魔物を倒すよりお前を押し倒したい

貴林

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第二夜 出先で

朝からクチュクチュ

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ミサオが、この部屋に来てから、初めての朝であった。
昨日は、一人悦びの大悦ではない、二人悦びの天悦を味わった。
なのに、まだ、駿太は童貞であった。
相手のミサオも、見る限り処女であった。
筆おろしと花散らしは、いつになることやら
うーん、と寝返りを打つミサオ。
シャツの前が肌けて、豊満な乳房が露出する。
チビ太が動いた。
チビ太とは、俺の愚息に対して、ミサオが命名した名前だ。
精子工場、ゴールデンボールには、昨日出荷出来なかった在庫があった。
さらに、製造は続いている。
あ、そろそろ、出荷しなくては
生唾を飲む駿太。
目の前の乳房に触れたくて手を差し入れる。
今こそ、スーパーチビ太になる時だ。ドクンドクンと、脈を打つチビ太。
乳房の先端に指先が触れる。
カッと見開くミサオの目。
バッと駿太の手を掴むミサオは、その手をねじ伏せる。
「あてててて」
アクション派女優の覚醒である。
手を捻ったまま立ち上がると、さらにねじり投げる。
ドシン
ミサオは、駿太をうつ伏せにねじ伏せると
「何をする?」
膝で肩の付け根を押さえ込むミサオ。
「いててて、俺だよ。駿太。駿太だよ」
「シュンタ?」
慌てて手を離すミサオ。
「良かった。忘れられたかと思ったよ」
痛む腕を回しながら、ベッドに腰掛ける駿太。
「あん、ごめんね。痛かったよね?」
横に座るミサオは、心配そうに駿太を覗き込む。
間近で見るミサオ・マモルは、やっぱり美人だった。
「わあ、やっぱ綺麗だ」
照れて下を向くミサオ。
「な、なんで急にそんなこと」
「綺麗だから、綺麗って言っただけだけど?」
「ったく、もう」
言うと、駿太の顔を両手で挟むと口をくちばしのようにとがらす駿太に口付けをするミサオ。
「む?ミサオ?」
唇を離すミサオ。
「・・いや?」
横に首を振る駿太。
「ううん、大好き」
ミサオの首を押さえると、深いキスをする駿太。
離れると唇と唇をつなぐ糸が、プツリと消えた。
ミサオは、チビ太に触れると
「チビ太、まだ寝てる?」
ミサオは、シャツも脱ぎ全裸になると、下唇を噛みながら上目使いに駿太を見る。
「・・・する?」
うんうんと、縦に首を振る駿太。
目の前でぺたんこ座りするミサオを見る。引き締まって、無駄のない綺麗な体だった。恥ずかしそうに隠した両手の中のこぼれそうな乳房が誘ってくる。
トランクスを持ち上げて、グレートチビ太参上。
「うふ、チビ太起きたね」
ミサオは、トランクス一枚の駿太の前を開くと飛び出してきたチビ太を口に含んだ。
「昨日の分も、イコうね。シュンタ」
「え?」
「シュンタ、昨日イッてないこと、ミサオ知ってるよ」
「え?なんで?」
「だって、駿太、出してないもん」
「え?なんでそんなこと知ってるの?」
口を上下させながら、手の指はテレビの側に広げられた不織布に入ったディスクの山を指差した。
アダルトビデオが散乱していた。
「え?、あれ見たの?」
チュパチュパしながら、コクリとうなずくミサオ。
チビ太から、口を離すと
「みんな、イクよって、言いながら口とか顔とかお腹とかに白いの出してたよ」
ドキンとチビ太が動き先端から液がにじみ出る。
「ガマン汁出たね」
はぐっと、チビ太を口に入れると、そのままお尻をこちらに回してくるミサオ。
顔の前にミサオのノーパンのお尻が、ていうか、割れ目の方が目につく。
「舐めていいし、指入れてもいいよ」
「な・・」
(一晩でどれだけHの学習してんの?)
「こっちからだと裏筋舐めれないな。カリでいいよね?」
次々に出る言葉に、チビ太が反応する。
「ふふ、動いた」
ミサオは、早くして と、誘うようにお尻を振った。
谷間をかき分けると、赤みを帯びた白い肌が貝殻のように綺麗だった。
宝珠が艶々つやつやしている。
指を口に含み、唾液を絡めると宝珠を転がした。
「ああ・・」
びっくりして、声を出すミサオ。
ぱっくり開いた貝殻がキュッと閉まる。
穴の周りのひだを、なぞってみる。お尻が小刻みに震える。
ミサオの歯が、チビ太の頭をかする。
痛いけど、気持ちよかった。
「入れるよ」
「うん」
人差し指を、熟した貝の中に差し入れる。
口を閉じて声を抑えるミサオだが吐息が漏れる。
指先を潜望鏡のように、あちこちに向ける。おへその下あたりに、ザラザラしたところを、指が見つけた。
そこを指先で擦る。
たまらずミサオが声を出す。
「あああ、そこ、気持ちいいね」
溢れ出る液で、そこが大袈裟に音を出した。
息が荒くなるミサオがのけぞる。
入り口に余裕が出てきたので、二本の指を入れてみた。
「う・・・」
「痛む?」
「平気・・・」
ミサオも、負けじと手でチビ太を上下する。
クチャクチャと、同時に音を立てる。
それに合わせて二人が声を漏らす。
「先にしていい?」
体を起こす駿太。四つ這いのミサオのお尻に向かって膝を着く。
指の中で長い二本を、先程のように差し入れる。
「あう・・・」
宝珠の裏のあたりを刺激するとミサオの吐息が荒くなる。
「あ、なんか、そこ、すごい、ああ」
水量が増して音がさらに大きくなる。
同時に駿太の指の動きも加速する。
「あーーーーだ、ダメ。出ちゃう」
「大丈夫。出していいよ」
「ダメ、ダメ、出る、出る」
ピュッピュッと、潮を吹きだす。
ガクガクガクと痙攣のようになるミサオ。
指を抜くと、体をベッドに沈み込ませるミサオ。
駿太の手が、ビチャビチャだった。
「わあ、ほんとにこうなるんだ」
うつ伏せのままのミサオに寄り添うように肌を寄せるが、トランクスがなんとも邪魔だった。
脱いで放り投げると、体をミサオに密着させた。ミサオの全てが柔らかくて気持ちが良かった。
チビ太が、ミサオに密着したまま動いた。
「わかったよ、チビ太。今度は、あなたがイク番だよ」
ミサオは、あまりにもぐっしょりと濡れているのでティッシュで拭った。
「寝て。シュンタ。潮吹きのお返しよ」
「お、おおよ」
軽く包むようにチビ太を持つと、裏筋を舐め始めた。
ゴールデンボールの継ぎ目から、舌を這い上がらせるミサオ。
先端に来ると、それに合わせるようにがまん汁が湧き出る。それを口先に含むとチュウと音を立てて吸った。
歯を当てないように唇に圧をかけてチビ太全体に負荷をかけ上下させる。カリまで来ると、わざとゆっくりとそこだけ余計に圧をかけた。
段差で、カクッとなると駿太の膝がビグッと動いた。
声を漏らす駿太を見てミサオが喜ぶ。
自分がすることで、相手が感じてくれるのは嬉しいことだった。
吸いながら上下させ手で竿も上下させる。
口の中で明らかに大きさが変わってきたのを感じ口から離すと手を上下させながら、根元をもう片方の手で抑えて頭を剥き出しにして、頭をねじったり、先端を擦ったり、裏筋を親指の腹でこねくってみたり一箇所にとどまらず全体をくまなく刺激した。
棒全体を上下させていると、昨日のように頭がパンパンになってきた。
「きた?」
ミサオが駿太に聞いた。
「う、うん、きてるよ」
より激しくなる上下運動。
時々、滑りを良くするために頭の上に唾を垂れ落とすミサオ。
音が大きくなる。クチャクチャと、いやらしい音が駿太を盛り上げる。
駿太の全身が突っ張るように、力が入る。
「い、イキそう」
「いいよ、イッて」
ミサオは、チビ太の先端に唇をあてがい受け止める体勢を取る。
駿太が、仰け反ったあと、ミサオの頭を抱えるとチビ太を押し込んできた。
むぐっと、なるが上下運動を止めないミサオ。
口の中で、ビグッ、ビグッと動くチビ太。ミサオの口の中に放出される粘度の高い液体。
はあはあ、肩で息をする駿太。
残ったものも、吐き出そうとするかのように、ビクッとチビ太が動く。
チュウと吸いながら全てを受け止めると口の中のものが、こぼれないように口をつぐむミサオは嬉しそうに笑みを浮かべる。
何を思ったか、そのまま駿太の口に押し付けた。
ブリュと、駿太の口の中に流れ込む自分の出した液体。
どうしていいか分からず、口をつぐんでいる駿太。
その目の前で、ミサオが音を立てて残りを飲み込んだ。
「半分こね」
笑みを浮かべるミサオ。
仕方なく飲み込む駿太。
「うえ、にっがぁ」
ウフッと笑うミサオ。
「今回だけね。半分こは」
頭を垂れ始めるチビ太。
「また、いっぱい作っておいてね」
指先でチビ太をチョンとタップするミサオ。
すかさず駿太に抱きつくミサオ。
「今度は、入れてね」
「あ、うん。ありがとう。ミサオ」
「どういたしまして」
駿太がキスをしようすると、顔を背けるミサオ。
「その口でする気?」
「何言ってんだよ。お互い様だろ?」
「そっか、なら仕方がない」
おでこを付け合って笑う二人は、深い口付けをした。
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