なぜ妻は夫が自宅でゴロゴロすると不機嫌になるのか

『違くて』ってなんだ

最近、個人が書いたブログ記事などを読んでいて大変気になっている言葉がある。

ずばり、『違くて』である。

この言葉は昭和世代の筆者や周囲の同世代は使わず、平成世代の20代後半組からは聞いた事がない事、漫画の中で大学生や高校生キャラクター達が使う事から推測すると、10代から20代前半までが使う流行り言葉であると考える。

さてここで筆者は大いに、

『オープンな場では【違くて】は使わないでくれないか。違和感にぞわぞわする』と言う事を主張したい。

友人達と会話する中で使う分には全く問題ない。筆者もそうだったが、ある時代にある世代でのみ流行る言葉はお互いにそれを使う事で同世代だ仲間だ友達だと言う一体感と、自分は流行の最先端を走っていると言うカタルシスを生み出す。大人が眉をひそめるのも何のその、若い自分達が一番なのだと周囲に知らしめる事ができるのだ。これほど楽しい事はない。その心情はよく理解できるから会話やメール、チャット等友人達のみと交わす分には大いに流行語を使い楽しんでくれと言いたい。

ただ、この『違くて』は口語体、つまり話し言葉であるからブログなどの文章内に使われると、ひっじょーに気持ちが悪い。いやもっとハッキリ言おう。イライラする。

これが戦略であるなら問題ない。たとえば最近の漫画のセリフで『違くて』は多用されているが、売り込みたい読者の年齢層が若い場合、その年代で今まさに流行っている言葉を漫画のキャラクター達に言わせないと共感が得られないだろう。読者の年齢層と漫画のキャラクター達の年代が同じなら尚更だ。これは『戦略的に』『あえて』使う【違くて】だから問題ない。

文章が大変上手い人の場合、内容を楽しくする為にわざと口語体を用いて面白おかしい話に仕立て上げる事も可能だろう。戦略として使うならそれもありだと思う。

だが残念なことに日々筆者が目にする文章内の『違くて』は、【書き手が普段会話で「違くて」を使っているから本当は間違っていると気づかずそのまま文章にも使用してしまっている】『違くて』なのだ。だからひたすら違和感しかない。

鍵付きなど一部の決まった人間にしか見せない形態ならいい。だが不特定多数に見られる、つまりオープン状態にしているブログやnote等なら、今すぐ直そう。正しくは『違くて』ではなく『違って』である。

ちなみにもう一つ、最近よく見かける気になる文章がある。これもただちに直してもらいたい。

『～て言う事で』ってなんだ、『て』って。

『と』だろう、

『と言う事で』だろおがああぁああぁあ