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邂逅編
第十三章 会議
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ガウリア家、ルーカスの書斎にて。ルーカスとテオドールが話しをしていたところにサミュエルがザッカリーとエドワードを連れて入って来た。
「これはこれは、ボレアースのザッカリー殿とノトスのエドワード殿。遠い所遥々お疲れであろう。サミュエルからの連絡にて簡単に話しは聞いている。愚息共々色々助けて頂いたようで、深謝致す」
ザッカリーは表情を変えぬまま礼を返した。
「久方振りですが、ルーカス様もお元気そうで何よりです。我等二人はサミュエル殿から手紙を頂き、こちらの方で見聞きしたことをルーカス様、テオドール殿に直にお話しした方が望ましいと意見が一致した為、馳せ準じました」
「うむ。予め知らせた通り、今回は長丁場になると踏んだ為、お二方の部屋をこちらで準備させて頂いた。愚息の件の礼も兼ねている。今晩休まれる際はしっかり“気”も養われるが良い」
「お心遣い、誠に有り難う御座います」
エドワードが頭をぺこりと下げた。そこへ使用人が紅茶の器と茶菓子を持って入って来る。
「口で説明するのも何なので、こちらを先に御覧下さい」
用が済んだ使用人が出ていくのを見計らい、ザッカリーとエドワードが其々右手を広げると、ザッカリーの掌の上には褐色の箱、エドワードの掌の上には緑色の箱が出現した。差し出されたそれらの箱をルーカスが開けると、其々中には小冊子が入っている。
その時、テオドールが頭上に右手を伸ばして左から右へと弧を描くような仕草をした。途端に書斎の戸という戸全てが閉まり、淡く白い光が書斎を包み込む。光はすぐに消えた。一見何事もないように見えるが、話しの内容が書斎外に漏れないようにテオドールが結界を張ったのである。
ルーカスはそれを見て無言で頷くと、手元の冊子に目を落とした。二冊の冊子はどちらもぱっと見真っ白で白紙のようだが、特定の相手にしか読めない文字が書いてある。術もかけてある為、仮に無関係の者が覗いても、その術を解く方法を知らねば解読不能だ。極秘文書のやり取りには大変便利である。ルーカスはその冊子を普通の書を読むような早さで解読していく。
⚔ ⚔ ⚔
ルーカスが冊子に全て目を通した後顔をあげ、サミュエルのいる方向に目をやった。冊子を元の箱の中に入れると、直ぐに蓋を閉じる。
「……父上?」
「……サミュエル。理由はまだ不明だが、ラスマン家に狙われている可能性が強いお前は暫くこの屋敷から出ず、屋敷内での任務をするように。内容は後で指示する。アシュリン殿にも外出は控えて頂く方が良いだろう」
「分かりました、父上。ハンナにも伝えておきます」
「外交を含め屋敷外の仕事は主に私が対応するが、状況に応じてテオドールに任せることもある。テオドールは主に私の補佐を頼む」
「分かりました」
「ラスマン家は強大だ。動きはいまいち見えぬがしっかり調べて対応は盤石にせねばなるまい。各々兵士達の鍛錬指導も怠らず精進せよ。ラスマン家に関してはゼピュロスのアラスター殿にも色々相談せねばな。先方には私から連絡しておく」
来月は丁度四大龍族間で会議を行う月だ。ルーカスはアラスター・ランドルフに手紙を出すことにした。場所はゼピュロスの中心都市・ヘスティアーにあるランドルフ家の屋敷にて行う予定である。
⚔ ⚔ ⚔
ザッカリーとエドワードから情報を取り寄せ、質疑応答をしたところで一旦休憩時間となった。結界は既に解かれている。ルーカスの書斎から出て来たエドワードは中庭に一歩足を踏み出し、深呼吸をした。そこへ誰かが歩いてくる。栗色の髪を肩にたらし、瑠璃色の瞳を持つ少女がエドワードに気がついた。
「あら、エドワードさん?」
「あれ? アシュリンさん!」
「先程はどうも有り難う御座いました。話し合いはもう終わったのですか?」
「いえいえ。今休憩中です。夕食をとりながらも話し合いは続ける予定なので。今日は遅くなる為、ザックと私はこちらに一晩滞在させて頂く予定です。アシュリンさんはどちらに?」
「書庫に本を借りに行こうかと思いまして。外出が出来ないなら、本で色々学ぼうかと」
エドワードはにっこりと微笑む。
「貴女は読書家のルーカス様とどこか似ていますね! 凄いや。私には真似できません。頭が下がります」
アシュリンが少し恥ずかしそうに微笑む。
「とんでもないです。私はただの人間。でも今いる所は龍族の国。皆さんのことを少しでも理解する為には学ばないといけないことは山程ありますから。知りたいことも沢山あります。勿論エドワードさんの国、ノトスのことも知りたいです。宜しければ色々教えて下さいね」
「僕で宜しければいつでもどうぞ」
「ところでサミュエルとは学院時代からのご友人とのことですが、結構長いお付き合いですか?」
エドワードは破顔した。
「先ずはサムのことを知りたいみたいですね。僕はサムの弟分のようなものです。こんな容姿だから昔から良く女の子と間違われましてね。いじめにも良くあいました。両親にはもっと鍛えろと言われますが、中々上手くいきませんし、あまり好きではありません。サムにも良く助けてもらいました。誰にでも優しくそして強い。彼には頭が上がりませんよ」
翡翠色の円らな瞳に燃えるような赤金色のチャーミングな巻き毛。華奢な体躯で身長もアシュリンより少し高い位。確かに、子供の頃はドレスを着せたら美少女と間違われていたのも頷ける、可憐な容姿だ。だがアシュリンは龍体の時のエドワードを見ていた為、すかさずフォローした。
「エドワードさんはとってもお強いと思います。先程はあの大きな黒龍達を吹き飛ばしていたでしょう? 私どきどきしました。とても格好良かったです」
エドワードは頬を紅く染めた。少し早口になっている。
「そ……そんなことないですよ。幸い血筋のお陰か僕は風を操る魔術を何とか一通り使えますが、まだまだ修行は足りません」
「少なくともあの時の私は貴方を逞しいと感じました。あんまり卑下しなくても良いのではないですか? エドワードさんは、自分を信じてもっと自信を持たれた方が良いと思います」
「サムにも以前似たようなことを言われました。やっぱり女性に言われたほうが正直嬉しいです。何か心がすぅっとしました。貴女は純粋でとても優しい方ですね。サムが貴女を大事にするのも分かる気がします。サムは真面目で一途な性格です。冗談があまり通じないのが玉に傷……かな。是非、今度ノトスのアネモイにも来てください! 勿論サムと一緒に!! 歓迎しますよ。色々案内します」
「嬉しい。ありがとうございます。ノトス、行ってみたいです。サムにも伝えておきますね」
エドワードは少女のようににっこり微笑んだ。そこへザッカリーの声が聞こえてくる。
「エド。どこに居る? そろそろ時間だ。書斎に戻ってき給え」
「あ~呼ばれちゃった! もう少し貴女とお話ししたかったなぁ。残念。は~い分かりました! すぐ行きま~す! それではアシュリンさん、これにて失礼します」
エドワードはやや小走りにルーカスの書斎に戻った。
夕日が落ち、残照が消えつつあるところを黒いカーテンが静かに降りてゆく。
肌寒い風が吹き、中庭の木々が葉を擦れ合わせる音がした。
「寒……もうじき冬ね」
アシュリンは身震いすると、書庫へ足を向けた。
「これはこれは、ボレアースのザッカリー殿とノトスのエドワード殿。遠い所遥々お疲れであろう。サミュエルからの連絡にて簡単に話しは聞いている。愚息共々色々助けて頂いたようで、深謝致す」
ザッカリーは表情を変えぬまま礼を返した。
「久方振りですが、ルーカス様もお元気そうで何よりです。我等二人はサミュエル殿から手紙を頂き、こちらの方で見聞きしたことをルーカス様、テオドール殿に直にお話しした方が望ましいと意見が一致した為、馳せ準じました」
「うむ。予め知らせた通り、今回は長丁場になると踏んだ為、お二方の部屋をこちらで準備させて頂いた。愚息の件の礼も兼ねている。今晩休まれる際はしっかり“気”も養われるが良い」
「お心遣い、誠に有り難う御座います」
エドワードが頭をぺこりと下げた。そこへ使用人が紅茶の器と茶菓子を持って入って来る。
「口で説明するのも何なので、こちらを先に御覧下さい」
用が済んだ使用人が出ていくのを見計らい、ザッカリーとエドワードが其々右手を広げると、ザッカリーの掌の上には褐色の箱、エドワードの掌の上には緑色の箱が出現した。差し出されたそれらの箱をルーカスが開けると、其々中には小冊子が入っている。
その時、テオドールが頭上に右手を伸ばして左から右へと弧を描くような仕草をした。途端に書斎の戸という戸全てが閉まり、淡く白い光が書斎を包み込む。光はすぐに消えた。一見何事もないように見えるが、話しの内容が書斎外に漏れないようにテオドールが結界を張ったのである。
ルーカスはそれを見て無言で頷くと、手元の冊子に目を落とした。二冊の冊子はどちらもぱっと見真っ白で白紙のようだが、特定の相手にしか読めない文字が書いてある。術もかけてある為、仮に無関係の者が覗いても、その術を解く方法を知らねば解読不能だ。極秘文書のやり取りには大変便利である。ルーカスはその冊子を普通の書を読むような早さで解読していく。
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ルーカスが冊子に全て目を通した後顔をあげ、サミュエルのいる方向に目をやった。冊子を元の箱の中に入れると、直ぐに蓋を閉じる。
「……父上?」
「……サミュエル。理由はまだ不明だが、ラスマン家に狙われている可能性が強いお前は暫くこの屋敷から出ず、屋敷内での任務をするように。内容は後で指示する。アシュリン殿にも外出は控えて頂く方が良いだろう」
「分かりました、父上。ハンナにも伝えておきます」
「外交を含め屋敷外の仕事は主に私が対応するが、状況に応じてテオドールに任せることもある。テオドールは主に私の補佐を頼む」
「分かりました」
「ラスマン家は強大だ。動きはいまいち見えぬがしっかり調べて対応は盤石にせねばなるまい。各々兵士達の鍛錬指導も怠らず精進せよ。ラスマン家に関してはゼピュロスのアラスター殿にも色々相談せねばな。先方には私から連絡しておく」
来月は丁度四大龍族間で会議を行う月だ。ルーカスはアラスター・ランドルフに手紙を出すことにした。場所はゼピュロスの中心都市・ヘスティアーにあるランドルフ家の屋敷にて行う予定である。
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ザッカリーとエドワードから情報を取り寄せ、質疑応答をしたところで一旦休憩時間となった。結界は既に解かれている。ルーカスの書斎から出て来たエドワードは中庭に一歩足を踏み出し、深呼吸をした。そこへ誰かが歩いてくる。栗色の髪を肩にたらし、瑠璃色の瞳を持つ少女がエドワードに気がついた。
「あら、エドワードさん?」
「あれ? アシュリンさん!」
「先程はどうも有り難う御座いました。話し合いはもう終わったのですか?」
「いえいえ。今休憩中です。夕食をとりながらも話し合いは続ける予定なので。今日は遅くなる為、ザックと私はこちらに一晩滞在させて頂く予定です。アシュリンさんはどちらに?」
「書庫に本を借りに行こうかと思いまして。外出が出来ないなら、本で色々学ぼうかと」
エドワードはにっこりと微笑む。
「貴女は読書家のルーカス様とどこか似ていますね! 凄いや。私には真似できません。頭が下がります」
アシュリンが少し恥ずかしそうに微笑む。
「とんでもないです。私はただの人間。でも今いる所は龍族の国。皆さんのことを少しでも理解する為には学ばないといけないことは山程ありますから。知りたいことも沢山あります。勿論エドワードさんの国、ノトスのことも知りたいです。宜しければ色々教えて下さいね」
「僕で宜しければいつでもどうぞ」
「ところでサミュエルとは学院時代からのご友人とのことですが、結構長いお付き合いですか?」
エドワードは破顔した。
「先ずはサムのことを知りたいみたいですね。僕はサムの弟分のようなものです。こんな容姿だから昔から良く女の子と間違われましてね。いじめにも良くあいました。両親にはもっと鍛えろと言われますが、中々上手くいきませんし、あまり好きではありません。サムにも良く助けてもらいました。誰にでも優しくそして強い。彼には頭が上がりませんよ」
翡翠色の円らな瞳に燃えるような赤金色のチャーミングな巻き毛。華奢な体躯で身長もアシュリンより少し高い位。確かに、子供の頃はドレスを着せたら美少女と間違われていたのも頷ける、可憐な容姿だ。だがアシュリンは龍体の時のエドワードを見ていた為、すかさずフォローした。
「エドワードさんはとってもお強いと思います。先程はあの大きな黒龍達を吹き飛ばしていたでしょう? 私どきどきしました。とても格好良かったです」
エドワードは頬を紅く染めた。少し早口になっている。
「そ……そんなことないですよ。幸い血筋のお陰か僕は風を操る魔術を何とか一通り使えますが、まだまだ修行は足りません」
「少なくともあの時の私は貴方を逞しいと感じました。あんまり卑下しなくても良いのではないですか? エドワードさんは、自分を信じてもっと自信を持たれた方が良いと思います」
「サムにも以前似たようなことを言われました。やっぱり女性に言われたほうが正直嬉しいです。何か心がすぅっとしました。貴女は純粋でとても優しい方ですね。サムが貴女を大事にするのも分かる気がします。サムは真面目で一途な性格です。冗談があまり通じないのが玉に傷……かな。是非、今度ノトスのアネモイにも来てください! 勿論サムと一緒に!! 歓迎しますよ。色々案内します」
「嬉しい。ありがとうございます。ノトス、行ってみたいです。サムにも伝えておきますね」
エドワードは少女のようににっこり微笑んだ。そこへザッカリーの声が聞こえてくる。
「エド。どこに居る? そろそろ時間だ。書斎に戻ってき給え」
「あ~呼ばれちゃった! もう少し貴女とお話ししたかったなぁ。残念。は~い分かりました! すぐ行きま~す! それではアシュリンさん、これにて失礼します」
エドワードはやや小走りにルーカスの書斎に戻った。
夕日が落ち、残照が消えつつあるところを黒いカーテンが静かに降りてゆく。
肌寒い風が吹き、中庭の木々が葉を擦れ合わせる音がした。
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