに並べられたサンドイッチやコテージパイを食べ始めるラスを見やった。
たしかに、表向きは人間らしく振る舞うようにといっていたから、ムジカもラスの分の食事を持ってきている。だがそれでも彼女たちのお裾分けで一人前以上を摂取しているのだ。
奇械であるが故に満腹という概念がないのだろうが、必要ないと断らないのが不思議だった。
ついでに言えばラスが目を閉じているところをよく見るようになった。家ではムジカが声をかけるまで、隣室に設けた待機場所から現れない。質問責めにされないのは快適だとは思いつつ、少々気になる。
覚えていたら聞いてみようと思いつつ、ムジカは彼女たちの昼食のご相伴にあずかった。
なにせ、ムジカが用意したサンドウィッチよりもずっと豪華なので。
ムジカは小麦で作られたペストリー生地に挽肉と野菜を詰め込んだパスティをかじった。坑道内で汚れた手でさわるため、端っこは残すのが常識だ。
タマネギとジャガイモが挽肉のうまみを吸い込んでいる。
自分で作るには時間のかかるひと品のため、久しぶりの味を楽しんでいればラスが問いかけてきた。
「ムジカ、本日の帰宅ルートに市場での物資の補充を提案します」
「補充? 何を買うんだ」
「食料品です。テッサに実例を提示して相談したところ、ムジカの食事環境はきわめて良くないとの返答を得たため、改善すべきと考えます」
「あーもう、別に良いって言ったのに」
げんなりとした顔をしてみせたが、ラスがその程度のことで引き下がることはない。
後ろでは、にやにやとおもしろげな表情で見守るテッサたちがいる。
「お前ら面白いなあ、ムジカが面倒を見てるのかと思えば、ラスがあんたのフォローに回る」
「あたしがいつフォローされたって?」
「生活面。聞いたよ、洗濯から料理まで任せてるんだって?」
「ラス!?」
「ムジカの生活向上のために、情報提供を求めました。対比が必要と考えたので部分的に開示いたしました」
「おーまーえーはー!」
ムジカはしれっと告げるラスに対する怒りと羞恥でわなわなと震える。
テッサは打って変わって肩をすくめた。
「まっ。あんたらは恋人って言うより、親鳥とそれにひっつくひな鳥だな。どっちが上かはその都度変わる」
「そうかよ」
不本意な評価に唸りつつも、ムジカはパスティを乱暴にかじった。
実際、このところのラスの変化はめざましい。未だに表情は乏しくとも、こうして人間と混ざって対話する姿は、初期の頃よりずっとなめらかだ。
こうして見る分には表情が表に出ないなんだかわからないやつ、の範疇に収まっていた。ムジカですら、時々人間なのではと錯覚するくらいに。
ラスが自ら腕を外し、自己メンテナンスをする光景を見ていなければ、わからなくなっていたかも知れない。
彼が自律兵器だと知っているムジカは、いまさらながらこの人形がどういう意図で作られたのかと疑問に思った。実際にあるからには作った人間がいるはずなのに、様式から理由を垣間見ることができないのだ。
高度な判断能力は単機での行軍を想定しているからだろう。
ムジカが命じなくても行動することができるのも、それが理由だ。
けれど、兵器としての威力が必要ならこれほどまでに人間に似せる必要があったのかと感じてしまうのだ。ついでに顔が良い理由がわからない。
ともあれ次は、デリカシーというものを覚えてもらいたいものだと思いつつ、ムジカは紅茶を傾けながら思い出す。
「あーでも日が暮れてからじゃ市場にはろくなものないな。お前だけ先に上がらせてもらえないか交渉してみるか。最近は被害も落ち着いているみたいだし」
生鮮食品の市場は、日が暮れると同時に閉まるのが当たり前だ。
最近ははぐれ奇械の出没も落ち着いてきているし、ほかの探掘屋も対処の仕方を覚えたため問題ないだろう。
しかしラスが難色を示した。
「では、俺も残ります」
「ばっか、それじゃあ飯食えねえだろ。あたしが行ったって面倒くさくて適当なもんを買って帰るし。ウォースターさんと奇械侵入対策の話をする約束してたんだ」
奇械が侵入してくる可能性の高い場所に、警報装置をつけられないかと算段しているのだ。
だから奇械が通りやすい場所や、反応しやすい条件を熟知しているムジカに相談が持ちかけられた。別途相談料が手に入る予定なので、にんまりしているのだ。
新調したいものを脳裏にリストアップしていれば、ラスのもの言いたげなまなざしに気づく。
「どうした」
「……いえ。では物資調達後にこちらに戻ります」
「んなめんどくさいことしなくていい。あたしはガキか。一人で帰れるっての」
言い返してもなお不服そうなラスをいぶかしく思ったムジカだが、テッサ達の生ぬるい視線に顔を引きつらせた。
「ほんとまあ、仲のよろしいこって」
「うるせえ、何も言うんじゃねえ! ラス金は渡すから一人で行きやがれ!」
「……了解しました」
決まり悪さをごまかすためにムジカはラスにお金を押しつける。
そうして、言い訳のようにテッサ達に設定を繰り返したのだった。
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