魔物を倒すよりお前を押し倒したい

貴林

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第六夜 吸血巨乳 編

バインバインから、始めよう

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朝Hを済ませ腕を組みあぐらを組み考え込む駿太。
その横で、うつ伏せで組んだ腕を枕にして、足をバタバタさせているミサオ。
「で、この映画ってさ、どんな結末だったか覚えてる?シュンタ」
まるで駿太を試すかのように仄めかす。
「んー、確か、抗ウィルス剤を含んだ火炎瓶を投げて焼き殺すんじゃなかったかな?」
「かな?って、シュンタ、覚えてないんだ」
「仕方ないだろ、ミサオ見たさに買ったんだから、ミサオしか見てないから、本編なんか、まともに見てやしないよ」
駿太のあぐらを組んだ足に、頭を乗せてくるミサオ。
「うふ、なら許す」
頭の下にトランクス越しにチビ太を感じるミサオ。
ポヨンポヨンと、チビ太で弾んで遊び始めるミサオ。
「抗ウィルス剤か、そんなものあるわけないしな」
「ないだろうね」
言いながらまだポヨンポヨンしているミサオ。
「確か、事件のあったのS県だったよね?」
「うん、ニュースでは、そう言ってたよ」
ポヨンポヨンしていたのが、いつしかバインバインに変わり始める。
「休み明けに仕事で、ちょうどS県に行くんだよ」
「だから?」
むふふんと、なったチビ太をスリスリし始めるミサオ。
「ちょっと、調べてみようかな と、思ってね」
いいんああい、いあええいえあいいんじゃない、調べてみれば
いつの間にか、バインバインのチビ太を取り出して、クチュクチュと口に咥えているミサオ。
駿太を見上げるミサオは、ひひひの顔をすると
「もう、こんなだよ」
立派にそそり立つチビ太。
「こうなったからには、イカせてもらうしか手はないね」
ほほお、の顔をして腕を組む駿太は、ミサオを見下ろすとトランクスを脱ぎ落とした。
「覚悟は出来てんだろね?」
お化けの手をする駿太。
キャッと、肌掛けに潜るミサオ。
待てっと、肌掛けに潜り込む駿太。
肌掛けの下で、くすぐり合う二人。
再び、ラウンド開始のゴングが鳴った。

       ・・

少し休んで昼飯時

白のパンT一枚に、赤いエプロンを着けただけのミサオは、キッチンに立って昼食の準備を始めている。
シャツを着てズボンを履いている駿太。
「ミサオ。ちょっと、矢那さんとこ、行ってくるよ」
「ん?」
「例のビデオ、持ってるかもしれないし、無くても何か知ってるかもしれないから」
駿太の胸元からズボンのチャックまで、人差し指でなぞるミサオ。
「もう、イッちゃうの?」
「だから、やめてよ。その言い方。ドキッとするから」
「やめていいの?」
ミサオは、口をへの字にして上目使いに駿太を見る。
「あ、いや、その」
「さっさと行けば」
言葉とは裏腹にズボンの上から、チビ太を撫でるミサオの指。
「まいったな」
頭を掻く駿太。
「早く、イッテおいでよ」
ミサオは、エプロンをたくし上げ、隠れていた白パンTをチラリと覗かせるミサオ。
丸文字でWの形をしている。もりまん。
「やっぱ、イキたい」
駿太は、ズボンとトランクスを同時に脱いでシュワッチしているチビ太をミサオに突き出した。
手を顔の横で合わせて喜ぶミサオ。
エプロンプレイの始まりである。

         ・・

結局、また交わった俺たちは、吸血巨乳に関する情報をまだ、何も得ていなかった。
傍で眠るミサオを見ると、コックリコックリと船を漕ぎ始めていた。
寝顔もやっぱり可愛い。
裸のまま、抱き合ってずっとこのままでいたいと駿太は思っていた。
事件のことなど、どうでも良く思えてしまっている。
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