推しの一品

夏に見るべき邦画：その１：『ピンポン』

夏ですね。もうすぐ夏休み、筆者の学生時代の夏休みと言えば一番の娯楽は大作映画を見に行く事でした。『映画なんてわざわざ見に行かないでしょ』なナウなヤングも今年はこのご時世の事もあり自宅で映画鑑賞してみようかなんて思うのではないでしょうか。

そこで今回は、夏にぴったりのお勧めの邦画を４作ご紹介します。このページでは4作全て書ききれなかった為、まず１作品をご紹介。




4作中栄えある第一位は、

夏と言えばこれ、


実写映画『ピンポン』です。

名言：『この星の一等賞になりたいの卓球で俺は！』
『凡人にしか見えない景色もあるんだよ』

派手さはなく、恐らく一般的な知名度は低いもののファンからはカリスマ的人気を持つ漫画家、松本大洋の同名漫画が原作。男性人気が強いであろう友情と試合シーンが胸熱の物語です。
と言うと汗臭いストーリーを連想しがちで特に女性に敬遠されそうですが、ちょっと待ってください。これがスポーツ映画かと思うほど映像と音楽がたいっへんスタイリッシュでかっこいい仕上がりになっているんです。おしゃれ。非常にお洒落で女性にも大変お勧めです。

また、キャラクターも一人一人大変個性的で魅力的。特に破天荒な主人公、ペコが見ていて楽しくなるキャラです。そのペコを演じる窪塚洋介、他、大倉孝二、この時には無名だった中村獅童の演技が素晴らしく、まるで各人マンガから抜け出して来たようなキャラのなりきり方が凄く、必見です。

物語も卓球と言うスポーツを通して友人との絆、憧憬と嫉妬、天才と凡人を時に鮮やかに時にシビアに描くため、言動、ビジュアル共にマンガチックで非現実的なキャラクター達なのに、恐ろしくリアルで観客側は感情移入してしまいます。

ただのスポーツ映画でも浅い友情映画でもない映画、ぜひ見てみてください。
興味を持った方はもうここからおしゃれだったピンポン劇場予告編をどうぞ。下記のyoutubeでアップされています。

https://www.youtube.com/watch?v=eMWk8_-Dz1o


Blue-rayはこちら。下記のURLをコピーしてgoogle等の検索窓にペーストするとアマゾンの商品ページに飛びます。参考にどうぞ。

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ED曲「YUMEGIWA LAST BOY」が非常にスタイリッシュなのにメロウな曲なのに、本編が終わりこれがエンドロールで流れた時に何故か泣けてくるんですよ。性別関係なく男泣きするってこういう事を言うんだろうなあ。くーっ。

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原作漫画も激熱です。人を選ぶかなりクセのある絵ですが、優れたストーリーテラーが描くと絵は気にならなくなる事を証明した秀作です。まず手に取らないであろう女性に特にお勧めしたい。



ピンポン（１） (ビッグコミックス)660円

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