僕とお前のヤバい関係〜入れてくれないなら、入れてやる

貴林

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第九話

痛むアソコ

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「おい、峡。峡。おいったら」
「え?」
声のする方を向くと、礁が前、前。と
指を差している。え?と、見ると先生がこちらを見て睨みつけていた。
あっと、立ち上がろうとして、机に何かが引っかかる。ガタン いた!
ボッキしたものを、思い切りぶつけて机を押し上げていた。
あまりの痛さに、座り込んでしまう。
「何をボーッとしとるか、佐原。授業中だぞ」
「す、すみません」
クックックッと笑っている礁。
僕の先端がモンモンしている。
さっき見た要の下着が頭から離れなかった。
痛む所を抑えたいのに出来ずにいる。
チラッと要を見ると先程の事もあってか、目を背けてほんのりと頬を赤くしている。
そんな要の表情が、先程の奇跡の場面をより引き立ててしまう。
白い生足の奥に秘めた、まさに秘部。
一枚の布の向こうに、それがあると思うだけで痛むソコが頑張っている。
そこに、容赦なく掛かる声。
「起立」
(もう立ってます)
やや腰を引き、伸びない腰で立ち上がる僕。
その横で必死に笑いを堪える礁。
この【礼】を、待つ時間の長さが普段より長く感じた。
「ありがとうございました」
ようやく座れる事の喜びたるやなかった。
落ち着いた所を見計らって、トイレに駆け込む僕。
個室に入ると、ズボンとトランクスを、下げる僕。
「うえ~、赤くなってるよ」
腫れなどはないにしても、モアモアと熱を持っている。
コンコン、ドアがノックされる。
コンコンと叩き返す僕。
「どうだ? くっ 峡? 平気か? ブフッ」
「そんなに笑わなくてもいいだろ?ほんとに、折れたかと思ったんだから」
「これが、笑わずにいられるか」
ドンと、扉にドアに寄りかかる礁。
「要、ピンクの下着だったな」
追い討ちを掛ける礁。
「バカ、今それ言うな。あててて」
「イケば楽になるぞ。手伝おっか?」
「え?」
「冗談だよ、バーカ」
「マジで、痛むから黙ってて」
「ああ、わかった」
ただ黙っているほど素直でないのは知っている。
「スカートの中」
「足の付け根」
「ピンクのパンツ」
「レース」
「フリフリ」
「ひもぱん」
「リボン」
「もりまん」
「まんすじ」
礁が、キーワードとなるべき言葉を並べていく。
「わかった。わかったよ」
ガチャ と開くドア。
誰もいないのを確かめると狭い個室に礁を入れる。
「どれ、見せてみろよ」
座る僕の前にしゃがみ込む礁は、やや上向きなそれを、手に取って吟味するように見る。
「まあ、赤くなってるけど、切れたりはしてないみたいだな。ここ、真っ赤だぜ」
赤くなってる所を、指でタップする礁。
「あて!痛いってば」
「そんなに好きで気になるなら、家に呼んでヤらせてもらえば?」
「な、なんてこと言うんだ。礁」
「そんなにマジになるなよ。ノリだよ。ノリで言ってみただけ」
「お前って、時々怖いこと言うよな」
「そうかぁ、俺ならそうする・・・かも?」

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