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じゃあ本当に実録ブログってなんなのさ。その3

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実録だと信じているブログ、引き続きご紹介しましょう。

今回ご紹介するブログは、前回の「となりの801ちゃん」著者よりもさらに「著者が実在しているか、内容は実話か」の確実性が薄れます。

と言うのも、今回ご紹介する二つの著者は、全く顔出しせず、実名出さず、出版社のインタビューなどにも出ない、表舞台に全く出たことがない方々だからです。
「それじゃあ創作ブログかもしれないし、著者もフィクションかもしれないじゃないか」、と言われると全くもって反論できないのですが、内容を読むと著者の人間性の良さがにじみ出ていて、本当に良いブログなのです。また、後にも書きますが、日常が本当に平々凡々です。だからこそ真実なのではないかと考えています。

と言うわけで、真実かどうかの確実性は少ないが、実録だと信じたいブログは下記の二つ。

ジャンル:婚活
ブログタイトル:「早子先生リターンズ」
URL: https://ameblo.jp/4komahaya/
ブログ主:立木早子さん
職業:小学校の教員
婚活後、めでたく良い方と出会いご結婚された早子先生の4コマ漫画ブログ。

なぜお勧めなのか:筆者の性格の良さ。それに尽きる。ありのままの自分で結婚できたシンデレラストーリーにほっこりするも良し、婚活中の方なら彼女の考え方を参考にするのも良し。

リアルと考える理由:
1.失礼ですが絵が上手くない。素人が描いたとわかる素朴な絵である事
2.婚活以外の日常は、良い意味で極めて平凡。だからこそリアルであると思える事。
3.ご本人が書いていたが、婚活については現在進行形ではなく、ある程度月日が経ってから描いていたという事。身バレしないための自衛策と思われる。

【リアルだと考えたい理由】
ブログは人気となり、三冊書籍化、近年ドラマ化までされている。そこまで話題になっていて「(おそらく)関東の田舎の30代女性小学校教諭」とまで描かれていれば身バレしてしまうのではないかと危惧するか不思議とそれはない為、創作ではないかと言われればキツイのですが・・・。
ですがリアルだと信じたい。と言うのが、
早子先生の性格が素晴らしい為。大抵の婚活ブログは相手の事をこき下ろす内容が多い中、早子先生は客観的に見ても失礼な態度や問題のある性格の男性に会った時も「個性的な人だな」くらいで、相手の文句を一切言わない。婚活が長引いても愚痴も自己否定も一切なく淡々としている。結局婚活ではなく、30代後半で女性らしい服装や振る舞いなどする事なく、全くの自然体、自然の出会いで年下の男性教師と結婚されたのは彼女の性格の良さと思われる。ブログも心がじんわりとあたたかくなる話が多い。よって、彼女の性格の良さからリアルだと信じたい。


ジャンル:ゲイ、恋愛、生活
ブログタイトル:「we are here」
URL: https://quriquri.exblog.jp/
ブログ主:文太 さん
職業:文太さんとヨーロッパ人のパートナー共、日本で働く会社員
なぜお勧めなのか:同性愛について非常に客観的、冷静に書かれている良いブログ。同性愛について勉強したい人、学びたい人にはもちろん勧めるが、それ以外の方にも筆者の落ち着いた文体はいつ読んでも安心できるのでお勧め。


リアルと考える理由:
1.2005年から続くブログ。内容は同性愛者への差別についてなど社会派的記事もあるが、大体が至って二人のリーマンの平々凡々な日常を書いている。10年以上平凡なことは創造ブログとしては書けないと考える為。
2.ブログ主とパートナー共、おそらく周囲にカミングアウトしていない為か、ブログに一切二人の写真は出していない事。後ろ姿だけであったり顔にモザイクする写真さえもない。
3.ブログ内容も、二人の身辺について大変注意深く書かれている。恐らく東京住みという以外、仕事内容、会社、二人のパーソナリティからなれそめに至るまで本当に書かれていない。それほど身バレに注意されているのはリアルである証拠と言える。

【リアルだと考えたい理由】
早子先生のように匿名ながらブログ書籍化、ドラマ化など全くこのブログにはない為。おそらくあまりに平々凡々な日々だから出版社が食いつかないのではないか。逆にそれが真実味を増しているのではないかと思う。
また、文太さんも早子先生と同じく性格の良さが文章からにじみ出ている事。
愚痴、不満など書かず、逆に大げさな感情の高まりもなく、淡々とほどよく抑制の効いたブログを書かれている。
いや、これってアルファポリスの書き手の皆さんなら分かると思いますが、中々できない事です。文太さんの安定したメンタルに尊敬(50代近い方なので当たり前だと言われそうですが)の意味も込めて、リアルだと信じたい。
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