40 / 50
哀しみのドッグ
しおりを挟む
「――ははっ、お前はカワイイな~マッスル」
「キュ~ン」
空には黒雲がちらほら、後でひと雨降りそうな天気に工場跡地に足音がして紅杏も立ち上がった。
「きたか、腰抜け」
「紅杏・・・やめようぜ、もうこんなこと」
「てめぇが突然変わったんだろうがー!」
ムカついて飛び蹴り、草加は両腕でガードするも地面に腰を打つ。
「ありゃ~、強烈な蹴りね~」
先に到着していたナナは透明になりながら隅っこで見学、
「オラッ、立てっ、あたしが根性叩き直してやらぁー!」
「ま、まってくれ、オレはお前と喧嘩する気はねえ!」
「るせぇー!」
ボカスカと殴られ蹴られる草加、唯一な幼なじみを怪我させまいと手を出さずにいた。
だがついに草加自ら紅杏の両肩を抑えて、
「くっ、離せテメェ」
「紅杏っ、もうこんなことはやめて一緒に学校行こうっ!」
今の自分が思う精一杯の気持ちを伝える。
「そしてマッスルと昔みたいに楽しく」
「るせぇって言ってんだよっ!」
コカーンッ、
草加のオリハルコンを蹴るとうなだれ始める。それでも容赦なく苦しむ草加の顔を掴み、
「言うこときかせたきゃ、あたしを殴り倒せって言ったよなぁ、すりゃマッスルだって返すって」
「あう・・・で、できるかよ・・・そんな・・・あ、あ」
「ワンッ!」
「ちょっとまった!」
「あーン? 誰だテメェ?」
「ま、魔法、ギャル・・・」
「おう、どうした? ボロボロで」
「に、逃げろ魔法ギャル、紅杏から逃げてくれ!」
「魔法ギャル・・・てめぇ、草加を飛ばしたとか言ってたギャルか」
「どうも、チョモロハ~」
ナナの挨拶も無視してポキッポキッと関節を鳴らす紅杏は戦闘態勢、
「変な事を吹き込んだらしいな」
「草加っ、あんたちゃんとマッスルのことを考えて上げてるみたいね、マッスル喜んでるわよ」
「ワンッ」
「え? あ、ああ」
「無視すんじゃねぇよぉー!」
殴りかかるもヒョイッと避けられたが、さらに何かを紅杏は感じた。
もの凄い重圧?
遠い存在?
なぜだか分からないが一瞬で脳に危険という2文字。
「・・・てめぇっ、なにもんだ」
「あたしはただのバナナ好きのギャル、提案なんだけど」
「あん?」
「あんたが勝ったらあたしは言うことを聞く、ただし」
「あたしが負けたら言うことを聞けか・・・へっ、おもしれー、いくぜっ」
「はぁーっ、やれやれ」
雨が降り出す······。
ガランッとマッスルが逃げないように付けられた鎖を解除して自由にしてやると傘を広げたナナの頬を舐めだす。
「ちょ、やめなさいよコイツ~」
「ワン」
「立てるか? 草食君」
「くーさーか、女の拳で参るオレじゃねぇよ」
「ワンッ、ワンッ」
「おおー、マッスル~ごめんよ~」
「よかったな・・・さてと」
笑顔で草加とマッスルわ見たあとボロボロになり仰向けに倒れている紅杏のところへと歩くナナ。
「満足したか、紅杏ちゃん」
「・・・うるせぇ、あんたの勝ちだ、すきにしな」
黙って左手をだすも、
「ほっとけっ、自分でたてらぁ、イテテ」
「紅杏」
「ふんっ、もう要はねえだろ、じゃあな柴希」
「まてよ紅杏」
「触んなっ」
パンパンと両手で叩き前に出るナナ。
「ほらほら紅杏ちゃんも、なじみが心配してんだから・・・あんただって草加がどういう気持ちで言ってるか一番わかってるでしょ」
暗い雰囲気のなか二人に手渡す。
「「バナナ?」」
「喧嘩を終えたあとはバナナで休憩よ······」
雨は止み太陽が顔を出すと一気に気温は上昇で木陰にて右を向く紅杏、左を向く草加、そして真ん中で美味しくバナナを食べるナナ。
「はやく要件を言ってくれよ、アムッ」
「そうね、アムッ」
草加も気になっていてバナナ食べながらも細めで見守る。
「せっかくだ、あんたらは不良卒業しろ」
「はあ?」
「フッフッフッ、これがあたしの命令、でも彼のほうはその気みたいだけどね、アムッ」
「ちっ」
「モグモグ、どうしてそんなに不良にこだわんのよ」
「あんたには関係ない」
「ワンッ」
ふむふむとまるで犬のマッスルと会話しているように見えている紅杏はまさかと疑うが、
「学校でイジメられるも大人は助けてくれなかった、苦しかったわね」
「あ、あんたどうしてそれを!」
「だから、この人にはマッスルの声が聞こえてるんだよ」
「キューン」
「そんなときに幼なじみの彼と一緒に不良になってムカつく奴を見返した」
二人の不良は地面を見つめだすと、ナナは続きを話す。
「そんな二人が徐々に変わっていくのが哀しかった」
その言葉を聞いた瞬間ナナの方を素早く振り向く紅杏と草加、
「・・・ってマッスルが言ってるわ、アムッ」
「マッスル」
「ウソよ・・・うそよ・・・マッスル」
「ワン」
マッスルの一声に嘘じゃない気がした。いい気持ちになりナナは木陰から一歩、
「あんたたちが不良になって生きててくれたから、それは良かった」
「魔法ギャル、さん」
「なら次はちゃんと卒業してまともに生きなさいな、マッスルを想うならね」
「・・・帰んのか」
「ええ、あたしを待ってる人たちがいるかね」
バシンッ、と草加の肩を叩いて、
「今度はあんたが彼女を助けてやんなさい」
「お、おう、わかってるよ」
「んじゃマッスルも、じゃね」
「ワンッ」
しっぽをふるマッスル。これ以上の言葉はいらないしプライドのある不良なら約束は破らないと二人の不良を木陰に残してナナ帰っていった······。
「どうする紅杏」
「はあ?」
「・・・わりぃっ男らしくねぇな、やめようぜ不良」
ボコッ、と腹に拳一発。
「いてっ、つ~」
「へんっ、たりめぇだろ、あの姐さんとの約束だからな」
「ワン、ワン(めでたし、めでたし)······」
「キュ~ン」
空には黒雲がちらほら、後でひと雨降りそうな天気に工場跡地に足音がして紅杏も立ち上がった。
「きたか、腰抜け」
「紅杏・・・やめようぜ、もうこんなこと」
「てめぇが突然変わったんだろうがー!」
ムカついて飛び蹴り、草加は両腕でガードするも地面に腰を打つ。
「ありゃ~、強烈な蹴りね~」
先に到着していたナナは透明になりながら隅っこで見学、
「オラッ、立てっ、あたしが根性叩き直してやらぁー!」
「ま、まってくれ、オレはお前と喧嘩する気はねえ!」
「るせぇー!」
ボカスカと殴られ蹴られる草加、唯一な幼なじみを怪我させまいと手を出さずにいた。
だがついに草加自ら紅杏の両肩を抑えて、
「くっ、離せテメェ」
「紅杏っ、もうこんなことはやめて一緒に学校行こうっ!」
今の自分が思う精一杯の気持ちを伝える。
「そしてマッスルと昔みたいに楽しく」
「るせぇって言ってんだよっ!」
コカーンッ、
草加のオリハルコンを蹴るとうなだれ始める。それでも容赦なく苦しむ草加の顔を掴み、
「言うこときかせたきゃ、あたしを殴り倒せって言ったよなぁ、すりゃマッスルだって返すって」
「あう・・・で、できるかよ・・・そんな・・・あ、あ」
「ワンッ!」
「ちょっとまった!」
「あーン? 誰だテメェ?」
「ま、魔法、ギャル・・・」
「おう、どうした? ボロボロで」
「に、逃げろ魔法ギャル、紅杏から逃げてくれ!」
「魔法ギャル・・・てめぇ、草加を飛ばしたとか言ってたギャルか」
「どうも、チョモロハ~」
ナナの挨拶も無視してポキッポキッと関節を鳴らす紅杏は戦闘態勢、
「変な事を吹き込んだらしいな」
「草加っ、あんたちゃんとマッスルのことを考えて上げてるみたいね、マッスル喜んでるわよ」
「ワンッ」
「え? あ、ああ」
「無視すんじゃねぇよぉー!」
殴りかかるもヒョイッと避けられたが、さらに何かを紅杏は感じた。
もの凄い重圧?
遠い存在?
なぜだか分からないが一瞬で脳に危険という2文字。
「・・・てめぇっ、なにもんだ」
「あたしはただのバナナ好きのギャル、提案なんだけど」
「あん?」
「あんたが勝ったらあたしは言うことを聞く、ただし」
「あたしが負けたら言うことを聞けか・・・へっ、おもしれー、いくぜっ」
「はぁーっ、やれやれ」
雨が降り出す······。
ガランッとマッスルが逃げないように付けられた鎖を解除して自由にしてやると傘を広げたナナの頬を舐めだす。
「ちょ、やめなさいよコイツ~」
「ワン」
「立てるか? 草食君」
「くーさーか、女の拳で参るオレじゃねぇよ」
「ワンッ、ワンッ」
「おおー、マッスル~ごめんよ~」
「よかったな・・・さてと」
笑顔で草加とマッスルわ見たあとボロボロになり仰向けに倒れている紅杏のところへと歩くナナ。
「満足したか、紅杏ちゃん」
「・・・うるせぇ、あんたの勝ちだ、すきにしな」
黙って左手をだすも、
「ほっとけっ、自分でたてらぁ、イテテ」
「紅杏」
「ふんっ、もう要はねえだろ、じゃあな柴希」
「まてよ紅杏」
「触んなっ」
パンパンと両手で叩き前に出るナナ。
「ほらほら紅杏ちゃんも、なじみが心配してんだから・・・あんただって草加がどういう気持ちで言ってるか一番わかってるでしょ」
暗い雰囲気のなか二人に手渡す。
「「バナナ?」」
「喧嘩を終えたあとはバナナで休憩よ······」
雨は止み太陽が顔を出すと一気に気温は上昇で木陰にて右を向く紅杏、左を向く草加、そして真ん中で美味しくバナナを食べるナナ。
「はやく要件を言ってくれよ、アムッ」
「そうね、アムッ」
草加も気になっていてバナナ食べながらも細めで見守る。
「せっかくだ、あんたらは不良卒業しろ」
「はあ?」
「フッフッフッ、これがあたしの命令、でも彼のほうはその気みたいだけどね、アムッ」
「ちっ」
「モグモグ、どうしてそんなに不良にこだわんのよ」
「あんたには関係ない」
「ワンッ」
ふむふむとまるで犬のマッスルと会話しているように見えている紅杏はまさかと疑うが、
「学校でイジメられるも大人は助けてくれなかった、苦しかったわね」
「あ、あんたどうしてそれを!」
「だから、この人にはマッスルの声が聞こえてるんだよ」
「キューン」
「そんなときに幼なじみの彼と一緒に不良になってムカつく奴を見返した」
二人の不良は地面を見つめだすと、ナナは続きを話す。
「そんな二人が徐々に変わっていくのが哀しかった」
その言葉を聞いた瞬間ナナの方を素早く振り向く紅杏と草加、
「・・・ってマッスルが言ってるわ、アムッ」
「マッスル」
「ウソよ・・・うそよ・・・マッスル」
「ワン」
マッスルの一声に嘘じゃない気がした。いい気持ちになりナナは木陰から一歩、
「あんたたちが不良になって生きててくれたから、それは良かった」
「魔法ギャル、さん」
「なら次はちゃんと卒業してまともに生きなさいな、マッスルを想うならね」
「・・・帰んのか」
「ええ、あたしを待ってる人たちがいるかね」
バシンッ、と草加の肩を叩いて、
「今度はあんたが彼女を助けてやんなさい」
「お、おう、わかってるよ」
「んじゃマッスルも、じゃね」
「ワンッ」
しっぽをふるマッスル。これ以上の言葉はいらないしプライドのある不良なら約束は破らないと二人の不良を木陰に残してナナ帰っていった······。
「どうする紅杏」
「はあ?」
「・・・わりぃっ男らしくねぇな、やめようぜ不良」
ボコッ、と腹に拳一発。
「いてっ、つ~」
「へんっ、たりめぇだろ、あの姐さんとの約束だからな」
「ワン、ワン(めでたし、めでたし)······」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
先生、ご飯です!〜幸薄な私が年下天才漫画家の胃袋を掴んでしまった件〜
あたりゆらぎ
ライト文芸
なるべく人と距離をとって生きていたいーー。
そんな願望を持つ27歳の真野風香は、クビをきっかけに人気週刊少年漫画家・早瀬ハルマ先生の職場で働くことに。
カッコいいけど超ストイックで癖ツヨな早瀬先生(21)、個性的なアシスタントさんたちとの日々は……決して楽じゃない⁉︎
超ハードな連載生活、熾烈な人気競争、裏切り、痴情のもつれーー。
先生との距離もどんどん縮まって、奥手な風香はタジタジに。
辛いこともあるけれど、最後は風香が作るおいしいご飯で丸く収まります。
これはきっとハッピーエンドの物語。

マイナーVtuberミーコの弱くてニューゲーム
下城米雪
ライト文芸
彼女は高校時代の失敗を機に十年も引きこもり続けた。
親にも見捨てられ、唯一の味方は、実の兄だけだった。
ある日、彼女は決意する。
兄を安心させるため、自分はもう大丈夫だよと伝えるため、Vtuberとして百万人のファンを集める。
強くなった後で新しい挑戦をすることが「強くてニューゲーム」なら、これは真逆の物語。これから始まるのは、逃げて逃げて逃げ続けた彼女の全く新しい挑戦──
マイナーVtuberミーコの弱くてニューゲーム。

俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話
猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。
バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。
『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか?
※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です
※カクヨム・小説家になろうでも公開しています
【6】冬の日の恋人たち【完結】
ホズミロザスケ
ライト文芸
『いずれ、キミに繋がる物語』シリーズの短編集。君彦・真綾・咲・総一郎の四人がそれぞれ主人公になります。全四章・全十七話。
・第一章『First step』(全4話)
真綾の家に遊びに行くことになった君彦は、手土産に悩む。駿河に相談し、二人で買いに行き……。
・第二章 『Be with me』(全4話)
母親の監視から離れ、初めて迎える冬。冬休みの予定に心躍らせ、アルバイトに勤しむ総一郎であったが……。
・第三章 『First christmas』(全5話)
ケーキ屋でアルバイトをしている真綾は、目の回る日々を過ごしていた。クリスマス当日、アルバイトを終え、君彦に電話をかけると……?
・第四章 『Be with you』(全4話)
1/3は総一郎の誕生日。咲は君彦・真綾とともに総一郎に内緒で誕生日会を企てるが……。
※当作品は「カクヨム」「小説家になろう」にも同時掲載しております。(過去に「エブリスタ」にも掲載)
【声劇台本】だから、お前はダメなんだ!
でんでろ3
ライト文芸
職員室で浮きまくってるE崎先生が、生徒たちのために、いろいろと奔走するコメディ声劇台本。
ちなみに、「だから、お前はダメなんだ」というのは、E崎先生がまわりの先生たちから言われている言葉であって、決して、生徒たちのことではありません。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
僕の主治医さん
鏡野ゆう
ライト文芸
研修医の北川雛子先生が担当することになったのは、救急車で運び込まれた南山裕章さんという若き外務官僚さんでした。研修医さんと救急車で運ばれてきた患者さんとの恋の小話とちょっと不思議なあひるちゃんのお話。
【本編】+【アヒル事件簿】【事件です!】
※小説家になろう、カクヨムでも公開中※
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる