そうして、誰かの一冊に。

「想像だけどこの本は国を移動してるんじゃないかと思う」
一冊の本を手にかつて弾んだ声で友人が言った。

英会話サークルが縁で出会い、親しくなった「僕」と年上の「友人」。
ある日友人は一冊の変わったらくがきのある本を僕に貸し出す。
大人になってからできた親しい友人とこのまま友情が続いていくと思っていたが__。
三月の雪深い北海道を時に背景に絡めながら大人の友情と別れを静かに書き出す。
一部実話を元に書いた、静かな喪失と再生の物語。
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,527 位 / 193,527件 ライト文芸 7,712 位 / 7,712件

あなたにおすすめの小説

野獣のうぶな恋心

あーす。
青春
『幼い頃』のテテュスが、王立騎士養成学校『教練』卒業の年のお話です。

推理の果てに咲く恋

葉羽
ミステリー
高校2年生の神藤葉羽が、日々の退屈な学校生活の中で唯一の楽しみである推理小説に没頭する様子を描く。ある日、彼の鋭い観察眼が、学校内で起こった些細な出来事に異変を感じ取る。

本を読み、私は考える

MIA
エッセイ・ノンフィクション
あらすじはテーマくらいで、あえて書いておりません。 これは、本を読み終えた直後に湧き出る感情を、ありのままに記した『感想文』たち。 興味がありましたら、皆様もお手にとって読んでみて下さい。 きっと人それぞれの『感想』があり、『見え方』があり、『感情』が溢れ出すでしょう。 それが『本を読む』ということです。 良い読書ライフにお力添えできたら、と思い。 ここに感想を綴りました。

後宮妖獣妃伝~侍女は脱宮を画策する~

森原すみれ@薬膳おおかみ①②③刊行
キャラ文芸
琳国西端に位置する碌山州から、后妃候補とその侍女が後宮に発った。 姉の侍女として名乗りを上げた鈴鈴の狙い。 それはずばり——『姉の蘭蘭を、後宮から密かに救い出すこと』! 姉推しガチ勢の鈴鈴は、日々姉の美しさを愛で、悪意を跳ね除け、計画を遂行すべく奮闘する。 しかし思いがけず皇帝との関わりを持ったばかりか、ある騒動をきっかけに完全に退路を失って……!? 「大丈夫。絶対に私が、娘娘をこの檻の外に出してみせますからね」 「お前のあの舞は美しかった。今も俺の脳裏にちらついて、何やら離れようとせぬ」 姉妹愛に燃える一途な妹侍女の、脱宮奮闘物語! ※ノベマ!、小説家になろう、魔法のiらんどに同作掲載しています

【小説版】勇者にはほしい才能がある

東龍ベコス
ファンタジー
◆原作・https://tapnovel.com/stories/24978 「今年こそ、アググ・リシュケ大賞にチャレンジしたいのに……魔物が多いなぁオイ!!!!」 『勇者』の家系であるギンは、運動神経ばつぐん+戦闘能力がとても高かった。だが、本人的には全然嬉しくなく、代わりにほしい才能があり……? 『夢に猛進したいが邪魔が入るから、とっとと片付けに行こうぜRPG(?)』 。 ※絵漫画→https://x.gd/lKSLM

心の交差。

ゆーり。
ライト文芸
―――どうしてお前は・・・結黄賊でもないのに、そんなに俺の味方をするようになったんだろうな。 ―――お前が俺の味方をしてくれるって言うんなら・・・俺も、伊達の味方でいなくちゃいけなくなるじゃんよ。 ある一人の少女に恋心を抱いていた少年、結人は、少女を追いかけ立川の高校へと進学した。 ここから桃色の生活が始まることにドキドキしていた主人公だったが、高校生になった途端に様々な事件が結人の周りに襲いかかる。 恋のライバルとも言える一見普通の優しそうな少年が現れたり、中学時代に遊びで作ったカラーセクト“結黄賊”が悪い噂を流され最悪なことに巻き込まれたり、 大切なチームである仲間が内部でも外部でも抗争を起こし、仲間の心がバラバラになりチーム崩壊へと陥ったり―――― そこから生まれる裏切りや別れ、涙や絆を描く少年たちの熱い青春物語がここに始まる。

川石男(ロックマン)伝説

赤沼
ライト文芸
完全なる虚構か絶対なる真実か。 レジェンドクラスのおバカな男【ロックマン】の伝説をご紹介します。 この話がフィクションなのか、それともノンフィクションなのか。 それはお読みになったアナタ自身がご想像ください。 なぜ彼は【ロックマン】と呼ばれるようになったのか? 彼の残した数々の伝説とは? 答えは作中にあります。 さあ、ロックマンの伝説の幕開けです。 イラスト、白猫ナポリ様。無断転載NGです。

古屋さんバイト辞めるって

四宮 あか
ライト文芸
ライト文芸大賞で奨励賞いただきました~。 読んでくださりありがとうございました。 「古屋さんバイト辞めるって」  おしゃれで、明るくて、話しも面白くて、仕事もすぐに覚えた。これからバイトの中心人物にだんだんなっていくのかな? と思った古屋さんはバイトをやめるらしい。  学部は違うけれど同じ大学に通っているからって理由で、石井ミクは古屋さんにバイトを辞めないように説得してと店長に頼まれてしまった。  バイト先でちょろっとしか話したことがないのに、辞めないように説得を頼まれたことで困ってしまった私は……  こういう嫌なタイプが貴方の職場にもいることがあるのではないでしょうか? 表紙の画像はフリー素材サイトの https://activephotostyle.biz/さまからお借りしました。