推しの一品

おすすめBLドラマ「Life 線上の僕ら」

実写BLは苦手だったのですが、評判が良かったBLドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」がほんっとうに素晴らしかった為、勢いでお勧め記事を書きました。興味が1ミリでもある方、前回の記事をぜひ読んでみてくださいね。

で、今回は見て良かったBLドラマ第二弾、ベスト４選のうち第二位をご紹介します。
それは

「Life 線上の僕ら」

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すでに完結しているBL漫画が原作のドラマです。
こちらも評判の良かったドラマですが、本当に良かった。レビュアーの皆さんありがとう（合掌）。

このドラマの最大の長所は、主役二人の役者さんの演技が素晴らしい所でしょう。原作でクールでかっこいい主人公役を俳優、白洲迅さんが演技されるんですが、白洲さんは高校生役がドハマリするほどの、丸く大きな瞳とベビーフェイスが特徴的な可愛い系の顔立ちなんです。また天真爛漫で無邪気で愛らしい相手役は俳優、楽駆さんなのですが、彼のルックスは切れ長の瞳と一匹狼的な雰囲気を持つクールな印象なんですね。
つまり、彼らの初登場時は「これキャラ逆でやった方が良かったんじゃね？　」とミスキャストを心配したわけです。

ですがその心配は二人の演技の上手さで杞憂に終わりました。話が進むほど初見で一匹狼系クールガイに見えた楽駆さんは目の錯覚かと思うほどドンドン可愛く見えてくるし、白洲さんなんか絶対高校生役しか無理だと思ったのに（失礼）、ストーリー上キャラクター達が歳を取っていくわけですが、それと共に白洲さんの顔つきが変わり30代リーマンになった時は頼りがいのある雄々しい大人の男性に見えるんですよ！あんなに地顔可愛いのに！！

また、こちらのドラマは情熱的なキスシーンが多いのですが、白洲さんは演技としてキスがすごく上手い。
BL実写版を見ていると、キスシーンがぎこちない場面が多く、「役者さん達ストレートだから本当は嫌なんだろうなぁ」と言うのが透けて見えてしまうんですね。気持ちは分かりますが、観客としてはそこで途端に現実に戻ってしまい、以降のストーリーはキャラクター〇〇としてではなく、俳優〇〇としてしか見られなくなり冷めた気持ちになってしまうんですよ。ストレートの方が演じるのだから難しい事は重々分かりますが、そこは俳優だから頑張ってほしいとも思うわけです。
その点白洲さんは頑張った！白洲さんいち個人の私情が全く読めない分からないくらいにもうキスが綺麗で情熱的で、見ている方を「これは演技か？」とドキドキ錯覚させてしまうほど。演技中、「相手を狂おしいほど愛している主人公」役に見事にハマリきっていると感じました。

と言うわけで、このドラマの最大の長所は主役二人の演技力なんですが、他に素晴らしい点はスタッフのこだわりが垣間見える映像美です。
主役キャラクターの名前「晃」と「夕希」を象徴するシーンが多く出てくるのですが、海岸で撮影された、夕日を背景にした二人の映像はため息ものの美しさで必見です。また、主人公にとって相手が美しく眩しい日の光と共に映し出される所も、自然光を上手く効果的に使い、主人公の心情がとても良く伝わる印象的なシーンとなっています。

ストーリーですが、安定のハッピーエンドでそれは大歓迎なのですが（むしろバッドエンドなら見ない）、ラストがドラマチックすぎて筆者のようなリアリストは「うそーん」と感じるかもしれません。他のBLドラマ、「おっさんずラブ」のようにぶっ飛んだコメディ色もなく、「ちぇりまほ」のようにファンタジー要素もなく、途中までは結構リアルな路線なのに最後は随分とハリウッド並みメロドラマになったなと。昨今の男女の恋愛ドラマ以上にロマンチック路線になります。一昔前の少女漫画が好きな方はとても楽しめるかと。

そう言うわけで、ストーリーはドラマチック且つロマンチックですが、役者の演技と映像美が大変素晴らしく、大のおすすめ作品です。
全4話で短い所も気軽に見やすく、絡みもキスシーンのみなのでBL実写初心者さんにも大変お勧め。とにかく演技！映像美！そして自然なキスシーンにめちゃくちゃ萌えます。個人的に可愛く萌える1話と2話が大好きで何度も見ちゃっています。皆さんもぜひ見てみてください。

お試し視聴なら、公式サイトで1話がダイジェストで見られます。下記の公式HPに飛んだら「白線の出会いダイジェスト」をクリック下さい。もうこの映像だけで萌えます。必見。

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ネットで公開されているドラマは原作漫画のラストまでは網羅していないそうです（それでも充分楽しめました）。ディレクターズカット版はカットされた漫画のラスト部分も収録されているとな。泣くわそんなの。

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原作漫画のラストはネットで知り泣けた・・・。ハッピーエンドだけど大泣きするのが分かっているから筆者は買えておりませぬ。
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