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第六夜 吸血巨乳 編

気の迷い

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駿太の部屋 朝

「はい、お弁当、ここ置くね」
ミサオが手作りの弁当をランチバッグに入れるとテーブルに置いた。
「あ、うん、ありがとうミサオ」
どことなく元気のない駿太が気になるミサオ。
「シュンタ、どうかした?」
駿太を覗き込むミサオ。
「あ、いや、どうもしないよ。じゃ、行ってくるね」
駿太のシャツの裾を引っ張るミサオ。
振り返ると、ミサオが、んっと唇を突き出している。
苦笑いの駿太。昨日の千夜宇のことを振り払うかのように、唇を重ねる駿太。
目を閉じて、キスに溺れるミサオは、終えた後でグラリとよろける。
「ふう、今日のシュンタ、激しいね」
嬉しそうにするミサオ。
「そ、そうかな」
「気をつけて行ってきてね」
バイバイと手を振るミサオ。
時計を見る駿太はカバンを置くと、ミサオの顔を両手で抑えると深くキスをした。
「む、う、どうしたの?シュンタ。仕事、遅れちゃうよ」
クチャクチャと音を立てて、激しくキスしてくる駿太。
「ミサオが欲しい」
真顔でミサオを見ると、シャツ一枚のミサオの下着を下げる。
唇は付けたまま、ズボンを下げる駿太。ミサオもシャツのボタンを外すと脱ぎ捨てる。
トランクスを脱ぐ駿太のそこは、既にそそり立っている。
そのまま、ベッドに倒れ込むと、キスで唇を塞いだままミサオの胸を鷲掴みにして荒々しく揉んだ。
「あ、あー、どうしたの?なんか怖いよ、駿太」
「怖い?なんで?」
「なんだか、わかんないけど、いつもと違うよ」
「そ、そんなことないよ」
急ぐように、ミサオの宝珠に指をあてがうとクリクリとする駿太。
「あ、ダメ、あ、まっ」
ミサオの膝を大きく開くと、その中央に駿太は顔を埋める。
舌と唇を使って、熟した壺を吸い上げる。
駿太の頭を両足に挟み、小刻みに締め付ける。
駿太の指がするりと差し込まれる。
ミサオは、仰け反りその首筋を汗が滑り落ちる。
第二関節で指を折ると指先を一点に集中させて振動させる。
「あ、ダメ、そこ、出ちゃう、出ちゃうよ、待って、ああ、あー」
ビュビュ吹き出すミサオ。
駿太は、ぐっしょりとした指を口で吸い取り舐め尽くす。
肩で息をしてぐったりとするミサオの足を開くと体を入れる。
手でチビ太を持ち、先端で宝珠を擦り刺激し合う。
チビ太から汁が溢れる。
「ミサオ」
ぐっと、中に入り込むチビ太。
あーと、大きく仰け反るミサオ。
駿太は、肘窩ちゅうかでミサオのひかがみを押し上げて、ミサオの腰を浮き上がらせると腰を深く差し入れる。それも、激しいくらいに強く。
「あ、あ、シュ、シュンタ、シュンタ、ごめん、ま、待って」
「いや、待たない」
「ねえ、お願い、だから」
言うと駿太をギュッと抱きしめるミサオ。
押しつけられ、やや動きの取れなくなる駿太は、何かに取り憑かれたようにムキになっていた。
動きを止めて、気を落ち着かせようとする駿太。
「ほんと怖いよ、駿太。何かあった?」
「はあ、はあ、なんでもないよ。ああ、もういいや」
ミサオから離れる駿太。
立ち上がりチビ太をティッシュで拭くと、シャツを着始める。
ベッドにペタリと座り込むミサオ。
「何をそんなにイライラしてるの?」
「え?別にイライラなんかしてないよ」
(俺、イライラしてるのか)
呼吸を整える駿太。
「なんでもないよ。ごめんね、ミサオ」
ほんの少し、いつもの優しい駿太に戻った。
ただ座り込むミサオを見る駿太。
「今日は、泊まりだから留守を頼むね」
「シュンタ?」
「じゃ、行ってきます」
ドアを開けると振り返りもせずに出て行く駿太。
「シュンタ・・・いったい、何があったの?」
両手で顔を覆うミサオは肩を震わせて一人、泣いた。
テーブルには、弁当袋が置かれたままであった。

外に出た駿太は、まだ玄関先に立っていた。
「俺、どうしちゃったんだ?」
言うと、もう帰ってしまっていないはずの矢那の部屋の中の千夜宇ちやうを探していた。
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