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マンションですごす二年目
新年のちょっとした宣言
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「ごめん、本当にないのよ」
私がそう言うと、クマは口に入れかけていた一房のみかんをぽろりと落とした。そしてそのまま顔から色素が抜けていき、少し白くなったような、そんな気がした。色褪せたクマを見て私は後悔しつつ、でも、「クマも冬眠前に何もくれなかったじゃないの!」という不満がぐるぐると頭の中を渦巻いた。
年越しそばとキムチ鍋を食べ、そのあと炙ったスルメイカをつまみに日本酒を飲んでいると、クマが「そうだ! 今更ですがクリスマスっぽいことをしませんか?」と季節外れなことを言い始めた。あと二時間で年が明けるというタイミングでのクリスマス。それはちょいと手遅れというか、遅すぎるというか、そもそもスルメイカを食べながらすることではないだろう。
「いや、流石に今からクリスマスは違うんじゃない? クリスマスケーキとかフライドチキンみたいなクリスマスっぽいご飯もないし。まあ、あってももう食べられないけど」
私は思ったことをそのまま伝えた。でも、なんだか嫌な予感がし始めて、食べたスルメイカがうまく飲み込めない。クマに悟られないよう、私はそっと日本酒でスルメイカを飲み込んだ。
「ふふん。実はプレゼントは用意してあるんですよねー」
したり顔のクマが言う。それを聞いて私はポーカーフェイスを作るが、心の中で「やっぱり嫌な予感がしたんだよ!」と絶叫した。平然さを装いながら「あら、そうなの?」なんて言ってみるが、言ったそばから顔が熱くなるのがわかる。
「これ、どうぞ!」
いつの間に仕込んでいたんだろう? クマはするりとこたつのそばから細長い箱を取りだした。マットシルバーの穏やかな光沢感のある箱に、アルファベットで書かれた名前。私はそれがウイスキーだとすぐにわかった。
「三毛猫さんの試食会の時に、キツネさんが教えてくれたおすすめのウイスキーです!」
クマ、皆まで言わないでよ。そんなの名前を見たらわかるわよ。私はポーカーフェイスを貫きながら「そう言えばそんな話をしてたわね」と、なんとかリアクションを返した。
「ゆり子さん、気になってたから買ってみました!」
「うん、気になってた。ありがとう」
「へへー、ゆり子さん、早速飲んでみます?」
「そうね、クマも一緒にどう?」
「もらいます!」
さっきからいつもよりもあっさりとした返事しかできない私。そんな私を気にすることなく、クマはにこにこしながら大事そうにウイスキーの箱を持ちながらこたつから立ち上がると、グラスを取りにキッチンへ行った。軽快に歩くクマの背中を見て、私は心の中でため息をついた。やばい、年明けに買えばいいと思っていたから何も用意してないのだ。
ウイスキーはとってもいい香りで、ほのかに香る樽の木のような匂いが心地よかった。でも、プレゼントのことで頭の中がいっぱいで、私はあまり匂いにも味にも集中できずにいた。どきどきしながらクマとロックでウイスキーを飲んでいると、クマが眩しい笑顔で私を見た。
「あの、ゆり子さんも、もしかしてクリスマスプレゼントを買ってくれていたりしますか?」
なんて返事をしよう? 私は悩みながら飲みかけのグラスをそっとこたつのテーブルの上に置いた。からん、と氷がグラスの中で動く音が鳴る。静かな部屋に氷が鳴らした音の余韻が漂う。
「ごめん、まだなの」
私は素直に謝ることにした。クマを直視する勇気がなく、右斜め下を見ながら言うのがやっとだった。クマならきっと許してくれるだろう、そう思いながら意を決してクマを見ると、クマはまだ私を見てにこにこしている。
「またまたー、そんなこと言って」
クマはふふふと笑いながらウイスキーを飲み、そして私がヤギさんからもらってきたみかんを食べ始めた。
「ごめん、年明けに買いに行くつもりだったから本当にないの」
いたたまれなくなり、私がクマにそう言うと、クマの顔が固まった。ぽんぽろりん、とクマの口に入りかけていたみかんがテーブルの上に落ちて跳ねる。
「え?」
目が点になったクマ。私はまた目を背けながら「ごめん」と謝るしかなかった。
それから五分ほど私はクマに謝り続け、春に三毛猫の店でビールを二杯ご馳走することで手を打ってもらった。手打ちとなりほっとする反面、これは私が悪いのだろうかと少しもやっともした。
時計の針が深夜0時を指し、年が明けた。
「明けましておめでとうございます」
「明けましておめでとう」
私たちはこたつで新年を迎え、なんだか照れ臭くなり、顔を見合わせてふふふと笑った。
「まさかクマと年を越せると思わなかったわ」
ちびちびとクマにもらったウイスキーを舐めながら言うと、クマが少し真面目そうな顔になった。おや? 私は気になりグラスを置いた。
「私、冬眠している間に自分の大切なものがなくなっていたら嫌だなって思うんです」
いつになく真剣なトーンで話し出したクマに、私はすっと背筋が伸びる。よく見るとクマの目は寂しい色をしている。
「子熊の時は特にそうで、冬眠するのが嫌でした。年を重ねるにつれてましになり、もう大丈夫だと思っていたんですけど、また急に不安になることがあって……」
少しずつ声が小さくなり、それに伴いクマは俯いてしまった。
「何を不安に思っているのか知らないけれど、私はずっとこのマンションにいるわよ」
つい呆れてしまい、私はすぱんと言ってしまった。するとクマがびっくりした顔で私を見る。
「寝ている間に世界が変わるだなんて、スケールの大きなことを考えるのね。そりゃあ、突然世界が変わることもあるかもしれないけれど、そんなこと気にしていたらきりがないじゃない」
クマは私の意見を聞いて「そりゃあそうなんですけど……」と言ってごにょごにょ何かを呟いた。クマにしては珍しくいじいじしている。どうしたのかしらと思いつつも、お酒で気が強くなっている私はいらっとした。
「そんなにいじいじしないの! 情けない。まあ、少なくとも私はずっとこのマンションにいるからそれだけは明言してあげる」
私はそう言ってウイスキーを飲み干した。思わずげっぷが出そうになり、私はなんとかそれを堪えた。危ない危ない、流石にクマとはいえげっぷは恥ずかしい。
「本当ですか?」
私がげっぷとの格闘を終え冷やっとしていると、クマが不安そうにこっちを見ていた。
「本当よ、だから安心して冬眠しなさいよ。起きた時にクリスマスプレゼントを用意しておくわ」
私がそう言うと、クマは今日一番の笑顔で「はい!」と返事をした。部屋に響くクマの声を聞いて、今年もいい年になりそうだなあとぼんやり思った。
私がそう言うと、クマは口に入れかけていた一房のみかんをぽろりと落とした。そしてそのまま顔から色素が抜けていき、少し白くなったような、そんな気がした。色褪せたクマを見て私は後悔しつつ、でも、「クマも冬眠前に何もくれなかったじゃないの!」という不満がぐるぐると頭の中を渦巻いた。
年越しそばとキムチ鍋を食べ、そのあと炙ったスルメイカをつまみに日本酒を飲んでいると、クマが「そうだ! 今更ですがクリスマスっぽいことをしませんか?」と季節外れなことを言い始めた。あと二時間で年が明けるというタイミングでのクリスマス。それはちょいと手遅れというか、遅すぎるというか、そもそもスルメイカを食べながらすることではないだろう。
「いや、流石に今からクリスマスは違うんじゃない? クリスマスケーキとかフライドチキンみたいなクリスマスっぽいご飯もないし。まあ、あってももう食べられないけど」
私は思ったことをそのまま伝えた。でも、なんだか嫌な予感がし始めて、食べたスルメイカがうまく飲み込めない。クマに悟られないよう、私はそっと日本酒でスルメイカを飲み込んだ。
「ふふん。実はプレゼントは用意してあるんですよねー」
したり顔のクマが言う。それを聞いて私はポーカーフェイスを作るが、心の中で「やっぱり嫌な予感がしたんだよ!」と絶叫した。平然さを装いながら「あら、そうなの?」なんて言ってみるが、言ったそばから顔が熱くなるのがわかる。
「これ、どうぞ!」
いつの間に仕込んでいたんだろう? クマはするりとこたつのそばから細長い箱を取りだした。マットシルバーの穏やかな光沢感のある箱に、アルファベットで書かれた名前。私はそれがウイスキーだとすぐにわかった。
「三毛猫さんの試食会の時に、キツネさんが教えてくれたおすすめのウイスキーです!」
クマ、皆まで言わないでよ。そんなの名前を見たらわかるわよ。私はポーカーフェイスを貫きながら「そう言えばそんな話をしてたわね」と、なんとかリアクションを返した。
「ゆり子さん、気になってたから買ってみました!」
「うん、気になってた。ありがとう」
「へへー、ゆり子さん、早速飲んでみます?」
「そうね、クマも一緒にどう?」
「もらいます!」
さっきからいつもよりもあっさりとした返事しかできない私。そんな私を気にすることなく、クマはにこにこしながら大事そうにウイスキーの箱を持ちながらこたつから立ち上がると、グラスを取りにキッチンへ行った。軽快に歩くクマの背中を見て、私は心の中でため息をついた。やばい、年明けに買えばいいと思っていたから何も用意してないのだ。
ウイスキーはとってもいい香りで、ほのかに香る樽の木のような匂いが心地よかった。でも、プレゼントのことで頭の中がいっぱいで、私はあまり匂いにも味にも集中できずにいた。どきどきしながらクマとロックでウイスキーを飲んでいると、クマが眩しい笑顔で私を見た。
「あの、ゆり子さんも、もしかしてクリスマスプレゼントを買ってくれていたりしますか?」
なんて返事をしよう? 私は悩みながら飲みかけのグラスをそっとこたつのテーブルの上に置いた。からん、と氷がグラスの中で動く音が鳴る。静かな部屋に氷が鳴らした音の余韻が漂う。
「ごめん、まだなの」
私は素直に謝ることにした。クマを直視する勇気がなく、右斜め下を見ながら言うのがやっとだった。クマならきっと許してくれるだろう、そう思いながら意を決してクマを見ると、クマはまだ私を見てにこにこしている。
「またまたー、そんなこと言って」
クマはふふふと笑いながらウイスキーを飲み、そして私がヤギさんからもらってきたみかんを食べ始めた。
「ごめん、年明けに買いに行くつもりだったから本当にないの」
いたたまれなくなり、私がクマにそう言うと、クマの顔が固まった。ぽんぽろりん、とクマの口に入りかけていたみかんがテーブルの上に落ちて跳ねる。
「え?」
目が点になったクマ。私はまた目を背けながら「ごめん」と謝るしかなかった。
それから五分ほど私はクマに謝り続け、春に三毛猫の店でビールを二杯ご馳走することで手を打ってもらった。手打ちとなりほっとする反面、これは私が悪いのだろうかと少しもやっともした。
時計の針が深夜0時を指し、年が明けた。
「明けましておめでとうございます」
「明けましておめでとう」
私たちはこたつで新年を迎え、なんだか照れ臭くなり、顔を見合わせてふふふと笑った。
「まさかクマと年を越せると思わなかったわ」
ちびちびとクマにもらったウイスキーを舐めながら言うと、クマが少し真面目そうな顔になった。おや? 私は気になりグラスを置いた。
「私、冬眠している間に自分の大切なものがなくなっていたら嫌だなって思うんです」
いつになく真剣なトーンで話し出したクマに、私はすっと背筋が伸びる。よく見るとクマの目は寂しい色をしている。
「子熊の時は特にそうで、冬眠するのが嫌でした。年を重ねるにつれてましになり、もう大丈夫だと思っていたんですけど、また急に不安になることがあって……」
少しずつ声が小さくなり、それに伴いクマは俯いてしまった。
「何を不安に思っているのか知らないけれど、私はずっとこのマンションにいるわよ」
つい呆れてしまい、私はすぱんと言ってしまった。するとクマがびっくりした顔で私を見る。
「寝ている間に世界が変わるだなんて、スケールの大きなことを考えるのね。そりゃあ、突然世界が変わることもあるかもしれないけれど、そんなこと気にしていたらきりがないじゃない」
クマは私の意見を聞いて「そりゃあそうなんですけど……」と言ってごにょごにょ何かを呟いた。クマにしては珍しくいじいじしている。どうしたのかしらと思いつつも、お酒で気が強くなっている私はいらっとした。
「そんなにいじいじしないの! 情けない。まあ、少なくとも私はずっとこのマンションにいるからそれだけは明言してあげる」
私はそう言ってウイスキーを飲み干した。思わずげっぷが出そうになり、私はなんとかそれを堪えた。危ない危ない、流石にクマとはいえげっぷは恥ずかしい。
「本当ですか?」
私がげっぷとの格闘を終え冷やっとしていると、クマが不安そうにこっちを見ていた。
「本当よ、だから安心して冬眠しなさいよ。起きた時にクリスマスプレゼントを用意しておくわ」
私がそう言うと、クマは今日一番の笑顔で「はい!」と返事をした。部屋に響くクマの声を聞いて、今年もいい年になりそうだなあとぼんやり思った。
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