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第六夜 吸血巨乳 編
つながる世界
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そう、異変が現れたのは、駿太とミサオが結ばれたのと、同じ頃だった。
世界のバランスが、現実と架空のバランスが崩れたのだ。
とある地方の山に囲まれた土地。
深夜、車を走らせる男二人組が、照明の少ない街道を進んでいた。
ちょっとした、田舎道だった為、人通りも少ない。
村で暮らす野次と喜多の二人は、一時間ほど掛けてよく買い出しに行く街へと駆り出していた。コンビニや道の駅がある為、夜になっても若者が絶えない場所だった。この日も女の子を物色しようと出かけていったが、なんの収穫も得られず寂しく帰路についていた。
国道で一本道を進む、野次と喜多、不意に道路脇から、ふらりと道路に飛び出してくる人影に気が付き慌ててブレーキを踏む野次。
危うい所で、避け切ることに成功した野次は、窓から顔を出し、その人影に向かって怒鳴りつけた。
「あ、あっぶねえだろ、何考えてんだ。気をつ・・・」途中で言葉を詰まらす野次はぽかんとした顔に変わる。
喜多も人影をみた。そこには、真っ赤なワンピースに真っ赤なヒールを履いた背のスラリとした、それでいて出る所は出ている女性が立っていた。
酔っているのか、フラフラと二人に歩み寄る。
「ねえ、乗せてってよ」
運転席に近づく女。酔っているのか開いた胸元が火照り蒸気している。女は唇を舐め男たちを誘惑しているようだ。これは、もしかしたらと期待を寄せる男たちは、顔を見合わせるとニヤリとした。
助手席を空けて女をそこに座らせると喜多が後部座席に移った。
「お、お姉さん、この辺の人?」
「それって重要なこと?」
「ああ、まあね。で、どこ行くの?」
女は暑そうにして、胸元を肌けさせる。
「場所なんてどこでもいいんでしょ?」
「え?どこでもって」
「したいんでしょ?なんなら、ここですれば?どこでもいいのよ。で、どっちが先なの?」
「え?」
野次と喜多が顔を見合わせると二人 の目が女の胸元に注がれる。
ふふっと笑う女は、スカートの裾に手を当てると足の付け根に向かってたくし上げる。下着を着けず毛のないそこに縦筋がはっきり見える。そこに指を当てるとVの字にして開きピンク色の貝を露出させた。
「お兄さんたち、これが欲しいんでしょ?」
ゴクリと固唾を飲む男たちは、急ぐように車を走らせた。
「いいとこ、知ってるよ。任せて」
「遠くは、嫌よ。欲しくて仕方がないんだから」
街灯もほとんどない寂しいところにやってきた。
ここは、村でも若いカップルが車で交尾するには良いとされ、密かに人気となっていた。
到着すると、野次と喜多は、ズボンのベルトを緩め始めた。
「慌てなくても、大丈夫よ。二人ともしっかり食べてあげるから。根元までパックリとね。うふふ」
ズボンを脱ぎ放り出す野次。
「おお、俺が先に行くからな」
「お願いだから、急ぎすぎて先になんてイカないでね」
女は野次の手を掴むと、自分の熟したところに持っていった。
グッショリと濡れたそこはすぐにでも入ってくるのを待ち侘びていた。
開いては閉まり、まるでパクパクしているようだ。
「もう、前戯なんていいから早く入れてよ」
女はワンピースの前を全開にすると、細身に合ったやや小振りな胸を露わにさせた。
「お、じゃ、行くぞ」
野次は女の股の間に体を入れると、愚息の先端が入り口を探す。焦ったくなって女が男のものを掴むと自分に差し入れた。
「ああ・・思ってたより大きいのね。美味しそうよ、とても」
いきなり激しく腰を動かし始める女。
男は、あまりの勢いに押されまいと、女の乳房に食らいついた。
「あはー、あ。上手よ、とても」
野次は数人の女性と経験があるが、この女の中は、これまで味わったものと違って、蜜壺の中のイボイボが、野次のソレ全体を包んでいた。
「ああ、い、いいな、あんたの。やたらに刺激してくる。おまけに締まりが最高だ」
「うふふ、そうでしょ?でもね、もっと、よくなるわよ」
ギュッとさらに締め付ける。
「つっ、おいおい、どこまで締まるんだ。かなりきついな。ま、負けそうだ」
野次は負けじと腰をより激しく動かして、押しつぶされそうになりながらも動き続けている。
「うふふ、やるじゃない?そうでなくちゃね。それじゃ、そろそろ頂こうかしら」
野次は女の言ってる意味がよくわからなかったが本気でしてくると解釈した。
酔いしれていた野次の顔が、突然、悲痛なものに変わった。
「があああああ、いてえ、なんだこれ」
腰を引くが、根元まで入ったまま、ピクリともしない。
それもそのはず、野次のものを包んでいるイボイボから針のようなものが突き出し刺さっているのだ。おまけに根元で締め付けられているから、抜けるはずがなかった。
後部座席の喜多が苦しみ悶える野次を見て体を乗り出してくる。
「お、おい、どうしたんだよ」
「わ、わかんねえんだよ。な、何か針みたいなのが俺のに突き刺さって、抜けねえんだよ」
「な、なんだよ、それ」
「んふふ、抜くなんてこと、出来るわけないじゃない」
女は唇を舐めるとさらに締め付けている。
「ぎゃっ!やめろ。やめてくれ」
女の中で、野次のモノは、数十本の針で串刺しになっていた。
野次は、動く事が出来ずにいた。
やがて女の結合部から血が滲み出る。
舌舐めずりをする女。
「あ、美味しい、とても、美味しいわ」
乳房を揉み始める女。その乳房が先程よりも大きくなっている。
その一方で、野次の頬が徐々に痩け始めていた。針を伝って男のそこから、血やなんらかの液体を吸い上げていたのだ。
女の胸が、ほんのりと赤い。乳房全体が男の血と液で満たされている。
ガタガタと男の体が震える。
ほとんど、ミイラ化してしまった。
喜多が悲鳴を上げて座席に退いている。
「な、なんなんだよ。これ。お前、何したんだよ」
逃げ出そうとドアを開けようとするが慌てているため思うように開かない。
「もう、胸がいっぱいよ」
バシュッと血が噴き出すと野次のソレは根本から切断されていた。吸い尽くされた血液の残りが切断面から吹き出し、かろうじて繋がっている玉袋も縮んでないものになっていた。ミイラと化したカラカラに乾き切った体が、運転席で砂になって崩れてしまった。
女は、唇を舐め回すと今度は喜多を見る。
喜多は、なんとかドアを開けて外に飛び出し駆け出していた。
「たたた、助けて」
人気のないこの場所で、声が届くはずもなかった。
女は、大きくなった胸を揺すりながら車から降りた。
ふんと、左胸を突き出すと先端から何かが伸びて逃げる男の背中を貫き、胸元を突き破った。
触手のようなものが蠢いている。その貫いた先に、ドクンドクンと伸縮する喜多の心臓が刺さっていた。
胸にポッカリと穴が開いて喜多はその場に倒れ込んだ。
女は自身の胸を揉みながら、片手で股間に飛び散った男の血を指で絡め取ると口に咥えて音を立てて吸い上げた。
「美味しい。さあて、次の獲物を見つけないと・・・」
女は暗い林の中に消えていった。
世界のバランスが、現実と架空のバランスが崩れたのだ。
とある地方の山に囲まれた土地。
深夜、車を走らせる男二人組が、照明の少ない街道を進んでいた。
ちょっとした、田舎道だった為、人通りも少ない。
村で暮らす野次と喜多の二人は、一時間ほど掛けてよく買い出しに行く街へと駆り出していた。コンビニや道の駅がある為、夜になっても若者が絶えない場所だった。この日も女の子を物色しようと出かけていったが、なんの収穫も得られず寂しく帰路についていた。
国道で一本道を進む、野次と喜多、不意に道路脇から、ふらりと道路に飛び出してくる人影に気が付き慌ててブレーキを踏む野次。
危うい所で、避け切ることに成功した野次は、窓から顔を出し、その人影に向かって怒鳴りつけた。
「あ、あっぶねえだろ、何考えてんだ。気をつ・・・」途中で言葉を詰まらす野次はぽかんとした顔に変わる。
喜多も人影をみた。そこには、真っ赤なワンピースに真っ赤なヒールを履いた背のスラリとした、それでいて出る所は出ている女性が立っていた。
酔っているのか、フラフラと二人に歩み寄る。
「ねえ、乗せてってよ」
運転席に近づく女。酔っているのか開いた胸元が火照り蒸気している。女は唇を舐め男たちを誘惑しているようだ。これは、もしかしたらと期待を寄せる男たちは、顔を見合わせるとニヤリとした。
助手席を空けて女をそこに座らせると喜多が後部座席に移った。
「お、お姉さん、この辺の人?」
「それって重要なこと?」
「ああ、まあね。で、どこ行くの?」
女は暑そうにして、胸元を肌けさせる。
「場所なんてどこでもいいんでしょ?」
「え?どこでもって」
「したいんでしょ?なんなら、ここですれば?どこでもいいのよ。で、どっちが先なの?」
「え?」
野次と喜多が顔を見合わせると二人 の目が女の胸元に注がれる。
ふふっと笑う女は、スカートの裾に手を当てると足の付け根に向かってたくし上げる。下着を着けず毛のないそこに縦筋がはっきり見える。そこに指を当てるとVの字にして開きピンク色の貝を露出させた。
「お兄さんたち、これが欲しいんでしょ?」
ゴクリと固唾を飲む男たちは、急ぐように車を走らせた。
「いいとこ、知ってるよ。任せて」
「遠くは、嫌よ。欲しくて仕方がないんだから」
街灯もほとんどない寂しいところにやってきた。
ここは、村でも若いカップルが車で交尾するには良いとされ、密かに人気となっていた。
到着すると、野次と喜多は、ズボンのベルトを緩め始めた。
「慌てなくても、大丈夫よ。二人ともしっかり食べてあげるから。根元までパックリとね。うふふ」
ズボンを脱ぎ放り出す野次。
「おお、俺が先に行くからな」
「お願いだから、急ぎすぎて先になんてイカないでね」
女は野次の手を掴むと、自分の熟したところに持っていった。
グッショリと濡れたそこはすぐにでも入ってくるのを待ち侘びていた。
開いては閉まり、まるでパクパクしているようだ。
「もう、前戯なんていいから早く入れてよ」
女はワンピースの前を全開にすると、細身に合ったやや小振りな胸を露わにさせた。
「お、じゃ、行くぞ」
野次は女の股の間に体を入れると、愚息の先端が入り口を探す。焦ったくなって女が男のものを掴むと自分に差し入れた。
「ああ・・思ってたより大きいのね。美味しそうよ、とても」
いきなり激しく腰を動かし始める女。
男は、あまりの勢いに押されまいと、女の乳房に食らいついた。
「あはー、あ。上手よ、とても」
野次は数人の女性と経験があるが、この女の中は、これまで味わったものと違って、蜜壺の中のイボイボが、野次のソレ全体を包んでいた。
「ああ、い、いいな、あんたの。やたらに刺激してくる。おまけに締まりが最高だ」
「うふふ、そうでしょ?でもね、もっと、よくなるわよ」
ギュッとさらに締め付ける。
「つっ、おいおい、どこまで締まるんだ。かなりきついな。ま、負けそうだ」
野次は負けじと腰をより激しく動かして、押しつぶされそうになりながらも動き続けている。
「うふふ、やるじゃない?そうでなくちゃね。それじゃ、そろそろ頂こうかしら」
野次は女の言ってる意味がよくわからなかったが本気でしてくると解釈した。
酔いしれていた野次の顔が、突然、悲痛なものに変わった。
「があああああ、いてえ、なんだこれ」
腰を引くが、根元まで入ったまま、ピクリともしない。
それもそのはず、野次のものを包んでいるイボイボから針のようなものが突き出し刺さっているのだ。おまけに根元で締め付けられているから、抜けるはずがなかった。
後部座席の喜多が苦しみ悶える野次を見て体を乗り出してくる。
「お、おい、どうしたんだよ」
「わ、わかんねえんだよ。な、何か針みたいなのが俺のに突き刺さって、抜けねえんだよ」
「な、なんだよ、それ」
「んふふ、抜くなんてこと、出来るわけないじゃない」
女は唇を舐めるとさらに締め付けている。
「ぎゃっ!やめろ。やめてくれ」
女の中で、野次のモノは、数十本の針で串刺しになっていた。
野次は、動く事が出来ずにいた。
やがて女の結合部から血が滲み出る。
舌舐めずりをする女。
「あ、美味しい、とても、美味しいわ」
乳房を揉み始める女。その乳房が先程よりも大きくなっている。
その一方で、野次の頬が徐々に痩け始めていた。針を伝って男のそこから、血やなんらかの液体を吸い上げていたのだ。
女の胸が、ほんのりと赤い。乳房全体が男の血と液で満たされている。
ガタガタと男の体が震える。
ほとんど、ミイラ化してしまった。
喜多が悲鳴を上げて座席に退いている。
「な、なんなんだよ。これ。お前、何したんだよ」
逃げ出そうとドアを開けようとするが慌てているため思うように開かない。
「もう、胸がいっぱいよ」
バシュッと血が噴き出すと野次のソレは根本から切断されていた。吸い尽くされた血液の残りが切断面から吹き出し、かろうじて繋がっている玉袋も縮んでないものになっていた。ミイラと化したカラカラに乾き切った体が、運転席で砂になって崩れてしまった。
女は、唇を舐め回すと今度は喜多を見る。
喜多は、なんとかドアを開けて外に飛び出し駆け出していた。
「たたた、助けて」
人気のないこの場所で、声が届くはずもなかった。
女は、大きくなった胸を揺すりながら車から降りた。
ふんと、左胸を突き出すと先端から何かが伸びて逃げる男の背中を貫き、胸元を突き破った。
触手のようなものが蠢いている。その貫いた先に、ドクンドクンと伸縮する喜多の心臓が刺さっていた。
胸にポッカリと穴が開いて喜多はその場に倒れ込んだ。
女は自身の胸を揉みながら、片手で股間に飛び散った男の血を指で絡め取ると口に咥えて音を立てて吸い上げた。
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女は暗い林の中に消えていった。
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